< 座談会 >

師弟勝利の旗高く

 


 

 

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栄光の世界広布へ師と共に!
仏意仏勅の学会は世界へ飛翔
共に地涌の使命果たす日々を
一年の健闘たたえ合う座談会を
広布の誓願 貫く人生を
広布支える聖業に福徳は厳然
有意義な年末年始友好期間を
全同志の奮闘に心から感謝
創価三代の学会精神を永遠に

 

 

 

<61> 栄光の世界広布へ師と共に!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、清水女子部長

 清水 晴れやかな「11・18」創価学会創立86周年を、お元気な池田先生・奥さまと共に迎えることができました。全国、全世界の同志の皆さま、誠におめでとうございます。
 志賀 この86年、学会は、永遠の師匠である「三代会長」を中心に、日蓮大聖人の御遺命(ごゆいめい)である「世界広宣流布」へ、まい進してきました。
 長谷川 仏法史上の奇跡ともいえる192カ国・地域への流布は、三代会長なかんずく池田先生の不惜(ふしゃく)の闘争と、先生と心を一つにした会員同志の皆さまの尽力(じんりょく)によって成し遂げられたものです。
 原田 この時に当たり、会則に「創価学会仏」との一言を加え、より一層、学会の深い使命が明確にされました。私たちは、この誇りを胸に、師と共に、世界広布の拡大へ、さらに勇敢(ゆうかん)に団結して、挑戦してまいりたい。
 永石 その中、池田先生と奥さまが14日、「11・18」の意義を刻み、広宣流布大誓堂(だいせいどう)で勤行・唱題をされ、世界の平和・安穏(あんのん)と全同志の健康・幸福・勝利を祈念してくださいました。
 原田 さらに、懇談もしてくださり、青年部に励ましも送ってくださいました。いよいよ本年の総仕上げの時。全てを勝利で飾り、明「世界広布新時代 青年拡大の年」、そして2018年の「11・18」へ、創価の勝利の扉を、力強く開いていきましょう!

尊き仏子の大絵巻

 清水 本日17日には、小説『新・人間革命』第28巻が発売されます。
 原田 『新・人間革命』は、学会の根幹をなす「師弟」の歴史がつづられた書です。先生は、その思いを、こう記されています。
 「『新・人間革命』の執筆をわが生涯の仕事と定め、後世のために、金剛なる師弟の道の『真実』を、そして、日蓮大聖人の仰せのままに『世界広宣流布』の理想に突き進む尊き仏子(ぶっし)が織りなす栄光の大絵巻を、(ちから)の限り書きつづってゆく決意である」と。
 学会の永遠性を確立する今だからこそ、私たちは、小説『新・人間革命』から真実の師弟の道を学び、命に刻んでいきたい。
 清水 28巻には、聖教新聞2014年11月18日付から翌15年10月3日付までに掲載された「広宣譜」「大道」「革心(かくしん)」「勝利島」の章が収録されています。
 長谷川 ここには、学会歌「広布に走れ」(1978年<昭和53年>6月30日発表)などを全力で制作する池田先生の姿が描かれています。嫉妬に狂った宗門僧による理不尽な学会攻撃が続く中、皆の心を鼓舞(こぶ)するため、先生は命を削る思いで、どんどん新しい歌を作られたのです。
 志賀 第1次宗門事件を直接知らない、今の男子部世代にとっても必読です。
 清水 今も歌い継がれる女子部の白蓮グループ歌「星は光りて」や、未来部歌「正義の走者」などの誕生の歴史を学ぶこともできます。
 志賀 中日友好協会の招へいを受け、第4次訪中をされた時の文化・教育交流の模様や、周恩来総理夫人のケ穎超(とうえいちょう)氏との初めての出会いを結ぶ様子なども書かれています。
 永石 同78年10月7日の第1回離島本部(現・勝利島部)総会の模様を通し、島の繁栄と人々の幸福を願って広布の活動に励む勝利島部の友への渾身(こんしん)の励ましも、つづられています。
 原田 現在、連載中の「源流(げんりゅう)」の章が終了すると、いよいよ第30巻となります。私たちは、『新・人間革命』を通し、師弟の心を学び、心を合わせ、前進していきたい。

「手洗い」「うがい」

 長谷川 今週日曜日の「教学部任用試験(仏法入門)」に向け、先輩やリーダーの皆さんが、こまやかに受験者を激励してくださっております。誠に、ありがとうございます。
 原田 全国の皆さまの尽力により、本年は昨年を上回る申込数となりました。中でも、会友(かいゆう)の方の申し込みは、昨年の倍です。心から感謝申し上げます。
 永石 今、各地に教学研さんの喜びが広がっています。ある80代のご夫婦は今回、初めて任用試験への挑戦を決意されました。けれども、奥さまは、網膜症の影響で、読み書きに不自由されていました。
 長谷川 周囲の婦人部の方が、何とか、ご夫婦そろって、希望の哲学を学び、幸せの(かて)としてもらいたい≠ニ祈り、試験教材をカセットテープに吹き込んだそうですね。すると、夫人は「聞くだけなら」と受験を決意。婦人部の方はさらに、少しでも励みになればと、テープを1回聞くたびに桜の花びら≠貼れる、「夫婦(めおと)受験」と大書きした模造紙を届け、今、歓喜の波動が広がっていると聞いています。
 永石 先生は、任用試験の受験者への激励は、「誠実さ、真剣さ、粘り強さが求められる労作業であったであろう。そこにこそ、人材育成の王道(おうどう)があり、歓喜と充実がある。そして、創価の広宣流布運動の本流があるのだ!」と言われています。まさに、その指導のままに行動される方々に、頭が下がる思いです。
 原田 大聖人は仏法についての質問をした女性に、「三千大千世界(大宇宙)を(まり)のように蹴り上げる人よりも()(がた)く、尊い(だい)善根(ぜんこん)である」(御書1402ページ、趣意(しゅい))と仰せです。挑戦すること自体が、福徳(ふくとく)を広げゆく大善根となるのです。受験される方も、応援される方も、それを確信し、最後まで(あきら)めることなく研さんしてください。
 志賀 最後に、本年は、インフルエンザが昨年よりも早く流行する恐れがあります。
 原田 また、マイコプラズマ肺炎が過去最多の患者数を記録しています。対策の第一である「手洗い」と「うがい」の励行(れいこう)、さらにマスクの着用などで、健康第一の日々を送っていきましょう。

(2016.11.17. 聖教新聞)

 

 

<62> 仏意仏勅の学会は世界へ飛翔
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、清水女子部長

 原田 このたびの教学部任用試験(仏法入門)を無事故・大成功で実施することができました。受験者の皆さま、受験を支え、応援してくださったご家族・同志、試験の運営に当たってくださった役員をはじめ、全ての皆さまに心から御礼申し上げます。
 清水 池田先生は「受験された全員が、合否を超えて偉大な幸福の博士です。幸福博士とは、皆を幸福にできる博士です」とメッセージを寄せられました。
 原田 皆さんが、今回研さんした妙法の力用(りきゆう)を大確信し、幸福勝利の人生を歩みゆかれんことを念願してやみません。

妙法の太陽を渇仰

 志賀 28日で「(たましい)の独立」から25年。1991年(平成3年)11月、日顕宗(日蓮正宗)が、創価学会に「破門通告」なる文書を送付してきた日です。
 原田 池田先生の平和行動と学会の発展への嫉妬に狂った日顕と宗門は、恐喝事件を起こした退転者らと結託し、学会の破壊を画策。しかし、謀略は、ことごとく大失敗。正義の学会は微動だにしなかった。腐敗堕落した日顕宗には、「(そう)が上で(ぞく)が下」「坊主には絶対に従え」という時代錯誤の考えしかなかった。
 清水 御書根本の華陽(かよう)姉妹には信じられませんが、通告書には、一遍(いっぺん)の御書の御文もありませんでした。仏法に照らし、宗門が学会を破門する正当な理由などないのですから当然です。
 原田 忘れもしません。通告書が発送された翌日(11月29日)には、アフリカ大陸19カ国の大使・大使代理とANC(アフリカ民族会議)の駐日大使が、東京・千駄ヶ谷の創価国際友好会館にみえて、在東京アフリカ外交団から池田先生に「教育・文化・人道貢献賞」が贈られたのです。
 長谷川 (ころも)権威(けんい)≠ゥら解き放たれ、世界宗教として洋々たる未来へ飛翔する学会と、時代遅れの権威主義に固執する没落(ぼつらく)≠フ邪宗門。そのコントラストを象徴する出来事でした。
 志賀 日顕にはその後、1625万人が署名した、退座(たいざ)要求書≠ェ突きつけられます。
 永石 以来、創価の連帯は、池田先生のリーダーシップのもと115から192カ国・地域へと大発展。24時間365日、地球上から題目の音声(おんじょう)が途切れることのない、未曽有(みぞう)の世界広布の時代を迎えました。
 志賀 一方、信者数が全盛期の2%まで落ちた日顕宗。できる当てのない信者勧誘、無謀な登山強要、容赦ない供養収奪というノルマの「三重苦」で、末寺坊主も法華講員も疲弊(ひへい)の極致。自ら隠居する住職や、寺を離れる脱講者など、宗門に愛想を尽かす連中が後を絶たない。
 原田 仏法の因果(いんが)は厳しい。現実に日蓮大聖人の御遺命(ごゆいめい)通り、広宣流布を進めてきたのは、仏意仏勅(ぶついぶっちょく)の学会しかない。今の衰亡の姿を見れば、大聖人から破門されたのが日顕宗の方だったことは明らかだ。
 清水 識者も鋭く指摘しています。ハーバード大学のハービー・コックス名誉教授は、「SGIの歴史において最大にして最良の出来事こそ、この破門£ハ告であったのではないでしょうか。この、見方によっては不幸な出来事は、実は、最大に幸福な出来事であった、というべきなのです」と述べていますね。
 原田 こうした声は数多くあります。大聖人の仏法は、末法の全民衆を救済する、あらゆる人に開かれた世界宗教です。そのことが今、一段と認識され、「万人(ばんにん)(ほとけ)」との平等思想、「宿命を使命に」との人間革命の原理は、希望の哲学として輝きは放っています。
 永石 池田先生はつづられています。「先行きの見えない現代社会のカオスにあって、ますます妙法の太陽が渇仰(かつごう)されております。地域も世界も、我らの確信の声を待っています。我らの友情と信頼のスクラムを待っています」と。
 原田 「日蓮と同意(どうい)ならば地涌(じゆ)菩薩(ぼさつ)たらんか」(御書1360ページ)です。大聖人直結の私たちは、全員が地涌の菩薩です。師弟の誓願(せいがん)も新たに、勇気の前進を続けていきましょう。
 長谷川 また、11月30日は「儀典(ぎてん)部の日」です。創価の宗教改革の先頭を走る儀典部の皆さまの尽力に、御礼申し上げます。
 志賀 学会の「友人葬」は、仏法の本義(ほんぎ)にのっとり、大聖人、釈尊の精神にかなった最も崇高な儀式であり、真心の葬送です。
 長谷川 友人葬の担い手である儀典部の皆さまの誠実な振る舞いに、ご家族、ご親族、ご友人や地域の方々からも、信頼と感謝の声が寄せられています。
 永石 先生も、大聖人のお心を(たい)した儀典部の皆さまの献身(けんしん)を、「尊き『仏事(ぶつじ)』、まさに『(ほとけ)の仕事』」と、たたえられています。
 原田 ここであらためて、原則の確認です。学会員が友人葬に参列する時、香典は必要ありません。その場合、お清めの席への参加は控えるべきです。また、儀典部の方など導師への謝礼も要りません。
 長谷川 地域の伝統や風習もありますので、具体的には、よく相談しながら、進めていただきたい。
 原田 葬儀はあくまでも喪主(ご遺族)の意向によって執り行われるものです。リーダーは、その意向に沿い、儀典部などと協力し、こまやかな対応で、厳粛かつ、すがすがしい追善(ついぜん)としてまいりたいと思います。

巧妙な詐欺に注意

 長谷川 間もなく財務の振込期間を迎えます。学会が推進する供養、財務は全て、大聖人の御遺命である世界広布のためであり、御本仏への供養に通じます。
 永石 全ての広布部員の皆さまにとって、無事故で功徳満開の財務となるよう真剣に祈ってまいります。
 原田 この時期、悪質な詐欺未遂の事案も起きています。一般的にも詐欺の手口が巧妙化しています。皆が巻き込まれないよう、注意を喚起し、無事故の推進をお願い申し上げます。

(2016.11.22. 聖教新聞)

 

 

<63> 共に地涌の使命果たす日々を
出席者:原田会長、石黒未来本部長、飛田女性未来本部長、竹岡青年部長、黒土副未来部長(中等部長兼任)、高澤女子未来部長(女子高等部長兼任)

 原田 このたび、南アジア訪問団として、タイ、インドネシア、シンガポール、マレーシアを訪れ、無事に帰国しました。いずれの国でも、世界広布新時代を象徴する広布の伸展(しんてん)の様子を目の当たりにし、あらためて、池田先生ご夫妻が、精魂を込めて蒔いてこられた平和と幸福の妙法の種が、大きく花開いていることを実感しました。
 竹岡 どの国も青年が拡大の先頭に立っていたと伺いました。明年は「世界広布新時代 青年拡大の年」です。日本の青年部も、先生が築いてこられた世界広布の道を、さらに大きく広く開いていく決意です。

「粘り強さ」が大切

 飛田 きょう1日から「未来部勝利月間」がスタートします(23日まで)。
 石黒 受験を控えた未来部員にとって、追い込みとなる大切な時です。
 原田 受験生への応援・激励はもちろん、特に会場を提供してくださっているお宅に受験生がいる場合は、早めに切り上げたり、大きな声に注意したりするなどの配慮が必要です。
 高澤 私にも高校受験の時に経験があります。そのように創価家族の皆さんが、こまやかに気を配ってくださることに感激しました。また、「応援しているからね」と一声掛けてくださることが、どれほどの力になったことか。
 黒土 先生は、『未来対話』の中で、「『栄光』とは、『忍耐』です。自分が苦労し、苦しむことです。勉強も、一日では結果は出ない。大事なのは、『粘り強さ』です。ですから、受験生の皆さんには、『受験は、知性と忍耐の修業である』と贈りたい」と言われています。
 高澤 受験生時代の苦労は、生涯の財産になると確信します。私も、創価中学の受験に失敗し、その悔しさや挫折感を忘れなかったからこそ、猛勉強に励み、創価高校に進学することができました。
 原田 さらに先生は「受験生の一人ひとりが、ベストを尽くして、新たな希望の道を勝ち開いていけるよう、真剣に題目を送り続けています。みんな、風邪などひかないようにね。しっかり食事と睡眠をとって、努力の結果を度胸よく発揮していくんだよ!」ともエールを送ってくださっています。先生の真心を胸に、受験生の皆さんが新たな希望の道を勝ち取れることを深く祈っております。
 黒土 月間ではまた、11日の「未来部の日」を中心に、夏の各種コンクールの表彰が行われます。
 飛田 学校の勉強、部活、塾や習い事など忙しい中で挑戦をしてくれた全未来部員の健闘をたたえ、新たな前進への(かて)になるよう、温かな励ましを送っていただければと思います。
 石黒 本年は、少年少女部の「きぼう合唱祭」を開催する地域も多くあります。
 黒土 10月に東京・小平市の創価学園で行われた首都圏の集いも感動的でした。ここには、首都圏の1都3県から120以上の合唱団がエントリー。厳正な録音審査を経て選ばれた最優秀賞の10団体が歌声を披露しました。
 高澤 今回の出演団体の中で、最も遠くから参加したのが、千葉県の安房サンライズ合唱団でした。団員数は、首都圏の中で最も少ない6人。けれども、合唱祭への出演が決まって、練習にも熱がこもり、壮年・婦人部の皆さまも懸命に応援してくださいました。
 黒土 たとえ人数が少なくても、元気いっぱいの歌声を届けていこう!≠ニ決意し、全員が唱題にも挑戦して迎えた本番。その歌声は、多くの参加者の胸を打ちました。
 高澤 うれしいことに、今回の出演を機に、私も合唱団に入りたい!≠ニ声をあげる子が数多く生まれ、6人から始まった勇気の一歩が、大きな波動を広げています。
 飛田 こんな話もありました。あるメンバーが、合唱団に入って学んだことや成長したことを地元の座談会で発表したそうです。すると、それを聞いていた同じ小学校に通う児童が、「私も○○ちゃんみたいになりたい。未来部員になって成長したい。学会に入りたい!」と、お母さんに言ったそうなんです。
 石黒 聞くと、そのお母さんの入会は2年前。娘の入会は、自分の意思で≠ニ考えていたそうで、思わぬ娘の言葉に、大変に驚いていたそうです。
 竹岡 先生は、11月の本部幹部会のメッセージで、「現在に眼前(がんぜん)の証拠あらんずる人・()(きょう)()かん時は信ずる人もありやせん」(御書1045ページ)との御聖訓を引かれながら、「地涌(じゆ)の人材の素晴らしい姿こそが、皆の心を揺り動かし、最極(さいごく)の生命尊厳の法理に目を開かせていくのです」と言われました。
 原田 さらに、「広宣流布大誓堂(だいせいどう)の完成5周年への2年間、そして創立100周年へ、私たちは一人一人が、まだまだ秘められた地涌の菩薩(ぼさつ)の勇気を、智慧(ちえ)を、底力(そこぢから)を思う存分に発揮して、『この世で果たさん使命』を成就(じょうじゅ)してまいりたい」とも指導してくださっています。私たちも、未来部員と共に、秘められた地涌の菩薩の勇気と智慧を存分に発揮していきたい。

焦りと油断を排す

 竹岡 最後に、師走12月となり、何かと慌ただしい季節になります。
 原田 最近は特に、自動車事故のニュースが毎日のように報道されています。
 竹岡 事故が起きる原因の一つは「焦り」であり、一つは「油断」です。
 原田 時間に余裕をもって行動すること。そして、絶対に事故を起こさないと気を引き締めて運転することが重要です。年の瀬だからこそ無事故を心掛け、有意義な本年の総仕上げの日々を送っていきましょう。

(2016.12. 1. 聖教新聞)

 

 

<64> 一年の健闘たたえ合う座談会を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、清水女子部長

 永石 快晴に恵まれる中、「北陸総会」の意義を込めた本部幹部会が、盛大に開催されましたね。
 原田 戸田先生の故郷・北陸の地に集い合い、目覚ましい躍進を遂げる海外の同志と共に、「師弟の誓願(せいがん)」を新たにすることができました。
 長谷川 北陸2県8会場とも中継で結ばれ、約5000人が参加。北陸の同志は、青年を先頭に「ブロック1の拡大」を成し遂げ、意気天を突く勢いです。
 清水 青年部・未来部200人による大合唱、北陸の広布史を紹介する映像も本当に感動的でした。地域の発展に尽くす婦人部の方の活動体験も素晴らしかったですね。
 志賀 本年は11・28「(たましい)の独立」から25年。その直後に行われた「創価ルネサンス大勝利記念幹部会」(1991年11月30日)での池田先生のスピーチも上映されます。
 清水 全国中継行事は9日から12日(中継の会館と時間は各県・区で決定)です。皆で楽しみにして集い合いたいと思います。
 原田 池田先生は、幹部会へのメッセージでこう呼び掛けられました。
 「不二(ふに)の師弟が広宣流布を誓願して、共に唱える妙法こそ、この世で最も気高く、最も強い師子吼(ししく)なのです。それは、人々の諦めや、社会の分断をもたらす、不幸の哀音(あいおん)を打ち破る、正義と平和の(だい)音声(おんじょう)でもあります」と。
 世界の同志と共に、いやまして「誓願の題目」を轟かせ、新時代を勝ち開いてまいりたい。

「人間共和」の縮図

 永石 これから各地で、本年を締めくくり、明年へ勇んで出発する座談会が行われますね。
 原田 御書に「()とは自他(じた)(とも)に喜ぶ事なり」(761ページ)とあります。自分だけでなく、共に喜びの人生を築くことこそ、最高の喜びであると仰せです。また、「法華経(ほけきょう)功徳(くどく)はほむれば(いよいよ)功徳まさる」(1242ページ)とも仰せです。皆でこの一年の大健闘をたたえ合う座談会としてまいりたいと思います。
 永石 会場を提供してくださっている方々にも、あらためて最大の感謝の思いを伝えていきたいですね。
 長谷川 各地の座談会に、友人も多く参加され、折伏・弘教(ぐきょう)も大きく進んでいます。日本だけでなく、世界各国の座談会でも、会友や新来者が多く訪れ、座談会を契機に入会をする方々が後を絶ちません。
 志賀 アメリカの著名な仏教研究者のクラーク・ストランド氏は、座談会に参加して多くの体験談に励まされてきた学会員は、自らも困難と戦い、打ち勝つ「勇気」が出せる、と洞察していました。そして「創価学会の座談会を(じく)とした布教のあり方は、無限に拡大していける」とも語っています。
 清水 今や、「ザダンカイ」は世界共通の言葉です。長年、紛争に苦しんできた地でも、同志は平和への深き真剣な祈りを込めて、和楽(わらく)の座談会を行っています。まさに人間共和の縮図です。
 長谷川 池田先生は「大白蓮華(だいびゃくれんげ)」11月号の巻頭言(かんとうげん)で、こう語られています。
 「どんなに地味で、地道(じみち)であろうとも、毎月の座談会を積み重ねている限り、わが学会は前進する」「座談会こそ、『人間をより強くし、より()くし、より賢くする』世界宗教の真価(しんか)が発揮される広場だ」と。
 原田 「世界広布新時代の『対話の拡大』『境涯(きょうがい)の拡大』そして『青年の拡大』へ、座談会から出発しよう!」――この先生の呼び掛けを胸に、充実した座談会から、生まれ変わった決意で仲良く朗らかに前進していきましょう。

団結へ納得の討議

 永石 (みょう)「世界広布新時代 青年拡大の年」の勝利へ向けて、「地区・ブロック討議(とうぎ)」も各地で開催されていますね。
 志賀 池田先生は、語られています。「明確な目標があってこそ、自分が成長できる。その意味で、賢明な『目標』を示していくことは『慈悲(じひ)』なのである。また、慈悲であるゆえに、その人を苦しめるような無理な目標ではなく、本人が心から納得できるものでなければいけない」と。
 原田 明確な目標が心の一致を生み、綿密な協議が団結を深めます。祈り、智慧(ちえ)を出し合い、納得しながら合議する中で、信心の息吹も高まります。
 長谷川 皆で、「地区発」「自分発」の目標設定をしていきたい。それでこそ活動の自主性も育まれていきます。
 永石 拡大の目標とともに、自身や一家の「人間革命・宿命転換」の目標を明確にしていくことも大切ですね。
 原田 学会の永遠性を確立する最重要のこの時。「広宣流布大誓堂(だいせいどう)完成5周年」の2018年「11・18」へ、どこまでも信心を根本(こんぽん)に、皆で団結して、最高の祈りと作戦と行動で勝利していきましょう。
 長谷川 また、年末を迎えるに当たり、例年、確認していることですが、組織での「忘年会」や「新年会」は厳禁です。
 原田 有志であっても、嫌な思いをされる方がいます。ふとした油断や慢心が、事故や不信につながることもあります。清浄(せいじょう)な学会の組織を破壊する(いん)ともなりかねません。皆で気を付け、清新な息吹で明年を迎えてまいりましょう。

(2016.12. 8. 聖教新聞)

 

 

<65> 広布の誓願 貫く人生を
出席者:原田会長、本郷北陸長、横山北陸婦人部長、竹岡青年部長、山上北陸男子部長、折戸北陸女子部長

 原田 あらためて、大成功・大勝利の北陸総会(本部幹部会)の開催、誠におめでとうございました。
 横山 ありがとうございます。今も、北陸中に感動が広がっています。
 折戸 実は、この時期の北陸は天候が変わりやすく、雨や雪が降ることが、たびたびあります。
 横山 婦人部をはじめ、皆で総会の成功と晴天・温暖を祈りました。当日は、見事な快晴でした。
 原田 全国の同志も真心の題目を送ってくださいました。総会前日の石川・富山でのSGI交流交歓会も、全会場が快晴にめぐまれたと聞きました。立山連峰を望む圧巻の風景には、SGIメンバーからも歓声が上がったそうですね。
 本郷 はい。こうして迎えた総会に、池田先生は感動的なメッセージを贈ってくださいました。特に、冒頭、北陸初訪問に当たって、戸田先生から池田先生に託された言葉には、深い衝撃を覚えました。
 「大作、俺の生まれ故郷へ一緒に帰りたいな! 俺が行けなくても、お前が代わりに行ってきてくれ!」
 横山 SGIの同志には「私の心を心として、恩師のふるさとを訪ねてくれました」と呼び掛けられました。その言葉に、目頭を熱くするSGIの皆さまの姿を見て、私たちも心が揺さぶられました。
 山上 また、「頼もしく成長した青年部の音頭で、恩師のふるさと『世界の北陸』と、『全世界の創価家族』の大勝利の万歳をしたいと思うが、どうだろうか!」と提案してくださいました。万歳を終え、着席した際、場内の多くの方が感動と喜びの面持ちで、目頭を押さえられていたことは、生涯(しょうがい)忘れられません。
 竹岡 北陸音楽隊の演奏による少年少女部・青年部の合唱(「喜多国(きたぐに)正義合唱団」と命名)も見事でした。

蘇生と幸福の灯

 本郷 この日を目指し、北陸は、「ブロック1の拡大」と「ブロックで1人の任用試験の申込者の輩出(はいしゅつ)」を目標に前進しました。その全てを成し遂げた同志の祈りと行動が、総会の大成功として結実したのです。
 山上 男子部は、連日連夜、唱題に徹し抜き、日本一となる部3の折伏を成就することができました!
 折戸 女子部は、モバイルSTBや学会のネットCMなどを活用して懸命に対話に励み、本部1の弘教を実らせることができ、さらに部で1人以上の友人が入会を希望しています。
 本郷 任用試験の申し込み推進では、白ゆり長はもちろん、誓願長(ブロック長)の皆さまの地道な家庭訪問のおかげで、目標を達成することができました。
 原田 何より拡大目標の完遂(かんすい)は、各部一体で、最後まで諦めずに題目をあげ抜いた結果だと伺いました。まさに、「異体同心(いたいどうしん)なれば万事(ばんじ)(じょう)じ」(御書1463ページ)と仰せの通りです。
 横山 特に目を見張ったのが、数十年越しの対話が実っての入会です。
 原田 念仏王国≠ニいわれ、旧習(きゅうしゅう)深い北陸にあって、妙法の旗を掲げ、弘教拡大に挑戦していく苦労は並大抵ではありません。その中、北陸の同志は、真剣な題目を根本に、誠実な行動を貫き、地域、社会で見事に信頼を勝ち得て、弘教されてきました。
 横山 「結婚50年。夫が入会しました!」などの感動の声も相次いでいます。
 原田 池田先生の北陸初訪問から明年で60年。先生は、あらゆる機会を通し、北陸の同志を激励されています。先生がともされた蘇生と幸福の()が今、大きく広がっていますね。
 本郷 はい。先生は、この数カ月、総会を目指して奮闘する同志に、何度も何度も、伝言や励ましを送ってくださいました。皆、先生と共に戦う喜びの中で、北陸広布の新たな歴史を築くことができました。

「新時代」を開く時

 竹岡 1978年(昭和53年)の「ああ誓願の歌」をはじめ、先生は一貫して北陸に、「誓い」に生きる使命の人生の素晴らしさを教えてくださっています。
 原田 小説『新・人間革命』第28巻「大道」の章にある通り、それは北陸が、「広布の誓願」に生き抜かれた、戸田先生のご生誕の地であるからです。
 本郷 ゆえに私たちは、これからも、創価三代の会長が貫いた「広布誓願の人生」に連なり、生き抜いていく決意です。
 原田 かつて先生は、「『(ちかい)』とは、歴史をつくる『(ちから)』である。『誓』とは、暗闇を照らす『光』である。『誓』とは、邪悪を()する『(つるぎ)』である」「師弟の『誓』に生き抜く限り、恐れるものなど何もない」と教えてくださいました。「誓」こそ学会の(たましい)です。
 竹岡 先生はまた、北陸は「世界の北陸」であるとも言われています。
 原田 それは88年のことです。北陸に初めて贈られた長編詩の中で先生は、北前船や越中・富山の薬売りが、当時の「国」であった「藩」の(わく)を超えて活躍したことを通し、その「開かれた心」は、国際化時代が要請する「世界市民のひな型」であるとされ、北陸は「世界の北陸」であると呼び掛けられました。
 折戸 そして、北陸の出身者が、世界各国のSGIのリーダーとして現実に活躍している様子も教えてくださいました。
 山上 詩には、このようにも綴られています。「自発的に――/山間(やまあい)静寂(しじま)に/朗々(ろうろう)と流れゆく唱題の声/それは まさしく/世界宗教の/現在と未来の鼓動(こどう)人里(ひとざと)離れ ひなびた/合掌造りの学びの(むね)は/世界の北陸≠フ縮図だ」と。
 本郷 「世界広布新時代」は「世界の北陸」の新時代を開く時でもあります。私たちは、どこまでも師弟誓願の道を、まっしぐらに進み続けてまいります。

(2016.12.15. 聖教新聞)

 

 

<66> 広布支える聖業に福徳は厳然
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、奥村統監部長、竹岡青年部長

 原田 12月22日に、「統監(とうかん)部の日」を迎えます。ご多忙の中、(かげ)で統監作業を支えてくださっている皆さまに、あらためて心より御礼を申し上げます。
 長谷川 統監部には、長年(たずさ)わっておられるベテランの方も、多くいらっしゃいます。本当に地道な、また大切な作業です。
 奥村 先日、総宮城の区・圏統監部長会に参加し、復興の中、誠実に真剣に、「一人」のために尽くされる姿に触れ、本当に頭が下がりました。
 原田 池田先生は、統監部の同志に呼び掛けられました。
 「強盛(ごうじょう)な祈りを根本(こんぽん)に、心血を注いでくださる皆さん方の労作業あればこそ、人材の拡大があり、幸福の前進があります。地道な統監から、無限の広宣流布の価値創造が生まれます」と。統監部の方々の尽力(じんりょく)のお陰で、学会は広布の一切の戦いに勝ち進むことができます。
 奥村 統監部の淵源(えんげん)は、1952年(昭和27年)12月22日、伸展する広布の状況を正確に把握(はあく)し、さらなる飛躍を期すために設置された地方統監部にあります。
 長谷川 この年は、池田先生が指揮を執り、弘教拡大の金字塔が打ち立てられた「2月闘争」の年に当たります。その後の戸田先生の願業(がんぎょう)「75万世帯」の達成、また池田先生が第3代会長就任式で訴えられた「300万世帯」の成就(じょうじゅ)も、統監部の貢献が大きな基盤となりました。
 原田 (みょう)「世界広布新時代 青年拡大の年」は、「2月闘争」65周年、「75万世帯」達成60周年、「300万世帯」達成55周年など、幾多の節目を刻みます。明年の広布拡大にあっても、統監の取り組みが、より一層、重要になってきます。

「一人」を大切に

 奥村 宮城のある地区の同志は、統監で転入受け入れした方を訪れたそうです。その方は長年、学会活動をしていなかったのですが、決して先入観にとらわれずに訪問を重ねる中、今では、ご夫婦で座談会に参加され、活動されるようになりました。
 永石 今、各地で数多くの新入会者も誕生し、「新しい(ちから)」の育成が重要な鍵を握っています。新入会者の方が活躍していくためにも、住んでいる地域の同志とつながり、信心を育めるように取り組んでいくことが大切ですね。
 奥村 はい。人材育成という意味においても、なるべく早く、住んでいる組織に統監を送ってあげることが大事であると実感しています。
 竹岡 今年から配信されている、統監研修用のVOD「広布の(かなめ) 地区統監」も、大変に好評を博しています。
 永石 具体的でとても分かりやすい内容になっていますね。初めて統監に携わる方も、モバイルSTBでご覧ください。
 奥村 明年2月の地区統監は、定期項目に加え、新たな把握を行います。1月には、そのサポートのためのVODが配信される予定ですので、各地区でモバイルSTBにダウンロードの上、視聴していただければと思います。
 竹岡 時代の変化に伴い、ライフスタイルなども大きく変化しています。新たな広布の展開へ、的確な手を打ち続けていくためにも、現状を把握していくことがとても重要ですね。
 奥村 組織が一丸(いちがん)となって、一人一人を激励していくためにも、高齢者の方々の状況や、年代別の実態なども把握をしていくことが大事になってきます。大変にご苦労をお掛けいたしますが、何卒(なにとぞ)よろしくお願いいたします。
 長谷川 「一人」を大切に励ましていく限り、学会は発展し続けていきます。かけがえのない「一人の人生の幸福」が凝縮された統監を進めることは、そのまま世界広布の前進へとつながります。
 原田 池田先生は、統監部に語られました。
 「御本仏(ごほんぶつ)・日蓮大聖人が、全て御照覧(ごしょうらん)であられます。『陰徳陽報(いんとくようほう)』の法理(ほうり)に照らし、皆さん方と一家眷属(いっかけんぞく)生々(しょうじょう)世々、無量無辺(むりょうむへん)の福運と智慧(ちえ)に輝き渡ることは絶対に間違いありません。どうか、誉れ高き地涌(じゆ)の統監博士として、緻密(ちみつ)に精確に、そして全世界まで一念に収めゆく大ロマンに燃え、使命の遂行をよろしくお願いします」と。先生の思いを胸に、世界広布の基盤を築く、尊い聖業(せいぎょう)に取り組んでまいりましょう。

「前前の用心」こそ

 長谷川 各地で本年の掉尾(とうび)を飾る座談会や地区討議などが行われていますね。
 原田 あらためて、この一年間、広布のために会場を提供してくださった皆さま、ご家族の方々に、心より御礼を申し上げます。誠にありがとうございます。
 永石 会場提供者の皆さまは、近隣やご家族にも、こまやかな配慮を重ねながら、尽力してくださっています。ご苦労は計り知れません。決して感謝の思いを忘れず、心を尽くしていきたいと思います。
 原田 具体的には、@時間厳守A清掃、整理整頓B節電・節水C会場内・近辺は禁煙、私語を慎むD迷惑駐輪・駐車をしない――など決められたルールを守っていきたい。「地域の宝城(ほうじょう)」を皆で大切にし、信頼をさらに広げていきましょう。
 竹岡 また、全国的にインフルエンザやノロウイルスなどの感染症が猛威をふるい、「警報レベル」に達した地域も増えています。
 永石 予防に大事なのは、やはり、手洗い・うがい、マスクの使用など、日常の基本的な対策ですね。
 長谷川 当然ですが、体調が悪い時は、決して無理をせずに、休養を心掛けましょう。たとえ忙しくとも、医療機関を受診していただきたいと思います。
 原田 「小事(しょうじ)が大事」です。「前前(さきざき)用心(ようじん)」(御書1192ページ)で、信心根本に規則正しい生活を送り、健康第一の日々を勝ち取ってまいりましょう。

(2016.12.19. 聖教新聞)

 

 

<67> 有意義な年末年始友好期間を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、清水女子部長

 志賀 音楽隊の創価ルネサンスバンガードが、第44回「マーチングバンド全国大会」で「内閣総理大臣賞」を受賞し、見事、14度目の日本一≠フ栄冠に輝きました。
 清水 鼓笛隊の創価中部ブリリアンス・オブ・ピースも、第44回「バトントワーリング全国大会」で、4年連続の日本一≠ニなりました。
 原田 池田先生は、先日の各部代表者会議へのメッセージでも、本年の掉尾を飾った音楽隊・鼓笛隊の活躍をたたえられ、「全てにおいて、創価家族の見事な大勝利の一年となりました。みんなの誠実な努力と団結のおかげです」と呼び掛けてくださいました。あらためまして、本当におめでとうございます。
 長谷川 (みょう)「世界広布新時代 青年拡大の年」に向け、さらなる希望の前進を開始してまいりましょう。

広布を支える功徳

 原田 本年の財務の納金が、無事故で終了いたしました。真心の財務に取り組んでくださった全ての方々に、衷心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
 永石 御本仏(ごほんぶつ)・日蓮大聖人は、「法華経(ほけきょう)供養(くよう)する人は十方(じっぽう)仏菩薩(ぶつぼさつ)を供養する功徳(くどく)と同じきなり」(御書1316ページ)、「この功徳は父母・祖父母・乃至(ないし)無辺(むへん)衆生(しゅじょう)にも・をよぼしてん」(同1231ページ)と仰せです。
 原田 仏意仏勅(ぶついぶっちょく)和合僧(わごうそう)団であり、大聖人直結で世界広宣流布を進めている創価学会を支える功徳は無量無辺です。私たちリーダーは、同志の尊い志を最大にたたえ、福徳の花が咲き薫り、幸福境涯(きょうがい)を開いていかれるよう、さらに深く祈念してまいりましょう。
 永石 間もなく、年末年始の友好期間を迎えます。普段なかなか会えない友人や親戚と会い、一層交流を深める絶好の機会です。
 清水 年賀状などを通して、お世話になった方々に、あらためて感謝の思いも伝えていきたいですね。
 志賀 メールやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを利用して年始のあいさつをする人も増えています。誠意・真心を込めて、心と心の交流≠広げていきたいと思います。
 永石 十分に英気を養いつつ、朝晩の朗々たる勤行・唱題を根本(こんぽん)に、規則正しい生活リズムで、有意義な友好期間にしてまいりましょう。
 原田 明年の活動方針には、新たに「親戚との交流推進」が加わりました。信心をしているか否か、日頃からの行き来の有無にかかわらず、親戚とは深く強い縁があります。友好期間なども活用して、遠方の親戚との付き合いもさらに深めてまいりたい。
 清水 先生は、このようにつづられています。「私たちは、一人ひとりが、家族、親戚、友人等々、他の誰とも代わることのできない自分だけの人間関係をもっています。妙法のうえから見れば、そこが使命の本国土であり、その人たちこそが、自身の眷属(けんぞく)となります」(小説『新・人間革命』「厳護(げんご)」の章)と。
 長谷川 特に親戚は、自分自身の人間関係の中でも、大切な存在です。信頼と理解を築くためにも、私たちはどこまでも、「誠実第一」で進んでいくことが重要です。
 原田 先生は「一人が強盛(ごうじょう)な信心に立てば、一家、一族を、幸福の方向へと必ず導いていけるのが、偉大な妙法の力用(りきゆう)である」(同「常楽(じょうらく)」の章)と呼び掛けられています。自らの使命の場で、真心の交流を広げ、自他共(じたとも)の幸福の大道を開いていきましょう。

絶対無事故を皆で

 志賀 12月は、交通事故の発生件数が最も多くなる時期でもあります。
 長谷川 交通量が増え、日暮れも早いことから、慣れた道でも事故が起こりやすくなっています。また寒冷地等では、積雪や凍結などにより、道路状況も悪くなります。
 原田 帰省などで、長距離を運転する機会も増えてくるかと思います。移動計画に十分なゆとりを持ち、安全第一の運転を心掛けてまいりたい。また、少しでも疲れや眠気を感じたら休息を必ず取るようにしましょう。
 志賀 特に、高速道路を利用する際などは、事前の点検整備も必要です。制限速度を守る、適切な車間距離を保つ、といった交通安全の基本にも、徹していきたいですね。
 長谷川 当然のことですが、飲酒運転、また運転中の携帯電話の使用などの違反行為は厳禁です。
 清水 自転車の事故も大変に多いですね。交通事故全体の約2割を占めているそうです。事故が続く背景として、「自転車は車両」という意識が低いことも指摘されています。
 志賀 昨年の自転車乗用中の死亡事故では、約8割に法令違反が見られたそうです。「安全不確認」「ハンドル操作不適」「信号無視」「一時不停止」などが多くを占めています。
 永石 飛び出しや、傘差し、無灯火運転なども大変に危険ですね。
 長谷川 自転車運転の基本である「自転車安全利用五則」をあらためて確認したい。
 @自転車は、車道が原則、歩道は例外A車道は左側を通行B歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行C安全ルールを守るD子どもはヘルメットを着用、です。
 原田 「心にふかき・えうじん(用心)あるべし」(御書1176ページ)と御聖訓(ごせいくん)に仰せです。自分は大丈夫≠ニいう過信は禁物です。事故を起こさない∞事故に遭わない≠ニ強く祈り、絶対無事故の日々を過ごしてまいりましょう。

(2016.12.22. 聖教新聞)

 

 

<68> 全同志の奮闘に心から感謝
出席者:原田会長、長谷川理事長、原田光治本社代表理事、永石婦人部長、志賀男子部長、清水女子部長

 原田 この一年も、学会は、池田先生のもと、全同志の大奮闘のおかげで、全ての戦いに大勝利することができました。心から感謝申し上げます。
 長谷川 先生も、「広宣流布に走り抜いた、誉れの全同志の健闘を心から賛嘆(さんたん)したい」「御本仏(ごほんぶつ)が、どんな陰の労苦も御照覧(ごしょうらん)であられる」と言われています。
 原田 会合運営や会館警備、清掃、設営等においても、多くの方々に大変にお世話になりました。創価班、牙城会、白蓮グループ、王城会、香城(こうじょう)会、ドクター部、白樺会・白樺グループ、会館守る会、創価宝城(ほうじょう)会、サテライトグループ、設営グループをはじめ、広宣流布の活動を陰で支えてくださった全ての皆さまに、深く御礼申し上げます。
 長谷川 新聞長、儀典(ぎてん)長・儀典委員、教宣部、書籍長、文化長、統監部、未来本部長、21世紀使命会、民音推進委員、通信員の皆さまも、本当にありがとうございました。
 永石 さらに、毎日、聖教新聞を配達してくださる「無冠(むかん)の友」の皆さま、個人会場を提供してくださる皆さま、そのご家族の方々にも深く感謝いたします。
 原田 「かくれての信あれば・あらはれての徳あるなり」(御書1527ページ)です。「陰徳(いんとく)」を積む誠実な行動には必ず、偉大な「陽報(ようほう)」が輝きわたります。
 清水 ある世界的な識者の方が語っていました。「私は創価学会の皆さまに叫びたい。皆さまの一歩は、日本のみならず世界の人びとを『平和』と『安穏(あんのん)』と『幸福』へ導く一歩なのです」と。
 原田 そうした期待の声を最近よく伺います。その意味でも、私たちは、明「世界広布新時代 青年拡大の年」も、「青年」を先頭に、全員が「青年」の心で自信満々と折伏・弘教に挑み、さらに勢いよく、「青年」を拡大・育成してまいりましょう。

希望送る聖教新聞

 原田(光) 「無冠の友」の皆さまにおきましては、雨の日も雪の日も、本紙を配達してくださり、誠にありがとうございます。先月から今月にかけては、無事故啓発の集いである、支部ヒヤリハット配達員会が、各地で行われました。
 原田 SOKAチャンネルVODに追加された5番組を活用しながら、有意義な会合を行うことができました、と多くの報告をいただいています。
 永石 いよいよ本格的な冬が到来し、路面の凍結や積雪への注意も必要です。今まで以上に用心を怠らず、「無冠の友」の皆さまが日々、無事故でありますよう、真剣に祈念しております。
 原田(光) 聖教新聞は、全国、全世界の読者の熱意によって支えられている新聞です。本年、新しく生まれ変わった「セイキョウオンライン」には、現在までに、世界173カ国・地域からアクセスをいただいております。
 志賀 先日も、聖教新聞社に、読者の方から、このような電話があったと伺っています。「初めて、お電話します。私は、知人の学会員の紹介で、聖教新聞を購読して、もう15年近くになります。聖教新聞の紙面には、常に感動を覚えます。生きるための『本来の希望』を感じ、いつも楽しみにしています」と。
 清水 また、「購読者ではありませんが、たまたまテレビで見た聖教新聞のCMに感動し、連絡先を調べて電話しました。耳の不自由な少女が、図書館の司書と心を通わせる姿を見ていると、何だか胸が熱くなり、泣けてきました。こういうCMを作れること自体、その団体が、いかに素晴らしいかを物語っていると思います」との声もあったと聞きました。
 原田(光) 明年の新年号からは、池田先生の小説『新・人間革命』第30巻「大山(たいざん)」の章の連載も開始されます。世界に希望を届けるのが、聖教新聞の使命です。これからも、全読者、そして支えてくださる全ての方々と共に、聖教の発展へ力を尽くしてまいります。

書類を整理・整頓

 長谷川 さて、年末となり、各家庭や職場において、「大掃除」をする機会が多くなります。私たちも、書類やデータの整理・整頓をしっかり行いたい。
 志賀 特に、個人情報が記された書類やデータには、注意が必要です。書類であれば、シュレッダーを利用し、データであれば、ウイルス等に感染されないよう、対策ソフトなどを利用することです。
 原田 個人のプライバシーを守る観点から、情報管理の責任が厳しく問われる現代だからこそ、心していきたいと思います。
 長谷川 最後に会館の使用についてのお願いです。政府からの節電要請を踏まえ、学会では、冬季の会館における節電・省エネの取り組みを行っています。
 永石 具体的には、空調を適正に使用するため、各会場に室温計を置き、室温を管理(会合会場の目安は、室温22、23度)することなどですね。
 志賀 2点目としては、最大電力を抑制するための「半開事前運転」の実施です。また、複数の会場を同時使用する際、空調の一斉稼働を避けるため、「時差運転」(運転開始を30分以上ずらすことが望ましい)の実施もお願いしています。特に、多数の来館者がお見えになる新年勤行会での励行が大切になります。
 清水 3点目として、エネルギー使用量を抑制するために、会合終了時の空調の半分停止「終了時半開運転」などが提示されていますね。
 原田 細かいお願いとなり、恐縮ですが、皆で励行できればと思います。ともあれ、この年末も、私たちは、友の幸福を祈り、誠実な語らいに徹し、仏縁(ぶつえん)を拡大していきたい。そして、晴れやかに新年を迎えていこうではありませんか。

(2016.12.26. 聖教新聞)

 

 

<69=完> 創価三代の学会精神を永遠に
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、清水女子部長

 清水 本年も残りわずかとなりました。(みょう)「世界広布新時代 青年拡大の年」もいよいよ目前です。
 永石 池田先生は随筆でこう呼び掛けられました。
 「我らが登攀(とうはん)すべき広布の大山(たいざん)は、眼前(がんぜん)に見えている。さあ、出発しよう! わが胸に広布の誓いを燃やせば、誰もが永遠の青年だ。その本因妙(ほんいんみょう)の生命で戦おうではないか。皆で歓喜の凱歌(がいか)≠高らかに歌いながら、金色(こんじき)に染まる新たな希望の大山に向かって!」
 原田 私たち創価家族はこの「永遠の青年」の心意気で、新年勤行会から晴れやかに、満々たる勢いで出発をしてまいりたい。
 志賀 明年は、戸田先生と池田先生の師弟の出会い、池田先生の入信(にゅうしん)から70周年。また「2月闘争」65周年、「75万世帯」達成60周年、「300万世帯」達成55周年、「原水爆禁止宣言」発表から60周年など、「師弟の精神」に貫かれた意義深き佳節(かせつ)を刻みます。
 原田 特に、池田先生の入信記念日「8・24」について私が思い起こすのは、20年前の米コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジでの記念講演です。池田先生は、自らが教育に携わることになった原点に言及され、戸田先生との出会いについて語られました。
 長谷川 私も、講演を伺ったことを今も鮮明に覚えています。池田先生は、こう述懐(じゅっかい)されました。「戦後まもない、一九四七年、私は、戸田城聖(じょうせい)という傑出(けっしゅつ)した教育者に出会いました」「十九歳の私は、この人なら信じられると直感し、弟子となりました」「私自身、ほとんどの教育を、私の人生の師・戸田城聖の個人教授から受けました」と。
 原田 そして池田先生は、世界の一級の知性を前に、「今の私の九八%は、すべて、恩師より学んだものであります」と厳然と語られました。池田先生は、戸田先生の英知、情熱、人間愛を受け継ぎ、自らの実証(じっしょう)をもって、恩師の偉大さを世界に示されました。
 長谷川 師弟の大道に生き抜く時、限りない力が湧いてきます。池田先生から薫陶(くんとう)を受けてきた、私たち池田門下もまた、勝利と拡大の実証で、師匠の大恩に報いてまいりたい。
 永石 先生は先日、全国最高協議会にメッセージを寄せられ、「妙法の智水(ちすい)を受けて末代(まつだい)悪世(あくせ)枯槁(ここう)衆生(しゅじょう)に流れかよはし(たも)()智慧(ちえ)()なり」(御書1055ページ)との御聖訓(ごせいくん)(はい)し、こう呼び掛けられました。
 「我ら創価の地涌(じゆ)の師弟は、どんな時代の変化や試練に直面しようと、御本仏(ごほんぶつ)直系の初代・二代・三代の学会精神に立ち返るならば、妙法の『智慧の水』を尽きることなく流れ(かよ)わし、社会に、世界に、そして未来に、無量無辺(むりょうむへん)の幸福と平和の価値を創造していくことができる」と。
 原田 師弟こそ、仏法の根幹(こんかん)であり、人間性の極致(きょくち)です。明年の一切の勝利の原動力、そして後世に伝え残すべき精神も「創価の師弟」以外にありません。
 まずは明年の上半期、全ての戦いを勝ち越え、「8・24」を迎えたい。そして、明後年の「広宣流布大誓堂(だいせいどう)完成5周年」を必ずや荘厳(そうごん)してまいりましょう。

駅伝に真心の応援

 清水 さて、来年1月2日・3日に行われる「第93回箱根駅伝」に、創価大学駅伝部が、2年ぶり2度目となる出場をします。今から本当に楽しみですね。
 志賀 10月の予選会は、見事なチームワークにより、堂々の3位で突破。今回の本戦に向け、メンバーは真剣勝負で練習に挑んできました。
 長谷川 創大のタスキの「赤・青・金」の色には、それぞれ意味があります。赤は「情熱」、青は「冷静」、そして金は「勝利」です。
 永石 選手たちは、このタスキについて、「サポートメンバーやマネジャー、スタッフ、卒業生、さらには、全国で応援してくださっている方々の思いが詰まっています」と口をそろえて語っているそうですね。
 原田 伝統の「箱根駅伝」を目指して、各大学の選手たちが、懸命に努力を重ねてきました。私たちは全ての選手の大健闘に、真心のエールを送ってまいりましょう。
 長谷川 なお、創価大学からも具体的なお願い(本紙28日付)がありましたが、当日は、交通規制などにより混雑が予想され、また例年、厳しい冷え込みとなっております。決して無理をなさらず、テレビ等で観戦していきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。

火災を起こさない

 原田 最後に、火災の注意です。この時期は空気が乾燥し、暖房器具を使う機会も多いため、火災が発生しやすくなっています。
 永石 消防庁は「いのちを守る七つのポイント」として、三つの習慣と四つの対策を掲げていますね。
 志賀 三つの習慣は、@寝たばこは絶対やめるAストーブは燃えやすいものから離すBガスこんろ等から離れるときは必ず火を消す、です。
 清水 四つの対策は、@住宅用火災警報器を設置するA寝具、衣類及びカーテンに防炎品を使用するB住宅用消火器等を設置するC年配者などを守るため隣近所の協力体制をつくる、です。
 永石 また、被害を広げないための「初期消火」の方法については「暮らしのアンテナ」(本紙26日付)で紹介されていましたね。
 原田 自分は大丈夫≠ニの油断は断じて排して、皆で声を掛け合ってまいりたい。小事(しょうじ)の積み重ねが、大事を防ぎます。家庭、また職場などでも点検し、絶対無事故の年末年始を過ごしていきましょう。

(2016.12.29. 聖教新聞)