< 座談会 >

栄光の峰をめざして

 


 

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一対一の対話が広布の鉄則
君らこそ創立100周年の主役!
平和と人間主義の連帯は世界へ
希望のスクラムを世界へ未来へ拡大
報恩の心で広布拡大の突破口を
日々の健康管理を賢明に
希望の仏法哲理を社会へ!未来へ!
笑顔が輝く地域の灯台に!
一人を大切に 訪問・激励を
「正義の陣列」の大拡大を!

 

 

 

 

<1> 一対一の対話が広布の鉄則
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、志賀男子部長、清水女子部長

 志賀 「世界広布新時代 青年拡大の年」、おめでとうございます!
 原田 元日、そして池田先生のお誕生日である2日と、東京・信濃町の総本部は、諸天(しょてん)寿(ことほ)ぐような素晴らしい日本晴れで、多くの方が来訪されました。
 そして、日本全国、全世界の同志が、新年勤行会から新しい年を勢いよく出発することができました。
 永石  お元気な池田先生・奥さまと共に、新たな年を迎えられたことに感謝と喜びでいっぱいです。
 何より、新年号から小説『新・人間革命』第30巻「大山(たいざん)」の章の連載が開始され、毎日、先生が示してくださる指針を拝しながらスタートできること以上の喜びはありません。
 長谷川 本年は、若き日の池田先生が、恩師・戸田先生と出会って入信されてから70周年。さらに、池田先生が指揮を執り、拡大の突破口を開かれた「2月闘争」から65周年など、師弟誓願の佳節(かせつ)を幾重にも刻みます。私たちは、決意も新たに、大前進の年にしてまいりたいと思います。

行動即勝利の大道

 志賀 思えば、戸田先生は、1951年(昭和26年)5月3日の会長推戴(すいたい)式で、「私が生きている間に、75万世帯の折伏は、私の手でいたします」と烈々たる師子吼(ししく)をされ、もしも達成できなかったならば、遺骸(いがい)は品川沖に捨てよ≠ニまで語られました。
 原田 当時の会員数は、約3000人。75万世帯へは、実に250倍の拡大です。その壮大な目標に向かう方途を、戸田先生は、このように示されました。どこまでも、一対一の対話によってのみ広宣流布は成し遂げられる≠ニ。それは、牧口先生以来の広布前進の鉄則でした。
 清水 本年は、この戸田先生の願業(がんぎょう)であった75万世帯の達成から60周年となります。
 原田 また、池田先生は、青年会長として新たな前進を開始された60年(同35年)からの「2年間」が勝負と定められます。先生は当時を振り返り、「席が温まる(いとま)がない」というよりは、「席そのものがない」といっていいほど動き、道を開いたと、述懐されています。
 志賀 そして、そのまさに2年後、戸田先生の遺言であり、第3代会長の就任時に池田先生が宣言された「300万世帯」が、見事に達成されました。
 清水 本年は、この300万世帯の成就(じょうじゅ)から55周年の佳節ともなります。
 原田 一対一の対話、そして、動くことでしか道は開けない――世界広布新時代を迎えた今、そしてこれからも、拡大の方程式は永遠に不変です。池田先生が示された「信心(そく)行動」「行動即勝利」の大道(だいどう)を、私たちが受け継ぎ、実践してこそ、本年の勝利があります。
 竹岡 池田門下の私たちにとっても、広宣流布大誓堂(だいせいどう)完成5周年となる2018年までの「2年間」が勝負です。
 長谷川 何があろうと、弟子が総力で、全ての戦いに断じて勝利し、広布拡大の金字塔(きんじとう)を打ち立ててまいりたい。
 竹岡 青年部は、創価青年大会をはじめ、全国男子部幹部会や女子部のロマン総会、学生部結成60周年記念の総会など、大きな行事を迎えます。限りない期待を寄せ、薫陶(くんとう)してくださる池田先生に、必ずや、青年部は、これだけ成長しました! 強くなりました! 拡大しました!≠ニいう実証を示してまいります。
 長谷川 御書に「九界の一人を(ほとけ)になせば一切衆生(しゅじょう)(みな)仏になるべきことはり(あらわ)る」(1046ページ)とあります。自分自身の勝利、一人が示す人間革命のドラマは、万人の幸福の道しるべとなります。
 原田 まずは、自らが一人立ち、目の前の友と、幸福な人生を勝ち開いてまいりたい。そのように、一歩一歩、粘り強く弟子が実証を示すことが、先生の総仕上げの戦いに連なる不二(ふに)の道です。青年はもとより、全世代が青年の気概で、信心に徹し、励ましに徹し、拡大に徹し、洋々たる世界広布新時代を決然と開きゆこうではありませんか。
 竹岡 うれしいことに、2・3日には、創価大学の駅伝部が、新春の箱根路で見事な快走を見せてくれました。
 永石 「青年拡大の年」を飾る大健闘に、全国、全世界の同志が深く感動しています。
 原田 初出場から2年にして、総合12位の大躍進。創価のタスキをつなぎ、(ちから)の限り走り抜いた選手をはじめ、スタッフや支えられた全ての関係者の方々に、心からの拍手と感謝を送りたいと思います。本当に、ありがとうございました。
 長谷川 目標に掲げるシード権の獲得に、これからも応援し続けていきます。

皆に大きな可能性

 永石 さて、今月9日は「成人の日」です。未来を担う新成人の皆さまを、心から祝福申し上げます。
 清水 全国の各会館で記念の勤行会も開催されます。皆で最大に励ましを送っていきたいと思います。
 永石 かつて、先生は、清新の息吹にあふれる新成人の姿に、皆が、大きな可能性をもっている。この青年たちが育っていけば、未来は大きく開ける。苦労し、苦労し抜いて、忍耐力を培ってほしい。苦労なくしては、強くなれない。人の苦しみは分からない。そして、広宣流布への大情熱を、さらに、さらに燃え上がらせてほしい≠ニの期待の言葉を贈られています。
 原田 「国家であれ、団体であれ、会社であれ、また、いずれの時代にあっても、青年を育て、訓練し、後継者にしていったところが、必ず勝っている。ありとあらゆるところにおいて、これが不変の法則であり、正しい鉄則である」――私たちは、この指導を胸に刻み、「黄金の時」である「青年拡大の年」の本年、青年を育て、皆が青年の心で、自身と広布の新しい歴史を築いていきたい。

(2017. 1. 5. 聖教新聞)

 

 

<2> 君らこそ創立100周年の主役!
出席者:原田会長、永石婦人部長、志賀男子部長、清水女子部長、黒土副未来部長(中等部長兼任)、和田女子副未来部長(女子中等部長兼任)

 永石 先日の本部幹部会は、晴れやかな「青年拡大の年」の開幕を告げる、素晴らしい会合でした。
 清水 求道の心で集ったSGI各国の同志の姿に、世界同時進行で拡大しゆく創価の大連帯を実感し、私自身も前進への決意を新たにしました。まずは女子部が、全国で開催されるロマン総会で華陽(かよう)のスクラムを大きく広げてまいります。
 志賀 千葉の男子部の活動体験も大感動でした。荒れた青春時代から先輩の激励によって立ち上がり、職場で、地域で実証(じっしょう)を示し、広布のリーダーとしても率先の行動。まさに「青年拡大」の先駆(せんく)の姿に大拍手が送られていました。
 原田 幹部会へのメッセージで池田先生は呼び掛けられました。「妙法と共に、学会と共に生きるならば、誰人も絶対に正しい生命の軌道を歩みゆける。このことを、私たちは人間革命の歓喜の劇をもって、道を求める世界の若人(わこうど)へ、一段と伝え弘めていこうではありませんか!」と。
 時代は不透明な様相を(てい)しています。だからこそ、私たちは希望と正義の連帯を広げていきたい。
 清水 本当に、その通りだと思います。先生が「世界はますます深く強く仏法を求めている」と言われたように、多くの友が、私たちの勇気の声、確信の声を待っています。
 原田 総県長会議でも申し上げましたが、私たちは池田先生の、あの「二月闘争」に学びつつ、折伏・弘教(ぐきょう)を進めてまいりたい。本年の完勝を開くためにも、「師のために」「各部一体で」「一人を励ます」の3点を確認しながら日々、前進していきたい。
 志賀 「二月闘争」は、池田先生が、日蓮大聖人の御聖誕(ごせいたん)の月、戸田先生の誕生月を、報恩(ほうおん)の戦いで祝賀しようと、同志と共に築かれた弘教の金字塔です。
 原田 池田先生は、「『師と共に』戦うから、小さな自分の殻を破れる。『師のために』戦うから、本当の底力(そこぢから)が出せる」と教えてくださっています。今こそ、自身の境涯(きょうがい)の拡大、幸福の拡大、友情の拡大へ、勇気凛々(りんりん)と打って出ましょう。

すべては真剣さ

 黒土 今月15日は、中等部の結成記念日です。中等部が結成されたのは、1965年(昭和40年)の1月15日のことです。
 和田 この年の聖教新聞元日号から、小説『人間革命』の連載が開始されます。そして52年の時を経た今、小説『新・人間革命』第30巻の執筆を開始されたことを思うと、中等部員の大きな使命を感じずにはいられません。
 原田 思えば、現在の中等部員は、2030年「学会創立100周年」の時には、26〜28歳となります。まさに、青年部の中核として活躍する一人一人です。皆が師弟の精神や歴史を学び、継承していくことは、「学会の永遠性」を考えても極めて重要です。
 黒土 小説『新・人間革命』「鳳雛(ほうすう)」の章には、中等部結成の模様が描かれています。未来を担う鳳雛たちに、次々と激励の手を打たれる先生が、その真情を語る場面は私たち担当者の命に焼き付いています。
 和田 先生は、「すべては真剣さだよ。私は、二十一世紀のことを真剣に考えている。その時に、誰が広宣流布を、世界の平和を担っていくのか。誰が二十一世紀に、本当の学会の精神を伝えていくのか。それは、今の高等部、中等部のメンバーに頼むしかないじゃないか」と綴られます。
 黒土 さらに先生は、こうも教えてくださいます。「大切なのは触発だ。その触発をもたらすには、日々、命を削る思いで、成長を祈ることだ。そして、どうすれば、みんなの励みになるのか∞どうすれば、希望がもてるのか∞どうすれば、勇気が出せるのか≠、瞬間瞬間、懸命に考え続けていくことだ」と。
 和田 間もなく受験シーズンも本格化します。こまやかな配慮で、真心の応援をしてまいります。
 原田 先生は「未来ジャーナル」新年号の「未来の翼」の中で、未来部員は、「新時代の『青年拡大』の主役」と呼び掛けてくださいました。今、この時に当たり、私たちは、先生の人材育成の指導を胸に刻みながら、未来を担う宝の人材たちと接してまいりたい。

価値創造の生き方

 永石 17日で「阪神・淡路大震災」から22年となります。兵庫・大阪の会館では、「『阪神ルネサンスの日』勤行会」が行われます。
 原田 私たちも、あらためて、お亡くなりになられた全ての方々を追善(ついぜん)し、お題目を送らせていただきます。
 志賀 池田先生は綴られました。「生命は永遠です。亡き家族も、今を生きる皆様と一体です。笑顔で見守っておられると確信します」と。
 原田 兵庫・大阪の被災地の方々は、自身が災難に遭いながら、どんなに深い悲しみにも、不屈(ふくつ)の心で立ち向かい、自他共(じたとも)の幸福のために懸命に頑張ってこられました。その姿こそ、まさしく仏であり、地涌(じゆ)菩薩(ぼさつ)です。
 永石 菩薩が(おこ)す「四弘誓願(しぐせいがん)」の第一で、日蓮大聖人が「肝要(かんよう)」とされたのが「衆生(しゅじょう)無辺(むへん)誓願()」(御書846ページ)でした。つまり、「全ての衆生を生死(しょうじ)の苦しみから救済し、成仏に導こう」との誓いに生き抜くことです。
 原田 その意味において、自身の誓いのままに、人々の苦悩に寄り添い、真正面から取り組み、価値創造の生き方を示していく、私たちの使命は重大です。「人を幸福にする」ことが「自分が幸福になる」道です。いずこの地にあっても断じて負けない信心で、多くの人々に希望と勇気を送っていく活動を進めていこうではありませんか。

(2017. 1.12. 聖教新聞)

 

 

<3> 平和と人間主義の連帯は世界へ
出席者:原田会長、萩本主任副会長(東洋哲学研究所専務理事)、永石婦人部長、志賀男子部長、清水女子部長

 永石 世界各国で、「青年拡大の年」を出発する新年の集いが、晴れやかに開催されましたね。全世界の創価家族の目覚ましい前進に感動しています。
 志賀 池田先生のお誕生日の1月2日に、私自身、御本尊流布を実らせて本年をスタートすることができました。今後も全ての戦いにおいて、先頭に立って進んでいく決意です!
 原田 1月26日には「SGIの日」を迎えます。1975年のこの日、グアムに世界51カ国・地域の代表が集い、SGIが発足されました。創価の連帯は今や192カ国・地域に広がり、世界中で「人間革命の劇」が繰り広げられています。
 清水 教学研鑽(けんさん)の潮流も地球規模で拡大しています。特に象徴的なのは「(たましい)の独立」から25年の昨年、アフリカの19カ国105会場で第1回統一教学実力試験が実施されたことです。
 永石 アフリカ各国の青年リーダーたちの「ぜひ、わが国でも教学試験を行いたい」との決意から始まったそうですね。どの地にあっても新たな広布の歴史はまさに青年の熱意から開かれていくことを実感します。
 原田 アフリカにSGIの組織が全くなかった時代からは、想像もできなかった壮挙です。「21世紀はアフリカの世紀」との先生の展望は現実のものとなっています。ともあれ世界中で仏教史に燦然(さんぜん)と輝く大教学運動が展開されている。すごい時代に入っています。

草創の同志の思い

 永石 先生は「未来ジャーナル」新年号の「未来の(つばさ)」で南米ペルー広布の歴史も綴られていましたね。
 萩本 ペルーの地でも、想像もつかないほどの困難がありました。草創(そうそう)の同志は20時間、30時間とかけ、一人の友のもとを訪ね歩き、誠実に粘り強く広布の道を開拓していかれました。
 原田 世界中の創価のスクラムは、「同志一人一人が必死に祈り、動き、汗を流し、涙を拭いながら、『手づくり』で築き上げてきたものなのです。そこに、どれだけの祈りがあり、どれだけの苦難があり、どれだけの戦いがあったか」と先生は語られています。
 萩本 先生はペルーを3度訪問され、数多くの同志を最大に激励してこられました。今や、ペルーSGIは大発展を遂げ、後継(こうけい)の青年も陸続(りくぞく)と育っています。
 志賀 先生の平和・文化・教育交流のおかげで、ペルー社会のSGIへの評価・期待も大変に大きいですね。84年に先生が訪問された折には、ベラウンデ大統領と会見され、最高位の国家勲章「ペルー太陽大十字勲章」も贈られています。
 永石 官房長官として叙勲に立ち会ったマウルツァ元外務大臣が語っています。「今、青年を正しく育成できる団体は、SGI以外にありません。こんなにも素晴らしい青年たちが育っていることに、深い感銘を受けました。そのSGIの運動をリードする池田博士に連なり、前進できることに、私たちは誇りと喜びを持つべきなのです」と。
 清水 御書には「(つい)には一閻浮提(いちえんぶだい)に広宣流布せん(こと)一定(いちじょう)なるべし」(816ページ)と仰せの通り、常に地球のどこかで題目の音声(おんじょう)(とどろ)く時代を迎えました。
 原田 先生は、「自分が花を咲かせるのではなくして、妙法という平和の種をまくことに、人生をささげてくれた偉大な父たち母たちの大闘争があったことを、私は永遠に忘れません」と語られました。私たちは、この先生の思い、草創の同志の思いを胸に、いよいよ、世界宗教として飛翔してまいりましょう。

文明間対話を展開

 永石 1月27日には、「東洋哲学研究所」の創立から55周年を迎えますね。
 萩本 池田先生は、61年2月4日、仏教源流(げんりゅう)の国・インドのブッダガヤを初訪問され、東洋哲学の発信拠点の設立を構想されました。そして、翌62年1月27日、構想は東洋哲学研究所として結実します。
 原田 「法華経(ほけきょう)を中心に研究を重ね、仏法の人間主義、平和主義を世界に展開していける人材を(はぐく)む必要がある。それらをふまえ、東洋の哲学、文化、民族の研究機関を設立していきたい」――半世紀にわたる東哲の歴史は、まさに、この先生の構想のままの歩みでした。
 萩本 特に、法華経の文献学的、歴史的、思想・哲学的研究と、世界のあらゆる思想・宗教・文明との対話推進において大きな業績が成し遂げられてきました。
 志賀 昨年、仏教伝来の大恩の国♀リ国で初開催された「法華経――平和と共生のメッセージ」展には、13万6000人が来場し、大きな反響を呼びましたね。
 清水 フランス・パリのユネスコ本部でも、「仏教経典 世界の精神遺産――写本と図像で知る法華経」展が行われ、各国のユネスコ大使等も観賞し、歴史的な展示会となりました。
 原田 仏教学者が驚嘆するほどの学術的価値をもつ展示品が、世界の大衆に広く公開されています。先生の設立構想は、こうした展示会によって、一つの大きな結実をみています。
 萩本 法華経をテーマにした展示会は、これまで世界19カ国・地域で開催されています。また創価学会の委託を受けた法華経写本シリーズの刊行は「ネパール系写本」など主要3系統、16点に。そして東哲の学術交流協定は、7カ国・9の世界的研究機関と結ばれ、主な共同シンポジウムは2000年以降、10カ国・18の機関と行われています。
 原田 アルゼンチンのノーベル平和賞受賞者エスキベル博士など、各国の識者・指導者と先生との対談集も「文明間対話シリーズ」として刊行されてきました。先生の対話の積み重ねこそが、東哲の活動の何よりも大きな(いしずえ)となっています。平和の創造へ、世界を結ぶ文明間・宗教間対話センター≠ニして、東哲のさらなる展開に期待したい。

(2017. 1.16. 聖教新聞)

 

 

<4> 希望のスクラムを世界へ未来へ拡大
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、清水女子部長

 竹岡 昨年末のことです。池田先生に、アメリカ最大のカトリック系私立大学であるデポール大学から、「名誉人文学博士号」が授与されました。
 永石 1898年に創立されたデポール大学には、2014年、池田先生の教育思想を研究、探求していきたい≠ニ全米初の「池田大作教育研究所」が設立されていますね。
 清水 同大学の大学院では、池田研究を専攻する学生がいて、今後、牧口先生・戸田先生・池田先生の教育哲学に焦点を当てた修士課程のプログラムも開設されると聞いています。
 原田 すごい時代になりました。池田思想研究は今や、中国最高峰の名門・北京大学をはじめ、インド、カナダ、アルゼンチンなど世界中に広がっています。世界が、先生の思想・著作の研究を進めています。
 私たちは、この誇りを胸に、一層、研さんに励み、わが地域で対話の輪を大きく広げていきたい。
 竹岡 さて、女子部の「ロマン総会」開催の季節がやってきました。
 永石 本年で3回目の開催となりますね。池田先生の誕生月をお祝いする女子部の新しい伝統行事となったロマン総会は、創価の新春を彩る希望の集いです。
 長谷川 池田先生と奥さまも、ロマン総会の大成功を祈り、何度もエールを送ってくださっています。
 清水 先日も、先生は、「竜女(りゅうにょ)が成仏()れ一人にはあらず一切(いっさい)女人(にょにん)の成仏をあらはす」(御書223ページ)との御聖訓を引かれ、綴られました。「草加の女性は闇夜の希望の灯台だ。その笑顔は暗い世相を照らす光明(こうみょう)である。一人の聡明な女子部がいれば、パッと明るくなる。はつらつたる華陽(かよう)の乙女の語らいは、友の心に(そな)わる仏の生命を呼び覚まし、歓喜と希望のスクラムを、世界へ、未来へと広げていくのだ」と。
 このご期待にお応えするためにも、一人でも多くのメンバーと絆を結び、励ましを送り、人材の裾野(すその)を広げていく決意です。
 永石 婦人部と女子部では、本年から婦女一体の取り組みの総称を「サン?フラワー キャンペーン」としました。その初陣(ういじん)となる「ロマン総会」に、多くの女子部員が集えるよう、婦人部も全力で応援していきます。
 原田 先生は、「ある時は母娘(ははこ)≠フ如く、またある時は姉妹(しまい)≠フ如く――大事なことは、なんでも話せる、なんでも相談できる、そして励まし合っていける、希望と和楽(わらく)(その)を築いていくことだ」「この模範の婦女一体≠フ前進を地域に、そして全国・全世界に広げてこそ、広宣流布は着実に、重層的に伸展していくのだ」と教えてくださっています。
 共に行動し、共に成長する婦女一体≠フ希望の前進で、「青年拡大の年」の勝利の先駆(せんく)を開きゆくことを念願しています。

防寒対策を万全に

 長谷川 先週末にかけて、数年に一度の寒気が日本の上空に入り込み、大雪が続きました。被害に遭われた全ての方々に、深くお見舞いを申し上げます。
 原田 今後も寒波の襲来が予想されます。「無冠(むかん)の友」の皆さまをはじめ、全同志の健康と無事故を心から祈念しております。
 清水 寒さも本格化し、風邪等には注意が必要です。特に、インフルエンザが猛威を振るっています。
 竹岡 手洗い・うがいはもちろん、マスクの着用などで未然に防いでいきたいと思います。
 原田 子どもや高齢者など、免疫力の低い人がインフルエンザにかかると、「インフルエンザ脳症」や「肺炎」などの合併症を起こすこともあります。対策を怠ってはいけません。
 長谷川 また、この時期は、暖かい場所から寒い場所へ移動する際、血管が収縮して血圧が急上昇し、脳卒中や心筋梗塞などを起こす「ヒートショック」にも注意していきたい。
 永石 入浴前後やトイレに立つ時はもちろん、リビングから廊下に出る時などは、本人だけでなく、家族も見守ることが大切です。
 長谷川 シャワーのお湯を少し使って浴室を暖めておいたり、タイマーやセンサー付きの簡易暖房器具を活用したりするのもよいでしょう。
 原田 特に多宝会の皆さんは、会合の出席も無理はせず、周囲の方々も、こまやかな配慮をお願いします。たとえば、外に出る際は、肌着・手袋・ニット帽などで防寒対策をし、どうか健康第一・無事故第一で活動してください。

勝利を誓う北九州

 竹岡 最後に、北九州市議選についてです。
 清水 2017年の政治決戦の緒戦(しょせん)となる同市議選は、明20日告示、29日投票の日程で実施されます。
 竹岡 この選挙は、私たちが支援する公明党にとって、夏の東京都議選大勝利に連動する前哨戦≠ニして重要な意義を持つといわれています。
 永石 公明党は7選挙区に現職9人、新人4人を擁立し、現有11議席から2議席増の13議席獲得に向けて、総力を挙げています。
 長谷川 公明党にとって過去最高の議席数への挑戦です。その中、総定数が前回より4減という、かつてない緊迫した情勢で、小倉南区、小倉北区、戸畑区、若松区、八幡東区、八幡西区、門司区の各選挙区で激戦が必至です。
 原田 公明党が掲げる「希望がゆきわたる国」の実現へ、絶対に負けられない戦いです。議員はもちろん、家族やOBも全力で動き、支持者の期待に応えてもらいたい。そして、「日本の柱・公明党」の真価が問われる一年の緒戦を断じて勝ち抜いてもらいたい。

(2017. 1.19. 聖教新聞)

 

 

<5> 報恩の心で広布拡大の突破口を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、竹岡青年部長、清水女子部長

 清水 池田先生は本年も「SGIの日」記念提言を発表してくださいました。
 原田 「人類社会に対する渾身(こんしん)の提言」(日本ユネスコ協会連盟・米田伸次理事)等と、識者から高く評価されています。本年のタイトルは、「希望の暁鐘(ぎょうしょう) 青年の大連帯」。米ロ首脳会談を早期に開催し、緊張緩和と核軍縮の流れをつくり出すことを提唱するなど、国内外から注目されています。
 清水 毎年、新聞各紙、ラジオなどで報道され、各国のオンラインメディアでも掲載されていますね。
 長谷川 インドでは、各界の識者が出席し、SGI提言を巡るシンポジウムが活発に開催されています。
 竹岡 戸田先生の「原水爆禁止宣言」から60周年となる本年の提言で、先生は、「青年」に光を当てられました。若い世代が、自分が行動したところで何も変わらない≠ニの無力感を打ち払い、「今ここにいる自分だからこそ、果たせる使命がある」と意欲的に行動することの大切さを訴えられたのです。
 清水 私が心に刻んだのは、「課題に立ち向かう挑戦の中に分かち合う喜びがあり、希望があると信じるからこそ前に進んでいく」との指針です。SGIの平和・文化・教育の運動が、これだけ世界の広がった理由でもあると思います。
 竹岡 国連の「持続可能な開発目標(SDGs(エスディージーズ))」の実現へ、青年部も真剣に取り組んでまいります。

「一人」との語らい

 永石 いよいよ「伝統の2月」の開幕を迎えます。
 長谷川 今から65年前の「二月闘争」の時、池田先生は、24歳の青年でした。
 永石 思うように進まない広布の未来を憂慮された戸田先生の英断で、若き池田先生が、蒲田支部の支部幹事に登用されたのですね。その戸田先生の真情を、先日の随筆には「希望の突破口を開く使命を青年に託してくださった」と綴られていました。
 長谷川 周囲は年上ばかり。けれども、池田先生の真剣さに心を打たれ、多くの同志が立ち上がります。
 永石 この時、先生の胸に去来していた思いは、戸田先生の指導のおかげで、今の私たちがあり、信心に巡り合えた≠ニいう感謝でした。その恩返しのため、戸田先生の誕生の月・2月に、広宣流布の拡大の金字塔を打ち立てましょうと訴えられたのです。
 清水 御書に、「よき弟子をもつときんば師弟・仏果(ぶっか)にいたり」「師弟相違(そうい)せばなに(ごと)(なす)べからず」(900ページ)と仰せです。
 原田 広宣流布の戦いにあって、「師恩(しおん)にお答えしてみせる」「師匠に喜んでいただくのだ!」――この「師弟」という一点に徹し抜く時、いかなる壁も打ち破る力が生まれます。
 長谷川 先生は、決意を語られるだけでなく、「行動」を貫きました。立場や口先や要領で、人が動くはずがない。人を真剣にさせるものは、虚栄も気取りも捨てた、自分の真剣さ以外には絶対にない≠ニ。
 原田 最前線で奮闘するリーダーをはじめ、一人一人を励まして歩き、さらに座談会等に出席できない方々のもとにも、小まめに足を運ばれます。「一回の座談会、一軒の個人指導、一通の激励の手紙……すべてが私の主戦場と思って真剣に取り組んだ」と述懐されている通りです。
 竹岡 こうした行動の積み重ねが、それまでの広布拡大の壁を大きく打ち破る原動力となったのですね。
 原田 そうです。ゆえに私たちは、ゆめゆめ忘れてはなりません。未曽有(みぞう)の拡大も、一人と会い、共に祈り動くという、最も地道な活動からであったことを。
 先生は、「『広宣流布』は、一人の『人間革命』から始まる。決意した一人が、一人を立たせる。その一人が、さらにまた、もう一人を奮い立たせていく。勇気は勇気を呼ぶ。この『一対一』の決意の連鎖こそが、拡大の鉄則である」と教えてくださっています。

対話の模範を示す

 永石 また、二月闘争について、先生は、「学会の歴史において、これこそ、青年が大先頭に躍り出て、壮年・婦人と一体で戦い、実質的に広布拡大を牽引した初陣(ういじん)であった」と言われたことがあります。
 竹岡 学会の前進の突破口を開いた二月闘争は、「青年拡大」の原点といえるわけですね。「青年拡大の年」であり、二月闘争65周年の本年だからこそ、まず私自身が深く胸に刻み、実践してまいります。
 原田 「青年を先頭に」というのは、もちろん、「青年だけにやらせよう」とか「青年を動かそう」ということではありません。
 先輩である壮年・婦人が自ら、青年の模範となる対話拡大に挑む。青年の心意気で、青年と一緒に、拡大に挑戦する。その中でこそ、拡大のうねりが起こり、次代を担う青年も大きく成長していくのです。
 長谷川 今、この時に生まれ合わせた青年部・未来部こそ、創価学会を永遠に盤石(ばんじゃく)ならしめる、使命深き大事な人材です。壮年・婦人が先頭に立って動き、その姿をもって、後継(こうけい)の青年たちを育んでいきたい。
 原田 先生は綴られました。「私の心には今も二十四歳の青年≠フ大情熱が燃え盛っている。青年と共に、青年の心で壁を破り、広布拡大に生き抜くのが、青年学会の永遠の伝統である」と。希有(けう)の大師匠である池田先生と共に歩めることを最大の誇りとし、自らが人間革命の実証を示し、前進していきましょう。

(2017. 1.30. 聖教新聞)

 

 

<6> 日々の健康管理を賢明に
出席者:原田会長、永石婦人部長、酒井ドクター部長、石川女性ドクター部長、志賀男子部長

 永石 今、全国各地でインフルエンザが猛威を振るっています。「警報レベル」を超す地域も増え、流行のピークを迎えています。
 酒井 例年、12月から翌年3月ごろにかけて流行しますが、今季は流行入りが早く、患者が急増し、学級閉鎖なども相次いでいます。
 原田 自分は大丈夫≠ニいう油断や過信は禁物です。皆で意識を持って対策できるよう、基本的な事も含めて、確認し合いたい。

決して無理しない

 石川 典型的なインフルエンザの特徴は、高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状が、比較的急速に現れることです。また、風邪と同様に、喉の痛み、鼻汁、咳やくしゃみなどの症状も見られます。
 酒井 ここで気を付けたいのは、ほとんど発熱がなくても、インフルエンザに感染しているケースが多いということです。本人も周囲も気付かずに感染を拡大していることがあります。
 石川 少しでも症状がある場合や、体調が優れない場合は、早めに医療機関を受診し、療養することが重要です。
 永石 責任感の強い人ほど、「少しの熱では休めない」「休んだら周りに迷惑をかけてしまう」と思うかもしれませんが、体調が悪い時に休むのは、当然のことです。感染症の場合は、無理をすれば結果的に周囲にも広がってしまいます。
 酒井 もし、インフルエンザと診断された場合は、医師の指示に従い、安静にして休養をとることです。十分な睡眠をとり、水分補給も心掛けましょう。まれに肺炎や脳症などを起こして、重症化することもあるので侮ってはいけません。
 石川 感染が拡大しないよう、マスクを着用することも必要です。人混みや繁華街への外出を控え、無理して学校や職場等に行かないようにしてください。
 志賀 外出はどれくらいの期間、控えた方がいいでしょうか?
 石川 基本的には医師の診断に従うことが重要です。参考ですが、学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」を出席停止期間としています。
 酒井 インフルエンザの予防法として、最も有効なのはワクチン接種です。ただし、接種をしていても発症するケースはあります。また、一度感染した後も、他の型に感染することがあるので油断はできません。
 石川 インフルエンザの主な感染経路は、飛沫(ひまつ)感染です。感染している人の咳や、くしゃみを浴びる距離(2メートル程度)にいる人は、感染の危険性が高くなります。マスクなどで、飛沫を浴びないように対策をとることが重要です。
 酒井 流水・せっけんによる手洗いも大事です。ウイルスを物理的に除去する感染症対策の基本です。アルコール消毒も有効です。
 永石 適切な湿度を保つのも、予防に効果的と伺いました。低温・低湿度の環境下では、ウイルスの感染力が強くなるそうですね。
 石川 空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能も低下し、感染しやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50〜60%)を保つことが望ましいです。マスクも、喉の乾燥を防ぐので効果的です。
 永石 定期的に換気を行う、ぬれタオルを干す、霧吹きを使う、といった工夫もいいかもしれませんね。湿度を50%以上にすると、インフルエンザウイルスは不活化するともいわれています。
 酒井 そして何より大事なのは、体の免疫力、抵抗力を高めるために、日頃から十分な休養、バランスのとれた栄養を心掛けることです。規則正しい生活こそ、健康の基本といえます。

温度変化に要注意

 志賀 ノロウイルスも、例年を上回る勢いで流行し、集団感染などのニュースも報じられています。
 酒井 例年、11月から翌年2月に流行します。主な症状は、吐き気、嘔吐(おうと)、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。通常は、症状が1〜2日続いた後、治癒(ちゆ)します。
 石川 予防で大切なのは、調理前、食事前、トイレ後などに、せっけんで入念に手洗いをすることです。アルコールの消毒効果は十分ではありません。
 酒井 有効なワクチンはなく、対症療法のみになります。脱水症状や体力消耗を避けるため、経口補水液などで水分補給し、栄養をとることが大事です。
 原田 この時期、激しい寒暖差などで、体調を崩す方も多くいます。寒い場所に移動する際は、強く意識して、防寒対策などを心掛けることが大事ですね。
 石川 浴室やトイレ等でも、急激な温度変化による、血圧の変動が生じる恐れがあります。「ヒートショック」と呼ばれ、心筋梗塞や脳卒中などが起こりやすくなります。特に、高齢者の方が入浴中に失神を起こして、溺水(できすい)してしまうなどの事故も起きています。
 酒井 入浴の際は、次のような注意が必要です。@入浴前に脱衣所や浴室を暖めるA湯温は41度以下、漬かる時間は10分までを目安にするB浴槽から急に立ち上がらないCアルコール摂取後や食後すぐは控えるD精神安定剤・睡眠薬などの服用後は避けるE入浴前に同居者に一声掛ける。
 石川 高齢者や、高血圧・糖尿病・不整脈のある方などが、ヒートショックを起こしやすいといわれています。降圧剤を服用している方は、薬を飲み忘れると血圧が変動しますので、注意してください。
 永石 池田先生は語られています。「健康を維持するためには、平凡なようであっても、こまかい点に注意することである。生活の基本を大事にすることである」「ちょっとした心がけで、かけがえのない命を守れる場合が多々ある」と。
 原田 「心にふかき・えうじん(用心)あるべし」(御書1176ページ)と仰せの通りです。ある意味で自らが医師≠ニなり看護師≠ニなって、自身の健康を賢明に守り、使命の日々を送ってまいりましょう。

(2017. 2. 2. 聖教新聞)

 

 

<7> 希望の仏法哲理を社会へ!未来へ!
出席者:原田会長、原田光治本社代表理事、永石婦人部長、竹岡青年部長、清水女子部長

 清水 2月11日は、戸田先生の生誕日です。
 竹岡 かつて、池田先生は教えてくださいました。「宿縁(しゅくえん)深厚(じんこう)の直弟子の私と妻にとって、一年のうちで最も嬉しい日だ。この日を迎えるたびに、私の胸には、師と共に戦い抜いた一日一日が、黄金の映像となって(よみがえ)ってくる」と。
 永石 ある時、戸田先生は「わたくしが、牧口先生のことを申しあげると、止まることがなくなる」と語られたそうです。そのことを振り返りながら、池田先生は「私も、同じである。恩師のことは、何時間、いな、何日かかっても、とうてい語り尽くせない」と言われたことがあります。
 原田 これが、創価の師弟です。「師と共に」「師のために」――これが、学会精神の真髄(しんずい)です。池田先生は、師の正義と真実と偉大さを、全世界に宣揚(せんよう)されました。創価三代の広布の精神を、後世に伝え切るのが、弟子の責務です。我らは2月11日を迎えるに当たり、今一度、「弟子の姿勢」を確認してまいりたい。

民衆の幸福のため

 竹岡 16日には、日蓮大聖人の御聖誕(ごせいたん)の日を迎えます。
 清水 大聖人は、御自身の出自(しゅつじ)について、「(たみ)が子」(御書1332ページ)、「貧窮下賤(びんぐげせん)の者」(同958ページ)、「海辺(うみべ)施陀羅(せんだら)が子」(同891ページ)等、徹底して庶民の出身であることを強調されています。
 竹岡 一方で、当時の諸宗の開祖・僧たち(法然(ほうねん)親鸞(しんらん)一遍(いっぺん)道元(どうげん)など)は皆が、貴族、豪族の出身でした。
 原田(光) 出世には、貴族や豪族等の子弟であることが必須(ひっす)∞才能があっても出自が悪くては、僧侶として栄達(えいたつ)できない≠ニ言われていた時代です。
 清水 庶民の出を宣言することは、マイナスこそあれ、プラスになることなどなかったわけですね。にもかかわらず、大聖人は、庶民の出であることを誇り高く、幾度も述べられます。
 竹岡 そこに、民衆仏法の宣言ともいえる大聖人の強い御決意を感じます。民衆の中に生まれ、自らが民衆であることが最大の誇りであること。そして、「一切衆生(いっさいしゅじょう)()()()くるは(ことごと)()れ日蓮一人の苦なるべし」(同758ページ)との仰せのままに、民衆と共に歩み、その幸せを実現することが、誓願であり、使命であるとの、御本仏の大慈悲です。
 原田 大聖人の仏法は、万人(ばんにん)仏性(ぶっしょう)があることを明かし、いかなる差異をも超え、差別と憎悪(ぞうお)の連鎖を、慈愛(じあい)と対話の連帯へ転じる「皆成仏道(かいじょうぶつどう)」の世界宗教です。これこそ、人類が渇望(かつぼう)する大哲理です。
 永石 昨年、教学部任用試験(仏法入門)を受験された方の中で、この2月16日「日蓮大聖人御聖誕の日」を希望して、入会される会友の方が、全国に多くいると伺いました。
 原田 民衆の幸福のため――この大聖人の御精神は今、創価学会に着実に受け継がれています。これからも私たちは、大聖人直結の信心で、わが使命の天地から世界広宣流布を力強く前進させていきましょう。

購読推進に全力!

 原田(光) さて、日頃より、聖教新聞の購読推進に力を注いでくださり、心から感謝申し上げます。
 おかげさまで、聖教新聞社には、学会員ではない新聞購読者の方からも、多くの声をいただいています。
 永石 先日は、こんな声があったと聞きました。「数年ぶりに聖教新聞を購読して、びっくり。明るくて読み応えがあり、本当にいい新聞ですね。隅々(すみずみ)まで読んでいます。宗教を持たない人でも読みやすい」
 清水 また、「聖教新聞は勇気と希望にあふれていますね。特に、『新・人間革命』の山本会長の一言一言は、胸に迫るものがあります。本当に感動します。他の著作も読んでみたい」との感想も寄せられたそうですね。
 原田(光) こうした読者の皆さまの期待に応えるためにも、聖教新聞社の職員一同、紙面の充実に一層の力を入れています。
 また、今月、聖教新聞のPR版春季号を発行いたします。まず何より、職員の私たちから、購読の推進に力を注いでいきます。
 原田 すでに報道された通り、2019年11月18日の落成を目指し、「創価学会 世界聖教会館」が建設される予定です。
 原田(光) 同会館には、聖教新聞本社の新社屋として、機関紙・誌の編集室や、礼拝室をはじめ、配達員顕彰(けんしょう)室、展示室等が設けられ、聖教新聞を支えてくださる全ての会員・読者の皆さまが、集い合う場となります。
 永石 正面玄関には、聖教新聞創刊の原点と、聖教の使命をとどめる記念碑も設置されます。
 原田 戸田先生は、「聖教新聞を、日本中、世界中の人に読ませたい」と言われました。その(こころざし)を継ぎ、聖教新聞を世界に飛翔させたのが、池田先生です。
 原田(光) 先生は現在も、小説『新・人間革命』をはじめ、数多くの執筆を続けてくださり、「世界のセイキョウ」の発展のため、尽力をしてくださっています。
 原田 「聖教は、私の生命であり、創価学会の生命であり、仏法厳護(げんご)の生命であり、広宣流布の生命である」――これが池田先生の思いです。師弟不二の言論城である聖教新聞から、人間主義の仏法の哲理を、社会へ、世界へ、未来へと、さらに力強く発信してまいりたい。

(2017. 2. 9. 聖教新聞)

 

 

<8> 笑顔が輝く地域の灯台に!
出席者:原田会長、落合農魚光部長、奥谷農魚光部女性部長、志賀男子部長、清水女子部長

 志賀 池田先生はいつも、農業、漁業に携わる方々に最大の励ましを送ってくださっています。
 清水 第3代会長就任の時から、「豊作であるように」と祈られていることは有名な話です。
 原田 1977年(昭和52年)2月17日には、農村部(当時)の第1回勤行会に出席され、その使命を示されました。「人間の命をつなぐ食の生産に従事する農村部は、人類の生命を支え、守る、極めて重要な部である」と。
 奥谷 また、ある時は、牧口先生が日本海に臨む新潟県の荒浜の生まれであること、戸田先生が石川県の漁村に生まれ、北海道の厚田で育ったことを紹介してくださいました。
 落合 そして、私は、東京湾の海苔屋の息子である≠ニ言われながら、創価の三代は皆が、生命を育み支える海辺の農漁村の出身であり、「農魚光部の一員」であると宣言してくださったのです。
 原田 その後も、農魚光部に大切な指針を残してくださっています。たとえば、「文化の真髄は『生命を大事に育てる心』である」と言われ、ゆえに「生命を守り、一生懸命、育てている人が文化人である」とされ、農業に携わる方々こそ、「一番の文化人であり、農業を大事にする国が文化国家ではないだろうか」と強調されています。
 清水 農漁業の従事者こそ、「一番の文化人」との言葉には、国内の多くの関係者から称賛の言葉が寄せられていると伺いました。
 奥谷 ええ。現在、農魚光部では、池田先生の農業・漁業への提言や指針をまとめた指導集『希望の新時代は我らの農漁村から』(本社刊)の研さんの輪を拡大する運動に取り組んでいます。
 落合 あるJAの総会では、会長自ら、指導集を読んで、感動した部分を長文にわたって引用し、スピーチされていました。
 原田 また、ある地域では、「素晴らしい指針が、ちりばめられていますね。ここまで農漁村を大切にしてくださる方はいません」と、指導集への感想を寄せる来賓もいたそうですね。

原点の日から40年

 落合 「農魚光部の日」の原点である2月17日の勤行会から40周年を迎えます。小さな流れから始まった農魚光部は今、多くの方から注目されるグループとなりました。
 奥谷 ひとえに池田先生の(たび)重なる激励のおかげです。そして、先生の指針を胸に、歯を食いしばって努力を重ねてきた同志がいたからこそです。
 原田 「地域の灯台」と輝く農魚光部の皆さんが、ひときわ力を入れている活動が、「体験主張大会」ですね。各地の村や町で、信仰を根本に、あらゆる苦難をはねのけ、生き生きと農漁業に従事し、実証(じっしょう)を示してきたメンバーの姿に、喝采(かっさい)が送られています。
 奥谷 農漁村ルネサンス体験主張大会も毎年開催し、本年は21回目となります。今年は、2月17日〜3月31日の期間中、SOKAチャンネルVODが利用できる会館等で視聴が可能となっています。
 原田 今や、体験主張大会は、地域の恒例行事となり、毎年の参加を楽しみにしている友人や来賓も多くいますね。
 清水 今年は、約10年ぶりに女子部員が登壇しました。園芸高校の出身で、農園に就職し、100種類を超える野菜の栽培に挑戦。農ガール≠ニして、働く喜びを語っています。

女性の活躍が光る

 落合 全国に女性部長が誕生して3年。女性農魚光部の皆さまの輝きが、一段と増しています。中でも、見ず知らずの土地に嫁いで、しかも、農家や漁業関係者の嫁として、仕事や家事・育児に奮闘する方々の並々ならない苦労を聞くにつけ、頭が下がる思いでいっぱいです。
 奥谷 三重県に住む、ある婦人部員は、「何もしなくていいよ」と言われ、酪農家の夫と結婚したそうです。けれども、朝早くから一日も休むことなく働く夫や、ご両親の姿を見て、仕事を手伝うように。当初は、分からないことだらけで苦労の連続でした。
 その中でも、題目をあげながら、必死に仕事を覚え、努力を重ねた結果、今では「地域の灯台」として輝く一家に。創価大学に進学した長男も、後継者として成長しています。
 志賀 池田先生と対談集を編んだ、世界的に有名なインドの農学者・スワミナサン博士は「農民が不幸な国は、どんな国民も幸福ではありません。農民の幸せな笑顔が、その国の幸福を決める」と述べています。
 原田 農業従事者の幸せな笑顔が、その国の幸福度を決める。何と示唆(しさ)深い指摘でしょうか。日蓮大聖人は、「(たみ)のほねをくだける白米(はくまい)」(御書1390ページ)――民の骨を砕いて作った、尊い労苦の結晶の白米、と言われました。
 また、「白米は白米にはあらず・すなはち命なり」(同1597ページ)――この白米は白米ではありません。一番大切な命そのものです、とも仰せです。大聖人は、「食」を育む農漁業を心から大事にされていたのです。
 落合 台風、冷害、干ばつ、感染症など、自然との戦いに終わりはありません。だからこそ私たちは、日々、平穏な気候であり、災害がないよう祈るとともに、地域に希望の光を送る灯台になれるよう、英知を結集してまいります。
 志賀 農魚光部の青年委員会は昨年、全国の各方面に新委員長が誕生し、新たな決意で出発しています。各地域で青年の連帯を拡大し、希望の新時代を開いていく決意です。

(2017. 2.16. 聖教新聞)

 

 

<9> 一人を大切に 訪問・激励を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、清水女子部長

 永石 今、日本中、世界中で、新入会の方々や、教学試験を契機に立ち上がった方々が、目覚ましい活躍をされていますね。新しい(ちから)≠ェ新しい拡大≠フ原動力になっていると実感します。
 志賀 男子部でも、各地で新たな創価班・牙城会大学校生が陸続(りくぞく)と誕生し、拡大の先頭に立って奮闘しています。
 清水 全国各地でロマン総会を大成功で開催することができ、女子部でも、華陽(かよう)姉妹の新たなスクラムが大きく広がっています。

万人が仏≠フ精神

 原田 思えば、あの「二月闘争」で活躍したのも、入会まもない同志をはじめ、「新しい力」でした。
 池田先生はこう述懐されています。「『新しい人』『新しい力』による『新しい対話』が、爆発的に広がった。まさに地涌(じゆ)底力(そこぢから)によって、壁は破られ、『新しい歴史』の扉が開かれたのである」と。
 長谷川 先生は、どこまでも「新しい人」の可能性を信じ、自ら広布の最前線に飛び込んで、一人一人に励ましを送られました。「新しい人」を見つけ、育て、「新しい力」を結集したところが発展する――これが、いつの時代も変わらない「勝利の方程式」です。
 原田 そして先生は、一人一人の「功徳(くどく)の体験」「苦悩を乗り越えた実証(じっしょう)」を大切にされました。広布の戦いの中で、功徳の花が大きく開き、その歓喜の波動が、さらに皆に確信と力を与えたのです。私たちも、「全員を勝利者に」との思いで訪問・激励に徹していきたい。
 志賀 私自身、会合等で全国各地を訪れる際も、何とか時間をつくって、「一対一」の激励ができるように心掛けています。
 清水 各地の女子部のロマン総会でも、「一対一」の対話、婦女一体≠フ励ましが、大結集につながりました。
 永石 仕事や体調などの理由で、思うように会合に参加できない方もいらっしゃいます。そうしたお一人お一人に、こまやかに心を配り、こちらから足を運んで声を掛け、心を通わせていくことが大切ですね。
 長谷川 友を思う誠実な声、真剣な声が、一人を勇気づけ、そこから新たな希望のスクラムが広がります。真心を込めて、一軒一軒訪れ、一人一人とじっくりと対話する。この地道な訪問・激励によって、今日の世界広布の大潮流は生まれました。
 原田 小説『新・人間革命』「大山(たいざん)」の章では、障魔(しょうま)の嵐の中、家庭訪問や個人指導を大切にされた真情が綴られています。
 「何があろうと、いかなる立場になろうと、私は尊き学会員を励まし続ける。庶民と共にどこまでも歩み続ける」「一人の人を大切にし、守り励ますことも、世界平和の建設も、同じ原点をもつ。万人(ばんにん)が等しく『(ほとけ)』であるとの、仏法の哲理(てつり)慈悲(じひ)から生じる実践にほかならないからだ」と。
 この峻厳(しゅんげん)な精神を胸に、私たちは、新たな広布の扉を開いていきたい。

「師子王の心」こそ

 永石 「教学の日」に当たる26・27日には、各地で「御書講義」が行われます。今回、研鑽(けんさん)するのは「佐渡御書」です。
 志賀 日蓮大聖人は、佐渡流罪の法難の中にあって、厳然(げんぜん)と叫ばれました。
 「悪王の正法を(やぶ)るに邪法の僧等が方人(かたうど)をなして智者を失はん時は師子王の(ごと)くなる心をもてる者必ず仏になるべし例せば日蓮が如し」(御書957ページ)と。
 長谷川 いかなる苦難の嵐が立ちはだかろうと、「師子王の心」を持って一人立つ。この負けじ魂の勇者こそが、「必ず仏になるべし」との御断言です。
 原田 池田先生は、「『佐渡御書』は、いわば『創価学会の御書』と申し上げても、過言(かごん)ではありません」と語られています。「大聖人が、燃え上がる正義の炎で綴り(のこ)され、弟子たちの心に打ち込まれたこの御書を、学会の三代の師弟は不惜身命(ふしゃくしんみょう)の信心で、色読(しきどく)してきたからです」と。
 長谷川 恩師・戸田先生の会長就任の直前にも、池田先生は「佐渡御書」をあらためて(はい)し、日記に御文を綴られています。そして、「私にとって、『佐渡御書』とは、恩師とともに拝して逆境(ぎゃっきょう)を乗り越えた『師弟勝利の御書』」と述懐(じゅっかい)されています。
 原田 「偉大な師弟の道を、師子王の心で語り抜いていく、一対一の正義の対話。ここに『佐渡御書』の実践があります」とも先生は語られています。御書講義では、この「師子王の心」を拝し、新たな前進を誓い合う場にしていきたいと思います。

世界中で仏法研鑽

 清水 本年は、御書発刊から65周年の佳節(かせつ)でもあります。今や世界中で御書を研鑽(けんさん)する時代を迎えました。御書の翻訳(ほんやく)・出版は、英語、中国語、スペイン語、韓国語、フランス語、ドイツ語など、10言語以上に及んでいます。
 永石 先日も、「欧州(おうしゅう)教学研修会」や「北米・オセアニア教学研修会」が行われましたね。今日の世界192カ国・地域に広がった創価の連帯は、御書根本の実践によって築かれたものです。
 原田 池田先生は語られています。「御書を拝せば聡明になる。心が美しくなる。その一文字一文字は、大聖人の師子吼(ししく)であられる。無限の勇気と慈悲が込められている。毎日、一文でも、一節でもいい。声に出して拝読し、生命に刻みつけていくことだ」と。学会の教学は、実践の教学です。私たちは日々、活動の中で御書を拝しながら、自身の境涯(きょうがい)を大きく開き、前進してまいりたい。

(2017. 2.20. 聖教新聞)

 

 

<10> 「正義の陣列」の大拡大を!
出席者:原田会長、永石婦人部長、竹岡青年部長、板子学生部長、横井女子学生部長

 竹岡 次代のリーダーへ成長を期す学生部は本年、結成から60周年の佳節(かせつ)を迎えます。「学生部、ここにあり」との旗を打ち立てるべく、弘教(ぐきょう)と人材育成による「正義の陣列(じんれつ)」の大拡大に挑戦しています。
 永石 池田先生は常々(つねづね)、学生部は「学会の先駆(せんく)である」と教えてくださっています。
 原田 2018年11月18日「広宣流布大誓堂(だいせいどう)」完成5周年へ、「学会の永遠性を確立するのは、まさに今この時だ。これが私の総仕上げの闘争である」との先生の指針の実現へ、先駆を切るのが学生部です。
 横井 その誓いのもと、女子学生部では、この2月に結成記念の大会を開催し、3月にも「全国女子学生部大会」を行います。
 板子 男子学生部では、3月の「全国学生部総会」を目指し、「今まで生きて()りつるは()の事にあはん(ため)なりけり」(御書1451ページ)との精神で、弘教・拡大に励んでいます。
 竹岡 中でも、先頭を走っているのが、岡山県の学生部ですね。
 板子 ええ。岡山では毎月、「SOKAチャンネル モバイルSTB」を活用した折伏座談会≠開催しています。その結果、昨年は部平均で4人以上の会友(かいゆう)が、任用試験を受験。そのうち、半数以上の方が入会を果たしています。
 永石 「青年を触発(しょくはつ)し、覚醒していく(ちから)となるのは同じ青年である」と先生が言われる通りの拡大を成し遂げているのですね。
 板子 私が伺った集いには、3人の友人が参加していました。年齢も職業もバラバラの3人でしたが、対話を深めていく中で、全員が入会を希望されました。
 横井 ある識者が、現代を「誰も答えを持ち合わせていない社会」と表現していました。そんな時代だからこそ、人生の羅針盤となる確かな哲学が、求められているのだと思います。
 板子 3人の方が仏法の思想に共感を示す姿に、先生が言われていた「世界はますます深く強く仏法を求めている」ことを実感しています。
 原田 御聖訓に「此の経の広宣流布することは普賢菩薩(ふげんぼさつ)守護(しゅご)なるべきなり」(同780ページ)とあります。「(あまね)(かしこ)い」智慧(ちえ)の力こそ、広宣流布の原動力です。まさに、戦う知性の学生部のことです。みずみずしい行動力を兼ね備えた学生部の使命は大きい。どうか、学びに学び、自らを鍛え、変革の闘士へと成長していってもらいたい。
 横井 はい。女子学生部は、池田華陽会の先頭に立ち、行学(ぎょうがく)二道(にどう)に挑戦していきます。
 板子 3月には、待望の新指導集も完成します。真剣に学び、勇敢(ゆうかん)に正義を語り、新たな時代を開きゆく決意です。

「美・利・善」の仕事

 竹岡 ここで、「進学者カード」記入についてのお願いです。学生部では現在、新入生がスムーズに活動に取り組めるよう、「進学者カード」の記入をお願いしています。
 板子 大学や短期大学、専門学校などへの進学が決定した高校3年生や浪人生の家族か本人が記入し、提出していただくものです。
 原田 全員が広布の人材へ成長できるよう、学生部が全力で励ましを送っていきますので、協力のほど、よろしくお願い致します。
 竹岡 一方、これから、2018年春に卒業予定の大学生らを対象とする就職活動が解禁されます。
 永石 3月から会社説明会が、6月から試験・面接が始まりますね。
 竹岡 皆が学生部員の勝利を祈っています。努力の成果を存分に発揮し、悔いなく挑戦をしてください。
 原田 戸田先生は、「()()(ぜん)」つまり、「好き」(美)で、「得であり、収入があり」(利)、「人の役に立ち、社会に貢献できる」(善)、この三つがそろった仕事が最高の仕事であると言われています。
 もちろん、希望通りの進路とはならないかもしれません。けれども、嫌な仕事から逃げず、御本尊に祈りながら努力していくうちに、必ず最後には、自分にとって理想の仕事に到着する。苦労した経験が、全て貴重な財産として生きる。これが戸田先生の結論でした。皆さんの健闘を心から祈り、応援しています。

菩薩の精神を希求

 永石 ところで、2月24日は、池田先生とアメリカのポーリング博士との初会見から30周年となります。
 横井 博士は史上唯一(ゆいいつ)、単独で二つのノーベル賞(化学賞と平和賞)を受賞した「現代化学の父」と呼ばれる方です。学生部は、こうした世界の知性と、池田先生との対話をしっかり学んでいきます。
 原田 会見の中で博士が「世界平和を達成するために大変な努力をされている方とお会いできたのを喜んでおります。その努力が実るよう私にできることは、なんでも喜んで協力させていただきます」と、語られていたのが印象的でした。
 永石 1993年、クレアモント・マッケナ大学での池田先生の講演の際も、仏法の哲理に共感し、「私たちは十界論のうちの『ナンバー・ナイン』、つまり菩薩(ぼさつ)の精神に立って行動するよう努力するべきです」とコメントされましたね。
 原田 自分のため≠セけでなく、人のため≠ノ生きてこそ、人類はよりよい未来を開いていける。これは、混迷する現代において、必要な精神ではないでしょうか。
 永石 お二人の語らいは、対談集『「生命の世紀」への探求』として結実し、現在はVODにも収録されています。ぜひとも、ご覧いただければと思います。

(2017. 2.23. 聖教新聞)