< 座談会 >

師弟誓願の大行進

 


 

 

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限界突破の挑戦は生涯の宝
華陽姉妹の絆は創価の希望
近隣友好で自他共の幸せ創造
創価の勝利へ誓い新たに!

 

 

 

<71> 限界突破の挑戦は生涯の宝
出席者:原田会長、志賀男子部長、中原大学校事務局長、大沼東北男子部長、足立関西男子部長

 中原 過日の「全日本吹奏楽コンクール」で、創価大学パイオニア吹奏楽団、音楽隊の創価グロリア吹奏楽団、関西吹奏楽団が、それぞれの部門で「金賞」に輝き、見事に「日本一」の栄誉を勝ち取りました!
 原田 全員が、創価の青年らしく、努力を重ね、つかんだ栄冠です。本当に、おめでとうございます。
 志賀 私たちも、池田先生の期待に応える弟子として、それぞれの使命の舞台で、大きく成長を遂げていく決意です。

新・人間革命世代

 大沼 11月5日は「男子部の日」です。その淵源(えんげん)については、小説『新・人間革命』第5巻「勝利」の章に詳しく記されています。
 足立 戸田先生が示された「国士(こくし)10万」を達成し、1961年(昭和36年)のこの日、男子部総会が開催されました。
 志賀 若き弟子・池田先生が、師匠(ししょう)・戸田先生の構想を実現したのが、「男子部の日」です。11月2日には、「創価班の日」も迎えます。本年、男子部は「3万の折伏(しゃくぶく)」を達成しました。さらに、次代を担う男子部大学校1期生の育成にも総力を挙げています。
 中原 男子部大学校では現在、自らの限界の壁≠破り、さらなる対話拡大に挑戦する、記念期間「ブレイク・リミット(限界突破)11・18」(11月18日まで)をばく進しています。
 原田 学会の未来は、後継(こうけい)の青年で決まります。男子部大学校1期生から、後継(こうけい)のリーダーが躍り出ることは間違いありません。本年3月、小説『新・人間革命』の最終章「誓願(せいがん)」が開始された頃に入校し、完結を迎えた9月に大学校生大会を開催した1期生の使命は計り知れないのです。
 志賀 私は、1期生こそ、使命ある新・人間革命世代≠フ旗頭(はたがしら)であり、「師弟の一書」を誰よりも研さんし、血肉(ちにく)にしていってもらいたいと訴えています。
 中原 私は、折伏(しゃくぶく)を通し、ともどもに自身の限界を突破したいと思っています。折伏(しゃくぶく)には、勇気が必要です。挑戦した分、自身の(から)を破ることができ、成長できます。私自身も折伏(しゃくぶく)の実戦で苦労した分、強くなれたと胸を張って言えます。
 原田 「南無妙法蓮華経と(われ)(とな)()をも(すすめ)んのみこそ今生(こんじょう)人界の思出(おもいで)」(御書467ページ)です。池田先生は、「折伏(しゃくぶく)は、できても、できなくても(ほが)らかにやりなさい。皆に最高の希望と勇気を送る対話なのだから」と言われています。自他共の成長へ、(ほが)らかに、限界突破の折伏(しゃくぶく)にチャレンジしていただきたい。

勝利の全国男幹

 志賀 先日の埼玉での全国男子部幹部会のテーマは、「さあ、ここからだ!!」でした。まさに、その通りに、各地の大学校生は挑戦の日々を送っています。
 中原 群馬・高崎勇勝県のある大学校生は、埼玉での全国男幹≠ノ参加した、その足で、県男子部長と一緒に、神奈川・横浜の友人のもとへ、最後は、育成の責任者である勝利長≠熏流し、充実の対話をすることができました。
 原田 今、各地で創価青年大会が行われています。参加した来賓の方々からも「ここに希望の未来を見た」などの称賛(しょうさん)の声が届いています。今月と来月に全国男幹≠控える、京都と東北でも、大学校生を先頭に、弘教(ぐきょう)の熱が最高潮に達していると聞いています。
 足立 はい。昨年9月に入会した、京都のあるメンバーは本年、大学校に入校し、すぐに大学校の実践項目「勇気の折伏(しゃくぶく)」に挑戦。4・7・8月に弘教(ぐきょう)を結実させ、大きく成長し、さらなる対話にも励んでいます。
 中原 同じく京都のメンバーは、昨年、大学校で成長を遂げた兄の姿を見て、本年、大学校生に。先輩の激励を受ける中、友の幸福を祈りに祈り、2人に御本尊流布を達成しました。
 志賀 京都では、総京都男子部長をはじめ、多くのリーダーが折伏(しゃくぶく)を実らせています。大学校生の育成を担当するメンバーも、弘教(ぐきょう)に率先する背中≠ナ後輩に勇気を送ろうと、相次いで折伏(しゃくぶく)を結実させています。
 足立 京都は本年、「京都革命」との指針を頂いて20年の節目を迎えます。京都で誕生した「威風堂々(いふうどうどう)の歌」に込められた「折伏(しゃくぶく)精神」「破邪顕正(はじゃけんせい)(たましい)」を継承(けいしょう)するべく、今、京都の友は大拡大に挑んでいます。開催地・京都を先頭に、関西男子部が一丸となり、「日本一の拡大」で、全国男幹≠迎えます。
 大沼 東北では、世界の友との「青年友好総会」の意義を込め、全国男幹≠開催します。日本一の弘教(ぐきょう)・拡大と、大学校生の折伏(しゃくぶく)に挑み、さらに、本年を上回る大学校2期生の輩出(はいしゅつ)にも取り組んでいます。
 原田 壮年・婦人部も共に戦おうと、東北家族ビクトリー勤行会が各地で開かれていますね。折伏(しゃくぶく)に取り組む青年部の情報を共有し、祈り、励ましを送る場であると聞きました。その中から、職場や地域で、見事な実証を示すメンバーも誕生していますね。
 大沼 はい。また、総福島では、大学校生や、初めての折伏(しゃくぶく)に挑戦するメンバーを「ルーキーズ」と呼び、壮年・婦人部の応援の中、現在までに、6割の大学校生が折伏(しゃくぶく)に挑み、さらに、初めて弘教(ぐきょう)を実らせた友も多く誕生しています。
 志賀 第3宮城総県では、総県男子部長を先頭に、師弟誓願(せいがん)の題目闘争に挑戦し、総県男子部長や書記長らのリーダーが弘教(ぐきょう)を結実。その姿に触発(しょくはつ)を受け、大学校生の半数が、御本尊流布や入会決意などの結果を出しています。新入会者の中から早速(さっそく)、来期の大学校に志願するメンバーも生まれ、共に活動に励む中で、さらなる拡大の息吹(いぶき)が広がっています。
 原田 「誠実に」「粘り強く」「団結して」――これが折伏(しゃくぶく)実践の王道です。「中核の青年がいれば、いな、一人の本物の弟子がいれば、広宣流布は断じてできる」との指導を胸に、男子部がさらに飛躍(ひやく)することを祈っています。

(2018.11. 1. 聖教新聞)

 

 

<72> 華陽姉妹の絆は創価の希望
出席者:原田会長、永石婦人部長、大串女子部長、千尋書記長、山口白蓮グループ委員長、栗原教学部長

 原田 今、世界同時進行で広布の潮流(ちょうりゅう)が勢いよく広がっています。どの地にあっても、希望の存在として輝くのが、仲良く朗らかに幸福勝利の青春を歩む女子部員の皆さんです。
 大串 池田先生は、このたびの新出発に当たり、女子部を「勇気の旭日(きょくじつ)」「励ましの旭日(きょくじつ)」と、たたえてくださいました。先生の期待にお応えするため、11・12「女子部の日」に向け、皆が、喜び勇んで折伏(しゃくぶく)に挑戦しています。
 千尋 先日、中部で池田華陽会(かようかい)大会が行われました。婦人部の方々にも支え励ましていただき、訪問・激励に取り組んだ結果、これまでにない友が集うことができました。女子部の会合に初参加するメンバーも多くいたそうです。
 大串 中部女子部では今、一人が10人の友に希望を贈る対話≠ノ挑戦しています。ある岐阜のメンバーは、友の悩みに寄り添う中、御本尊流布を。今回、その友人と一緒に大会に参加することができました。自身も仕事の面で、大きな功徳をつかんだ体験を語っていました。初めての折伏(しゃくぶく)に挑戦できたメンバーも多く、拡大の歓喜(かんき)に満ちあふれた大会になりました。
 永石 一人一人の笑顔が目に浮かぶようです。広布に走れば、心は何倍も大きく、豊かになります。女子部時代は幸福な人生の土台を築く、大切な時です。私たち婦人部も、できることは何でも応援させていただきます。

皆が幸福の一番星

 千尋 女子部の中でも、拡大の先頭を走っているのは各地の白蓮(びゃくれん)グループのメンバーです。
 山口 誕生から40周年のグループ歌「星は光りて」を歌いながら、広宣流布大誓堂(だいせいどう)完成5周年の11・18に向け、「セレブレイト(祝賀)期間」を躍進(やくしん)しています。
 永石 日々、仕事と両立しながら会合の役員に、友の激励にまい進する姿に、地域の同志も元気をいただいています。
 山口 東京のあるメンバーは白蓮(びゃくれん)姉妹≠フ励ましに触れ、折伏(しゃくぶく)を決意。いとこへの対話を重ねてきました。学会の集いに共に参加したいとこは、同世代の人たちが信仰の喜びを生き生きと話す姿に感動。先日、晴れて、入会されました。
 原田 池田先生はかつて、白蓮(びゃくれん)グループに対し、「『法のため』『人のため』に尽くしゆく日々は、無上の『心の(たから)』を積んでいるのだ」と教えてくださいました。どうか、皆さんはともどもに最高に価値ある青春を歩んでください。
 山口 いつも、真心の励ましを送ってくださる先生に、ただただ感謝の思いでいっぱいです。これからも先駆(せんく)白蓮(びゃくれん)≠合言葉に皆が幸福と勝利の一番星として輝いていく決意です。
 原田 「女子部の日」に向けた、「池田華陽会(かようかい)御書30編」の読了運動にも皆で挑戦していますね。
 栗原 今、女子部は教学研さんの喜びに(あふ)れています。メンバーとの懇談の際には御書を拝して励ます、会合の中でも必ず御書をひもとくなど、リーダー率先の積み重ねの結果です。
 大串 「研さんを通してメンバーが成長していく姿に感動の連続です!」と語るリーダーも多くいます。
 栗原 四国に、最愛のお母さまを亡くされた華陽リーダーがいます。そんな時、圏女子部長からの激励を受け、共に御書の研さんに挑戦。日蓮大聖人の御確信、また寄り添ってくれる先輩の温かさに触れ、少しずつ明るさを取り戻すことができました。今度は、自分が信心の喜びを語ろうと、友人を折伏。その友は今、座談会や女子部の集いへの参加を重ねています。
 原田 「女子部は教学で立て」との指針(ししん)通りの、御書根本の蘇生(そせい)のドラマですね。今、皆さんが世界一の生命哲学を(たも)ち、(ひろ)めていることがどれほど尊いか。
 栗原 私自身も、学生時代に先輩から激励を受け、朝晩の勤行の後に、声に出して御書を拝読(はいどく)することに挑戦。3年間で全編を拝読(はいどく)できたことが信心の原点になっています。
 永石 友への折伏(しゃくぶく)も、教学の研さんも、全て、その出発点は目の前の「一人」を励ましたいとの思いからですね。小説『新・人間革命』第25巻「人材城」の章に、山本伸一会長が、女子部のメンバーに対して、次のように語り掛ける場面があります。「人間は、人との(きずな)のなかで、勇気を得るし、希望を得ていきます。その(うるわ)しい励ましの絆を、社会の隅々(すみずみ)にまで広げていくのが、広宣流布ともいえます」
 大串 池田先生が望まれている通り、世界の池田華陽会(かようかい)と手を取り合い、平和と希望のスクラムを広げていきます。そして私たちの前進で、晴れの創立90周年を勝ち開く決意です。
 原田 女子部の多くの皆さんは、先生が、未来部の頃から大切に(はぐく)んできた(たから)の一人一人です。皆さんの桜梅桃李(おうばいとうり)の成長を、いつも先生は楽しみに見守ってくださっています。師匠(ししょう)と共に広布に歩む青春を、誇り高く進んでください。

10帰運動の励行を

 永石 11月になり、日没も早くなる時期です。
 千尋 薄暗い時間帯は視界が悪くなり、交通事故が起きやすくなります。車や自転車に乗る際は、早めのライト点灯を心掛けるなど、十分な注意が必要です。
 永石 物騒な事件も後を絶ちません。無事故の観点から、婦人部、女子部の皆さんにあっては、午後10時までに帰宅する「10帰(テンき)運動」の声掛け、徹底をお願いいたします。
 大串 会合を運営する側も、意識を強く持ち、改めて徹底していきます。
 原田 皆で真剣に広布に戦う中だからこそ、当然、()が競い起こります。リーダーは常に「必ず心の固きに()りて神の守り(すなわ)ち強し」(御書1220ページ)を肝に銘じ、会員の絶対無事故をさらに真剣に祈念していきたいと思います。

(2018.11. 5. 聖教新聞)

 

 

<73> 近隣友好で自他共の幸せ創造
出席者:原田会長、林地域部長、山ア地域部女性部長、竹岡青年部長、大串女子部長

 大串 南米アルゼンチンへの訪問団が帰国し、現地での様子を伺いました。
 原田 聖教新聞でも報じられていた通り、アルゼンチン共和国のマクリ大統領との会見、内閣府の直属機構である公共メディア・コンテンツ庁からの池田先生への顕彰(けんしょう)、さらに、東部(エステ)大学とクエンカ・デル・プラタ大学からの、先生・奥さまへの名誉学術称号の授与などの行事が続きました。全て、長年の文化交流、平和への貢献をたたえられてのものです。
 竹岡 一方、関西創価高校が、高校駅伝の大阪府予選で悲願の初優勝を果たし、全国大会への出場を決めました!(大拍手)
 山ア 私たちが目標としてきた創立記念日を前に、うれしいニュースが相次いでいますね。
 竹岡 5日付の聖教新聞では、先生が「随筆」をつづってくださり、「青年こそ未来」「時は来た。前進だ! 団結だ!」と呼び掛けてくださいました。
 原田 感謝に堪えません。さあ、栄光の「11・18」は目前です。悔いなく戦い切り、池田先生に勝利を報告してまいりましょう!

安穏と繁栄を祈る

  11月15日は「地域部の日」です。「広宣流布は地域部が原点。その皆さま方には偉大なる使命と福運がある」との指針(ししん)を胸に、日夜、地域で奮闘されている地域部の皆さんの活躍に心から感謝申し上げます。
 山ア 先生は「近隣(きんりん)友好の3つの心がけ」として、「@地域の安穏(あんのん)と繁栄を祈ろう! A礼儀正しく 良識豊かに! B励まし合い 助け合う連帯を!」と示されました。地域部の皆さまは、この指導の通りに、「広宣流布(そく)地域貢献」の大道を歩まれています。
 原田 小説『新・人間革命』第27巻「激闘(げきとう)」の章には、「学会員が、本腰(ほんごし)を入れて地域貢献に尽くしていくならば、地域の皆さんにとっては大きな力になるでしょう。私たちは、学会にあって、一人の人を大切にすることや、自他共の幸せを創造する生き方を学んできました。それを(かて)に、地域のために働いていくんです」とあります。その模範こそ、池田先生です。
  先生は常々、私も誉れの地域部の一員です≠ニ言われます。これまで住まれてきた東京の大田区や目黒区をはじめ、総本部のある信濃町においても長年にわたり、率先の行動で地域友好に尽くされ、貢献されてきました。
 原田 各方面の指導に行かれた時も、会館周辺の近隣(きんりん)の方々にも気を配られ、友好を結ばれてきました。広布のリーダーはこうあるべき≠ニ、教えていただいています。
 山ア この先生の行動に続こうと、町会・自治会をはじめ、商店会や老人会、民生委員や保護司、PTAや消防団、青少年委員や交通安全委員など、地域のあらゆる場所で、地域部の方が活躍しています。
  小説『新・人間革命』第10巻「展望(てんぼう)」の章に、「広宣流布が進んでいけば、社会のあらゆる分野に人材が育っていく」「あそこにも学会員がいる。ここにも学会員がいる、というような状況になっていく」との戸田先生と山本伸一青年の「師弟の対話」がつづられています。その通りに時代になっていることに、感動を禁じ得ません。
 原田 その潮流(ちょうりゅう)は、ますます、広がっていくと確信します。(いな)、そうしていくのが、弟子の使命です。
 竹岡 ここで、あらためて、地域のお祭りに参加することと、謗法(ほうぼう)との違いを確認します。御書に「謗法(ほうぼう)と申すは違背(いはい)の義」(4ページ)とある通り、謗法(ほうぼう)とは、日蓮仏法に違背(いはい)することです。私たちの信仰の対象は、あくまでも、南無妙法蓮華経の御本尊です。
 大串 仏法の本義と矛盾しない限り、国や土地の文化・風習を尊重すべきであるという「随方毘尼(ずいほうびに)」の考えもあります。
 原田 その意味で、学会員が、地域の祭りに参加することは、他宗を信じて(おが)むわけではないので、謗法(ほうぼう)とはなりません。
 竹岡 祭りに関する寄付も、社寺へ直接出すのでなければ、大半は行事の運営に使われるものであり、地域行事への参加費と考えていい部類のものです。
 原田 そもそも、現代における地域の祭りなどは、宗教的な意味合いは薄く、文化・社会的な習俗となり、地域の親睦を図る場となっていることが少なくありません。
 山ア 私も4年前から、町会婦人部として活動しています。全て、地域貢献の活動との思いで、お祭りの時も、率先して携わっています。
  池田先生は、先日の首都圏地域部大会に、「誰よりも地域に根ざした皆さん方の『人間革命』こそが、社会を変え、世界を変えゆくことを確信し切って、共々に『よかりけり・よかりけり』とうたわれゆく、栄光勝利の人生を飾りゆこうではありませんか!」とメッセージを寄せてくださいました。
 原田 皆の決意があふれる、本当に感動的な会合でした。いよいよ、私たちの「人間革命」の大光で、地域を照らしていく時です。地域部の皆さんと共に、創価勝利の年≠勝ち開いてまいりたい。

放火にも厳重注意

 竹岡 最後に、「火災」についての注意です。消防庁は、空気の乾燥などで火災が発生しやすい、この時季に毎年、「全国火災予防運動」を実施しています。
 大串 本年は、「忘れてない? サイフにスマホに火の確認」を標語に、9日から15日まで行われます。
 原田 「ガスコンロなどのそばを離れる時は、必ず火を消す」などの防火対策をはじめ、「燃えやすいものを周辺に置かない」などを徹底し、自宅・会館等における「放火」にも注意を払っていきたい。
 一切の油断を排し、皆で無事故を勝ち切り、喜びあふれる広布の道を進んでいきましょう。

(2018.11. 8. 聖教新聞)

 

 

<74> 創価の勝利へ誓い新たに!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長、志賀男子部長、大串女子部長

 原田 青年部教学試験1級が終了いたしました。受験された方々にとっては、信心の成長の(ふし)になったと思います。役員、応援してくれた先輩の皆さんも誠にありがとうございました。
 長谷川 試験なので合否はあります。その上で、研さんを重ねたこと自体が偉大なる仏道修行です。功徳は計り知れません。
 志賀 池田先生はメッセージの中で「御本仏(ごほんぶつ)(おお)せ通りに『行学の二道』に励みゆく、最極(さいごく)の栄光の青春」と、試験に挑む受験者を称賛(しょうさん)してくださいました。
 原田 先生の期待に応え、一人一人がさらなる「行学の二道」に励みゆくことを願っています。

一対一の対話から

 長谷川 全世界の同志の皆さまと共に「11・18」の創立記念日を、晴れ晴れと迎えることができます。弟子の勝利を祈り、絶え間ない激励を送ってくださる池田先生に、心より感謝申し上げます。
 原田 私たちが目標としてきた、広宣流布大誓堂(だいせいどう)完成5周年の佳節(かせつ)でもあります。共戦の同志をたたえ合い、清新な決意で、新たな連続勝利へスタートを切っていきましょう。
 永石 「大白蓮華」11月号には、大誓堂(だいせいどう)完成5周年を記念した企画が掲載されていますね。
 大串 その中で、5年前の11月の本部幹部会への池田先生のメッセージが紹介されています。「新たに完成した『広宣流布大誓堂(だいせいどう)』を中心に、創価という無限の希望のスクラムを、さらに一段と大きく広げながら、私たちの誓願(せいがん)の星である、この地球の未来を赫々(かっかく)と照らしていこうではありませんか!」と。
 永石 連日、誓願(せいがん)勤行会に集う全国、全世界の同志の表情は、世界第一の師匠と共に創立の日を迎える喜びに(あふ)れていますね。
 原田 広宣流布の師匠に誓い、勝利を報告し、さらなる勝利への誓願(せいがん)を立てる≠ニいうリズムは、永遠の師弟勝利の法則ともいえます。
 長谷川 先生の呼び掛けに全国の同志は見事にお応えしています。特に、後継(こうけい)を担う青年部の成長には目を見張るものがあります。
 志賀 ありがとうございます。青年部の各部が、折伏(しゃくぶく)の拡大、人材の拡大で創立記念部を祝賀することができました。
 大串 来日する世界各国の青年部との触れ合いでは信心を学ばせていただいています。互いに、信仰体験や、広布拡大の喜びを共有することが、さらなる前進への(かて)になっています。
 原田 まさに、「世界広布新時代」の幕は大きく開かれました。法華経には「閻浮提(えんぶだい)に広宣流布して断絶せしむること無けん」(御書505ページ等)と記されています。今後さらに広布の舞台が大きく世界へと広がっていくことは、まちがいありません。
 永石 また、創立の日に向けて、池田先生が果たしてこられた平和・文化・教育への功績に世界中から称賛(しょうさん)が相次いでいます。
 長谷川 先日も、アルゼンチンの大学から、池田先生に名誉博士号が授与されました。決議書には人類的課題を解決するため、対話の力で平和を構築する功績をたたえて≠ニありました。世界中で各界の名だたる団体、国家的指導者らがSGIの運動に共鳴し、期待する時代が到来しているのです。
 原田 10月中旬、中国の程永華(ていえいか)駐日大使が学会本部を訪問されました。9月に学会の代表が訪中した際に、池田先生からお預かりした習近平(しゅうきんぺい)国家主席()ての親書をお渡ししていましたが、その親書に対し、習主席から、深い信頼と感謝が込められた長文のメッセージが届けられたのです。
 志賀 改めて、先生の日中友好への功績の大きさ、中国からの信頼の深さを実感します。
 原田 10月に、フィリピンを訪問した際には、リサール協会からの「国際賞」の授賞など、先生に対する顕彰(けんしょう)が相次ぎました。同協会の方々は、池田先生のことを、敬愛を込めて日本語でセンセイ≠ニ呼ばれています。
 長谷川 その一言からも、先生への敬慕(けいぼ)の念を感じずにはいられません。ラモス元大統領はじめ、先生はこれまでに、フィリピンの多くの要人との親交を重ねられています。
 原田 世界各国を訪れるたび、一対一の対話から平和への大道を開いてこられた池田先生の足跡(そくせき)を目の当たりにします。この道をさらに広げていくのは、私たち弟子の使命であることを深く自覚していきたい。

青年に贈る共戦譜

 大串 創立の日には、小説『新・人間革命』の最終巻となる第30巻<下>が待望の発刊となります(発売は29日)。
 永石 各地で研さん運動が広がる中、全国の同志が、今か今かと発刊を楽しみにしています。
 長谷川 同巻に収録される「()(どき)」の章で、先生は、第1次宗門事件で苦しめられていた地域に足を運び、全魂(ぜんこん)の励ましを送られる場面を描かれました。苦闘(くとう)する同志を応援しよう!≠ニの、師の思いに胸が熱くなります。
 永石 連載中も、小説に登場する地域は「先生が今、わが地を訪問してくださっているかのようです!」と歓喜(かんき)に沸き、拡大への原動力になっていました。
 長谷川 これからも、『新・人間革命』と共に、師弟のドラマが、未来へと続くことを確信します。
 志賀 先生は、小説の執筆について、「わが師匠である牧口常三郎先生と、戸田城聖先生に捧げる言論闘争」であり、「世界の後継(こうけい)の青年たちに贈り、託しゆく『執筆(しっぴつ)(そく)『行動』の共戦譜(きょうせんふ)」であると述べられています。
 原田 創価三代の師弟を貫く崇高(すうこう)なる不惜身命(ふしゃくしんみょう)の精神を『新・人間革命』に学び、創立90周年を目指し、明年の「創価勝利の年」を勝ち開いてまいりたい。

(2018.11.15. 聖教新聞)