< 座談会 >

創価の凱歌を轟かせ

 


 

 

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平和建設へ 心と心を結ぶ
友好の輪を広げる対話の花を
今の労苦は無量の福徳に
「新しい人」と新しい拡大を!
広宣流布の主体者の自覚で
「励ましの光」で活動者を拡大
平和と友好の道開く「文化の力」
わが地区の新たな開幕を!
使命の天地で信頼と友情を拡大
弘教拡大は勇気の対話から

 

 

 

<71> 平和建設へ 心と心を結ぶ
出席者:原田会長、永石女性部長、伊藤民音代表理事、津田文化本部女性部長(民音理事)、梁島男子部長

 梁島 去る9日、大学三大駅伝の開幕を告げる「出雲駅伝」が行われ、創価大学駅伝部が3年連続で出場し、大躍進の準優勝を果たしました。
 原田 3度目の出場で表彰台となりました。素晴らしい快挙です。4区、5区で区間賞を獲得するなど、粘りと団結が光る力走に感動で胸が熱くなりました。
 梁島 さて、10月18日は、池田先生が設立された「民主音楽協会(民音)」創立記念日です。今年で60星霜(せいそう)を刻みます。
 伊藤 全国の民音推進委員、賛助会員の皆さまをはじめ、日頃より民音を応援してくださっている全ての方々に、心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
 永石 今年は、20年ぶりに来日した「ウクライナ国立民族舞踊団」の公演が強く印象に残っています。国内31都市を巡るツアーが、大成功で終了しましたね。
 伊藤 時には優美(ゆうび)に、ある時はコミカルに、豊富なレパートリーで観客を魅了しました。笑顔で、力強く踊る姿に、「平和への思いを深くしました」と感動の声が多く寄せられました。
 永石 同舞踊団は、創設以来、世界80カ国以上で公演。ウクライナの歴史、伝統、習慣を伝える演目が、世界各国のリーダーや、多くの著名人からも高い評価を得ています。
 津田 舞踊団の来日・公演、そして、平和に対する強い思いが、テレビや全国紙などでも大々的に報じられていました。
 伊藤 来日したメンバーの中には、家族が戦禍(せんか)にある方もいました。しかし、舞踊団の皆さんは、「芸術の目的は人々を幸せにすること」と力強く語り、今こそ人々を結び付ける芸術を≠ニの思いで一致し、来日が決定したのです。
 原田 私も、ウクライナのセルギー・コルスンスキー大使夫妻をはじめ、35カ国・地域の大使・大使館関係者の方々と一緒に公演を鑑賞しました。文化の力で平和を守る≠ニの情熱と、誇り高き(まい)に胸を打たれました。
 津田 関西創価学園で行われた「民音学校コンサート」でも生徒から大歓声が上がっていましたね。記念撮影、ダンス部・箏曲(そうきょく)部の演奏披露など、心通う(なご)やかな交流の場を持つ中、団の方が涙を流して喜ばれている姿が印象的でした。

新たな展示が開始

 梁島 このほかにも、民音の多角的な取り組みは、各界から高く評価されています。明13日からは、「民音創立60周年」そして「世界人権宣言75周年」の節目を飾る企画展示「『平和構築の音楽』展」が始まります(民音音楽博物館、明年6月30日まで)。
 伊藤 過去の戦争など対立や分断が広がる中、音楽がどのような役割を果たしたのか。社会と平和にとって音楽とは何か――歴史をひもときながら、音楽の使命を考える内容です。ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。
 津田 思えば、民音の創設は、1961年2月、池田先生が、第2次世界大戦で戦禍に見舞われたアジアを歴訪された際、ビルマ(ミャンマー)での構想が淵源(えんげん)です。人類が戦争と決別し、平和を築き上げるために何が必要なのか∞民衆と民衆の相互理解を図ることが不可欠であり、音楽などの芸術、文化の交流が大切である≠ニの思いから誕生したのです。
 伊藤 それが具体化され、民音は63年10月に産声を上げました。この頃は、クラシック音楽や芸術というと、一般的にはそれほど受け入れられている時代ではありませんでした。そんな中、広く民衆の間に明るく力強い音楽運動をおこす∞文化・音楽の交流を通じて世界の民衆と友誼(ゆうぎ)を結ぶ%凾フ理念を(かか)げ、スタートを切りました。
 原田 池田先生は、「社会のために、日本のため、世界のために大きく成長していただきたい」と、万感の期待を寄せられました。その言葉通りに、これまで民音は、ミラノ・スカラ座、ハンブルク・バレエ、モスクワ児童音楽劇場、民音タンゴ・シリーズ、シルクロード音楽の旅、南アフリカのドラケンスバーグ少年合唱団、ヨルダン国立芸術団等々、世界中の著名な団体や芸術家など、数々の公演を実現し、民衆文化興隆(こうりゅう)牽引(けんいん)役となってきました。

広がる理解と共感

 永石 今、民音は、地域に根差したイベントにも力を入れていますね。この夏、東京、高知、石川でにぎやかに開催された「キッズフェスタ」も大好評でした。
 津田 世界の楽器や、一流の音楽に触れたお子さんや親御(おやご)さんから、「時間を忘れて楽しく過ごすことができました。音楽は本当に素晴らしいです」など、喜びの声が多数寄せられました。
 永石 東京・信濃町の民音音楽博物館の見学に来られた方が、展示等の内容に感動。「音楽を志す人は必ず行くべき!」と、率先してSNSで投稿し、友人から友人へと輪が広がっているそうです。その方は今、池田華陽会メンバーとの対話が進み、より一層、信頼を深めています。
 津田 博物館で、創立の理念や民音の社会的使命について丁寧に説明する民音スタッフの姿に、「気持ちのいい対応に、真心を感じる」と、感激される友人もいました。
 原田 先生は、民音を設立した目的について、「人間文化を創造し、音楽をもって、世界の民衆の心と心を結び、平和建設の一助とすることにある」と語られました。言語、民族、イデオロギーなど、あらゆる差異(さい)を超えて人と人を結ぶのが、文化の力です。混迷を深める社会と世界にあって、民音の存在は、ますます重要です。
 伊藤 各国の駐日大使や、世界中の音楽家も来館されます。貴重な展示品や創立の精神に触れて、「池田先生と学会が、いかに音楽と文化を大切にしているか、よく分かりました」と語っています。「民主音楽協会」との名前の通り、私たちは広く民衆のための音楽の興隆に努めていくこと≠ェ使命です。これからも、その原点を胸に、平和・文化の旗手との自覚で、時代を切り開いてまいります。

(2023.10.12. 聖教新聞)

 

 

<72> 友好の輪を広げる対話の花を
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、沼倉女性部書記長、梁島男子部長

 梁島 明2024年のテーマが、「世界青年学会 開幕の年」に決定しました。世界の青年とスクラムを組み、いよいよの決意で、歴史変革(へんかく)のうねりを巻き起こしてまいります。
 原田 学会は今、青年を中心に、世界宗教への飛躍(ひやく)を続けています。日本の初級・3級試験に続き、世界でもこれから、北中南米、アジア、アフリカ、ヨーロッパの各国で教学試験が実施されます。
 長谷川 皆が求道心を燃やし、仏法の生命哲理の研さんに励んでいます。明年は、池田先生の青年室長就任70周年であり、「世界青年平和大会(仮称)」も開催される予定です。
 原田 青年が広布推進(すいしん)のスクリュー≠ニなり、新たな時代を開いていく――これが学会の伝統です。
 先生は常々、「創価学会は、永遠に『青年学会』でいく」と言われています。青年を先頭に、また青年を育成し、そして皆が青年の息吹(いぶき)で、本年の総仕上げに向かって、勢いある対話拡大に走っていきたい。
 梁島 福岡・北九州総県では先月、男子部・学生部による青年平和大会を開催しました。「支部5勇士」を合言葉に、壮年部の方々も共に訪問・激励に歩き、目標を上回る900人が集い合いました。内容も新たな発想が光り、多くの共感の声が寄せられました。
 長谷川 「絶対に青年を勝たせたい!≠ニ、真剣に動く壮年部の方の姿に胸を打たれました」「経験豊富な壮年の励ましにより、初めて会合に参加してくれた友がいました」など、歓喜(かんき)あふれる声も数多く届いています。
 梁島 北海道、東北をはじめ、男子部は今、活動に参加する人が3割以上増えています。必ずや広布の「ゲームチェンジャー」となって、新たな流れを開いていきます。
 永石 ヤング白ゆり世代や池田華陽会の友も広布の主体者となって、各地で新展開を切り開いています。本当に頼もしい限りです。
 原田 先生は、若き時代に、広宣流布を成し遂げゆかんとする責任をもって進むことが大切であり、「多くの友の心に染み入る表現力、説得性とともに、複雑な社会の中に、現実の生活の中に、みずみずしき知恵の波を起こしていただきたい」と期待されています。青年世代の活躍と成長を一層(いっそう)応援していきたい。

「人類の宿命転換」

 沼倉 先日の随筆で先生は、勝海舟(かつかいしゅう)が「七年一変(いっぺん)の説」――およそ7、8年、ないし10年で「機勢(きせい)」は変転し、「人心が一変する」と洞察(どうさつ)していたことを通し、「次元は違うが、我ら創価の師弟も、七年また七年と、広宣流布の勝利の(かね)を打ち鳴らしてきた」とつづられました。
 長谷川 戸田先生は「七年を一つの区切りとして広宣流布の鐘を打ち、『七つの鐘』を打ち鳴らそう!」と語られていました。その思いを受け、池田先生が「七つの鐘」構想を発表されたのは、1958年(昭和33年)5月のことです。
 永石 この壮大(そうだい)な指標の発表は、同志にとって何より大きな希望となりました。そして不惜(ふしゃく)の闘争を(つらぬ)かれた池田先生と友の奮闘(ふんとう)により、日蓮大聖人の民衆(みんしゅう)仏法は192カ国・地域へ広がったのです。
 梁島 構想の発表から65年。学会は今、第2の「七つの鐘」(2001年〜50年)の「第四の鐘」(22〜29年)を、世界の同志と共に高らかに打ち鳴らしています。
 原田 学会創立100周年の2030年は、「第四の鐘」を鳴らし終えた後にやってきます。私たちは、2030年までの7年を「地球民族の宿命転換を成し遂げる重要な時」と決め、必ずや平和の大潮流を起こしていきたい。
 永石 本年、私たちが目指してきた「広宣流布大誓堂(だいせいどう)」完成10周年の「11・18」までは1カ月です。地域で、職場で、今いる場所で、友人・知人・親族へ、自分にしかできない¢ホ話を推進し、励ましの(きずな)を強めていきましょう。
 原田 「結句(けっく)は、勝負を(けっ)せざらん(ほか)は、この災難(さいなん)()(がた)かるべし」(新1333・全998)です。世界中が試練の時代だからこそ、立正安国を祈って、各地を所(せま)しと駆け巡り、友好の輪を大きく広げていこうではありませんか!

未来を開く誓い

 長谷川 今や地球を大きく包む創価の平和・文化・教育運動の原点は、仏法者の社会的使命を果たすため、「立正安国」の大願(だいがん)に立ち、支援活動を開始した1955年にさかのぼります。
 沼倉 この年の元旦、戸田先生は「妙法の 広布の旅は 遠けれど 共に励まし 共々に()かなむ」との和歌を()まれました。
 原田 平和・文化・教育の運動を推進していく中で、どんな障壁(しょうへき)が立ちはだかろうとも、励まし合い、一人一人が負けない生命力を発揮(はっき)し、一切を変毒為薬(へんどくいやく)していく。希望の前進を続けていく。これが創価の民衆連帯です。
 永石 不安や閉塞感(へいそくかん)が漂う現代にあって、温かな励ましという「万の力」を、内外を問わず広げていくことは、社会の蘇生(そせい)にもつながります。「立正安国」の対話の熱と光を、社会が渇望(かつぼう)していると思います。
 沼倉 大誓堂(だいせいどう)の広場には、戸田先生の歌碑(かひ)が立ち、勤行会の参加者は「励ましの(きずな)」こそ、広布への最極(さいごく)の力であると決意を新たにしています。
 永石 このたび、大誓堂完成10周年を記念し、冊子(さっし)「創立100周年へ! 未来をひらく われらの誓い」が完成しました。
 沼倉 三代会長の肖像(しょうぞう)、池田先生が撮影された総本部周辺の写真、四季折々の大誓堂の様子などが収められています。戸田先生の歌碑(かひ)も掲載されています。
 原田 リーダーの皆さんには、ご苦労をおかけしますが、一人一人のもとを訪れ、励ましを広げながら、丁寧に冊子を贈呈くださればと思います。よろしくお願いいたします。

(2023.10.16. 聖教新聞)

 

 

<73> 今の労苦は無量の福徳に
出席者:原田会長、永石女性部長、寺田社会部長、田代社会部女性部長、西方青年部長

 永石 学会の「座談会」は、全員が主役であり、信心の充電の場です。誓いの「11・18」を勝ち飾ろうと、各地で、意気軒高(いきけんこう)に10月度の座談会が開催されています。
 原田 これまで、弘教・聖教新聞の拡大、10人の本当の友人づくり、そして人材育成と、皆さんが師子奮迅(ししふんじん)の取り組みを重ねてこられました。また、初級・青年3級の教学試験を受験した方もいます。座談会では、そうした一人一人の挑戦や努力を真心からたたえ、励まし合っていきたい。
 寺田 多忙な中でも座談会から清新な決意で出発をしよう≠ニ、勇んで出席する社会部のメンバーも多くいます。信心の勝利のリズムを生むのが座談会です。
 原田 池田先生は、「座談会は、多くの同志たち仲間たちを乗せて、幸福へと運ぶ希望の列車≠ナある」と語られました。社会全体が試練の時代だからこそ、私たちは師子吼(ししく)の題目で自身の仏の生命を輝かせ、友を、地域を照らしていきたい。今月も、皆で楽しく、朗らかに、笑顔と決意あふれる集いにしていきましょう。

満々たる生命力で

 西方 10月24日は、「社会部の日」です。今年で50周年の佳節(かせつ)を迎えます。
 寺田 15日には、祝賀の大会を盛大に開催しました。池田先生はメッセージで、「『仏法即社会の宝塔(ほうとう)』たる皆さん」と言われ、「勇気と智慧(ちえ)宝剣(ほうけん)を高く(かか)げ、広布と人生の凱歌(がいか)(とどろ)かせていっていただきたい」と呼びかけてくださいました。いかなる苦難にも断じて負けず、師と共に勝利していこうと、改めて皆で誓い合いました。
 田代 社会部の結成は1973年です。第4次中東戦争によって、石油価格が急上昇し、世界が不況(ふきょう)の暗雲に(おお)われようとしていた時でした。翌74年の学会のテーマが「社会の年」と発表された本部幹部会の席上、産声(うぶごえ)を上げたのです。
 寺田 池田先生は、「一人ひとりが、職場、社会の灯台となって、社会の繁栄と人びとの幸福のために、慈悲と英知の光を放ってほしい」と、大きな期待を寄せてくださいました。
 田代 74年3月の第1回社会部大会には、訪問先のアメリカから「未来にわたる広布の(いしずえ)を、盤石(ばんじゃく)なものとすべく、成長しゆかれんことを心から祈っております」と、万感のメッセージを贈ってくださいました。
 原田 77年2月の第1回勤行集会には、激務(げきむ)の合間を縫って先生が出席されました。寒風の中、集った同志の労をねぎらいながら、第一に自らの体を大切に、健康に最大限の配慮を≠ニ励まされ、満々たる生命力で、あらゆる場で活躍するための基礎を大切にと訴えられました。
 寺田 そして、家庭を守り、職場の第一人者に成長するために重要なことは「信心即社会」「信心即生活」の賢明(けんめい)な日々を送ることである≠ニ、法華経の「()の法は法位(ほうい)(じゅう)して 世間の相常(そうじょう)(じゅう)なり」との法理の上から、根本の指針を示されました。
 田代 また、広々とした心で、人間の(きずな)を結んでいくことが大事です。日蓮仏法は、人間のための宗教なんです≠ニも語られました。
 原田 今、社会情勢が激変しています。想定できない事態となり、悪戦苦闘(あくせんくとう)されている方もいる。そうした中で、「(おん)みやづかいを法華経とおぼしめせ」(新1719・全1295)との御聖訓の通り、社会部の皆さんは、信心の柱を胸中(きょうちゅう)に打ち立て、今こそ≠ニ、奮闘されています。

厳然と勝利の実証

 永石 女性の社会進出が活発になる中、女性部の皆さんも仕事、家事、育児、そして学会活動と、本当にめまぐるしい日々の中で活躍されています。
 田代 私が家庭訪問に(うかが)った埼玉の女性部の方は、このたび、大手商社のグループ会社で、取締役に就任しました。自身の仕事が認めてもらえず心が折れそうになった時、同じ社会部の同志の前向きな姿に勇気をもらい、何度も奮起(ふんき)してきました。今では、本社や関連会社の方から「困った時には彼女に聞けば必ず解決策が見えてくる」と言われるほど、絶大な信頼を得ています。
 永石 その方は地区女性部長としても長年、地域を一軒一軒、友好対話に回り、活躍されていると聞きました。まさに、陰徳陽報(いんとくようほう)の姿ですね。
 寺田 ある研究所で働いている東京の壮年部副本部長は、仕事に実直に取り組む姿勢が評価されて、人事担当に抜擢(ばってき)されました。その際、現社長が「人事を担当するうえで一番大事なのは人間性です。会社の未来を(つく)る重要な役割をお願いします」と、声をかけてくれたそうです。副本部長は、毎年、新入社員に「桜梅桃李(おうばいとうり)」の(たと)えを語りながら、社員に励ましを送っています。
 西方 一方、若い世代の中には、将来への不安や現実の壁に直面しているメンバーもいます。神奈川で、バスのドライバーを務める男子部の区主任部長は、当初、学会に無理解な同僚から批判されることも。しかし、自身の姿で実証を示そうと努力を重ね、社内の運転技術を競うコンテストで優勝。日頃の活躍が認められ、信頼に加えて収入もアップしました。彼は15年間、無事故の運転を続け、模範(もはん)となっています。
 原田 激動の社会にあって、今は順風満帆(じゅんぷうまんぱん)という方が少ないかもしれません。しかし、広布に進む中、苦労したことで、必ず強い自分が築かれ、無量の福徳が積まれていきます。社会部の50年の歩みは、無数に輝く「仏法勝負」の尊き実証そのものです。まさに「道理・文証よりも現証にはすぎず」(新1941・全1458)です。一人一人が、不屈(ふくつ)の信念で、仏法の正しさを証明しています。いよいよ勇気の前進をしていきましょう。

(2023.10.19. 聖教新聞)

 

 

<74> 「新しい人」と新しい拡大を!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、河合副女性部長、梁島男子部長

 原田 広宣流布は皆が勝者となるための前進です。世界に広がる仏法の大光(たいこう)が人類を包み、地球を照らす今、世界広布を進めるのは「自分」である≠ニの地涌(じゆ)の自覚こそが大切です。
 永石 先生は「日々、人びとの幸せと地域の繁栄を願い、激励(げきれい)に、弘教(ぐきょう)に、黙々(もくもく)と奮闘している人こそが、世界広布の先駆者(せんくしゃ)である」と言われています。地道に、こつこつと草の根の対話≠広げている、全国の同志の姿そのものだと思います。
 原田 どこへ行っても、日常的に近隣(きんりん)友好・地域友好に取り組んでいる友の体験を伺います。たくさんの方々が、わが町、わが村、わが島、わが集落で信頼を広げ、人脈を大切にし、対話を拡大しています。
 長谷川 先生は「何歳になっても、新しい出会いを求め、友人をつくっていくことだ。友が増えれば、世界が広がる。未来が広がる」とも指導されています。
 河合 その指針のままに、生き生きと活躍されている多宝会(たほうかい)の方も多くいます。「年はわこうなり、福はかさなり(そうろう)べし」(新1543・全1135)との(おお)せ通りに、生涯(しょうがい)青春の大道(だいどう)を歩まれています。
 永石 ようやく今、社会がコロナ()以前に戻ろうとしています。友人と会い、語り合うことで、互いに元気になる――そう実感している方も少なくないはずです。私たちは、「古い友人を大切にし、新しい友人をつくろう」を合言葉に、はつらつと友好を広げていきたいと思います。
 長谷川 いまだ戦火の絶えない世界情勢を見渡す時、生命尊厳(そんげん)哲理(てつり)(たも)った私たちの使命は、いやまして大きくなっています。平和を一層(いっそう)強く祈り、希望と励ましの対話を内外に広げていきたいと思います。
 原田 いよいよ迫った広宣流布大誓堂(だいせいどう)完成10周年の「11・18」へ、「今いる場所」こそ広布の本舞台であると決め、「(えん)する人」に(いさ)んで対話を広げ、共々に「私の広布拡大」を成し遂げていきましょう。

「青年の心」で前進

 長谷川 先週は各地で座談会が開催され、希望のスタートを切りました。次なる勝利は広布に戦う人が増えるか≠ナ決まります。「いつもの人」だけでなく、「新しい人」が立ってこそ、新しい拡大があります。
 河合 先日、「自分のことをよく分かってくれている人がいたので、活動を頑張ってみようと思いました」と語る方に会いました。やはり心を通わすことが、「新しい人」を生む力になるんだと思います。
 原田 だからこそリーダーは、会合と個人指導の比率は「2対8」≠実践し、訪問・激励を全力で進めていきたい。「会う」「聞く」「待つ」「信じ抜く」を命に刻み、メンバー一人一人に合わせた励ましを貫いていきたい。
 永石 どの地でも、新しいメンバー、若いメンバーの成長を祈り、活躍の舞台をつくろうと、知恵と工夫と真心を尽くす先輩の姿があります。神奈川の茅ケ崎常勝圏では先月開催したヤング白ゆり創春(そうしゅん)大会に95人が参加し、参加できなかった人のうち、130人の方のもとへ皆で訪問・激励に歩いたそうです。
 河合 若い力こそ学会の魅力です。明「世界青年学会 開幕の年」へ、男子部、学生部、池田華陽会、ヤング白ゆり世代をはじめとした青年の方々と共に、私たちも青年の心を持ち続け、みずみずしい前進をしていきたいと思います。
 梁島 男子部は各地のリーダーが率先して拡大に走り、10月だけでも兵庫や東海道の男子部長が御本尊流布を実らせています。
 永石 池田華陽会も、「(えん)する友に励ましを送り、折伏(しゃくぶく)に挑戦」を(かか)げ、勇気の対話に挑んでいます。最近も、友人から悩みを打ち明けられ、「題目の力」を話したところ、私もあげてみたい≠ニ一緒に唱題をするようになったとの話を聞きました。
 河合 10人の友人づくり≠実践項目に掲げるヤング白ゆりの友の中には、「セイキョウ ギフト」を毎月違う友人に贈呈(ぞうてい)している方や、これまで一度も聖教新聞を購読したことがなかった方に拡大ができたメンバーなどもいます。
 原田 「(さき)んずれば人を(せい)す」――これが勝利の鉄則です。私たちは今が、わが地域の三変土田(さんぺんどでん)(自分の一念の転換が、国土の宿命をも転換していくことを説いた法理)への最重要の時と定め、気迫の祈りと行動で、栄光の「11・18」を勝ち飾っていきましょう。

冷静な判断で撃退

 河合 11日付の聖教新聞に「LINEアカウントの乗っ取りに注意!」との記事が掲載されていました。
 梁島 アカウントとは、いわばLINEを利用するための個人情報です。これが乗っ取られる、つまり他者に利用されてしまうということです。
 長谷川 これによる「詐欺(さぎ)」等が今、横行しています。私たちにできる対策の第一は、怪しいと感じたメッセージやメールを開かないことです。
 梁島 メールアドレスやパスワード、電話番号などを求めるページに誘導された際は、特に注意が必要です。安易に入力しないでください。
 永石 一方、(すで)にアカウントを乗っ取られた友人から、「いま忙しい?」などとメッセージが届き、「ギフトカードの購入」をお願いされたり、「暗証番号」などの入力を求めるページに誘われたりするケースもあります。
 梁島 日本語のおかしなところがあったり、いつもと様子が違ったりする場合は、LINE以外の手段を用いて、友人と連携を取り、確認するようにしてください。
 原田 詐欺の手口は、ますます巧妙になっています。御聖訓(ごせいくん)には「さきざきよりも百千万億倍御用心(ごようじん)あるべし」(新1590・全1169)と仰せです。魔を寄せつけない強い祈りを根本に、皆で声をかけ合いながら、冷静な判断力を失うことなく、聡明(そうめい)な暮らしを心がけていきましょう。

(2023.10.23. 聖教新聞)

 

 

<75> 広宣流布の主体者の自覚で
出席者:原田会長、西方青年部長、梁島男子部長、石田男子部教学部長、川原男子部大学校事務局長

 石田 いよいよ、広宣流布大誓堂完成10周年を飾る「創立の月」が目前です。男子部は、11月2日に「創価班の日」、また5日に「部の日」と、意義深き節目を迎えます。
 西方 「男子部の日」の淵源(えんげん)は、池田先生が第3代会長に就任された翌年の1961年の11月5日、秋晴れの国立競技場で行われた男子部総会です。戸田先生が「国士訓」で示された構想を実現し、10万人の若き地涌(じゆ)菩薩(ぼさつ)が集って、広宣流布を誓い合う、盛大かつ厳粛(げんしゅく)な場となりました。
 川原 これも、恩師の願いを何としても実現せんとの池田先生の不惜(ふしゃく)の戦いが原動力でした。池田先生が、かつて、この総会に触れて、青年の(たましい)≠ニは、「偉大な目標に挑む気概(きがい)だ。自ら求めて、新たな戦いを起こす覇気(はき)と行動力だ」と指導されています。
 原田 総会の席上、先生は全民衆の幸福のため、今日集まった同志の皆さまと共に、力強く前進していきたい≠ニ宣言。そして、幸福と平和を実現する妙法の大哲理を、日本中、世界中へ、声を大にして叫び続けていこう≠ニ、呼びかけられたのです。男子部は、この広布の闘魂(とうこん)厳然(げんぜん)継承(けいしょう)してきました。

活動者増が着実に

 梁島 今、全国の男子部の同志と常々、確認し合うのは、常在戦場(じょうざいせんじょう)≠フ思いで折伏精神を燃やし、いかなる時も自ら広布の実践を(つらぬ)くこと。そして、一人への励まし≠絶やさず、「活動者増」を徹底して、やり抜いていくということです。
 西方 実際、リーダーが率先して激励に走り、今年は全国で活動者が飛躍的に増加しています。特に総東京、関西、北海道は4割増と、先駆しています。
 石田 少子高齢化や過疎化が(いちじる)しい地域でも、活動するメンバーが増えている所が多数あります。
 梁島 かねてから、この問題に向き合ってきた山光(鳥取・島根)男子部は、SNSも活用しながら互いに触発(しょくはつ)し合っています。また、リーダーはメンバーとペアで一緒に訪問・激励を継続。その中で、自ら励ましに取り組む人材が増え、活動者も大きく増加しました。
 川原 10代、20代のメンバーが多い男子部大学校6期生も、各地で躍動(やくどう)しています。大学校生は今、「誓いの若人 対話拡大期間」(11月18日まで)に、自身の壁を破る勇気の対話を展開しています。
 原田 大きな力となっているのが、師弟の書∞後継(こうけい)の書≠ナある小説「新・人間革命」の学習ですね。自身の偉大な使命を自覚し、広布に先駆する大学校生の中から、次代のリーダーが陸続と誕生することは間違いありません。皆さんの成長こそ、学会そして、未来の希望です。
 川原 京都の大学校生は、仕事で多忙な中でも、毎週の指導会に参加。勤行・唱題の実践、御書や『新・人間革命』の研さんを重ねながら、折伏への挑戦を決意し、9月に友人が御本尊をお受けしました。仕事でも高く評価され、部長に昇進するなど信心の功徳を実感しています。
 梁島 創価班の友も、意気軒高(いきけんこう)と対話に挑んでいます。大阪の副部長は、友人と一対一で御書を研さん。友人は難に直面した時こそ飛躍(ひやく)できる≠ニの確信を深め、無理解だった周囲の人たちも納得し、8月に晴れて御本尊をいただくことができました。
 西方 戸田先生は、「折伏をすれば信用が残る」と言われました。私も、相手の幸福を願っての心を開いた対話は、すぐ、その人が理解しなくとも、深い友情が刻まれると実感します。
 原田 広布のための労苦は、「今生人界の思い出」(新519・全467)となって、自身の生命に福徳として燦然(さんぜん)と刻まれます。池田先生はかつて、折伏が進まず悩んでいた学生に、「何があっても、粘り強く、朗らかに、愉快に挑戦していくことです。愉快王≠ナいこうよ」と、全魂の励ましを送られました。自他共の成長と幸福へ、青年らしく生き生きとチャレンジしていってください。
 西方 今、哲学不在の時代ですが、仏法は現実の人生と社会に脈動する宗教です。男子部が展開している教学運動「ブディスタ」<ブディズム(仏法)スタディーズ(研さん)の略>も、各地で反響を呼んでいますね。
 石田 さまざまな企画を通じて、妙法の智慧を生活に生かせるよう、楽しく語り合う場です。新入会のメンバーや友人、またメンバーの未入会のご家族なども参加し、全国でにぎやかに開催しています。
 梁島 一方通行で講義を聞く≠フではなく、信仰体験や信心への疑問などを率直に語り合う中で、共に理解を深める取り組みです。友人からも「とても面白かった」「仏法の素晴らしさが分かった」など、多くの共感の声が寄せられています。

宗門の哀れな末路

 川原 明年は「世界青年学会 開幕の年」です。広宣流布は今、世界同時進行で進んでいます。教学運動もこの夏から、ヨーロッパ、アメリカ、南米、韓国、台湾等でも真剣に研修が行われました。
 石田 私は先月、フィリピンに御書講義に行きましたが、世界広布の潮流を肌で感じました。青年部や未来部から仏法の素晴らしさをどう伝えていけばよいか≠ネど次々と求道の声が寄せられ、広布の主体者との自覚と使命感にあふれていました。
 西方 権威(けんい)主義、差別主義の邪宗門の黒い鉄鎖(てっさ)を断ち切って三十数年、学会は、世界宗教として名実ともに大きく飛躍することができました。広布破壊を画策(かくさく)した宗門の末路は、今や見る影もなく無残です。
 原田 まさに「きびしきなり、三千羅列(られつ)なり」(新993・全714)の姿です。これからも私たちは、世界中の青年と手を(たずさ)え、「世界広布」即「世界平和」の大民衆運動を力強く進め、広げてまいりたい。

(2023.10.26. 聖教新聞)

 

 

<76> 「励ましの光」で活動者を拡大
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、西方青年部長、林池田華陽会委員長

 原田 このたび、会長として再任をいただきました。池田先生のもと、さらなる決意で、世界広宣流布のために戦い抜いてまいります。初心を忘れることなく、ただただ誠実に、会員の皆さまに尽くしてまいります。
 西方 今、世界は試練の中にあります。緊迫する中東のガザ地区の情勢に寄せ、学会の平和推進協議会は「国際社会が連帯して、戦闘行為の停止と緊張緩和の努力を」との声明を発表しました。危機に直面している人々の生命と尊厳(そんげん)と生活が守られることを願ってやみません。
  こうした時だからこそ平和を強く祈り、立正安国、立正安世界の実現へ、さまざまな人々や団体と連帯して運動を進めていきたいと思います。
 西方 「11・18」に向け、生命尊厳(そんげん)と人間主義の哲学を発信する聖教新聞の拡大が、全国で大きく進んでいます。
 長谷川 聖教を購読している友人読者からは、「聖教新聞は心の栄養≠ナす。毎日、隅々(すみずみ)まで読んでいます」「病気のため、手術を経験し、疲れて落ち込む時もありますが、『体験』や『声』の欄を読むと、前向きな気持ちになります」などの声が寄せられています。
  「池田先生の言葉は『なるほど! そういう生き方が大事なんだ』と共感でき、頑張る力が湧いてきます」「前向きな内容の記事が多く、勇気をもらっています。一通り目を通して、良いと思った言葉は人前で話す際に引用したり、友人に購読を進めたりもします」と語る方もいます。
 永石 大阪で本年、ヤング白ゆり世代の女性と、その2人の娘さんが入会しました。きっかけは、母親からの勧めで昨年から購読を始めた聖教新聞でした。
  その方は当初、信心には懐疑的(かいぎてき)だったそうです。けれども、信仰体験の記事を読むと、どんな困難にも負けずに祈り、自分が変わっていく中にこそ、真の幸せがある≠ニ語る学会員の姿があり、「いつしか私もこんなふうになりたい」と思うようになったそうです。
 永石 その後、自ら進んで勤行・唱題の実践を始め、任用試験にも合格。本年、晴れて入会したのです。実は、この方に聖教購読を勧めたお母さんも、5年前に聖教を読み始め、40年ぶりに発心されたそうです。
 原田 聖教の紙面に触れることで、学会と信心への理解を深めた体験は多くあります。だからこそ大切なのは、手元に届いた新聞を「読む」「読んでもらう」ことです。「仏は文字に()って衆生(しゅじょう)()(たも)うなり」(新762・全153)です。聖教の拡大を通し、学会理解の輪を大きく広げていきましょう。

訪問・激励に徹し

 長谷川 「会合と個人指導の比率を2対8に」を、私自身も心がけています。やはり一対一の対話の積み重ねの中で心が通い合い、異体同心(いたいどうしん)の「万事(ばんじ)(じょう)ずる」力が脈動(みゃくどう)することを実感します。
 永石 小説『新・人間革命』第26巻「勇将(ゆうしょう)」の章には、「二対八を目標にしていけば、もっと人材が育ちます。学会も強くなっていきます。また、何よりも、幹部の皆さんが大きく成長していくことができます」とつづられています。
 西方 皆で協力して、そうした取り組みを実践している地域は、特に青年世代の人材が伸びていますね。
 原田 「わが地域には人材がいません」と(なげ)くリーダーに、先生は「人材は必ずいるよ。そう決めて題目をあげていきなさい」と指導されたことがあります。その方は先生の言葉を胸に、地区の中を動いたそうです。すると、「いない」と決め込んでいたのは自分自身であり、信心の(まなこ)で見れば、かけがえのない同志と共に戦える感謝と喜びが湧いてきたそうです。
 長谷川 社会は多様化しています。会合に出席したくとも、仕事など、さまざまな事情で参加できない人もいます。そうした中で、信心から離れがちになり、悩みをかかえて悶々(もんもん)として、先が見えなくなっている人もいるかもしれません。そのような方々にこそ、リーダーは温かな励ましを送っていきたい。
 原田 使命のない人などいません。励ましこそ光です。いかなる広布の戦いにあっても、どれだけ人材を増やせるか≠ェ大切です。リーダーはメンバー一人一人のもとへ足を運び、わが地域に、さらなる広布の城∞人材の城≠築いていきましょう。

「よい人間関係」を

 永石 先生は「創価という究極(きゅうきょく)の『善知識(ぜんちしき)の安全地帯』に(えん)することは、やがて絶対的幸福の生命の軌道(きどう)へ通じていくのです」と言われたこともあります。
  先日の随筆では、米ハーバード大学で80年以上、研究されてきた健康で幸福な人生を送るための要因≠フ一つが、「よい人間関係」であることを紹介してくださいました。
 西方 学会は「『善知識(ぜんちしき)』すなわち最良の人間関係を結び合い、自他共(じたとも)に『健康で幸福な人生』の実証を無数に示してきた」とも強調されています。孤立(こりつ)や分断が深刻な時代にあって、心と心を結ぶ私たちの立正安国の対話は、ますます重要であると思います。
 原田 だからこそ、近隣(きんりん)だけでなく、遠方の知人や親戚(しんせき)とも積極的に交流を重ね、明るく楽しく自信満々と対話をしていきたい。
 長谷川 日蓮大聖人は立正安国論で、客と対話する主人のことを「蘭室(らんしつ)の友」(新43・全31)と呼ばれました。(らん)が咲く室内に入ると、かぐわしい香りに身を包まれるように、相手の仏性を信じ、呼び覚ます、立正安国の対話には、希望の(ぬく)もり、智慧(ちえ)の光、勇気の力があふれています。
 原田 さあ、世界の同志と手を(たずさ)えながら、わが地域から、平和への対話、自他共の幸福を開く対話を堂々と展開し、仏法中道の大光で時代の(やみ)燦然(さんぜん)と晴らしていきましょう。

(2023.10.30. 聖教新聞)

 

 

<77> 平和と友好の道開く「文化の力」
出席者:原田会長、永石女性部長、東京富士美術館忍田(おしだ)理事長、杉本女性部副書記長(東京富士美術館理事)、梁島男子部長

 梁島 11月3日は、「創価文化の日」です。人間革命の実践を根本に、平和と文化の潮流を広く展開する節目として、1976年に制定されました。
 永石 今や、その生命尊厳(そんげん)の仏法を基調とする民衆文化の運動は、世界192カ国・地域に及んでいます。
 忍田 同じ日に、東京富士美術館(八王子市)は、開館40周年の佳節(かせつ)を迎えます。日頃より、富士美≠フ事業や活動に対して、温かなご理解とご支援を(たまわ)り、心より御礼を申し上げます。
 原田 開館に際して創立者・池田先生は、「世界を語る美術館」との指針を贈られました。その通り東京富士美術館は、これまで27カ国・地域より、貴重な文化財をお借りして紹介してきました。これも文化・芸術交流の輝く実績です。
 杉本 先生は、「文化・芸術には、民衆や国家を超えて人間を魅了(みりょう)し、人と人を結ぶ力がある」という信念で、先頭に立って世界との文化交流の道を切り開かれました。
 忍田 当館では、これまで「中国敦煌(とんこう)展」「フランス革命とロマン主義展」「大ナポレオン展」「大三国志展」「華麗なるオーストリア大宮殿(きゅうでん)展」「ポーランドの至宝(しほう)展」「レオナルド・ダ・ヴィンチと『アンギアーリの戦い』展」等の展覧会を50回行ってきました。これも、創立者が築かれてきた信義と友情の道があって開花したものです。

「世界遺産」後で初

 永石 現在、開催中の海外文化交流特別展「世界遺産 大シルクロード展」も、好評を博していますね(12月10日まで)。
 忍田 多くの方に足を運んでいただき、本当に感謝申し上げます。この展示は、日中平和友好条約の締結(ていけつ)45周年、池田先生の日中国交正常化提言55周年の節を寿(ことほ)ぐ記念の行事です。
 永石 また、シルクロード(長安〜天山回廊の交易路網)が、2014年に世界文化遺産として認定されて以後、初めて中国国外で開催される大規模な展覧会ですね。
 梁島 「シルクロード」といえば、アジアとヨーロッパをつなぐ商業路であり、文化の道であり、仏教伝来のルートでもありました。まさに、新しい文化が創出される大動脈≠ナした。
 杉本 東西の歴史と文化をつなぎ、一帯の都市に大きな繁栄(はんえい)をもたらしました。多様性の尊重(そんちょう)、異文化への理解と交流など、展示会の一つ一つから、今の世界平和のために必要な要素を、感じ取ることができます。
 原田 本展の開催に当たり、池田先生は、ご自身が「シルクロードへの憧憬(しょうけい)(いだ)き続けてきた一人です」と述べられ、これら「人類の至宝の遺産から学ぶべきことはあまりにも多い」と語られています。実際、貴重な作品を通して、(はる)かなる美の光彩(こうさい)と深い精神性を感じることができる、またとない機会です。
 忍田 展示は、全3章で構成され、中国の27カ所の主要博物館や研究機関の協力を得て、同国の国宝ともいわれる一級文物45点を含む約200点が出品され、画期的なものとなっています。
 杉本 それだけに、注目作品が多数あります。7、8世紀ごろの作品とされる「菩薩(ぼさつ)坐像(ざぞう)」や、細部に至るまで精巧に作られた「車馬儀仗(ぎじょう)隊」など、一点一点が(すぐ)れた作品で、当時の技術力の高さを感じます。
 原田 シルクロードに咲き誇る哲理の華ともいうべき法華経の写本も、10点にわたって展示されていますね。法華経では、仏のことを道を説く人なり≠ニ示されています。このことに触れて、池田先生は、現代こそ「広い視野に立って、人間の交流、心の交流を増進する『道』がいやまして必要」と訴えられています。
 忍田 本展をご覧になる方々が、いにしえの人と人を結んできた(にじ)のシルクロードに思いを()せるとともに、日本と中国を文化の力≠ナ(つな)いできた先人の心に思いを重ねてくださり、平和と友好の未来を開く一助となれば、これ以上の喜びはありません。

信義の交流が結実

 杉本 このほか、館内では、特集展示「シルクロードと日本」――池田大作先生と平山郁夫(いくお)先生が(つむ)いだ文化交流の足跡(そくせき)――なども公開しています。
 原田 池田先生とシルクロードといえば、敦煌莫高窟(ばっこうくつ)の保護と研究に尽力(じんりょく)された敦煌文物研究所の所長・常書鴻(じょうしょこう)氏との交流も思い起こされます。
 永石 友誼(ゆうぎ)の語らいは幾度も続き、対談集『敦煌の光彩――美と人生を語る』として結実しました(1990年に出版)。
 梁島 常画伯(がはく)夫妻から、世界最高峰のチョモランマ(エベレスト)を描いた(たて)316センチ、横528センチの素晴らしい絵画が贈られ、創価大学の講堂に飾られていますね(現在、講堂は工事中)。
 原田 この画題は何度か描かれ、最初は、ご自身が「耐えがたい苦痛」を受けた文化大革命の直後に制作されたそうです。常氏は、砂漠の地で、幾多の苛酷(かこく)困難を越え、敦煌の宝を守られた方です。そうした方だからこそ、池田先生との深い信義の交流を大切にされたのだと思います。
 梁島 今回の壮大な展覧会も、先生が長年にわたり、世界中で対話と、誠実と友誼の行動を貫かれたことに対し、各国の識者が、先生へ深い共感と信頼を寄せられたうえでのことであると、改めて実感します。
 原田 先生は、かつて「『文化の交流』『民衆の交流』『人間の交流』――この新しきシルクロードの往来は、たとえ地味であり、小さな波のように見えたとしても、一波が万波となり、万波が『平和』の船を運んでいく」と、各国に広がるSGIの運動の意義を語られました。このことを、今ほど強く感じる時はありません。共々に、平和の旗、民衆の旗を高く掲げ、日々、足元から心と心、人と人を結ぶ対話と行動を広げていきましょう。

(2023.11. 2. 聖教新聞)

 

 

<78> わが地区の新たな開幕を!
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、西方青年部長、大串女性部主任部長

 永石 完成10周年の広宣流布大誓堂(だいせいどう)で行われた、「11・18」記念の本部幹部会が7日まで、会館や個人会場等に配信されています(モバイルSTBは12日まで)。
 大串 明「世界青年学会 開幕の年」へ、いよいよの出発です。池田先生はメッセージの中で、「192カ国・地域の創価の世界市民が誓願(せいがん)の祈りを合わせて、異体同心(いたいどうしん)で戦い抜いてきた、この10年の平和・文化・教育の大前進が、どれほど目覚ましいものであるか」と述べ、海外のメンバーが今や300万人に及ぶ広がりになっていることを紹介してくださいました。
 原田 世界で試練が続く中、「大悪(だいあく)おこれば大善(だいぜん)きたる」(新2145・全1300)の御金言を胸に、人類の宿命転換(てんかん)に挑み抜く大連帯こそ、「世界青年学会」であるとも強調されています。世界宗教として飛翔(ひしょう)する学会は、青年を先頭に「広宣流布」(そく)「世界平和」の暁鐘(ぎょうしょう)を高らかに打ち鳴らしていきたい。

地球的課題の解決

 西方 このたび、明3月に行われる「未来アクションフェス〜今、ここから、持続可能な未来への行動を〜」(主催=同実行委員会)に、市民社会の各青年団体と共に学会青年部も、「SGIユース」(国連NGOであるSGIの平和活動を推進する青年世代の総称)として参画(さんかく)することになりました。
 大串 ウクライナ危機が続き、国連のグテーレス事務総長は「恐ろしい核兵器が使用される危険性が、冷戦以来かつてないほどまでに高まっています」と警鐘(けいしょう)を鳴らしています。
 西方 また、この夏の異常気象を体感して分かるように、気候危機は待ったなし≠フ状況です。今こそ青年が立ち上がり、行動しなくてはなりません。
 大串 そこで、「核兵器廃絶」と「気候危機」を中心とする地球的課題の解決へ、(こころざし)を同じくする青年団体・市民団体の方々が協働(きょうどう)し、フェスが開催されることになりました。
 西方 会場は国立競技場で、約7万人が集う国内最大級の青年平和イベントとなります。日本若者(わかもの)協議会やカクワカ広島など6団体の代表によって構成されている実行委員会に、「SGIユース」の代表も加わり、取り組みに関する協議を重ねています。
 大串 国連広報センターの後援も決定しています。同センターの根本かおる所長は、世界人口の4人に1人が若者(わかもの)である今日、意思決定の場に若者が参加することが重要であると述べ、明年9月に史上初めて開催される「国連未来サミット」へ向けて5月にケニア・ナイロビで行われる会議に、今回の未来アクションフェスで集まる青年の声を届けてもらいたいと、期待を寄せてくださっています。
 西方 くしくも明年は、池田先生の青年室長就任70周年です。池田先生は、戸田先生から託された「原水爆禁止宣言」の実現へ、あらゆる困難を乗り越え、平和行動を貫き、世界中に「民衆の連帯」を築いてこられました。日本最大の青年団体である学会青年部は、同世代の仲間たちと力を合わせ、平和へ、持続可能な世界の建設へ、新たな歩みを開始してまいります。

歓喜あふれる場に

 長谷川 今週は「励まし週間」で、来週は「11・18」記念の座談会です。
 永石 明年の活動の柱の一つは「『座談会革命』と『励ましの拡大』で、わが地区の新たな開幕を!」です。
 原田 座談会は、地区の最重要の取り組みです。だからこそ、全リーダーが会合内容の充実に力を尽くしてまいりたい。そして、友人も含めた参加者の増加を図る訪問・声かけに、総力をあげていきましょう。
 長谷川 先生は「座談会が充実し、活力と歓喜にあふれている限り、広宣流布の前進はとどまることはない」と強調されています。新鮮で活気に満ちた座談会としていくためには、皆が主体者となり、懇談(こんだん)的≠ナ双方向(そうほうこう)≠フ場となるような努力が大切です。
 原田 もともと座談会は、弘教(ぐきょう)のための仏法対話の場でした。
 牧口先生も、戸田先生も、そして池田先生も、新来者のどんな質問にも懇切(こんせつ)丁寧(ていねい)に答えられ、なぜ日蓮大聖人の仏法が正しいのか∞真実の幸福の道とは何か≠、大確信で理路整然(りろせいぜん)と語られてきました。また(つど)って来た同志に、勇気と確信を与えようと、真剣勝負の指導も行われました。その中で、広布の道が開かれてきたのです。
 長谷川 座談会に参加すれば、どんな疑問も晴れる。皆が元気になり、立ち上がっていける――これこそ私たちが目指すべき姿です。先生は「ひとたび、座談会を開いたならば、友人も会員も、納得させ、歓喜させ、発心させずにはおくものかという、中心者の気迫と力量が勝負になる」とも語られています。
 永石 御書の研さん、同志の赤裸々(せきらら)信仰(しんこう)体験、青年・未来部の活躍の姿など、各地の座談会は今も本当ににぎやかです。この魅力あふれる集いを、さらに充実させていきたいですね。
 長谷川 明年1月からは「世界青年学会 開幕キャンペーン」と銘打ち、青年世代(男子部・学生部・池田華陽会(かようかい)・ヤング白ゆり世代)が生き生きと活躍し、広布拡大の新たな取り組みに挑戦できるよう、皆で励ましを送っていきます。
 原田 その一環(いっかん)として、2月には「世界青年座談会」を開催し、各地区での青年世代の活動者の増加を目指します。また、7月もしくは8月には、本年好評を博した「未来座談会」を再び開催します。
 永石 先生は「親から子へ、子から孫へと、信心を伝え抜いていくことです」と言われ、広宣流布を永遠ならしめる「信心の継承(けいしょう)」の要諦(ようてい)は、「一家和楽の信心」であると教えてくださっています。
 原田 私たちは「創立の月」の11月も、心軽やかに仏縁(ぶつえん)を結ぶ対話を拡大し、「幸福城の仲間」を広げていきたい。そして、「参加して良かった」「また来たい」と思える「座談会革命」を進め、全地区が創立100周年への新たなスタートを切っていきましょう。

(2023.11. 6. 聖教新聞)

 

 

<79> 使命の天地で信頼と友情を拡大
出席者:原田会長、永石女性部長、飯田地域部長、山ア地域部女性部長、梁島男子部長

 梁島 明年、「世界青年学会 開幕の年」の活動大綱(たいこう)が先日、発表されました。青年世代に一段と焦点(しょうてん)が当たっています。
 永石 活動の柱は、@「『青年世代』と『未来部』が生き生きと活躍する世界青年学会を!」A「『信頼広げる対話』と『確信深める研さん』で、私の広布史を!」B「『座談会革命』と『励ましの拡大』で、わが地区の新たな開幕を!」の三つです。
 原田 今、学会は、世界宗教として、大きく飛翔(ひしょう)()げています。特に、創立100周年の2030年までの7年間は、新たな広布の(かね)を打ち鳴らす重要な時です。青年世代や未来部を全力で励まし、皆が青年の息吹(いぶき)で、折伏精神を燃え上がらせながら、意気軒高(いきけんこう)と進んでいきましょう。

明年、結成50周年

 梁島 さて、来週15日は、「地域部の日」です。最近、訪問した東北、北海道、沖縄などでも、地域部の先輩を(はん)とした青年リーダーたちが、社会との垣根(かきね)なく青年会の副会長を務めるなど、地域貢献に率先して活躍しています。
 飯田 先日、東京の戸田記念講堂で記念の大会が行われました。池田先生は、メッセージの中で、「『地域友好』即『慈折(じしゃく)広宣流布』の柱」「『地域貢献』即『立正安国』の太陽」と呼びかけられ、「生命力満々と、仲良く(かしこ)きスクラムで、人材と福徳あふれる我らの地域に続けと、日本、さらに世界を、勝ち照らしていただきたい」と、最大の期待を寄せてくださいました。
 原田 その通りに、地域部の皆さまの活躍は目覚ましい。先生は、かつて「広宣流布は地域部が原点。その皆さま方には偉大なる使命と福運がある」と、不滅の指針を示されました。地域部の同志は、自身の使命の天地で、その厳然(げんぜん)たる実証を示しています。
 山ア 振り返れば、地域部が結成されたのは1974年9月でした。そして「部の日」の淵源は、87年11月15日、池田先生が出席された創立57周年記念合同総会・第1回地域部総会です。
 飯田 総会で先生は、「南無妙法蓮華経と(われ)も唱え他をも(すす)めんのみこそ、今生人界の思い出なるべき」(新519・全467)の御文を(はい)し、「この御金言を心に深く(きざ)みながら、広布と信心に進みゆく我が人生こそ『最高の幸福』と確信し、晴れやかに、また堂々と生き抜いていただきたい」と訴えられました。
 原田 また、仏法は「生老病死」という人生の根源苦を解決しゆく大法であり、その次元において、「妙法の完璧(かんぺき)なるリズムに生きゆく皆さま方の人生こそ、世間で(あお)がれる聖賢(せいけん)、指導者をもはるかに超えた尊極(そんごく)の人生である」と語ってくださいました。そして、学会が「師弟の(きずな)」と「異体同心の団結」で、あらゆる中傷(ちゅうしょう)や困難を乗り越え、隆々(りゅうりゅう)たる発展を遂げた勝利の歴史にも触れられました。
 飯田 その、師の心をわが心として、地域部の皆さんは、友好拡大の先頭を走ってきました。福岡の壮年リーダーは、町づくり推進のコミュニティーで事務局長を務め、地域振興の旗振り役として尽力(じんりょく)。地域福祉部会長、自治会の福祉部長も兼務するなど、信頼を集めています。
 原田 まさに、地域の「柱」「太陽」となって輝いていますね。
 飯田 その方は常に、「人のために火をともせば、我がまえあきらかなるがごとし」(新2156・全1598)の御聖訓を胸に、日々の活動に取り組んでいるそうです。
 山ア 愛知の女性部副本部長は、地元で女性会会長を7年務めています。最初は不安だったそうですが、子育て世代や高齢者を対象に、定期的に和やかな語らいの場を提供するなど、人と人を結ぶ活動に活発に取り組み、周囲から大きな信頼が寄せられています。
 永石 その方は「一番足元の近隣(きんりん)・地域の人びとを眷属(けんぞく)(いつく)しみ、妙法の光で楽土へ照らしていくことが、立正安国の大道なのである」との池田先生の指導によって一念発起されたと聞きました。2人のお子さんも、それぞれ広布後継(こうけい)の道を歩まれているそうですね。
 原田 地域部の方々は、各地で多彩な活躍のエピソードが尽きません。先生が全幅(ぜんぷく)の信頼と期待を寄せられている通り、「信心即生活」「仏法即社会」の体現者である皆さまのご健康と一層のご活躍を、さらに真剣に祈念していきます。
 山ア 今、地域部は、「地域の安穏(あんのん)繁栄(はんえい)を祈ろう!」「礼儀正しく 良識豊かに!」「励まし合い 助け合う連帯を!」の3点を心がけて、各人の活動を強化しています。また、「地域貢献の人材の育成」や、地元の「組織との連携の緊密化」にも取り組んでいます。
 飯田 全国各地で奮闘(ふんとう)しておられる地域部員のお一人お一人に、改めて心から感謝を申し上げます。明年は、部結成50周年を迎えます。私たちは、わが使命の天地を広布の舞台と決め、信頼と友情の連帯を威風堂々(いふうどうどう)と広げてまいります。

成長願う「七五三」

 梁島 今月は15日を中心に、「七五三」の記念勤行会が、各地の会館等で行われます。
 永石 VOD番組の上映や、記念撮影コーナーの設置、事前の案内状の作成など、お子さんにとって最高の思い出になるよう、各地で創意工夫をこらしてくださっています。本当に、ありがとうございます。
 原田 集いに参加した未入会のご家族や親戚の皆さんからも毎年、喜びの声が寄せられています。かけがえのない「未来の宝」「社会の宝」の健やかな成長と幸福を、皆で祈り、真心から励ましていきましょう。

(2023.11. 9. 聖教新聞)

 

 

<80=完> 
出席者:原田会長、長谷川理事長、永石女性部長、沼倉女性部書記長、西方青年部長

 原田 全同志の皆さまの奮闘(ふんとう)により、見事な「広布拡大の凱歌(がいか)」で栄光の「11・18」を迎えることができます。「立正安国の凱歌」で飾った「5・3」に続き、学会は前進また前進のリズムを刻んでいます。
 長谷川 東北の同志も、痛快(つうかい)に「立正安国の凱歌」を轟かせてくれました。誠におめでとうございます。
 永石 お元気な池田先生・奥さまと共に、広宣流布大誓堂(だいせいどう)完成10周年の「11・18」をお祝いすることができ、これほどうれしいことはありません。
 原田 SGI各国でも記念の集いが開催されます。諌暁八幡抄(かんぎょうはちまんしょう)に「日は光明(こうみょう)、月に(まさ)れり。五の五百歳の長き(やみ)を照らすべき瑞相(ずいそう)なり」(新747・全589)とあります。先生の不惜(ふしゃく)の闘争と同志の勇戦により、日蓮大聖人の太陽の仏法は地球を照らしています。
 沼倉 世界が試練に直面する中、各国の同志は今こそ≠ニの思いで平和を強く祈り、希望と励ましの連帯を広げていますね。
 西方 創立100周年の2030年に向け、世界の友と力を合わせ、人類の宿命転換(てんかん)に挑む学会にとって明年は、大事な7年の出発です。日本の男子部はその主役になる≠ニの決意で、「折伏(しゃくぶく)精神みなぎる対話」と「大訪問・激励運動」に勢いよく挑んでいます。
 長谷川 明年の1月からは、「世界青年学会 開幕キャンペーン」を強力に進め、男子部・学生部・池田華陽会・ヤング白ゆり世代、そして未来部の友が、一人でも多く広布の陣列(じんれつ)に加われるよう、一人一人に合った温かな励ましを最優先で推進していきます。
 永石 活動の柱の第一も「『青年世代』と『未来部』が生き生きと活躍する世界青年学会を!」です。
 原田 先生は、「青年を大切にし、(はぐく)んでいこうという心が脈打ち、流れている組織には行き詰まりはない。永遠の発展がある」と強調されています。学会が、日本一の青年学会となったのは、来る日も来る日も先生(みずか)ら、その通りに実践されてきたからです。私たちは明年、何としても全地区で青年世代の活動者増を成し遂げていきたい。
 長谷川 「信心の継承(けいしょう)」も重要なテーマです。未来部や未就学の子を抱える家庭ではぜひ、一家で勤行をしたり、会合に参加したりするなど、学会の庭で後継(こうけい)の一人一人を大切に育んでいきましょう。そして、「未来の宝」「社会の宝」が伸び伸びと成長できるよう、皆で一層の励ましを送っていきたいと思います。

友の心に幸の種

 西方 活動の柱の第二は「『信頼広げる対話』と『確信深める研さん』で、私の広布史を!」です。先生は、「(広宣流布とは)仏法の法理を各人が、自己自身の生き方、哲学として体現し、信頼の絆をもって人びとと結ばれていくことである」と語られています。
 原田 私たちは日々、勤行・唱題を行い、御書や小説『新・人間革命』の研さんを通し、信仰体験をつかみ、自他共(じたとも)の幸福を開く崇高(すうこう)な人生を歩んでいます。その歓喜(かんき)をありのままに語るのが、「友好対話」であり「折伏(しゃくぶく)弘教(ぐきょう)」です。
 西方 本年も多くの男子部リーダーが、「深き祈り」「勇気の行動」「確信の対話」「粘り強い実践(じっせん)」で弘教を実らせています。輝く新時代の建設へ、いよいよの決意で「折伏・弘教」に挑んでいきます。
 永石 長年の聖教新聞の購読を通じ、「私も学会の皆さんのように、前向きに希望をもって生きていきたい」と入会される方もいます。その(かげ)にあるのは、紹介者の熱意と誠実さです。
 沼倉 ある多宝会(たほうかい)の方は先月、32年間の対話を実らせ、友人を入会に導きました。また池田華陽会の清水全国書記長は、半年前から小学校時代の友人と一緒に会合に参加し、今月、折伏を成就(じょうじゅ)。その方は、「家族や友人にも勧めたい」と語っていたそうです。
 永石 御書に「(ほとけ)になる法華経を耳にふれぬれば、これを(たね)として必ず仏になるなり」(新697・全552)と(おお)せです。「日蓮仏法は『下種仏法』である。衆生(しゅじょう)の生命に『仏の種』を()ろすのだ。相手がすぐに発心しなくとも、必ず花開く時が来る。その時を呼び寄せるのが、祈りの力である」と先生は言われています。
 原田 「誠意(せいい)と確信を込めて語った分、その声が種となって仏縁(ぶつえん)が結ばれ、福徳が広がる。信頼が生まれ、信用が残る」とも語られています。リーダー率先(そっせん)で、友の心に(さち)の種をまく対話に挑戦していきましょう。

さあ座談会革命へ

 沼倉 「11・18」を記念する座談会がたけなわです。「『座談会革命』と『励ましの拡大』で、わが地区の新たな開幕を!」こそ、活動の柱の第三です。
 長谷川 学会の活動において、最も重要な取り組みが「座談会」です。だからこそ、内容を皆でよく検討し、信心の喜びにあふれ、懇談(こんだん)的≠ナ双方向(そうほうこう)≠フ場となるよう、努力を重ねていきたいと思います。
 西方 5日付の聖教新聞におすすめVOD≠ェ紹介されていましたが、先生の指導や広布史の動画を視聴することも、参加者の喜びになりますね。
 沼倉 「(座談会は)どれだけの人が功徳(くどく)の体験を語れるかが勝負です。功徳の体験を披露(ひろう)できる人は、歓喜(かんき)しているし、生命が躍動(やくどう)している。それに全参加者が感応(かんのう)し、歓喜が波及(はきゅう)していくから、座談会全体が希望にあふれ、結果的に盛り上がる」とも先生は教えてくださっています。
 永石 尊い信心の体験を持った方は多くいます。そうした方々が発言できるよう、リーダーは心を尽くしていきたいと思います。また、歓喜の実践によって、功徳の体験を積めるよう、懇切丁寧(こんせつていねい)な励ましを重ねていきたいですね。
 原田 「参加して良かった」「また来たい」と思える座談会。参加者が増えていく座談会――この「座談会革命」を進める中に、「わが地区の新たな開幕」があります。急に寒くなってきましたので風邪などをひかないよう、健康第一で、明年へ勢いよく進んでいきましょう。

(2023.11.16. 聖教新聞)