ちんかい 枕怪

ちんかい(枕怪)

むかし咸陽県のある役人の家で突然どこからともなく拍手の音や、あやしい話し声をたてたりしたおばけで、枕(まくら)が化けたもの。「はんそうかい」としゃべっていたのを家の人に聴かれて正体がわかり、これらを燃やしたところ、怪異は止んだそうな。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『捜神記』の本文では「はんそうかい」が「文約」と呼びかけていて、その名前がうかがえますが、どんなところからの呼び名なのかはよくわかりません。

和漢百魅缶│2011.04.16
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