むふくき 無腹鬼

むふくき(無腹鬼)

恵嵬が谷で修行をしてたときに目の前にあらわれて邪魔をしようとした鬼神のひとりで、頭から下に直接手足が生えてて腹部がありません。

恵嵬が「おまえは五臓がないから体内の病気をわずらうことなはいな」と言ったところパーっと消えてしまいました。

☆ 莱莉垣桜文 附註
『梁朝高僧伝』などに出て来るもので、「むとうき」につづいて恵嵬法師の前にあらわれました。このあと「てんにょき」があらわれます。

和漢百魅缶│2013.02.06
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