加法定理、倍角、半角、和→積、積→和、合成、と多くの公式がありますが、すべて加法定理から発展したもの
ですから、加法定理をどのように扱って導いたかを知ることから勉強を始めてください。この過程を知ることで、
数式の関連付けが強まって、実力を高めます。また、加法定理は、理屈抜きで、覚えてください。
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文系選択者で数学がセンター試験のみの人は、加法定理、倍角、半角、合成、を確実にマスターして下さい。
その他の人は、和→積、積→和、までマスターして下さい。特に、理系では、和→積、積→和、が出来ないと、
微分・積分で苦労します。
加法定理でよくする間違い |
sin(α+β)=sinα+sinβ 括弧を外す計算をしてしまう。sin(α+β)はsin×(α+β)ではありません。
f (X)
と同じで、sinα,cosα,tanα,などの
sin,cos,tan,関数記号です。
例として、sin(60゜+30゜)
で考えます。( )内を計算すれば、90゜ですから、
sin(60゜+30゜)=sin90゜となります。sin90゜=1です。 |
sin60゜+sin30゜= |
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+ |
1
2 |
となり間違いが確認できます。 |
このような計算方法が正しか、どうか判断できるようになることも大切です。 |
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