(U) |
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sinθ−cosθ |
を合成します。 |
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係数の平方和が、この例題では、4
になります。この平方和の正の平方根で全体をくくります。 |
与式=2 |
( |
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sinθ− |
1
2 |
cosθ |
) |
・・・[ア] になります。後は、括弧内の式を合成するだけです。 |
ここでも、sin,cosどちらでも合成できます。(@)は
sin の合成、(A)は cos
の合成です。 |
(@) まず、 |
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をcos、 |
1
2 |
をsin で表します。このとき、角度を同じものにして下さい。 |
る |
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=cos30゜, |
1
2 |
=sin30゜と表せるので、[ア]式の |
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と |
1
2 |
を、cos30゜,sin30゜に書き替えます。 |
与式=2 |
( |
sinθ・cos30゜−cosθ・sin30゜ |
) |
=2sin(θ−30゜) |
となります。 |
前ページと同様に、符号を含めて、考えることもできます。 |
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=cos330゜,− |
1
2 |
=sin330゜となり |
与式=2 |
( |
sinθ・cos330゜+cosθ・sin330゜ |
) |
=2sin(θ+330゜) |
となります。 |
結果は違いますが、−30゜の動径と330゜の動径は同じなので、この二つの結果は同一です。 |
また、最初から |
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=cos(−30゜),− |
1
2 |
=sin(−30゜) と表わせば最初の結果になります。 |
(A) |
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=sin120゜、− |
1
2 |
=cos120゜ (符号を含めていますが含めなくてもできます。) |
与式=2 |
( |
cosθ・cos120゜+sinθ・sin120゜ |
) |
=2cos(θ−120゜) |
となります。 |
また、与式=−2 |
( |
1
2 |
cosθ− |
|
sinθ |
) |
・・・[イ] としても合成できます。試してみてください。 |
結果を展開して、元の式になっていればその計算はあっています。
合成は、一通りでないこととを知って下さい。また、sin,cos どちらでも合成できるようになって下さい。
合成は、かなり高い確率でセンター試験に出題されています。 |
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