星空探検記
散開星団 ボウエンキョウホシイ症候群 2
ボウエンキョウホシイ症候群・・・ 月のウサギが見えますか? 好きな天体 土星編 夜食・・・ 
夕焼けの飛行機雲  星が降った夜!!  しし座流星群98年バージョン 私が天文に興味を持ったきっかけ

 散開星団

 晴れて星空が広がっているのに…

 なんか疲れてるな…
 寒いな…
 風邪気味だな…
 明日も仕事だな…
 もう、飲んじゃったし…
 他多数…

 星好きの私でも、“大人の事情”で天体望遠鏡を組んで星空を見上がるのが億劫になる事があります。
 そんな時は、双眼鏡が大活躍してくれます。

 初めは、天体の自動追尾撮影中の合間の暇つぶしにと思って使い始めた双眼鏡ですが、今となっては欠かせないアイテムとなっています。天体望遠鏡に天体を導入するサポートにも大活躍してくれます。
 双眼鏡を星空に向け、「何だろう?」と、すぐさま天体望遠鏡を向けて観察するというのが、最近のスタイルとなっています。
 そのおかげで、初めて眼にする天体も増え、メシエ天体以外のマイナーな天体?を観る機会が増えました。その中でも格段に増えたのが散開星団です。
 

 そのきっかけとなったのは、アンドロメダ座γ星と、さんかく座の間にある NGC.752 という散開星団でした。
 昨年の夏、「あそこでモヤっとしてるのは何だろう?あんなのあっけ?」と双眼鏡を向けると、散開星団であることが分かり、“フィールド版スカイアトラス”という星空のガイドブックで NGC.752という散開星団 であることを知りました。
 「なんで今まで気が付かなかったのだろう?。他にももっとあるんだろうな!」とスカイアトラスを片手に、まだ観ぬ天体を観るようになったのです。

 散開星団は比較的視直径が大きいので、双眼鏡でも楽しめる数が多いです。天の川に沿って双眼鏡で流すと、次々と散開星団が飛び込んできて、凄く楽しいです。かみのけ座にある Mel.111 なんかは、見かけの大きさが満月の10倍ほどもあるので、空の状態の良い所なら、肉眼でも充分に観望できます

 天体写真と近いイメージで観られるのも良いですね。見慣れていない人には、星雲や銀河などは反応が良くありませんが、散開星団は良い反応が返ってくるのでこっちも嬉しくなります。

 星の集まり方も、V字形だったり、三角形だったり、明るい星がX字に並んでいたり…。見慣れてくると、散開星団にも個性があります。

 そんな散開星団中で私が一番好きな散開星団は、ふたご座のカストルの足下にあるM35という散開星団です。
 もちろん双眼鏡でも綺麗なのですが、望遠鏡の低倍率で観ると、無数の
微光星がはっきり見えてきます。
 右の画像では分かりづらいのですが、私的には三ツ矢サイダーのマークを太くしたようにも見えるのですが、どうでしょう?。

 

 


ボウエンキョウガホシイ症候群 2

毎年夏に、新潟県の胎内では、“胎内星祭り”という星空を楽しむイベントが開催されています。
 04年、久しぶりに胎内星祭りへ出かけました。会場では各光学機器メーカーのブース設置され、自慢の機種が並べられ、物欲が刺激されます。
 胎内星祭りからしばらくの間は、「そろそろ、新しい望遠鏡が欲しいなぁ」と漠然とした感覚で、各天体望遠鏡メーカーや販売店のwebサイトを閲覧していたのですが、そのうち・・・「もし新しい望遠鏡を購入するのであれば、所有している望遠鏡と同じような性能を持つ望遠鏡では意味がないし・・・。知り合いとかぶってもつまらない・・・。」などと考えるようになり、しだいにボウエンキョウガホシイ症候群の兆候が…。

 私が所有している天体望遠鏡は、ニュートン式反射望遠鏡の“R200SS”と、ガセグレン式反射望遠鏡の“SPACE-10”という2種類の望遠鏡です。R200SS、F4という明るさが武器で、散光星雲のような淡い光の天体が得意な望遠鏡です。800mm強の短い鏡筒が体にフィットして、ファインダーを覗きながらブンブン振り回せるので、普段の天体観望の主役として活躍しています。一方SPACE-10は、太陽や月を観る望遠鏡として使い分けをしています。って事は・・・そうか、この2機の穴を補うための望遠鏡にすれば良いのか。

私が所有している望遠鏡の欠点・・・中でも主役のR200SSで最も気になっているのは、鏡筒内の気流が安定するまで時間がかかることです。鏡筒内が常に外気に触れるため、鏡筒内と外気に温度差が生じると、鏡筒内に気流が発生して天体の見え味が悪くなってしまいます。これはニュートン式反射望遠鏡の構造上、仕方がないことなのですが、鏡筒を外気に馴染ませている時間に、天候が怪しくなってきて星を見ない内に撤収・・・なんて経験が何度かありました。
 あとは、少しばかり鏡筒が大きいこと…車に積むと、リヤシートを占拠してしまいます。この欠点は
SPACE-10でも補えるのですが、SPACE-10は星雲等の淡い天体を観るのには不向きな性能です。
 「そうなると、やはり主役の欠点を埋めるには「買うしかないのかな?」などと考えている内に、次第に本気モードで考えるようになり、次第にボウエンキョウガホシイ症候群は進行していきました・・・。

欠点を補うための望遠鏡には、どんな望遠鏡が良いのか?。この時ふと思いついたのが、屈折望遠鏡です。屈折望遠鏡は、対物レンズで天体の光を集める望遠鏡です。レンズで鏡筒内が密封されるので、鏡筒を外気に馴染ませる必要もありません(厳密にいうと必要なのですが)。それに、屈折望遠鏡を持っていないし、一般的に天体望遠鏡=屈折望遠鏡の格好だしね。などと、どうでも良い理屈を並べつつ、望遠鏡の種類は屈折望遠鏡に決めました。
 しかし、屈折望遠鏡にも欠点があります。最大の欠点は高価な事です。さらに高性能な望遠鏡になると、特殊なレンズを使うようになるので、さらに高値になります。
 となると、あとは財布の中身との交渉・・・というより、予算内でどの望遠鏡に決めるか?です。望遠鏡は基本的に『口径が大きいほど性能が良い』ので、可能な限り口径が大きい望遠鏡を選びたいのですが、今回は、数字では表現されない性能(例えば、見え味。どれだけシャープな星の像を得られるか。等々)にこだわってみることにしました。

こうなってくると、ボウエンキョウガホシイ症候群はどんどん進行していきます。望遠鏡関連の掲示板webサイトで情報収集していたところ、そこに登場したのが“タカハシ・ブランド”。高橋製作所が製作する超・高性能な天体望遠鏡は、天文マニアも納得するほどの高性能と高品質で、世界中の天文ファンの憧れブランドとも言われているほどです。
 実は私もタカハシ・ブランドに密かに憧れていた一人でしたが、タカハシ・ブランドは高嶺の花・・・。しかし、胎内イベントで西村君が見せてくれた“FS-128
”の針で刺したような見事な星像が忘れられずにいたこともあり、思い切ってタカハシ・ブランドに決めました。
 予算内で購入できるのは、タカハシ・ブランドは“FS-78”という望遠鏡に決まってしまったので、FS-78が掲載されている望遠鏡販売店へ見積もり依頼のメールを送信したのですが・・・。

 翌日、見積もりの依頼先から続々と返信のメールが届きました。返信メールは、『FS-78鏡筒は現在、生産中止のため、メーカーとも在庫が払底なため、現在入手困難です。代替として、同社のSKY-90はいかがでしょうか?。という内容ばかりでした。
「げ!生産中止―?マジ?。聞いてないよ〜、だってサイトに掲載されているじゃないかよ!!・・・。」

と落胆すると同時に、ボウエンキョウガホシイ症候群は一気に覚めてしまいました。“SKY-90”という望遠鏡も悪くはないのですが、予算的に厳しい金額になるのでNGです。

ボウエンキョウガホシイ症候群を患ってからの数ヶ月・・・これまで費やした時間を返して欲しくなるほどの気持ちでいた明くる日、他社から遅れて一通の見積もり依頼の返信メールが届きました。どうせ他社と同じ内容のゴミメールだろうと思いつつ、開いてみると…

『タカハシのFS-78鏡筒は現在、生産中止となりまして、メーカー、弊社とも在庫が払底いたしまして、現在、入手することが困難な状況となっております。

・・・あ、やっぱりゴミメールね…」と削除しようとしたら、続きが・・・

メーカーになんとかならないか相談いたしましたところ、修理対応用の部品在庫でなんとか新品を一台、製作できますが、という連絡を頂きました。(これから製作いたしますので、多少、納期が かかる見込みでございます。)
つきましては、最後の1台をなんとかお回しできる状態でございますがいかがいたしましょうか?。』

という、驚愕の内容に、すっかり覚めきっていたボウエンキョウガホシイ症候群が、一気に盛り返してきました。返事はもちろん「ぜひ、『最後の一台』の製作をお願いします。」でした。
 

 それから、1週間ほどして、待望の最後のFS-78が届きました。
 飛びついて、段ボールをはぎ取りたくなるほど感激したのですが、一息ついて手を洗い、一礼してから荷をほどきました。
 鏡筒を手にした瞬間に伝わってきた冷たさが、胎内イベントで目にしたシャープな星像を約束してくれているような感じがしました。
 ちなみに、最後の一台となるFS-78の製造番号は
04088でした。

  一刻も早くFS-78を星空に向けたいのですが、その夜はあいにくの空模様…。その後も暫く天候に恵まれず、やきもきする夜が続きました。   

FS-78の到着から1週間ほど経ったころ、ついに待ちに待った星空が広がり、絶好のファーストライト日和ならぬ星和?です。
 はやる気持ちを抑えながら、いつも以上に慎重にFS-78を赤道儀にセットします。ファーストライトの対象は、M45・プレアデス星団(すばる)に決めていたので、早速ファインダーの中心にM45を導入します。そして、アイピースをのぞき込み、ゆっくりと合焦ハンドルを回してピントを合わせていきます。そして、ピントがあった瞬間、
「おぉー!====
()/=====!!!!
思わず声が出ました。視野いっぱいに広がるM45
のシャープな星像!。見慣れているはずのM45が、凄く新鮮に感じられました。
 続いて導入した“h-x二重星団”は、視野の中が細い針であけた穴のような星像だらけで圧巻でした。ぎょしゃ座の散開星団群も素晴らしい星像で、散開星団を観るのにもってこいの望遠鏡で、同行した知人と、交互に歓喜を連発していました。
でも、アンドロメダ大星雲やオリオン大星雲など天体像は、R200SSのほうが上手でした。やはり主役だけのことはあります。

  今回、度目の発病となったボウエンキョウガホシイ症候群は、某天体望遠鏡ショップの多大なるご配慮により、
“最後のFS-78を入手”
という奇跡的なワクチンの投与により治癒することができました。おかげで、ボウエンキョウガホシイ症候群に対する免疫機能も向上しました。

 しかし、この免疫も永久的に作用するという保証はないので、ボウエンキョウガホシイ症候群が完治したわけではありません。天文ファンである限り、年々免疫作用が低下する可能性があります。

 次にボウエンキョウガホシイ症候群が発病するのは何時の日か?。

 


未確認飛行物体!??

さんは、星空を見上げていた時、飛行機や人工衛星とはあきらかに違う飛行物体を見たことがありますか?。

この質問は、私が天文ファンだと知った時に必ずといっていいほど訊かれる質問です。
昨年末までは、「そんなものは、見たことはない」と即答していました・・・。
昨年のふたご座流星群の極大夜までは・・・。

その夜、私は、ふたご座流星群を観るために、福島県の阿武隈山系の某所にいました。
時刻は午前
0時過ぎです。明るさが2等星ほどある光が西→南の空へ移動しているのが視界に入りました。
高度は
40度くらいだったと思います。
「人工衛星かな?」
と思ってその動きを見ていたら、なんと!緩やかに上下に波打つような軌跡で移動しているのです。
「な、何だ!?」
慌てて双眼鏡を向けると、光の点があきらかに上下に波打っているのがわかりました。
そして、双眼鏡から肉眼に切り替えた瞬間(リゲルの辺り)で、パッと消えてしまったのです。
見えていた時間は
20秒足らずだと思います。

私がいた場所は、山間部とは言え、視界が開けていて、その方向には星空を遮るような高い山はないので
その山を移動している車のヘッドライトなどの人工灯とは考えられません。
人工衛星や飛行機でしたら、その軌跡は直線のはずですし・・・。
私が目にした光る飛行物体はいったい何だったのでしょうか?

・・・未だに未確認です・・・。

 


月のウサギが見えますか?

 03年夏の星空は、マスコミが大騒ぎするほどに大接近した火星が独占しまたねぇ。私も、対火星撮影用に中古デジカメも購入してしまいました。そして待ちに待った梅雨明け発表!。にもかかわらず、曇っているよ…東北地方では梅雨明け撤回発表…。
 とは言え、晴れ間を狙っては火星に望遠鏡を向け、「火星!火星!」と残業中のN君をメールで煽ったりして。
 近所に天文に興味をもっている小学5年生のT君も、「火星見せて〜!」と何度かやって来ました。庭先で望遠鏡を準備していたりすると、T君とその遊び友達も集まってきて・・・。

さて、梅雨明け?早々に、今年も例年恒例の隣近所でのバーベキューを庭先でおこないました。生ビールを「Quu〜」っと、ようやく訪れた夏を楽しんだ時のお話です。

バーベキューには、Tくんの他にも各家庭の子供達も集まり、花火をしたりして楽しんでいました。そして花火が一段落すると
「今日も火星見せて!」
と庭先に出してある望遠鏡を見つけたT君。火星を見るにはまだ高度が低いので、まずは月に望遠鏡を向けました。
「うわっ!眩しいー!。」
「すげぇ〜!」
「早く俺にも見せろよ!」
子供達は入れ立ち替わり望遠鏡を覗いては叫んでします。
すると、小学2年星のKチャンが
「お月様にはウサギがいるんだよね?。ウサギも見えるの?」
「…ん〜…。じゃあ、ウサギがいるか探してみようか。」
倍率を高くした望遠鏡を覗いて
「どこだ?どこにいる〜ウサギちゃん・・・」しばらくの間ウサギを探し続けたKチャンですが
「いないよ…」と残念がっています。
すると、続いて望遠鏡を覗いていたKチャンの弟・K君(5歳)が
「あー!いた!ウサギいたよ!!。ピヨーン、ピヨーン跳ねてる!」
え?マジ!??。ほろ酔い気分の私は、一瞬本気で焦りましたが
「お〜、よく見つけたね」
とK君に話を合わせながら望遠鏡を覗いて、ちょっと本気でウサギを探してみました。
「見せて!。早く見せて!」
嬉しそうにワクワクしながら望遠鏡を覗いたKチャンは
「あー!本当だ!いたよ!ウサギいた!。お母さん、ウサギいたよ!」
興奮状態で母親の袖を引っ張ります。
次々と望遠鏡を覗く子供達にはウサギの姿が見えていたようで、初めは3匹だったウサギが、最終的には12匹まで増えていました。

「本当にウサギが見えていたのですか?」
T君の兄のH君(中学2年生)が、狐にでもつままれたような顔をしながら私に尋ねてきました。
「H君には見えたの?」
「俺には見えなかったんですよ…」

 私もちょっと不思議な感覚に駆られました。
 でもきっと、K君やKチャンのように純粋な心を持った子供達には、ウサギが見えていたのでしょうね。

 皆さんには、月のウサギが見えますか?。

 


ボウエンキョウ欲しい症候群・・・

 タイトルにある“ボウエンキョウ欲しい症候群”とは、『新しい(最新の)天体望遠鏡が無性に欲しくなる』という、天文ファンにのみ感染するものです。
(ちなみに、この症候群には様々な種類があって、基本的に物欲が大きくなった時に感染するので、欲しくなった物の名前をとって、○○○症候群と名付けられます。ちなみにこれまで私が感染したのは“車が欲しい症候群”“パソコンが欲しい症候群”“彼女が欲しい症候群”など・・・・。)

 私が“ボウエンキョウ欲しい症候群”に感染したのは96年の初夏で、星友達のS君より感染しました。
 感染した原因は、12年間愛用してきた望遠鏡の架台がガタついてきたのと、「20世紀最大の大彗星」と騒がれた『ヘール・ボップ彗星(97年4月に近日点を通過)』の接近が、主な感染した原因だったようです。
 そのころから無性に望遠鏡が欲しくなったのですが、天体望遠鏡はおいそれと買うことなどできるわけありません。一口に天体望遠鏡といっても、様々な形式や種類、大きさなどがあります。俗に望遠鏡とよばれている“鏡筒”と鏡筒を載せる“架台”の組み合わせによっては、かなりの数になります。第一に高額です!。
 とりあえずは、天文各誌のバックナンバーを押入から引っ張り出して、鏡筒や架台の紹介やレポート記事や各メーカーのカタログを読みあさるようになりました。

 そうしているうち、“ビクセンのR200SS”という機種が気になりだして、感染の第2ステージ『財布の中身との相談』へ感染が進行していきました。これだと、架台もワンランク上のを付けることができるしぃー、大きさも扱いやすい大きさだしぃー、星雲や淡い天体もよく見えそうだしぃー、良いな〜♪、思い切って買うか??!!

 第2ステージから最終ステージの発病に至るには大して時間がかかりませんでした。望遠鏡ショップなどに問い合わせて、見積もりを出してもらったら、なんとかなりそうな値段・・・ついに、発病です。
 こうなってしまったら治療には『買う』しかありません!。値段はちょっと高額だけど、今のうちに手を打っておかないと、さらに高額な治療が必要になるかもしれないし・・・え〜い!買っちゃえっ!!。

 今回、“R200SS”を買ったことで、“ボウエンキョウ欲しい症候群”に対する『免疫』を作り出すことができました。しばらくの間は、たとえ感染したとしても、免疫作用で発病まで至ることはないと思われます。しかし、この免疫も半永久的に作用するとはいえず、年を追うごとに免疫作用が低下する傾向が見られるようです。

 あれからもう、7年もの年月が経過しています・・・。“ボウエンキョウ欲しい症候群”が再発する日はいつか・・・???。

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夜食・・・

 夜食の定番といえば、やはり“カップめん”でしょう!か??・・・。

 職場ではカップめん評論家?といわれている私・・・夜勤の時なんかは必ず買っていきます!。

 カップめん。小学生当時、それはそれは何とも魅力的な食べ物でした。エース○ックのカッ○ヌードル≠竍ペヤン○・ソース焼きそば≠ネんかに憧れていましたね・・・。昔は「栄養がどうのこうの・・・」なんて言われていましたが、現代のカップめんは栄養の面でも一定の基準は満たすレベルにあります。

 今や、定番ものからシーズン限定もの・・・夏になると決まって激辛が増殖します・・・。生麺、ノンフライ麺、フリーズドライ麺など麺にこだわったモノ。スープにこだわったモノ。さらに『焼そば』から『スパゲッティー』まで今やその数は数百種類!!。最近は、ご当地ラーめんや人気ラーメン店の味を再現したモノがはやりですねぇ〜。
 次々と新商品が店頭に並んでは、いつの間にか消えていきます。個人的に「美味い!」と再びコンビニに足を運ぶとおいていなかったり、見慣れぬ新種を見つけると無意識に手にしていたりしています。“カップめんの開発戦争”と題した番組を見たことがあリますが、年間に数十種類誕生し消えていく凄まじい世界に圧倒されたのを覚えています。

 あと、焼きそばシリーズにある麺をもどすためのお湯を捨てずに、わかめスープを作るのに再利用する発想!。アレは感心しますねぇ〜。これも立派なリサイクル?水も大切な資源です!といわんばかりの画期的なアイデアだと思います。ただ、屋外の場合は別途にカップが必要になりますが・・・

 コンビニによって扱っているカップめんもさまざまですが、どこに行っても20世紀カッ○・ヌードル∞○いきつね≠ニ○のたぬき≠ヘかならずといってもいいほどおいてあります。もう、この3商品jに関してはカップめんの定番中の定番。もうカップめんの王道といっても過言ではないかと私は思います。はい。なんか熱く語ってしまいましたが(まさか、カップ麺ごときにこんなになるとは・・・)・・・。

 ここで、私が一押しするカップ麺を紹介!! といきたいところですが、この場では控えさせていただきます。

 が!しかし!!最近のマイブームはカップスープ≠ネのです!!(おなかが出てきたもの気になりますし・・・)。
 なかでもコーンクリームスープです。冷めたかな?と思ってすするとその下からアツアツのスープが口の中に流れ込み、「アーーッ!」となってしまうなが何とも言えません・・・。特に熱さに慣れた三口目が要注意です。程良い緊張感が漂います・・・。

くだらない内容になりましたが、以上「私のお薦め夜食」でした。

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好きな天体

 好きな天体・・・。ン・・・なんだろう?。
 いろいろあるけど・・やっぱり土星かなぁ〜。あの「環」を持った独特な姿が印象的でかっこいいですねぇ。天文学者のガリレオは、初めて土星を観たとき「なんじゃこりゃ!??」と思ったのかな・・・?。わたしも望遠鏡で初めて生の土星を観たとき「本当に環があるんだ!」と感動したことを覚えています。

 土星の環は非常に薄く、厚さは100メートル以下といわれ、数センチ〜数十センチの岩や氷の粒からできていると推定されています。なぜ環があるのか?は定かではありませんが、一説によると『土星に接近した小天体が土星の引力によってこなごなに破壊され、破片によって環が形成された?』と考えられています。

 1995年と1996年に土星の環が消失する現象が起こりました。望遠鏡で覗いてみると、確かに環がなく、ただの丸い惑星?ってな感じでなんか変でした。その前後の期間も、土星が団子のように串刺しになっているように見えておもしろかったことを覚えています。この現象は、土星の自転軸が公転軌道に対して約27度傾いており、約15年(公転周期の半分)ごとに環を真横から見る位置に地球が来た時におこり、見かけ上、環が消失して見えるのです。

 あと、土星には現在確認されている衛星が18個あるのですが、その中で注目すべきは土星最大の衛星「タイタン」です。なんとタイタンには、火星の約1.5気圧の大気が存在するのです!!。大気の主成分は窒素で、原始地球に似ていることから、タイタンの大気をくわしく調べれば、生命誕生のメカニズムをとく手ががりが得られるのでは?ということで、ただ今探査衛星「カッシーニ」が土星に向かっています。カッシーニは1997年10月15日に打ち上げられ、2004年7月に土星に到着する予定です。到着後約4年間にわたって、土星の大気、磁気、環などを探査するとともに、タイタンに観測機を投入して大気成分をくわしく調べる予定です。

 あと他に好きな天体っていうと、彗星、月、流星・・・。星座では「おひつじ座」が好きです。自分の誕生星座ってことが一番の理由です。おひつじ座は2等星以下の恒星で構成された小さな星座であまり目立ちませんが・・・。

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夕焼けの飛行機雲

 中学時代、部活動を終え、くたくたになっての帰宅途中、歩道脇の田圃に落とそうになることがありました。天文に興味がない友人らは「・・・またかよ〜」と、数歩先で呆れているのでした。

 私は、夕焼けの中を西へ飛行する飛行機雲を目にするたび「アレが彗星だったらな〜」とまだ見ぬ大彗星の姿を夕焼けの中にイメージしていたのでした。さらには、飛行機雲の長さが頭上を越えるほどの長さになると!!!。

 彗星は、その名の通り「彗(ホウキ)の様な尾をなびかせ、突如として現れては去っていくCOOLな天体」です。しかし私が天文に興味を持ってからというもの、「天体写真集」等でお目にかかる「池谷・関彗星、ベネット彗星、ウエスト彗星」といった立派な尾をもつ「いかにも彗星!」というような彗星を目にすることはありませんでした。
「よーし!、それなら自分で見つけてやろうじゃないの!!」
と意気込んだものの、所詮はコメット・ハンターごっこ・・・。三日坊主であっけなく終わって始末・・・。

 こんな私が初めて目にした彗星は、1983年に現れた「IRASU・荒木・オルコック彗星」でした。この彗星は、地球最接近のわずか16日前に発見されたものの、マスコミが結構騒いでくれたおかげで、新聞に掲載された経路図をたよりに、北の空に2等星ぐらいの明るさのぼんやりした光の塊を見つけることができました。地球にかなり近づいたので、韋駄天のごとく去っていきましたが、初めて目にする彗星の姿に結構感動していました。

 その後も、ハレー彗星をはじめ、多くの彗星が地球に接近したので、それなりに観望はしては、喜んでいました。しかし、そのほとんどは、明るくなったとしても肉眼で何とか見える程度の明るさで、双眼鏡や望遠鏡がないと物足りないばかりか、見ることさえもできない彗星ばかり・・・。天体写真集でお目にかかる「立派な尾をなびかせた彗星」とはほど遠い彗星ばかりでした。

 こんな思いを一気に吹き飛ばしてくれたのが、1996年3月26〜27日に観た百武彗星でした。その前の数日間も、肉眼で尾をなびかせた姿を目にし「凄いぞ!」と感動していたのですが、26〜27日に目にした百武彗星の姿は、とんでもない姿でした。
 暗闇に目が慣れてくると、北極星付近にある武彗星の本体からなびく尾が、北斗七星を貫き、かみのけ座付近まで伸びているのです!「バケモノだ!!」もう、口を開けて天を仰がないと全体を見渡せないほどの百武彗星の姿は、ショックすら感じるほどのものでした。

 それから約1年後、ヘール・ボップ彗星が接近しました。今世紀最大級の彗星と言われるだけあって、明るくて太いダストの尾だけでなく、青いイオンテールまで見せてくれました。2月中旬〜4月にかけては、どんなに寒くとも、どんなに眠くとも、翌日が早番であっても、天候がよい日はヘール・ボップ彗星の姿を観に出掛けていました。

 もし、ヘール・ボップ彗星がもっと地球に接近せいていたら、「とんでもない化け物になっていたのに・・・」と思うのは贅沢??

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しし座流星群 98年バージョン(すきちかもど★探検隊 レオニズ号外より)

 いよいよ、しし座流星群がやってくる!。
 この頃の気候は西高東低の気圧配置になるため、日本海側の天候はOUT。早くから太平洋側への遠出を決めていました。しかし、あまり星見の遠出経験がない私・・・いったい何処へ行ったらいいものか・・・。
 そうだ!星の村天文台に行こう!。星の村天文台は、半年ほど前にすきちかもどのイベントで訪れたことがありました。
 会社の先輩からカメラを借り、休みも取って、高感度フイルムも手に入れた。
 後は、しし座流星群の出現を待つばかり・・・。

 ひょんな事から「すきちかメンバー」だった飯村さん達と一緒に観測することとなり、観測地を奥日光の戦場ヶ原に変更する事になりました。
 しかし、私も飯村さんも戦場ヶ原付近の土地勘が無い・・・。戦場ヶ原での観測経験がある西村君に連絡を取り、おすすめの観測地を教えてもらいましたが、そこは夜間、道路が閉鎖されてしまうので、曇った場合に夜間の移動ができなくなるとのことでした。
 「んーどうしよう?・・・。!確か、天文ガイドで全国の天体観測地を連載で紹介していたなー・・・。」
 早速、天文ガイドのバックナンバーを引っぱり出してみると、4月号で戦場ヶ原の駐車場が紹介されていました。
 それによると、「道路と駐車場の間には立木があり、自動販売機の照明も落としてあり、天文ファンに対する配慮が伺える。トイレも有る」と書いてあったので、とりあえず、戦場ヶ原の駐車場を第一候補地としておき、後は天候しだいか・・・。

 16日の夕方。各局が提供する天気予報を総チェック!。それによると、奥日光方面は雪が降るとの予報。それに対し福島県の太平洋側は晴れ間も広がるとの天気予報でした。飯村さんと協議した結果、最終決定は翌朝の天気予報を見て決定することにしました。

 なんだかんだで迎えたしし座流星群の極大夜当日の17日。
 地元の天気は、朝から雨が降っていました。天気予報を再確認し、今夜の観測地は福島県滝根町にある「星の村天文台」に決定!

 夕方、飯村さん達と合流して星の村天文台に到着。休館日ということでしたが、19時から特別公開があるとの情報をGET!。近くの飲食店で夕食を取り、夜食を買い込むと、再び星の村天文台へ向かいました。
 天文台は呼吸困難に陥るほど強烈な西風が吹き付けていましたが、晴れ間も広がっていて、人も集まっていました。
「国立天文台の発表によると、ピーク予想時刻が早まり、18日の0時だそうです」
と、大野天文台長が最新情報を提供してくれました・・・じかし、この発表が後に矛盾を生むことに・・・。
 朝まで天文台のトイレを開放するということなので、天文台周辺で観測することに決定しました。

 時より雲が流れてくるものの、空はまずまずの状態が続いています。
 天文台の東側に移動してみると、緩い上り階段があました。角度が流星観測にはちょうどいいようなので、試しに横になってみると、厚着をしているためか、階段の凹凸もあまり気にならず、ここに陣取って観測することにしました。
 すると、見知らぬ男性が声をかけてきました。「しし座流星群を見に来たのかな?」と思いながらしばらく雑談していると、新聞記者であることが判明。
 話によると「流星を撮影するまで帰ってくるな!。」と言われて、天文台にやって来たとのことで、流星撮影の手ほどきをすることになりました。さらに、階段に寝っ転がっている姿を不思議がっているので「寝っ転がるのが流星観測の基本です」と教えると、やらせの写真を撮られてしましました。
 このとき撮影した写真と共に私との雑談が翌日の地方紙に掲載されてしまいました!

 さて、肝心のしし座流星群ですが、凄いですねー!。現れる流星のほとんどが粒デカで明るい!。夜半前は横から見ていることになるためか、経路が長い流星がたびたび出現しています。
 流星が現れるたびに天文台付近のあちらこちらで歓声とため息が交互に飛び交っています。
 それにしても、駐車場に出入りする車のライトが眩しい!!。ハイビームにしている車にはみんなブーイングです。

 そうこうしている内に、しし座が昇ってきました。
 しかし、急に雲がわきだし、あっという間に雲に覆われてしまいました。時より雲の間から流星が見えていましたが、1時をまわる頃には完全に覆われてしまったので、他の方の邪魔にならないように建物の影に移動し、休憩することにしました。
 カップ麺で腹ごしらえをしよう。とお湯を沸かしていると
「ちょっとイイですか?」
声をかけて来たのは「TBS」と書かれたテレビカメラを持った男性。カメラを向けられインタビューもされたのですが、放送されたかは不明です・・・。
 休憩後も、雲の間からの流星観測を続けたのですが、今度は雨が降り出し、3時過ぎに一時撤退。車に戻り横になっていると、つい、うとうとしてしまいました・・・。

「おい!起きろ!!晴れてるぞ!!」
同行した水沼氏にたたき起こされ外に出てみると、薄明中のなか、獅子の大鎌から次々と流星が現れました。
ひょっとしてこれから大出現となるのか!?。
と期待しましたが、後が続きません・・・。しばらく見ていたのですが、流星が現れないので、再び車で横になりました。

 夜が明けた8時すぎ、水沼氏と天文台付近をうろついていると、大野天文台長と再会。
「おはようございます。半年ほど前にお世話になった、すきちかもどですけど・・・覚えています??」
「・・・え?、すきちかモード??」
「・・・」
「!あー、女の子5,6人で来た・・・。んー昨日はここで見たの?。んー。あの、あの、あのねー、途中から曇っちゃったけど、君達が騒いでいた頃が一番がっだみたいね・・・。」
 我々は騒いでいないのに・・・

女性軍も目を覚まし、近くの温泉で冷えた体を暖め、天文台に併設しているプラネタリュウムを鑑賞して解散しました。

この年のしし座流星群は、当初、日本を含む東アジアでの大出現が予報されていたのですが、ヨーロッパで1時間あたり数百個の流星が観測され、流星雨となりました。 

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私が天文に興味を持ったきっかけ

 1997年の3月〜4月に世界中の天文ファンを熱くしたへール・ボップ彗星。
『今世紀最大級の彗星』も天文に興味がない人にとってはどうでもいいような存在でしょうが、天文ファンにとっては、じっとなんかしちゃいられないほど魅力的な天体ショーでした。夜中の3時過ぎに起きだし、眠気もぶっ飛ぶほどの寒さに耐えてまでへール・ボップ彗星を見に出かけるなんていう行為は、天文ファンでもなければ、とても真似できるものではありません。

 こんな私が存在するのも、小学4年生の頃に従兄弟から『オリオン座』を教えてもらったおかげなのです。

 数日たったある夜、従兄弟から借りた星座早見板を手に初めての星空探険に出かけました。

 日が落ちて「俺たちの出番だ!!」と輝き出した星の光を浴びて、白い雪が藍色に染まっています。
首が痛くなるほど上を向くと、スーっと満天の星空に吸い込まれそうになりますが、一瞬、ひんやりと風が首をなで、我に返ります。
 さっそくオリオン座を見つけようと、再び星空と向き合います。
「あれ?オリオン座はどこだ??」
あの時はわかったはずなのに、何がなんだかわかりません。とりあえず星座早見板を合わせ、星空と交互に睨めっこです。
 「あれが三ツ星だから・・・あの星とこの星・・・とをつなぐと・・・!あったあった!!。あれがオリオン座!。そしてあの明るいのがシリウスだから・・・」と、星座早見板を頼りに冬の星座をたどり続けました。

 さらに、今見ている星座のほとんどが、5000年も昔のメソポタミア地方に住む羊飼いや、ギリシア神話を題材にギリシア人達の想像力によって創られたということ。
 今見ている星の輝きは、もう何十年も何百年もの昔にその星が発した輝きであること。
 星座でも季節が感じられること。
 星も生まれ死ぬこと・・・etc・・・。
 もともと科学が好きだった私にとって、天体はとても不思議で魅力的な世界で、しだいに未知の天体の世界へと引き込まれてしまい、気がつくと、すっかりはまっていたのです。

 まだまだ知らない事だらけの天文学ですが、観測機器などの進歩によって、急速に解き明かされています。未知の世界を知ろうとする探求心は人間の本能なのでしょうが、何もかも知ってしまうよりは、少しぐらい知らない方がいつまでも魅力的な世界でありつづけられると思います。

 難しい事は専門家にお任せして、私は私なりの楽しみ方で天文を楽しんでいくつもりです!。

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