ONE MAKE 11

〜テールグラブ(tail grab)〜

基本グラブのなかでもやや変則的なテールグラブだが、必ず前足をボーンしていて、体も大きく伸ばすことから見た目はカッコいい。
こいつはワンメイク講座2の「インディーグラブ」を元に書くのでインディーが出来ないヤツは戻ってちゃんとできるようになってから読むこと。


飛び方は他のグラブとまったく一緒とか思ってるとその時点でダメ。

一番近いのはインディーのノーズボーンだが、単に掴む場所が違うだけでなく、飛び出しのときの心構えが大きく違う。
それ以外はインディーとまったく一緒なので、飛び方以外はここでは書かない。

掴む場所はボードのテール部分であることはサルでもわかる。
しかしインディーのように飛び出してから手を伸ばしても掴めない。
掴めそうなのに掴めない。
それはもう、取れないギリギリの高さにバナナを吊るして、それに飛びついているサルそのものと言っても過言ではない。
実際には体が柔らかくて・・・とか板の長さが短いから・・・とかやれるヤツもいるだろうが、そんなことは今関係ない。
普通の長さの板を使って、普通の身体能力を持ったヤツが出来なきゃ講座の意味が無い。

ぶっちゃけテールグラブは
踏み切るときに前足をボーン
していくのがコツだ。
普通にオーリーした後に両足を引き付けるタイミングで、前足だけはむしろ伸ばし始めて、後ろ足だけを引き付ける感じ。
するとあら不思議。右手が届くところにテールが。。

右手はもちろんテール方向に伸ばす。届きにくいときはトゥー側の後ろ足よりテール方向をグラブしてもかまわない。最初だけだが・・・。

もうまとめに入る。

飛び出すときに前足をひきつけずに前方下向きに押し出すようにしておいて、オーリーで踏み切った足だけをひきつけ、上がってきた板のテールを掴む。
飛び出し直前の体はやや後ろに残すようにして、前足を伸ばした状態を作っておけば誰でも出来てしまう。

あとは飛び出してグラブした後に前の手を開くように・・・インディーと一緒だから割愛する。
シフトとか、回転とかと合わせてうまく活用してくれ。

慣れたらホントにちっちゃなキッカケさえあれば簡単に掴めるようになる。

ただ、やりすぎると飛び出し体勢が後傾になりがちになるから、ある程度できるようになったら、他の飛び方と交えて飛ぶように!


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