2009年の秋、ミラクルデンチャーという入れ歯をネットでたまたま見つけました。
奇跡とはなんと大袈裟な! と同時に、もしも本当なら是非知りたいという二つの思いで、
ミラクルデンチャー考案者である大阪の中川先生のホームページへたどり着き、拝見させていただきました。
http://www.e-ireba.com/
見れば見るほどさらに不思議になり、もう実際にこの目で確かめるしかないという思いで、
2010年の2月に講習会を受けさせていただきました。
その結果、まさに目から鱗でした。
これまでに、色々な審美的な金具のない入れ歯のセミナーも受けてきましたが、この入れ歯は、まったく別物でした。考え方が今までの誰も思いつかなかったようなものでした。
その後3年9ヶ月の間に、100床作成。(2013年11月現在)
まさに、『奇跡の入れ歯』を順調に作り続けています。
ミラクルデンチャーの中でも、さらに金属の少ないものをミラクルフィットといい、
当医院では、主にミラクルフィット(奇跡の適合)を主に作成しています。
なぜ、『奇跡の入れ歯』なのか?
部分入れ歯には、普通、金属の留め金があります。かなり前から金属の見えない入れ歯は数多くありました。
しかしこれらは見た目だけの改良で、機能的には従来の入れ歯と同じものでした。
(中には材料の違いで、割れない入れ歯はありますが、機能は同じです。)
ところが、このミラクルデンチャーに限っては、根本的な考え方が異なります。
従来の入れ歯は、入れ歯にかかる力を歯や歯茎で負担するもので、使うにつれて入れ歯を支えている歯などがしだいに弱っていきます。
これは歯に支える部分が歯の先半分の所に引っ掛けるので、力のモーメントの原理で歯を揺さぶるので、当然起こる結果です。
また、出し入れが常に歯を引っ張る方向なので、その度に歯を抜く力がかかります。
しかしミラクルは、歯の根元近くで歯に接するのと、出し入れが斜めか横方向になるために、
歯に大きな力がかかららないので、歯にとてもやさしいのです。
つまり、出し入れの方法の違いと、入れ歯にかかる力を歯や歯茎で負担するのではなく、
入れ歯と歯と歯茎を一体化させることで動かなくなり、逆に入れ歯が歯を守る形になるのです。
そしてこの一体化して動かないということで、硬い物も噛めるようになり、
出し入れが斜め横方向なので、きつく止めなくても入れ歯ははずれないのです。
それともう一つ大きな特徴は、歯茎に負担させるという考えがなくなるので、
これまでの入れ歯のように大きくする必要がなくなったので、とても小さくする
ことができて、入れ歯の不快感を減らすことも可能になったのです。
これらのことをまとめてみると
1、 見た目が自然
2、 残っている歯を守る
3、 硬いものが噛める
4、 とても小さいので違和感が少ない
5、 動かないので隙間に物が詰まりにくい
6、 小さいので食感や味覚が自然
まさに『奇跡の入れ歯』というのは決して大袈裟ではありません。
これは、作った人と、使っている人にしかわからないと思います。
ミラクルフィットについて詳しい内容を本にして出版しています、以下をご覧ください。
http://www.hayashi-dental.net/runessa.htm
ミラクルデンチャーの欠点
1、小さいので違和感が少ないといっても、自分の歯に比べると勿論異物なので、
今までに入れ歯を入れたことがない人は、慣れるのに時間がかかることがあります。
そのような方の感想も参考にしてください。
Q&Aのところにもミラクルフィットの欠点について書いていますので参考にしてみてください。
http://www.hayashi-dental.info/qa/
2、調整がとても難しいので、講習を受けた先生でも挫折することも多く、
遠方に引っ越された場合に、近くに調整できる先生がいない場合がある。
海外ではまず不可能です。
遠方に引っ越された場合は、
以下の取り扱い医院でお問い合わせください。
http://www.mfit300.com/handling_search.php
3、人によって感性が異なるため、上に並べたメリットすべてが満点とは限りません。
これは、どのような治療にも言えることです。
トータル的にはほぼ全員の方に喜んで頂いています。
喜んで頂いている内容につきましては、以下の皆さんの感想を参考にしてください。 (感想をホームページに載せることが昨年禁止されたため現在リンクしていない状態です)
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