パナソニックやオリンパスのミラーレス一眼に比べフジフィルムのＸＡ1はセンサーサイズがＡＰＳ-Ｃといわれる大きな撮像素子を採用していますので背景ボケなどもキレイに撮影することができます。
画素数では１６００万画素とやや少ない感じがしますが、写真の画質は解像度のみならず階調や高感度画質など様々な要素のバランスによって決まりますので画素数が多ければいいというものではありませんし、一般的には１６００万画素もあれば十分。
ただし、実際カメラを使ってみるとやはり上位機種に比べオートフォーカスのスピードがやや遅い感じがしたのとファインダーが搭載されていないのが残念でした。
ただ、コンパクトカメラで培った技術がこのＸＡ1にはギュっと搭載されています。フラッシュの光の量やオートでシーンセレクトしてくれる機能などシャッターボタンを押すだけで簡単にキレイな写真を撮影してくれるので面倒な操作は嫌だという方には打って付けといえます。
購入前に確認しておきたいのは上位機種のＸＭ1との価格差。ＸＭ1とＸＡ1との違いはローパスフィルターというものが付いているかどうか？という違いでＸＡ1にはローパスフィルターというモアレなどを低減してくれるフィルターが搭載されているので若干、画質が落ちます（一般的なミラーレス、デジタル一眼にはみな付いている）。ＸＭ1ではセンサーの配列を変える事によりローパスフィルターなしでもモアレなどを低減することが可能になっていますので画質はやや上といっていいでしょう。
ただし、”やや”です。比べてはっきりわかるレベルではありません。
これらもふまえＸＭ1の価格がＸＡ1の価格と変わらない程度であればＸＭ1も検討したほうがいいでしょう。逆に価格差が大きければ個人的にはＸＡ1で十分だと思います。
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