ケンロー店主のアタック25 予選会体験記!!2007

〜それは、突然やってきた〜

6月のある日、一枚のハガキが玄関に…うん?アタック25予選会のお知らせ
誰が?って宛名オレの名前じゃん!!   そこへヨメ登場 
「えっ!?葉書届いたの〜!!すごいすごい!!当たったんだね〜♪嬉しい!!
テレビ見てると結構答えてるからさ〜、勝手に応募しといたんだよ。いやあ〜出してみるもんだね〜♪」って、そりゃ〜ノープレッシャーで早押ししなくていいなら答えられる問題もあるけど…まさかホントに申し込むなんて・・・
「まあ、運試しのつもりで行って来なよ。何事も経験だよ!電車にも乗れるしさ!ね♪」
電車でつられるオレって、、、子どもか?しかし結局そんなヨメに押しきられ、アタック25予選会に参加することになったのです。
ヨメの心の声 ふふふ、してやったり!君ならきっとできるさ!

予選会に出ると言っても特に何か勉強するということもなく、とりあえず函館―札幌往復1万円の特割切符を買いまして、あっと言う間に当日。

出かけようとするとヨメから「これ昨日ネットで調べてプリントしといたから電車の中で読んでね!」と、ぶ厚い書類を渡された。それには予選会に参加した人の手記や過去の問題などがビッシリ。一夜にしてこんなに色んな情報集められるなんて便利な世の中だなぁ〜、なんて思いつつ電車の中で読んだのですが…、問題難しすぎ!半分もわからない…。テレビでやってるのよりはるかに難しい。何度もチャレンジして落ちてる人もいるし…、どうやら筆記試験に合格すると面接が行われるらしいのですが、面接まで行くのも大変らしい。「こりゃダメだ!だって最近仕事がらみの人の名前とかも聞いたそばから忘れていくボケ加減だもんなぁ。あ〜旅費ムダだったなぁ、ってか会場行くのこわいわ〜。」なんて思いつつJRと地下鉄を乗り継ぎ、歩いて行くと、見えてきました今日の会場、北海道テレビ放送。「水曜どうでしょう」のヒットで全国的にも少しだけ有名になったonちゃんが社屋の上から見下ろしています。
テレビ局に入ると、ロビーにはもうかなり人がいた。予選会出場者だろうか、異様にメガネ率が高く、肥満率も高い。服装は、チェックのシャツをズボンの中に入れる派が過半数を占めている。そして熟年大会を狙うお父さんや、女性もチラホラ、一人だけ背が高いオシャレな感じの青年がいるがこの空間では異質に感じる。そう言う自分は水泳の大会で貰ったポロシャツに半ズボン、浮いている…全くおよびでないところに来てしまった感で緊張が高まる。

うん?みんなが一斉に同じ方向を見た。時刻は1時25分、そう、ロビーのテレビでアタック25が始まったのだ。今まで押しだまっていた参加者も地味に盛り上がりはじめ、問題が読まれるたびに各々答えを(小声で)言っている。そして今日の優勝者が、ヨーロッパ旅行を賭けた最後のクイズで、ある都市の名前(正解は横須賀)を横浜と間違え、ロビーにいたほぼ全員が「それ間違えるのかよ!」と突っ込んだ時、建物の奥から関西なまりの声が聞こえてきた。
「アタック25予選会参加者の皆さんはこちらへどうぞ〜」番組を制作している大阪ABC放送から来たスタッフに従って奥に進み、会議室のような部屋に通された。No.15 の紙が貼ってある席に着くと、アタック25のロゴ入りペンとアンケート用紙が置いてある。これには住所氏名、得意なジャンル、不得意なジャンル、そして大事な自己PRを書く欄などがあった。スタッフは、「ここをうまく書けると筆記試験の点数に2〜3点プラス、逆に何も書かなかったらマイナスです」などと言っている。まわりにはウルトラクイズに出たことがある、とかいうクイズマニアもいるが、自分にはクイズの経験も実績もない。資格を書く欄もあるがなんの資格もない。唯一の特技と言えば水泳だ。しょうがない、クイズには関係ないが、何年か前にマスターズ水泳の1500m自由形で年間ランキング1位になったことがある、それを書くことにした。それから「いつも筋肉ばかり使っているが、今日は脳をフル回転させて頑張ります!」とスポーツ馬鹿らしい意気込みも付け加えておいた。ここにいる『どちらかと言うと部屋にこもりがちな集団』の中ではとりあえず目立つだろう。そしてアンケートが回収され、いよいよ問題用紙が配られた。
                   
問題は30問で、制限時間が8分、1問につき16秒、考えている余裕はないのでわかるものを次々書いていかなければならない。しかし難しい…。問題用紙に解答欄がついていて、問題を持ち帰れなかったので、ざっと思い出せたものをいくつか、
「2006年のM-1王者のコンビ名は?」
「機体の35%を日本のメーカーが作るボーイング社の新型機は?」
「底面が同じなら円錐の体積は円柱の何分の一?」
「世界貿易機構WTOの本部がある都市は?」
「EUの本部がある都市は?」
「ポルトガル語を公用語とする南米の国は?」
「冥王星を除く太陽系の惑星の中で一番小さいのは?」
「木乃伊、この漢字の読みは?
「先頃実際に葬儀が行われた北斗の拳のキャラクター名は?」
「ベートーベンの3大ピアノソナタ熱情、悲愴ともう一つはなに?」
「井伊直弼による尊王攘夷派への弾圧は?」
「世界最大のげっ歯類は?」
「二十四節季で暑がつくもの、大暑、小暑ともうひとつは?」
こんな感じで、いわゆるベタなクイズ問題と、時事ネタが半々くらいの割合だった。自信を持って書けたのは10問くらい、どうひいきめに考えても半分出来てたらいいほうだ。やはりダメだったか〜
ヨメの心の声 全然メールこないけど、どうなっちゃたかな〜?この時間に連絡来ないって事はひょっとして!?
問題を見返すヒマもほとんどなく8分間が過ぎ、「採点して来ますので15分ほどお待ちください。」と言ってスタッフが出ていった。室内は緊張がとけ、連れと答えあわせをして一喜一憂する人あり、「一人で」声を出して答えあわせをしている濃い人あり、と賑やかになった。改めて見回すと、部屋には40人くらいの人がいる。今日はこれで3回目らしいので全部で120〜130人くらい。この中から何人くらい残れるのか…。せっかく遠くから来たからには面接までは行きたいが望み薄だ。せめてブログのネタにしなきゃ、と問題を思い出してメモしたりしてるうちに、スタッフが戻ってきた。「番号と名前を呼ばれた方に面接を受けていただきます、呼ぶ順番は成績には関係ありませんからね〜」そう言って先ほどの解答用紙とアンケートをシャッフルし読みあげ始めた。1人目、2人目、賢そうなメガネの人達、3、4、一人答え合わせの人、僕の隣の爽やかな人…5、6、7やっぱダメか〜、8人目「15番!」お〜、やった〜良かった〜、これでヨメも納得してくれるだろう。
結局面接に残ったのは全部で10人だった。
残った10人は男性ばかりで、マニアックな感じの人が殆んどだ。 (ヨメの心の声 そういう君も立派なオタクじゃん!?)まずはプロフィール用の写真を撮られ、番号順に着席して集団面接開始。簡単に自己紹介をしてから、スタッフが色々質問するという流れ。僕は5番目なので、少し考える時間があった。筆記試験がそんなに出来なかったのに残ったということは、やはり自己PRがプラスになったのだろうか。狙いはスポーツマン大会(あるのか?)だ。とりあえず元気よくハキハキ喋る事を心がけよう。そう考えながら他の人の話すことを聞いていたら…「趣味は…ひ、人に言えないことなのでちょっと…」と口ごもる人、場違いな事を言ってその場全員を苦笑いさせる人、ホントに番組に出る気あるのか?と思うような人も数人。そしていよいよ自分にまわってきた。スタッフからの質問はやはり殆んどが水泳の事で、だいたい思う通りに話すことができた。ここで何人に絞られるのかわからないが、やるだけの事はやった。合格なら2週間以内にハガキが来るとの事。果たして結果はいかに、、、。
ヨメの心の声 やっとメールが来て面接まで残ったことを聞き、母と手を握り合って喜ぶ!よくやった〜!!
予選会に参加してから1週間ほどたったある日、家に帰ると一枚のハガキ!!。なんとそこには「合格」の文字が!これで、7/20から1年間、番組から「呼ばれるかも知れない」という権利を獲得したらしい、期間中に呼ばれなければそれで終わりだが、まあ期待しないで待つことにしよう。
今回、ひょんなことから受けることになった予選会だけど、日常から外れた面白い経験だった。これからまたこういう変わったことがあったら前より少しだけ積極的になってみようかな〜、と思っている。 (ヨメの心の声 そうそう!人生一度きり!なんでもチャレンジあるのみ〜!
この続きはあるのか〜ないのか〜  こうご期待!?
なんと、それから半年後、朝日放送から電話が来たのです!!

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