2001,4,13掲載 今週の話題バックNo.33 2001,3,1〜3,31

3月31日 阿仁川あゆセンター「あゆっこ」2日オープン

 (株)阿仁川あゆセンター(萩野富治代表取締役)が、森吉町米内沢に建設を進めていた新館「あゆっこ」の竣工式が30日、同施設で行われ、関係者約90人が出席して神事を行ったあと祝賀会を開き完成を祝った。オープンは4月2日からで、温泉入浴のほか宿泊・宴会・食事もできる施設とあって幅広い利用が期待されている。
 新館は鉄骨づくり三階建てで、延べ床面積903.7u。1階が宴会場で、80畳の大広間と20畳の小部屋があり、どちらも間仕切りで個室のように利用でき、大小宴会に対応できる。
 2階は受付ホールと温泉、食堂など。サウナ付きの温泉は41℃のナトリウム塩化物・硫黄温泉。
お食事処「萩亭」ではラーメンをはじめ四季折々の創作料理を楽しめる。
3階は宿泊施設で、8畳間2室、6畳間5室となっている。

3月30日 非加熱血液製剤投与の恐れ、県内の対象は9機関

 非加熱血液製剤を投与された患者が肝炎ウイルスに感染した問題で、厚生労働省は28日、汚染された非加熱製剤を血友病以外の患者に投与した可能性がある全国計803の病院・診療所名を公表したが、この中には県内9つの医療機関も含まれている
 同省は、これらの医療機関に非加熱製剤が納入された1972年〜88年までに入院した患者のうち、
1000人前後が出血を抑えるために危険な製剤を投与され、数百人がC型やB型肝炎ウイルスに感染した恐れがあるとして該当する患者に検査を呼び掛けている。
 県医務薬事課は、今回公表された県内9つの医療機関で非加熱血液製剤を投与された可能性のある県民に、肝炎ウイルスの検査を受けるよう呼び掛けている
 検査対象となるのは、1972年〜88年の間に新生児出血症、肝硬変や劇症肝炎の治療大量出血を伴うような手術を受けた経験のある人。
公表された医療機関であれば、どこでも無料で検査を受けられる

 公表された県内の医療機関の対応はさまざまで、「カルテを永久保存しているため患者はしっかり把握しており、既に対処済み」、「昔のカルテがなく、血友病以外の大量出血を伴う各種疾患に(非加熱製剤を)使っていないとは言い切れない」などと話している
 ウイルス性肝炎に詳しい秋田大学医学部渡辺純夫教授は「肝炎は早期発見・早期治療が明暗を分ける」と指摘、「今回の公表で疑わしいと感じた人は、直ちに最寄りの医療機関に相談してほしい」と語る。
 C型は10数年も肝機能を示す数値などに異常が顕著に出てこないなど自覚症状がないことも多く、後に慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんとなってから気付くこともある
 今回の問題について、渡辺教授は「特にC型肝炎ウイルスの発見が遅かったため、非加熱製剤を使用した時期とのタイムラグがキャリアや発症を生む温床となった」と説明した
 検査などに関する相談は県医務薬事課薬務班(TEL:018・860・1404)や県内9カ所の県健康福祉センターで応じる。 全国803病院・診療所名等の詳細はhttp://www.mhlw.go.jp

公表された医療機関のうち本県関係分(9機関)は次の通り
 ▽平鹿総合病院(横手市)TEL:0182・32・5121
 ▽秋田大医学部付属病院(秋田市)TEL:018・834・1111
 ▽大館市立総合病院(大館市)TEL:0186・42・5370
 ▽由利組合総合病院(本荘市)TEL:0184・27・1200
 ▽市立秋田総合病院(秋田市)TEL:018・823・4171
 ▽鹿角組合総合病院(鹿角市)TEL:0186・23・2111
 ▽北秋中央病院(鷹巣町)TEL:0186・62・1455
 ▽秋田組合総合病院(秋田市)TEL:018・880・3000
 ▽嶋岡内科小児科医院(横手市)TEL:0182・33・2121

3月29日 サクラの開花予想、県北部は4月25日以降

 仙台管区気象台は27日、東北地方のサクラの開花予想(2回目)を発表した。それによると、サクラ(ソメイヨシノ)の開花は全般的に平年並みだが、東北北部の一部では平年より遅くなる見込み。
 花芽の成長に影響を及ぼす気温が、2月〜3月前半までは平年より低く、3月後半は平年より高く経過している。4月の気温は平年より低いと予報されている。このため、予想開花日は前回予想(15日発表)より、やや早まる見込みだが、全般的に平年並み。ただし、東北北部の一部では遅くなる見込み。
 各地の開花予想は
▽福島…4月9日▽仙台…4月13日▽酒田…4月15日▽山形…4月16日日▽宮古…4月21日日
▽盛岡…4月25日▽秋田…4月20日▽八戸…4月28日▽青森…4月27日など。
北鹿地方は25日以降の開花予想。

3月28日 WGの閉会式に参加しませんか

 秋田ワールドゲームズ(WG)2001組織委員会は、8月26日に雄和町の県立中央公園で行う第6回WG閉会式の参加者を募集している。
 閉会式は同日午後7時から9時まで、同公園あきたスカイドーム前広場で。次期(2005年)開催地ドイツ・デュイスブルク市への大会旗引き継ぎのほか、音楽やダンスなどを交えた選手、ボランティアの交流パーティー形式で行う。一般参加者のほか、ビリヤード、綱引き、ローラースケーティング、ラグビー、相撲、水上スキー、ダンススポーツの選手計1000人、ボランティアやスタッフ1000人が参加する。
 車で来場できる500組、計1000人が対象。高校生以下は父母と一緒に申し込む。無料。5月31日締め切り。参加者全員の氏名、年齢、代表者の住所・電話番号を明記し、往復はがきかインターネットで応募する。多数の場合は抽選。
 申し込みは
  ▽往復はがき=〒010―8572、秋田市山王3の1の1、県第2庁舎「WG閉会式参加募集」係
  ▽インターネット=タイトル「WG閉会式参加募集」Eメールアドレス aoc@wg2001.or.jp
  ▽問い合わせは秋田WG2001組織委行事式典担当係 TEL:018・865・2001

3月27日 「一校統合撤回を」「30人学級の実現」  鷹阿4校統合を考える会公開討論会

 「鷹巣・阿仁地域の四高校統合を考える会」が24日、鷹巣阿仁広域交流センターで開かれ、学校関係者や地域住民など約100人が参加、県の高校総合整備計画に盛り込まれた北秋4高校の統合について問題点を指摘、議論を深めあった。最後に▽一校統合計画の撤回▽30人学級の早期実現-を県教委に求める「集会アピール」を採択した。
 考える会は、一部の町村議員、一部の同窓会員、商店会、鷹巣町職員組合、米内沢病院労組などで組織する実行委員会(実行委員長・米沢一鷹巣町議会議長)が主催。
 県教委が「第5次高等学校総合整備計画」の中で打ち出している、合川高校を視野に入れた鷹巣、鷹巣農林、米内沢4高校を18年度以降に統合する計画について、地域の議論を広げるねらいで開催。
 この日は「4高校統合で地域・教育はどうなるか」をテーマにパネルディスカッションが行われ、北林孝市氏(上小阿仁村長)、柴田潤氏(米内沢高校後援会長)、成田彦之進氏(鷹巣町駅前商店会長)、梅村房子氏(大阿仁保育園長)、九島美砂子氏(米内沢小学校PTA副会長)、福岡由己氏(米内沢高校教諭)の6人が登壇。統合の問題点や地域に及ぼす影響などを話し合った。コーディネーターは小塚光子氏(鷹巣町議会議員)が務めた。
 柴田氏は「一次、二次計画では、高校が足りないので数を増やした。しかし生徒が減少することは分かっていたこと。県の無計画性で地域にとばっちりが来ている」と指摘。
 九島氏は、高校が無くなることによる地域の過疎化進展を危惧。「地域が一体となって地元の高校を考える機会が与えられた」と述べた。
 北林氏は、一校統合に反対意見を示し、大規模学校で生じる問題を指摘しながら「われわれは総決起してこの問題に対処しなければならない」と語気を強めた。
 福岡氏は「(統合した)一校は寄せ集めに過ぎない。県教委が言う『特色ある学校づくり』とは矛盾していると思う」と指摘。具体的な数字を示しながら、30人学級の実現で現在の学級数が保てることなどを説明し「30人学級で行き届いた教育を」と主張した。
 参加者からも「統合は時代の要請でもあると思う」「なぜ、北秋地区が統合のやり玉に挙がるのか」など活発な意見が出された。
 最後に▽鷹巣・阿仁地域4高校の一校統合計画を撤回すること▽30人学級を早期に実現し、ゆきとどいた教育を実現すること-の二点を「県教委に要望する」とした「集会アピール」を採択した。 

3月26日 おーッ、暑い暑い!

 昨日の県内は今春一番の好天気。気温もグングン上がって秋田市では20.5℃、大館市20.1℃、五城目町20.0℃、鷹巣町19.4℃と軒並み20℃前後を記録。正に5月下旬頃の気温だった。
 秋田市内で3月中に20℃を記録したのは、昭和6年3月23日以来、実に70年ぶりのこと。
 先日スギの雄花を割って花粉の成熟状態を調べた際は、28〜31日頃と見たが、ここ数日間続いた高温で、スギ花粉の飛散が少し早まる可能性も? 但し、天気予報によると今週は雨が多そうなので、飛散数は多くなさそう…

3月25日 鷹巣町議会、外部監査を三度目で逆転可決(一票差)

 鷹巣町議会3月定例会は22日最終本会議を開き、13年度当初予算など当局提案の40議案を原案通り可決。専決処分2件を承認、最終日に追加提案された人権擁護委員候補者の推薦などの人事案2件に同意、請願などの取り扱いを決定し、閉会した。議員発議の「個別外部監査契約に基づく監査に関する条例」は、単記無記名投票で採決した結果、賛成多数で可決。同議案は昨年9月と12月に定例会で否決され、今回が3度目の提出だった。
 最終本会議では4常任委員会に分割付託されていた12年度一般会計補正予算と13年度同当初予算について、委員長報告と質疑の後、全会一致、可決した。
 「個別外部監査条例」は、過去二度の定例会で審議を付託された総務委員会が賛成多数で可決したが、本会議では賛成少数で「否決」されている。今定例会でも総務委員会を「可決」で通過した。佐藤総務委員長の報告に対する質疑の後、花田隆一氏と相馬勤氏が「議会選出委員を加えてまだ半年しか経ていない現行の内部監査制度を見守りたい」「外部監査の緊急性、必要性が感じられない」「当局との情報交換、協議が必要」などと反対討論。
 佐藤文信氏が「現行に外部監査が加わることで、より一層透明性が図られ、住民の信頼が増す」と、簾内順一氏が「外部監査を行えばなにが困るのか。よい制度と思うならば堂々と採り入れるべき」とそれぞれ賛成討論。単記無記名投票の結果12対11の賛成多数で可決された。十二月定例会の採決とは賛成、反対が逆の票数だった。
 13年度一般会計当初予算は歳入、歳出それぞれ8,530,000千円で、前年度当初比1・5%増。
 同議会では反対派が提案した議案が可決されてのは初めてのこと。町長派議員の安定多数が続き、全てを牛耳ってきただけに、何か変化が起きたのか…?

3月24日 合川町議会、2議案修正、その他は全議案可決

 合川町議会3月定例会は22日、本会議を再開し、委員会付託されていた29議案と追加提案された12年度一般会計補正予算(第11号)の計30議案のうち28議案を原案通り可決、町総合発展計画の策定と12年度一般会計補正予算(第10号)の2件を修正可決として閉会した。統合保育園の建設場所に関する陳情2件については、松ヶ丘自治会からの陳情を不採択とし、町が建設を計画している合川中学校周辺の地区で組織する西地区合同協議会からの陳情を採択した。
 13年度一般会計の当初予算額は歳入歳出とも4,453,321千円。
 12年度一般会計補正予算の修正は、監査委員費の83千円追加を全額削除するもの。修正理由について小野義夫総務財政常任委員長は「予備費からの支出がふさわしいのではと判断した」と説明。
 町総合発展計画の策定に対する修正は、農業の複合経営の安定に関する部分で、キャベツ、キュウリ、大豆が「土地利用型作物」とされていたものを、キャベツとキュウリは「集約作物」、大豆は「土地利用型作物」と分けた。
 追加提案された、12年度一般会計補正予算(第11号)は、町有林の立木売却に伴う財産収入50万円の追加。売却された木材は、同町増沢地区の町有林で実施された間伐で以前、売却された木材の余った部分。
 これについて松橋三郎議員は「町長は当初、余った部分は売り物にならないと議会で話していたが、なぜ急きょ売却することになったのか」などと反発したものの、採決では賛成15、反対2の賛成多数で可決された。
 統合保育園建築に関する陳情は、「町の計画通り合川中学校周辺に建築してほしい」とする合川中学校周辺5地区の自治会で組織する西地区合同協議会のものと、松ヶ丘地区への建築を求める同地区自治会から提出された2件のうち、西地区の陳情を採択とし、松ヶ丘の陳情を不採択とした。
 統合保育園の建築場所については、14年度着工など事業スケジュールが決まっており、建築場所だけが未定となっていたが、今回の陳情審議の結果で事実上、町の計画に議会としても同意したこととなる。

 会期中に行われた議会全員協議会で金田町長は、公立米内沢病院の負担金について、森吉町以外の各町村負担は限界にきているとの見解を示し、暗に森吉町の負担増を示唆した。
 また県高校再編計画で統廃合の対象となっている合川高校存続対策に関して、同校は特色有る学科や部活等で県内全域から生徒を集めており、特別な振興策を採る考えはないと語った。

3月23日 ルンビニ幼稚園、50年の幕を閉じる鷹巣町

 特色のある教育や行事で地域に親しまれてきた鷹巣町花園町の私立ルンビニ幼稚園(秩父威仙園長)が閉園することになり、20日、同園で最後の卒園式が行われ、18人の卒園生が長い歴史と思い出の詰まった園舎を巣立った。
 同園は昭和27年9月に開園。「ルンビニ」はインドの地名で、釈尊が誕生したところ。
 曹洞宗の僧侶でもある秩父園長が、同宗開祖、道元の700回忌を記念して創設、檀家から譲り受けた民家を利用し、園児36人でスタートした。
 28年5月、県知事から設立の認可を受け、県内11番目、鷹巣町では初めて公認の幼稚園となり、同町のほか米内沢、大館、二ツ井など県北地域から広く園児を受け入れた。
 遊戯会や一泊学習など特色のある教育に取り組み、花まつりの稚児行列や鼓笛マーチングバンドなど、行事や学芸発表でのかわいらしい園児の姿が地域に親しまれてきた。
 しかし、多いときで約190人だった園児数も昭和40年頃をピークにしだいに減少。秩父園長も98歳の高齢となり「総合的に考えて、50年の節目の時期に」と閉園の決断に至った。
 最後の卒園生18人のうち、15人が年長。2人が4歳児、一人は3歳児で、ほかの幼稚園や保育園に移ることになる。同幼稚園を巣立った園児は総勢2400人となった。
 卒園式では、園児ら一人ひとりが秩父園長から修了証書を受け取り、お別れの握手。秩父園長が「我慢すること、ありがとうを忘れないこと、仲良くすること。卒園してもこの三つを守れる人」と呼びかけると園児らが「ハイ」と元気良く手をあげて答えた。
 また、秩父園長は「子どもも少なくなり、粗末な保育をしては申し訳ないと思い、最後の卒園式となった。みなさんの子どもはこれからの鷹巣、日本を背負う大事な方々。体の健康も心の健康も大事にして、子どもを育ててほしい」と父母らに呼びかけた。
 最後に園児らが「いつまでもルンビニ幼稚園のことを忘れません。園長先生ほかの先生、いつまでも元気で頑張ってください。さようなら」と声をそろえてあいさつ。歴史と思い出の詰まった園舎を後にした。

◆NHKノンフィクションドラマ「遭難」は、本日 BS2 19:30〜21:00です。お見逃しなく…

3月22日 県内渓流釣り解禁

 県内の渓流釣りが、21日解禁となった。今年は例年に比べて雪が柔らかく歩きにくい。また昨日からの暖気で雪が急にがゆるみ、雪崩や川岸の雪庇(せっぴ)の欠落の恐れがあるので、山間部に入渓する際は転落や雪崩に対して注意が必要だ。また源流部は依然、深い雪に覆われているため、防寒やカンジキなど装備に万全を期す必要がある。
 
解禁当初の川は雪解け水が流れ込んで水温が低いためイワナ、ヤマメは深場でじっとしていることが多く、渕やトロ場などがポイントになるが、昨日からの暖気で雪解け水が一気に出たため、肝心の釣果は今ひとつ。
 解禁日とあって、早朝から岩手ナンバーの釣り人が目立ち、増水した川岸の数少ないポイントに入渓していた。渓流釣りは9月20日まで。

3月21日 春一番が吹き、雪解けが一気に進む 

マトビ 昨日に続いて気温が高く、今日は早朝から生暖かい強い風が吹き込み気温も急上昇。最高気温は14℃で、午後4時になっても12℃。
 そのため雪解けが進み、川は一気に増水、河川工事の建設業者が重機を河岸に引き上げたほど。
 さて今日は彼岸の中日、恒例の“万灯火”のため、各集落の若勢達は仕掛け作りに余念がなかった。“万灯火”は合川町や上小阿仁村の年中行事として有名だが、森吉町前田地区や阿仁町吉田地区でも連綿として続けられており、今年も薄明の午後7時頃から各地で一斉に着火され、先祖の霊を慰める恒例の行事として行われた。


3月20日 「身近な自然に目を!」  “自然”テーマにトーク&ライブ(上小阿仁村)

 上小阿仁村で18日、バイクによる北極点到達で知られる冒険家の風間深志さんと地球元気村(事務局・埼玉県大宮市)で、活動をともにしているミュージシャンの宇崎竜童さんが特別講師として、地元住民らと「自然大すき・inかみこあに」で自然をテーマに、トークやライブを繰り広げた。
 同村上大内沢自然観察教育林の天然秋田スギ群“教育観察林”にある「コブ杉」が林野庁の「森の巨人たち百選」に選定されたのを記念したイベント。上小阿仁村と上大内沢コブ杉保存会協議会が主催し、村内外から250人(魁紙は400人と報道?)が参加した。
 「地球元気村」は風間さんを村長に宇崎さん、俳優の根津甚八さん、作家の椎名誠さんたちが結成した団体で、全国でワークショップを開き、自然を軸とした地域づくりや人づくりに取り組んでいる。これまで全国23市町村でワークショップを開いている。この日の上小阿仁村ワークショップには風間さん、宇崎さんとブルースハープ奏者の松田幸一さん、バンジョー奏者の有田純弘さんが出演した。
 進行役の風間村長が、一刀彫りでミニチュアの伝統の日本家屋を制作している人やマタギの流れをくむ猟友会会長などとのトークを通して「地域の気候、風土に根ざした自然が地域発展のキーワードになる」との考えを述べた。
 宇崎さんはトークの中で元気村村歌『地球は元気』などの歌を披露しながら「今の時代、例えば恋愛でも曲がったり、ゆがんだりして普通でないものが受けるので、みんなそれを求める傾向にある。素直な気持ちでいれば、世の中が平和でいられることをみんな知っているのに-。ストレートなものが受ける時代であってほしい」と、自然のすばらしさを強調。それを受けて風間村長が「上小阿仁の自然はすばらしい。地元の人たちがまず、足元の自然に目を向けて、上小阿仁の自然を発信してほしい」と呼びかけた。
 また地元住民等が飛び入り参加し、宇崎さん等と「秋田音頭」「どんパン節」を踊った。

3月19日 日米大学野球、6/27大館ドームで開催

 第30回日米大学野球選手権記念大会(全日本大学野球連盟など主催)の第三戦が6月27日、大館樹海ドームで行われることが決定した。市制50周年記念事業の一環として誘致されたもので、日米えり抜きの選手によるプレーが樹海ドームにさく裂する。
 大会は日米の友好親善などを目的に72年に神宮球場で初開催、以後日米両国でほぼ交互に開かれ、ことしで30回を迎えた。今回は沖縄で行われる6月23日の第一戦から、7月1日神宮球場最終戦まで全5戦が行われる。当初、沖縄、東京だけで開催される予定だったが、関係者の努力により誘致にこぎ着けた。ことしの樹海ドームの目玉行事の一つとなる。
 参加選手は今後決定されるが、北東北大学野球から3人の地元選手の参加枠が設けられる予定で、地元選手の出場も考えられる。試合は午後6時半からナイターで行われる予定。今後運営に当たる開催地実行委の立ち上げなどが行われ、入場券の発売はその後になる。
 将来の日米野球を担うスター候補が樹海ドームで高い技術、力と力をぶつけ合う迫力ある展開が期待できそう…

3月18日 阿仁町議会、全議案を可決閉会  福祉エリアは比立内地区へ 

 阿仁町議会3月定例会は16日、本会議を再開。予算特別委員会に付託されていた一般会計など13年度予算関連の15議案と、追加提案された3議案を原案通り可決、閉会した。13年度一般会計当初予算案は、福祉エリア計画の整備事業費が比立内地区への建設を前提としていたため、以前から建設場所に異論を唱えていた議員らが反発。討論、採決の結果、わずか一票差で可決され、比立内地区への建設が事実上決まった。

 13年度一般会計予算については、予算特別委員長の報告で「原案通り可決すべき」とされたものの、比立内地区への老人福祉施設整備事業費(271,052千円)をめぐり、意見が対立。山田博康、吉田仁吉郎、高嶋信夫の三議員が「町民の十分なコンセンサスを得ていない」「福祉施設は医療と一体となる中で運営されるべき」などとして反対の立場から、また佐藤時幹、鈴木謙一議員は「福祉の充実は県内一の高齢化率となる町の最優先課題」「県、国からの補助率が高く、また、町有地を活用しての建設は財政的にも有利」などとして賛成の立場から討論した。
 採決は無記名投票で行われ、賛成7、反対6で原案通り可決した。
 予算特別委の山田賢三委員長は審査意見として「財政事情は厳しく、公債費比率は14・9%と後年度財政の悪化が懸念される。財源確保と経常経費の削減に、一層の努力が必要」と述べた。
 町固定資産評価審査委員会委員は、児玉則夫氏(54)の選任に同意した。
 採択された陳情は▽教育施設での除草剤使用禁止を求める陳情▽全県中学校スキー大会開催に関する陳情-の二件。養護老人ホームの新築移転に関する陳情は不採択とした。

阿仁町の福祉エリア計画
 地域の高齢化に伴う住民福祉安定を目的とした町の福祉エリア構想については、町が平成10年度から計画案作りに着手。計画のたたき台となる調査を京都大学大学院「外山研究室」に依頼するとともに、調査結果を構想に反映させるためのプロジェクトチーム(役場、病院、民生児童委員、老人福祉施設、社会福祉協議会などの16人)を昨春発足させた。
 プロジェクト会議では、外山義教授らがまとめた「老人保健福祉計画報告書」(計画案)を基本に、主に施設の配置などについて検討を重ね、今井乙麿町長に答申。
 報告は「町養護老人ホームを核として、関連複合施設からなる福祉エリアを比立内地区に敷設する」ことを一つの方向性として打ち出しており、「(老朽化で)改築を迫られている養護老人ホームと併設することによって、より効率的に機能されていく」、「(比立内地区に)建設用地が確保されているという、事業導入にあたっての経済的有利性がある」などとしている。
 この計画案に対し、中核施設が比立内地区に建設されることで、阿仁合地区の空洞化を指摘する声も町民の間から挙がったが、特別養護老人ホーム山水荘の改築をユニット型とすることで、同地区の高齢化・介護力低下に対応することにしている。

 昨年の12月定例会で今井町長は、福祉エリア構想に関する質問に、「福祉エリア構想は、過疎化が進む町の将来を考えた福祉のあり方を示すもの。特に養護老人ホームは老朽化が進んでおり改築が必要となっているが、現在の場所に新たな基準に合わせた施設を建設するのは難しく、比立内地区に保健福祉施設と一体となった形で建設したいと考えている」と答弁、理解を求めていた。
 中核施設の建設については、比立内地区への養護老人ホーム移転を視野に入れながら、同ホームを中心にグループホームやデイサービスセンター、ヘルパーステーションなどの施設を設置する方針。町ではすでに「福祉エリア用地」として、比立内地区に10000u以上の土地(大阿仁木材跡地)を取得している。
 京大報告書では、「大阿仁地区は高齢者人口が多く、痴ほう性老人、寝たきり老人等の要介護者や昼間独居老人の割合も高い。さらに、介護力の低下も明らかになっており、受け皿施設として、ユニット型のグループホームや地域交流センター、介護支援センター、デイサービスセンター等の複合施設が必要」と指摘しており、「高齢化先進地域の阿仁町で福祉エリア計画が成功すれば、日本のモデル地区にもなりうる」としている。
 町福祉保健課によると、町内の65歳以上人口は現在1,600人を超えており、全人口(4,443人)に占める高齢化率は36%。10年後に40%、30年後には44%に達すると予測されている。

3月17日 人事案に同意、全議案可決  森吉町議会最終日 

 森吉町議会は16日本会議を再開、当局から提案された議案47件と、この日追加提案された議案1件、意見書1件、同意2件をいずれも原案通り可決して閉会した。
 同意2件は、この度任期途中で退任した助役選任案件と任期満了による教育委員選任案件で、助役には教育長の柴田信勝氏が賛成14票、反対3票で同意。教育長候補の教育委員には前田公民館長の庄司捷雄氏が賛成14票、反対1票、無効2票で同意された。いずれも4月2日から就任する。
 また「議会の議員の報酬および費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例」が議員提案され、議員の県内日当を4月1日から廃止した。この日当廃止は、鷹巣阿仁部では初めての施行で、近隣町村への影響は必至。

3月16日 県職員、55歳で昇給停止へ  9年かけて完全実施 

 秋田県は、一般職の昇給を55歳で停止とするために、新年度から経過措置を設けて段階的に実施し、22年度に完全実施する給与条例を一部改正した。
 現行の制度は「58歳昇給延伸、60歳昇給停止」で、昭和60年度から実施された。県職員は毎年(12カ月ごと)、昇給されるが、58歳になる年度に昇給された後は、昇給期間を延長し、60歳の年度を最後に昇給をストップしている。
 改正後の条例では、一般職は55歳昇給停止、一般職以外の県立大教員、医師については57歳昇給停止となるが、経過措置を設ける。
 経過措置は、13年度は現行通りとし14、15年度は59歳、16、17年度は58歳と、2年の間隔をおいて順次、昇給停止年齢を引き下げ、9年後の22年度に完全実施となる。
 また、条例の付則で、課長級以上の役職についていない職員について「当分の間」、昇給停止の時期を55歳ではなく、58歳にするとしている。これは県と職員組合の合意に基づく規定。
 県人事課によると、完全実施は22年度からだが、55歳昇給停止が新年度から完全実施されたと仮定すると、年間約8億円の人件費が削減できる計算になるという。
 55歳昇給停止は、12年度から国のほか、新潟、福井の2県が実施。新年度からの実施を予定しているのは、本県を含め11府県。東北では青森、岩手の両県が新年度から実施する。

森吉町の場合
 今回策定した「森吉町行政改革大綱」では、経費全般の削減と財政の健全化、組織・機構の再編と職員能力の開発、職員数・給与の適正化を掲げるなど、これまでにはなく思い切った内容。特に職員については、適正な職員数の管理や高齢層職員の昇級見直しを明記していることから、極めて近い将来「一般職の55歳昇級停止」導入が実現しそう!

3月15日 県内公立高校入学試験の合格者発表 

 県内公立高校入試の合格者9000人余が14日午後、各校で一斉に発表された。
 プライバシー保護のため、氏名は公表されず、受験番号のみの発表だが、受験生達は、それぞれの発表時間に合わせて志望校を訪問、自分の受験番号を見つけては友達同士で喜び合い、早速自宅に連絡したり、担任の先生に報告していた。
 また自分の受験番号の前で、友達同士で記念写真を撮したりして、人生初の試練から解き放たれた喜びを分かち合っていた。
 なお秋田東(V部)をはじめ、定時制の9校はいずれも2次募集を行い、今日15日から21日まで願書を受け付ける。

3月14日 助役・教育長人事案件を内示 森吉町 

 松橋森吉町長は13日午後、町議会に助役・教育長選任案を内示、議会最終日の16日に提案される。
松岡助役が任期を1年余り残して辞意を表明、松橋町長は慰留していたが、辞意が堅く後任の選任案となったもので、助役には教育長の柴田信勝氏(62)=森吉町本城=を、教育長には庄司捷雄(としお)(62)=森吉町阿仁前田字八幡森=を提案した。
 助役候補の柴田信勝氏は、昭和13年10月8日生、昭和41年森吉町に採用され、議会事務局長、総務課長を経て平成9年4月から教育長を勤めている。
 一方教育長候補の庄司捷雄氏は、昭和13年9月16日生、岩手大学卒業後教職に就き、県立鷹巣農林高校教頭、県立金足農業高等学校校長などを歴任、平成11年3月定年退職、秋田県高等学校野球連盟会長も勤めた。
 教育長候補の庄司氏選任にあたって松橋町長は、「喫緊の政治課題である“米内沢高校存続”対策としての選任」との強い意向をが示された。

3月13日 今井阿仁町長、引退表明 

 今年7月に任期満了を迎える阿仁町の今井乙麿町長(76)は、6日開会した町議会3月定例会で「これからの新しい町づくりのためには、柔軟な頭脳を持った人が町政を担当されるのが望ましい」などとして、今期限りでの勇退を表明した。
 今井町長は施政方針を述べた後「3期12年間、議員および住民各位のご支援のもと、力の及ぶ限りの仕事をさせてもらったつもり。21世紀を見通したこれからの新しい町づくりのためには、やはり発想の転換をし、柔軟な頭脳を持った人が町政を担当されるのが望ましい。今任期をもって退任させていただきたい」などと表明した。
 12月定例会の一般質問で13年度予算編成に関し、「3期目を目指した前回は通年型としたが、今回はどなたが(町長に)なっても町づくりの基礎となるような骨格的な予算を組む」と答弁、勇退を示唆していた。
 今井町長は昭和55年に同町役場を退職後、58年から町議。2期目の平成元年6月、町長選に初当選した。役場庁舎の新築移転や打当温泉のリニューアルオープン、福祉施設の拡充などを手掛けた。
 6月に行われる予定の町長選には、町出身の山田県議・小林助役・佐々木元町議・山田町議の4氏が取りざたされており、3ヶ月余りと迫った選挙戦に向けて動きは活発化しそうだが、阿仁合地区と大阿仁地区の票差が歴然としており、出馬を躊躇している候補者もいると言われ、情勢は混沌としている。

3月12日 春の陽気も束の間、冬に逆戻り 

 3月に入って穏やかな陽気が続き、7日には黄砂があったため“春遠からじ”の感が強かったが、10〜11日と寒さがぶり返して降雪量も真冬並。10日は−10℃まで下がり、春の訪れも足踏み状態!
今朝5:30現在の気温は−6℃、降雪量は18a。三日連続で10a以上降った。
 今冬は県南地方の様な大雪ではなかったが、寒さは格別。90才前後のお年寄りも珍しいと言うほどの寒さだ。“三寒四温”の季節と思うが、「春〜よ来い!早〜く来い!」…

3月11日 奨学生募集  森吉町教育委員会 

 町教育委員会では、高校生・大学生・専修学校等を対象に育英資金の貸付制度を設けています。
この制度は、学業成績が優秀で品行方正なこと、経済的理由により修学困難な学生に学費の一部を無利子で貸与するものだが、町の制度より有利な育英資金や貸与金額が多い他の育英制度もあるので、比較検討が必要です。
 また育英資金の申請には、奨学金貸与申請書の他に、戸籍抄本・住民票・身上調書(本人の成績証明書や家族の所得証明を含む)・連帯保証人等が必要なため、町教育委員会(72−5234)へ問い合わせを…
なお13年度貸付の申込み期限は4月13日(金)

貸付金額 高校…月額20,000円以内、専修学校・大学…35,000円以内

3月10日 笑う岩偶が県有形文化財に指定  白坂遺跡出土品 

 県教育委員会は県文化財保護審議会(新野直吉会長)の答申を受け8日、2件を新たに文化財指定した。指定されたのは森吉町の「白坂遺跡出土品」=有形文化財(考古資料)=と、矢島町の「木境大物忌神社の虫除け祭り」=無形民俗文化財=の2件。これで県指定文化財の総数は362件となった。

白坂遺跡出土品

白坂遺跡出土品の“笑う岩偶” 縄文時代後期末から晩期前半に属する遺物。岩偶や岩版などの石器・石製品、双口注口土器や土偶などの土器・土製品合わせて318点が指定を受けた。儀礼や呪術(じゅじゅつ)などの観念的な用途に使用された道具と推測されており、同遺跡の特徴をよく表している。
 石器・石製品では、軟質の石材に彫刻を施して人形(ひとがた)を表現した岩偶が特徴的。三叉文(さんさもん)を組み合わせて陰刻して人面を表しているところが、この時期の特徴的な文様の一つになっている。土器・土製品では、注入口が又状に開口する形態の双口注口土器が他には類例のない珍しい注口土器。岩偶等は現在、森吉町役場ホールに展示している。この機会に是非一度、見学を…

矢島町の木境大物忌神社虫除け祭り

 矢島町城内の木境大物忌神社で五穀豊穣などを願って行われる春の大祭。毎年、稲の伸長分けつ期となる7月8日に行われている。鳥海修験の影響を強く受けた農耕習俗として貴重な無形民俗文化財。
 お札の祈祷に始まり、初めの神事、獅子舞の奉納、虫封じの神事、舟送り、舟流しの神事、お札立て―が祭りの次第。一連の祭式や作法が整っており、荘厳に行われる。虫を舟の御室に呪符で封じ込め、見送りの祭式で川に流し去ることや、当地伝承の獅子舞番楽(濁川獅子舞)と伊勢神楽(針ケ岡獅子頭)が奉納されることなどが主な特徴として挙げられる。

3月9日 老壮・婦人大学生が議会を傍聴  森吉町公民館 

 森吉町公民館講座「老壮・婦人大学生」25名が開会中の町議会本会議を傍聴した。定例会二日目の8日の町議会は一般質問が行われ、普段はほとんど傍聴者などない同議会だが、同大学生等(ほとんどが婦人)と一般傍聴者で傍聴席は満杯。町当局と議員に加えて大勢の町民傍聴者の三者が同席という張りつめた空気の中で、議員と町長との議論を緊張した面もちで熱心に聞き入っていた。

3月8日 クマタカの営巣を確認  森吉山ダム予定地周辺 

 国の直轄事業で行っている森吉山ダム(森吉町)の建設予定地周辺で、環境省のレッドリストで絶滅危ぐ種に指定されているクマタカの営巣地4カ所が確認されたことが6日、分かった。秋田市で同日開かれた「森吉山ダム・エコダム検討会」(委員長・清水浩志郎秋田大教授)で報告された。国土交通省森吉山ダム工事事務所は今後、自然環境に配慮し、工事手法や計画中の町林道のルート変更などを検討していく。
 同検討会は、学識経験者など10人で構成。この日の会議は非公開で行われた。調査は「猛禽(もうきん)類専門部会」(部会長・小笠原ロ秋田大教授)が平成9年度から4年間にわたり、建設予定地周辺の半径約10`以内の地域で実施した。
 調査によると、生息が確認された猛禽類はクマタカ、イヌワシなど16種類。クマタカは個体数が10羽、営巣地が4カ所確認されており、このうち1ヵ所は工事予定地から500b以内にある。
 工事による騒音・振動などで繁殖への影響が心配されることから、同部会は影響低減策を提案。
▽計画中の町林道のルート変更▽1〜6月の営巣期間の工事制限▽振動を抑えた機器の使用、などの必要性を訴えた。
 ダム建設はまだ本体工事には入っておらず、現在は県道建設など関連工事を行っているが、同事務所は「提言を最大限考慮して工事を進めていきたい」と話している。
 同検討会は今後、猛禽類だけに限らず、植物や魚類などについても、工事の影響を調査していく方針。森吉山ダムは平成23年度の完成を目指している。

 この問題が早速、昨日開会した定例議会の話題となった。
町当局は、「営巣地に極力影響を与えない様なルートや工法を検討したい。また営巣が確認された地域は、地形が急峻な場所があって林道開設が困難な箇所もある。ルートの変更や廃止を含めてダム事務所と協議したい。」と答えた。
「ダム移転によって人間が居なくなったので、鳥が移り住んだ」と言う、自然保護団体の一員も居た…??

3月7日 きょう県内高校入試  公立66校、10,401人挑む 

 今日は県内公立高校の全日制、定時制計66校の一般入試が行われ、志願者1万401人が5教科の試験と面接に挑む。合格発表は14日、午後。
志願者数は全日制(57校)で1万144人、定時制(9校)で257人。平均志願倍率は、全日制が前年より0.04ポイント低い1.08倍、定時制が0.03ポイント高い0.56倍。全日制の志願倍率を地区別でみると、県中央部が1.28倍と最も高く、県北は0.91倍、県南は1.01倍となっている。
試験は午前9時から国語、数学、英語、理科、社会の順に実施。筆記試験後、面接が行われる。

鷹巣阿仁部各校の志願倍率

        学科名 一般定員  志願者数 志願倍率  前年倍率
鷹巣農林   農業     38     33     0.97    0.97
         林業     79     48     0.42    0.65
        農業土木   36     48     1.33    1.11
鷹 巣     普通    104    119     1.14    1.06
        生活科学   38     24     0.63    1.00
米内沢    普通     79      63     0.80    0.82
        電子機械   40     25     0.63    0.48
合 川     普通     80     40     0.50    0.60
        情報ビジネス 38      20     0.53    1.03
        介護福祉   33     14      0.42    0.42       

3月6日 3月定例町議会日程  午前10時開会 

7日  本会議 ▽行政報告〜施政方針〜施政方針の質疑
          ▽議案上程(町長説明)
          ▽請願・陳情の各常任委員会付託
          (本会議終了後…全員協議会・林業活性化議員連盟総会)
8日  本会議 ▽一般質問(3人)
          ▽議案説明(各課長)
9日  本会議 ▽議案説明(各課長)
          ▽議案の大綱質疑
          ▽議案の各常任委員会付託
10〜11日   休日のため休会
12〜15日   各常任委員会審査
16日 本会議 ▽委員長報告〜質疑〜討論〜採決(午後2時開会)

3月5日 県人口、過去最少を更新(2/1現在、県情報統計課)

県人口1,188.128人(前月比 263人減、♂563,866、♀624,262)  

 自然動態…△397人(出生699人、死亡1,096人)
 社会動態…134人増(転入1,093人、転出1,059人)
 世帯数…389,936世帯(前月比 162世帯増)
この一年間の累計…△5,510人(12,2,1〜12,1,31)
 自然動態…△2,875人(出生9,012人、死亡11,887人)
 社会動態…△2,635人(転入19,062人、転出21,697人)
年齢別人口…年少人口(14歳以下)13.7%、生産年齢(15〜64歳)62.8%、老年(65歳以上)23.4%
森吉町人口 8,033人(前月比 6人増、♂3,817、♀4,216) 1月末現在
   〃 世帯数 2,653世帯(前月比 3増)

3月4日 秋田内陸線に団体向け車輌導入 

 秋田内陸縦貫鉄道に、日本宝くじ協会から寄贈された団体イベント仕様の新車両が一台導入され、今月下旬から営業に使用される。新車両は、客席の真上に天窓が付いており、山や渓谷を縫うように走る秋田内陸線沿線の眺望をより楽しむことができそう。また弁当や飲み物を置くテーブルは通常よりも大きめで、車内で宴会を開くことも可能。
 運転席の後には多目的スペースを確保。畳を敷いてお座敷列車にしたり、楽器を持ち込んで生演奏を聴きながらの旅も楽しむことができる。更にバリアフリーにも配慮しており、車椅子対応の様式トイレや開閉を知らせるチャイムの付いたドアなどを備えている。
 乗車定員は座席43人、立席52人の計95人。通常の車輌と連結し、2両以上の編成で使用する。

3月3日 特急「白鳥」さよなら 

 昭和36年以来、青森〜大阪間で運行されてきた特急「白鳥」が、JRの3月ダイヤ改正で姿を消す。在来線の昼間の特急としては国内で最長の運転区間(1040`)を走り、関西方面へのアクセスとして利用されてきた。2日が、40年の歴史に幕を下ろすラストランとなった。
 白鳥は、日本海沿いを一日一往復、約13時間で走り続けてきた。ヘッドマークには白鳥の飛び立つ姿があしらわれ、北国をイメージさせる列車として親しまれてきた。
 鷹巣駅のダイヤは上りが午前7:28発、下りは午後9:41着。関西方面への修学旅行などでも利用されてきたが、スピード化の流れの中で、一日かけて白鳥を利用する旅行客は減少。3月3日のダイヤ改正で、特急雷鳥などに運転区間が分割される。
 最終列車は2日午前10時過ぎに大阪を出発し青森に向かったが、乗車券は完売した。
これで日本海側を走る青森〜大阪間の列車は「日本海号」のみとなった。

3月2日 県観光ポスターコンクールで「クマゲラの森」入選

観光ポスターコンクール(県観光連盟主催)の投票結果が28日発表され、角館町観光協会の「武家屋敷のしだれ桜」が特選を受賞した。
 コンクールは2月1日から20日まで、JR秋田駅の「ぽぽろーど」と、連盟のホームページに市町村や観光協会など県内36団体のポスター48点を展示、一般からの投票を受け付けていた。
 自由通路の投票箱には2041票、ホームページ上で79票の投票があり、「しだれ桜」が全投票数(2120票)の1割以上に当たる290票を獲得、森吉町の「クマゲラの森」が入選となった。
 特選を含めた入賞作品は日本観光ポスターコンクール(日本観光協会主催)に、連盟推薦作品として出品される。

特選以外の入選は次の通り。
 ▽準特選=「Peaceful Beech白神山地」(藤里町)、「小安峡 秋から冬への物語」(皆瀬村)
 ▽入選=「犬っこまつり」(湯沢市観光協会)、「クマゲラの森へ」(森吉町)、「西馬音内盆踊り」(羽後町)
       「秋田竿燈まつり」(秋田市竿燈まつり実行委員会)、「大曲の花火」(大曲商工会議所)


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