2001,7,10掲載 今週の話題バックNo.36 2001,6,1〜6,30

6月30日 中国鳳城市の訪問団来町、桜づつみで記念植樹

森吉町と友好交流を続けている中国遼寧省鳳城市の訪問団が
29日から2日間の日程で森吉町を訪問した。訪問団は遼寧省の企業視察団の一行として来日、この間鳳城市の王力威市長等5人が町に立ち寄ることになったもの。
 一行は28日新幹線で秋田に着き、翌29日は県庁を表敬訪問後森吉町入り役場で歓迎式の後、留学を受け入れる米内沢高校を訪問、次いで前田地区の阿仁川右岸(五味堀〜落合)に整備された「桜づつみ」の竣工記念碑の除幕と友好記念植樹を行い、森吉山荘での歓迎レセプションに参加した。
 早朝から激しい豪雨に見舞われ、阿仁川が一気に増水して記念植樹の開催が危ぶまれたが、午前11時頃には晴れ上がり、午後には暑い夏の日差しが戻って絶好のイベント日和となった。
 好天に誘われて県や町の関係者の他に地元五味堀集落の住民等が多数参集する中、「桜づつみ」の竣工を祝い、日中両国の親善を深める歴史的な行事として、地元民等の記憶に深く刻み込まれた。
 また1999年に訪問した森吉町訪中団員も一連の行事に参加し、王市長を囲んで大いに盛り上がった。
 30日は日本ジャンボリー会場となった奥森吉などを見学のあと町内企業や観光施設を視察、明朝東京に発つ。

近日中に特集ページを掲載します。御期待を…
  写真をクリックすると拡大写真が見られます。

友好記念碑の前でパチリ
   友好記念碑の前で
王市長を囲んで ♪白樺、青空…♪
王市長と歌う森吉町訪中団の皆さん

 

6月29日 JAあきた北央 当期欠損金1億3千万円

 あきた北央農業協同組合(佐藤修助代表理事組合長)の第2回通常総代会が27日、森吉町コミュニティセンターで開かれ、12年度事業報告や13年度事業計画など11議案を原案通り承認した。12年度決算状況は、共済を除くすべての事業の実績が計画を下回ったことに加え、金融検査マニュアルに基づいて個別貸倒引当を実施したことから、約1億3千5百万円の損失金が生じた。
 総代会には、総代493人のうち、書面議決や委任状を含めて424人が出席。はじめに佐藤組合長が「農業を取り巻く環境は年々厳しさを増しており、長引く経済不況と相まって各種事業の実施状況も厳しく、12年度は約1億3千万円の赤字となった。赤字脱却には根本的な改革が必要。12月をめどに策定を進めている組織改革により、スリムで強靭な体制づくりを行い、経営改善に最善の努力をしたい」とあいさつ。
 事業報告によると12年度の事業総利益は1,630,655,332円で前年度に比べ、約1億8千万円減少。共済部門は前年度を大きく上回る実績を残したものの、そのほかの事業部門は計画を下回るなど厳しい状況となったことに加え、資産自己査定の実施に当たり一般貸倒引当のほか個別貸倒引当も行った結果、136,903,947円の損失金が生じた。
 損失金については、前期繰越剰余金1,483,678円を差し引いた135,420,269円を当期未処分損失金とし、法定準備金で全額を補填して処理。次期繰越損失金をゼロとした。
 議案に対する質疑で佐藤組合長は、「2年続きの赤字となり申し訳ない。事業量が総体的に減少傾向にあり、組合自体が赤字体質に陥っている。大規模な機構改革により根本的な解決を図らなければならない」などと述べた。
 13年度事業計画の基本方針でも「『広域JA機能発揮特別対策事業』を導入し、組織改革によるスリムで強靭な経営体質の実現を目指し、短・中期計画の策定、長期目標と事業別方向性などのシナリオを設定し、JA全体の体質改善を推進する」としている。
 重点事項は、▽地域を生かした農業の振興▽協同活動の強化による豊かな暮らしと地域づくり
▽強靭(きょうじん)な経営体制の構築▽監査の実施強化と体制整備▽WTO農業交渉に向けた運動の強化-の5項目。
 基幹作物の米については、需要に応じた品種の作付け対策(めんこいなの生産販売対策の強化)、産地指定率80%以上の確保、良食味・高品質を基本とした安定生産体制の確立などを目標に揚げている。
 員外監事の補欠選任では、木村芳夫氏(合川町下杉字狐森43−36)を選任した。

6月28日 ハートフルコンサート&人形劇 前田小

 森吉町立前田小学校は、地域と学校の交流事業として下記の日程でコンサートと人形劇を開催します。地域の方々の入場は無料です。お近くの方はお誘い合わせの上、参加されたら…

6月29日(金) ハートフルコンサート
           前田小学校体育館、13:30〜14:30
           電子オルガン(ドリマトーン)とピアノの饗宴…クラシックからアニメまで
           出演…ヤマハ楽器の教師陣
7月9日(月) 人形劇、ペープサート、人形の踊りなど
           前田小学校体育館、13:10〜14:00
           出演…人形劇団「ぶらんこ」(相模原市)

6月27日 本県出生率、6年連続全国最低

 平成12年の本県の出生率(千人当たり)が7.6と過去最低を更新し、7年から6年連続で全国最下位となったことが、厚生労働省の12年人口動態統計(概数)で分かった。
 一人の女性が生涯に産む平均の子供の数(合計特殊出生率)は全国平均を上回ったが、出産年齢女性の少なさが本県の少子化を加速させている。一方、本県の死亡率(千人当たり)は、高齢化を反映し10.1と全国3番目の高さ。出生数から死亡数を引いた自然増加数はマイナス3019人、率(千人当たり)ではマイナス2.5で、8年連続の「自然減」となった。

 12年の県内の出生数は9007人で、前年の9168人より161人減少、出生率は0.1下がった。本県の出生数は、昭和22年の4万7838人をピークに減少をたどり、平成7年に1万人を割った。
 合計特殊出生率は、1.45で全国平均の1.35を上回り、全国20位だった。合計特殊出生率が全国平均より高いのに、出生率が全国最下位と低いのは、出産年齢層(15―49歳)の女性の絶対数が少ないためとみられる。
 本県の年齢階級別人口(県人口流動調査)を全国分(厚生労働省推計)と比較すると、県内には若年層が少ないことが明らか。出産年齢層のうち、20―39歳が全国平均に比べても著しく少ない。
 出生の背景にある婚姻率(千人当たり)は、前年と同じ4.8で、4年連続の全国最下位。ただ、婚姻件数は前年より59組増えて5669組となった。平均初婚年齢は、全国平均よりやや若く、男性28.5歳、女性26.5歳。離婚件数は1925組で、前年より67組増え、離婚率(千人当たり)は1.62で全国41位だった。死亡数は1万2026人で、前年より116人減った。

6月26日 7月18日までの搭乗者数は?

 大館能代(あきた北)空港が7月18日で開港3周年を迎えることから、同空港利用促進協議会は記念イベントとして搭乗人数を当てるクイズを実施している。問題は「あきた北空港の開港から今年7月18日までの合計搭乗者数は?」。
 現在、同空港は東京便が1日2往復、大阪便が1往復運行されている。東京便が昨年7月から1往復増えたほか、大阪便もテーマパークのオープンなどに伴い、搭乗者の増加に明るい兆しが見え始めた―と期待感を表したうえで、同協議会は「今年3月末までの利用者は40万10人」をヒントとして示し、積極的な応募を呼び掛けている。
 正解者あるいは正解に1番近い人1人に大阪便の往復航空券と2泊宿泊券、次に近い1人に東京便のペア往復航空券を贈る。
 応募は、はがきに答え、住所、氏名、年齢、電話番号、あきた北空港路線の通算利用回数を明記し、7月16日(消印有効)まで〒017―8555、大館市字中城20、大館市役所企画部地域振興課内、大館能代空港利用促進協議会事務局「あきた北空港3周年記念イベント係」へ。同1日からは同空港ターミナルビルに応募用紙を配置する。
 当選発表は賞品の発送をもって代えるほか、ホームページ「大館能代空港どっと混む」にも掲載する。

6月25日 阿仁町長選  わずか1票差

阿仁町長選開票結果
 当選 浜田  章 
75 無新 無 職 1475票

 次点 小林 精一 66 無新 無 職 1474票
    山田 博康 51 無新 農林業  552票

阿仁町議補選開票結果
 当選 伊東 昇一 59 無新 農 業 1468票
 当選 工藤 敏雄 
62 共新 農 業
 1136票
 次点 中島  勇 59 無新 会社員
  844票

当日有権者数3866人、 投票者数3570人、 投票率92.34%、有効投票数3501票、無効69票

 任期満了(7月8日)に伴う阿仁町長選挙は24日投開票が行われ即日開票の結果、新人で元大館市教育長の浜田章氏が前助役の小林精一氏をわずか一票差でかわして初当選を果たした。
 事実上浜田・小林両氏の一騎打ちと見られていたが、両氏の地盤が同じため町民の動きが見えにくく、町を二分した接戦となったものの、最後まで票が読めない選挙戦だった。
 顔ぶれが違うとは言え前回の4票差と今回の1票差と言う開票結果を見ると、明らかに変革を求めながらも活路を見いだせない現状に対する不満と不安が、町民の意識として現れたものではないだろうか?
 なお町議補選はいずれも前役場職員の伊東・工藤両氏が当選した(工藤氏は2回目の挑戦)。 

6月24日 水稲の生育状況、県北は「平年並み」

 東北農政局秋田統計情報事務所は22日、13年産水稲の生育状況(6月15日現在)を発表した。県平均では「やや良」となったものの、県北は5月下旬の最低気温がかなり低かったことから茎数に影響を受け、「平年並み」となっている。
 苗の生育は、播種後の天候が高温、多照で経過したことから、おおむね順調に推移。一部の苗代では気温の上昇による葉先枯れや徒長気味の苗が見られた。全般的に、苗立ち枯れ病など病気の発生は少なく、苗質は平年に比べやや良となっている。
 田植えは、苗の生育が順調だったことや、4月中旬から5月上旬にかけて天候に恵まれたことから耕起などの本田作業が順調に進んだ。田植えの盛期は平年に比べ一日早い5月17日だった。
 活着は、田植え後の気温が比較的高めに経過し、強風などによる植え傷みも少なかったことから、平年に比べ「やや良」。茎数は、活着期以降も気温が高めに経過したうえに、初期分蘖(ぶんけつ)の発生が順調だったことから、中央と県南は「やや多い」だった。
 しかし、県北の茎数は5月28日から30日にかけての最低気温がかなり低く、分蘖の発生にやや鈍化傾向が見られ、「平年並み」となっている。
 草丈の長短は、日照時間や気温日較差が少なく経過している影響を受け、県平均、県北とも「平年並み」の状態。

6月23日 道の駅「マタギの里」オープン

  県内20番目の道の駅となる阿仁町の「あに マタギの里」(農林水産物直売・食材供給施設)が21日オープンした。現地で関係者や来賓約100人が出席して神事やオープニングセレモニーが開かれ、地域振興の拠点施設としての役割に期待を寄せた。
 オープンを祝うかのように晴れ渡ったこの日は、地域住民なども多数駆けつけ、午前10時半から道の駅駐車場で関係者らによる神事が執り行われた。
 引き続きオープニングセレモニーに移り、今井乙麿町長をはじめ来賓らがテープカット。さらに湊勇次郎町議会議長や大阿仁保育園児らの手でくす玉が割られると、「祝 竣工」の垂れ幕が下がり、詰めかけた住民らから拍手が沸き起こった。
 会場を打当温泉に移して開かれた開所式典・祝賀会では、今井町長が「平成10年度から4ヵ年で取り組んできた事業。農林業、商工業の振興はもとより、地域情報発信など複合機能を持ち合わせた地域の起爆剤となる中核施設で、新世紀の町づくりに大きな弾みをつけるものと考えている。激しい地域間競争、厳しい経済情勢ではあるが、消費者のニーズにこたえていきたい」などとあいさつし、待望のオープンを祝った。
 同町比立内の国道105号沿いに建設された道の駅は、施設全体面積が9270uで、このうち建物の延べ面積は640u。利用者の利便性向上を図るため、県と町の施設が一体化されているのが特長で、トイレ、情報休憩室などの県施設が240u、農林産物直売所および食堂、喫茶コーナー、町紹介コーナーの町施設は400uとなっている。
 3150uの駐車場は、バスやトラックなどの大型車3台、普通車34台分の駐車が可能。トイレは身障者用を合わせ15器設置された。
 全体事業費は4億6千万円(うち県分2億1500万円)
 ブナの森など豊かな自然に恵まれた道の駅の周囲には、日本の滝百選に選ばれた名瀑「安の滝」をはじめ、「クマ牧場」「マタギ資料館」「打当温泉」「遊遊ガーデン」などの施設があり、奥阿仁観光の拠点としての役割を担う。また、農業をはじめとする町活性化の起爆剤としても期待されている。

6月22日 押し売りに注意!

 日用品を無料で配り、高額な健康布団を売りつける“押し売り団”がまた現れた。
当地では過去に同じ被害に遭っているため、お年寄り達は警戒して誘いに乗らなかったが、執拗な勧誘に辟易した様子。
 中にはあまりしつこいため、警察に通報して撃退した人も。2〜3年前に場所を提供したお宅に「また貸してくれ」と言って来たというから、同じグループらしい。
 彼等の手口は悪質だが商法上違法性はなく、騙されるのが悪いとか。要するに“うまい話”には乗らないこと!

6月21日 秋田内陸縦貫鉄道の客車活用を前向き検討

 小坂町6月定例議会は18日、本会議を再開し7議員が一般質問を行った。
その中で成田議員は、観光施策、資源循環型社会、商業活性化について質問。小坂鉱山事務所のオープニングに予定されていた秋田内陸縦貫鉄道の客車の活用(角館-小坂間)について、川口町長は「実現すると、観光振興への新しい展開が開かれるが、さまざまな課題の中での作業。目標は持っているが、ゴールが見えていない現状」と答弁。当局は「一番の問題はハード、ソフト両面の安全性の確保」とクリアすべき諸課題を挙げながらも、関連鉄道会社と前向きに話し合いを進めていることを報告した。

 年々乗客が減少して赤字が増大している秋田内陸縦貫鉄道の乗客数確保と、田沢湖・角館〜鹿角・十和田間の観光振興からも、実現できたら県南と県北を結ぶ画期的な縦断観光軸ができるが…

6月20日 エキサイト、国内宿泊予約サービス開始

 大手検索ポータルサイトのエキサイトは、15日からリゾートホテルやビジネスホテル、旅館に加え、ペンション、休暇村、公共の宿など全国2000軒の宿泊施設を検索・予約できるサービスを開始した。
 4日にスタートさせた国内の観光情報提供やパッケージツアー検索などを内容とする「エキサイト国内旅行」http://www.excite.co.jp/Travel/japan/に加えるもので、ユーザーの用途に応じて3つの切り口で検索が可能。
 期間限定の割安なプランなども毎月2回紹介していく。今後は海外旅行を含めたトラベルコンテンツを拡充し、新規ユーザーの獲得に向けて積極的に取り組んでいくとしている。
 は当サイトの表紙からもアクセスできます。夏休みの旅行プランに御活用を…

6月19日 阿仁町長選・町議補選告示

阿仁町長選立候補者(届け出順)

(1)浜田  章 75 無新 無 職
(阿仁町銀山字下新町)
(2)小林 精一 66 無新 無 職(同町銀山字下新町)
(3)山田 博康 51 無新 農林業(同町根子字根子又)

阿仁町議補選立候補者(欠員2―3)(届け出順)

(1)工藤 敏雄 62 共新 農 業
(同町水無字湯口内)
(2)中島  勇 59 無新 会社員(同町銀山字上新町)
(3)伊東 昇一 59 無新 農 業(同町伏影字水上沢)

 任期満了(7月8日)に伴う阿仁町長選挙は19日告示され、午前8時半の受け付け開始とともに、いずれも無所属で、前大館市教育長の浜田章氏(75歳=阿仁町銀山字下新町)と、前助役の小林精一氏(66歳=同町銀山字下新町)、前町議の山田博康氏(51歳=同町根子字根子又)の新人3人が届け出た。受け付けは午後5時で締め切られるが、ほかに立候補の動きはなく、三つ巴の戦いとなる公算が大きい。
 小林氏と浜田氏は阿仁合地区、山田氏は大阿仁地区をそれぞれ地盤としているものの、地区を挙げて一候補を推すという動きはなく、全町的な票取り合戦が展開するものとみられている。

 浜田氏は自宅前で第一声。同町の過疎化の現状を説明し「皆さんの支持を得て、公約実現を果たしていく。少子高齢化への対応、産業基盤の整備という荒波に漕ぎ出したい」と呼び掛けた。
 小林氏は阿仁合駅前で第一声を挙げ、行政マンとしての実績を強調しつつ、「町民の切実な声を受け止めた。阿仁の将来像に反映させたい。庶民派町長誕生に支援をお願いしたい」と訴えた。
 山田氏は自宅近くの商店前で第一声。51歳という若さを前面に打ち出し「町民すべてに恩恵のある行政を目指す。町政の流れを変え、元気な町づくりをさせてほしい」とアピールした。

 同時に告示された町議会議員補欠選挙(欠員2)には、新人3人が届け出た。

今月2日現在の有権者数は3902人(男性1817人、女性2085人)。地区別にみると阿仁合2294人、大阿仁1608人。投票は24日午前7時から午後7時まで町内9ヵ所で行われ、同8時から町民体育館で即日開票する。町長選の当落判明は同9時ごろの見込み。

6月18日 「公立米内沢病院問題、決断を」 合川町長

 合川町議会全員協議会が15日開かれ、公立米内沢総合病院や鷹巣阿仁部4高校の統合問題について意見交換。金田陽太郎町長は、多額の累積赤字を抱える米内沢病院について「決断をすべき時期にきた」とし、同病院のベッド数を減らして新築予定の北秋中央病院を増床し、高度・緊急医療が行える規模の病院にすべきとの考えを示した。高校統合については、鷹巣阿仁部に2校存続させ、合川高校を県立にしてそのまま存続させる、という奇想天外なプランを提示した。

 質疑では、田中金悦議員が「高校存続には議会のみならず、町当局と一体となった取り組みが不可欠」とした上で、「本来は計画の対象外となる公立の合川高校が計画に組み込まれているのは、金田町長が県に申し入れをしたからだと県では説明しているが本当か」と質問。金田町長は、自らが申し入れしたことを認め「鷹巣阿仁部に2校存続させ、合川高校を県立にしてそのまま残すという考え」と説明。
 これに対し、議員からは「議会が存続させようという動きを起こしても、町のトップが統合という相反する考えでは前に進まない」、「県教委が一校という方針を示している現在、統合して合川高校が独自で残る見込みはあるのか」、「公立なのだから町長が申し入れを撤回すれば済むこと」などと批判の声が噴出。金田町長は、申し入れの撤回について明言しなかったものの、議員の意見に対して「分かりました」と答えた。

 米内沢病院について金田町長は、「将来的にこの地域に高度・緊急医療を行うことのできる病院が必要。整備が遅れると住民にとって大きな損失」とし、同病院のベッド数を減らし、新築を予定している北秋中央病院のベッド数を高度・緊急医療を行うことのできる規模まで増やす、という考えを提示。「多くの事情から現在まで延び延びになってきた問題だが、重大な決断をしなければならない時期にきている。皆さんの意見を聞き、20日に開かれる同病院組合正副管理者会議で話し合い、早期に結論を出す」と述べた。
 議会側では、正副管理者会議の内容を受けて後日、あらためて協議することとしたが…

6月17日 阿仁町議補選定数1→2へ

 阿仁町選挙管理委員会は16日、役場会議室で19日告示・24日投開票が行われる、町長選挙と町議補欠選挙の立候補予定者への説明会を再度開いた。同選管では補欠選挙の定数が1と見て、作業を進めていたが、複数となることから経緯を説明するために、急遽開催して理解を求めたもの。
 公選法では議員定数の六分の一を超える欠員があった場合、または六分の一を超えなくても、当該選挙区に同一の他の地方自治体選挙がある場合は、その選挙と同時に行う。ただし選挙告示の10日以内に選管が通知を受けた場合はこの限りでないとしている。
 町選管は現職議員が死亡し、その後山田議員から11日付で辞職願いが提出されたため、「ただし選挙告示の10日以内に選管が通知を受けた場合はこの限りでない」と判断し、県選管に問い合わせるなどして、補欠定数を1としていたが、その後判例集を調べた結果岡山県で複数定数となった事例が判明。
 県選管に問い合わせても即答できず、総務省選挙部選挙課に問い合わせたところ、「ただし選挙告示の10日以内に選管が通知を受けた場合はこの限りでない」は、補欠選挙を行うかどうかの判断で、10日以前に補欠選挙を行うことにした場合は但し書きの適用はなく、不足数について選挙を行うことになるとの解答だった。
 補欠選挙立候補予定者は3人で、一人当選⇒一人落選となって、俄に注目を浴びることになった。

6月16日 おもしろい話

 信号待ちで止まった交差点で、隣に停車している大型トラックの運転席に、ステッカーが貼られていた。
『誰が好きかとお金に聞けば、私ゃ働く人が好き』と。思わず笑ってしまった。とかく先を急ぐばかりの運転が多いが、ゆとりのない運転は事故の元。さすがはプロの運転手だなァ。

6月15日 小泉メルマガ創刊号

 僅か一日で配信者100万人を記録し、日本一のメルマガとなった「小泉内閣メールマガジン」を、購読されていない方々のためにその全文を掲載します。購読されている方はゴメンナサイ!

小泉内閣メールマガジン ================================== 2001/06/14
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□ 目次

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]
● 24時間公人

[大臣のほんねとーく]
● 台所からの政治(扇国土交通大臣)
● 政治家・小泉純一郎のこと(塩川財務大臣)

[特別寄稿]
● 安全な社会の構築を願って(遠山文部科学大臣)

[小泉内閣の動き]
● 司法制度改革審議会意見書(01/06/12)
● 内閣総理大臣コメント[大阪教育大学教育学部附属池田小学校における事件](01/06/08)


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[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]

● 24時間公人

 らいおんはーとの小泉純一郎です。「小泉内閣メールマガジン」創刊第一号がやっとできました。このコーナーは、政策だけでなく、私の信念や素顔を語っていきます。皆さんのご質問にも答えていきます。楽しみにしていて下さい。

 創刊前から、官邸ホームページのメールで、メルマガについてたくさんの励ましやアイデアをいただきました。ありがとうございます。多くの方から「総理になって変わったことは何ですか」と質問がありました。私の感想はなんといっても自由が全くなくなったこと。いわば、24時間かごの鳥ということです。

 総理になる前は、一人でコンビニに行ったり、ふらっと自由に外出していました。今は、どこに行くにしても必ず護衛がつきます。多いときには何十人にもなることがあります。映画に行こうとすれば、席を幾つも予約しなくてはならないかもしれない。なかなか気軽に出歩くことはできません。

 執務時間はたくさんの方々とお会いしたり、経済やITなどいろいろな会議で議論したり、そして国会の討論など、もちろん休む暇はありません。

 総理というものは、24時間全て公人、何が起こってもすぐに対応できなければならないと思います。危機管理の面からもそれが大切。不自由なこともありますが、私は24時間、精一杯のことをやっていきますよ。応援して下さい。

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[大臣のほんねとーく] 

● 台所からの政治(扇国土交通大臣)

 今年の1月6日、国土交通省が発足し、私は初代の大臣に就任しました。参議院の、しかも女の、さらには与党の自民党ではない連立の私のところへこの三重の壁をわざわざ乗り越えて、国土交通大臣の椅子がめぐってきました。

 そもそも、昨年の7月4日に私が建設大臣に就任した時、国民の皆様は驚かれたことと思います。当時の建設省は、収賄問題が発覚した「どん底」の状態で、その中で大臣になることは、まさに「火中の栗を拾う」ようなものでした。

 そういう時だからこそ、しがらみがなく、率直に政治に取り組んでいく私の姿勢を評価いただいたのではないかと思います。

 大臣を受けた以上は、「二度と女は建設大臣にしない。」と言われたのでは後輩に申し訳ない。「初めて女が建設大臣をやったけれど、女がやってよかった」と言われるようなことをしたい。

 その心意気が、丸投げ、談合、バラまき、ムダ使いと言われた公共工事を真に国民国家に役立つ公共工事にするための「公共事業の入札と契約に関する適正化法」の法案成立への全党賛成という形になって現れ、21世紀へのレールを敷くことができたのが、再任につながったと思います。
 
 私のモットーは、「できることと、できないこと」をはっきりさせることです。自分を飾るよりも、ありのまま、自然体で、「正直に生きる」ということ、この心がけで何にでもぶつかっていこうと政治家になった時に決めました。

 21世紀型の生活様式も変わり、例えば、みなさんが週末の過ごし方を考える時、金曜日の夜から香港に出かけて、土曜日は飲茶と夜景を楽しみ、日曜日はショッピング、帰りはETC(ノンストップ自動料金収受システム)で料金所も止まらず高速道路で空港へ向かい月曜朝には何食わぬ顔で出勤。そんなスマートな過ごし方、してみたいと思いませんか。

 今年の2月16日から私がはじめた羽田空港からの深夜・早朝のチャーター便。予約開始からわずか15分で完売になりました。「羽田は国内線、成田は国際線」という不文律はいったい何だったのでしょう。

 だれもがこんなにも羽田の国際化を求めていたのです。そばにある空港から自由に旅をしたい。当たり前のことです。そういう当たり前のことが当たり前でなかったのが、霞ヶ関の役人の世界であり、永田町の政治家の世界でした。

 そのためにも、私は、21世紀の国土のグランドデザインを明らかにしたいと思っています。国際都市と呼ぶにふさわしい都市を全国にいくつ作るのか、新幹線は、高速道路は、いつまでに、どこまで整備するのか、そういったことを明らかにして、国民のみなさんが将来への明確なビジョンをもてるようにすること、それが国土交通省の使命だと考えています。


● 政治家・小泉純一郎のこと(塩川財務大臣)

 私と小泉総理とは30数年来の朋友です。総理のご尊父の小泉純也先生は私が初当選の時(昭和42年)防衛庁長官をしておられ、私の後援会大会応援のために、河内長野市に来て貰ったことがあります。

 ご尊父は、寡黙で怖そうな人でしたが、非常にやさしいところもありましたな。その純也先生が亡くなられて後継者の話で、福田赳夫先生が「純一郎君を呼び戻せ」ということになりましたんですが、その時、小泉総理は英国の大学で経済学の勉強をしており、学者になるつもりやなかったのかなと思います。

 それが突如、政治家に転身せよと呼び戻されたわけですから、ご本人は容易ならぬ抵抗もしておりましたが、結局福田先生の説得とご尊父の周辺の方々に口説かれて、選挙に出馬することになりました。その当時のことを思うと、まさか総理大臣になるとは想像もできませんでしたな。

 小泉総理は、福田先生の鞄持ちとして修行されておった時からまことに一刻な人で、自己主張の強い、しかも人が考えつかんような発想を口にするような言動が多かったと思います。それだけに福田先生も、「あれは必ず大物になる。もし失敗したら手に負えなくなるよ」とおっしゃっていました。

 また、他人と安易に妥協することが嫌いで、しかも正義感の強い人でしたから、それが「変人」と見られるようなところもあったんやないかなと思います。言い出したら聞かん人ですから、付き合い、交際するのも難しいと言う人がありますけれども、私はそうは思いません。非常に義理を重んじ、気持ちは純粋な人ですから、交友は永く続く人であります。

 今、総理大臣として大胆な改革に挑戦しています。戦後50数年、日本の社会・経済はソレ行けドンドンの右肩上がりで、モノ中心の精神文化に酔っとりましたが、21世紀に入ってその転換が求められており、思い切った改革が必要になるのは当然であります。

 小泉内閣の誕生は、1979年英国でのサッチャー首相出現と酷似した政治ドラマだと思っています。タブーにメスを入れたというのは、ほんまに一刻な小泉純一郎やなぁ、と思います。

 NHKで現在「その時歴史が動いた」という番組が放映されています。21世紀の冒頭、つまり、世紀の変わり目に、小泉総理で「その時歴史が動いた」ということになるんとちゃいますか。


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[特別寄稿]

● 安全な社会の構築を願って(遠山文部科学大臣)

 6月8日午前に発生した大阪での児童等殺傷事件は、あまりにも痛ましく加害者に対して強い憤りを禁じ得ません。被害にあわれた皆さん、関係者の皆さんに、心より御冥福とお見舞いを申し上げます。

 事件の第一報は、国会で教育改革関連3法案を審議している時にもたらされました。皮肉にも、学校教育への信頼を取り戻し、「学校を良くする、教育を変える」ことをめざした重要法案について、党派を超えた真剣な論議をしていた最中のことでした。それだけに、亡くなられた子どもの数が次々と増えていく報告を聞きながら、やり場のない悲しみと怒りを抑えることができませんでした。

 第一報を受けて、岸田副大臣を本部長とする対策本部を設置するとともに担当者を現地に派遣するよう指示しました。午前の審議終了後、直ちに今後の対応を協議し、対策本部を開催、それが終わるとすぐに池坊大臣政務官に
現地に行っていただきました。あわせて、心に深い傷を負った子どもたちの心のケアのため、大学から専門家を派遣しました。同時に、大臣談話を作成・発表するとともに、全国の関係機関に学校の安全管理の再点検を依頼するよう指示しました。

 そこまでし終わって、なお、全く釈然としない思いにとらわれました。そこで、談話の最後を次のように結びました。

 「最近大人社会において、残虐な事件が頻発している風潮がみられ、学校だけでは対応できない事態に鑑み、社会全体でこうした卑劣な行為を断じて許さないとの思いを共有していただきたいと、この機会に強く訴えたいと思います。」

 その日の夕刻、小泉総理の呼びかけにより、村井国家公安委員長とともに事態の分析を行い、日本の社会を秩序ある安全な社会にするために英知を集めて対応するべきということについて、合意がなされました。その後の動向に期待したいと思っています。

 日本はかつて、世界で最も安全な国として知られていました。1970年代初めにベストセラーとなったイザヤ・ベンダサン著『日本人とユダヤ人』でも日本人は安全と自由と水をタダだと思っている世界でも稀有な国民であると喝破されていたのを思い出します。それが今や到底「安全」とは言えなくなったことを憂えます。今回の不幸な事件を無駄にせず、正すべきは正し、また多少のコストはかかっても、市民が心安らかに生活できるような社会を作っていきたいものです。


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[小泉内閣の動き]

● 司法制度改革審議会意見書(01/06/12)
 http://www.kantei.go.jp/jp/sihouseido/report-dex.html
  6月12日開催の司法制度改革審議会最終報告書

● 内閣総理大臣コメント[大阪教育大学教育学部附属池田小学校における
  事件](01/06/08)
 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2001/0608comment.html
  池田小学校における事件に対する小泉総理大臣のコメント

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[あとがき]

 「志定まれば、気盛んなり。」幕末の偉人、吉田松陰の言葉です。
 進むべき改革の方向を示し、改革断行の決意をあらたにした小泉総理の心境にこの言葉はピッタリな気がします。総理の雰囲気は吉田松陰というよりもその弟子の高杉晋作といった感じですが、意志の強さという点ではとても似ている気がします。

 長州人の私はどうしても比較する対象がこうした人々になってしまいますが、今回の「大臣のほんねとーく」は、河内の塩川大臣と神戸出身の扇大臣にご登場願いました。

 塩川大臣の河内弁はその場を和やかにする不思議な力があり、「塩ジイ」として(スミマセン)若者にも人気があると言われています。何事もわかりやすく話をされる扇大臣の活躍はご承知のとおりです。記念すべき創刊号にふさわしいお二人にご登場いただけたのではないかと思います。

 なお大阪教育大学教育学部附属池田小学校のいたましい事件に関し、遠山文部科学大臣から特別寄稿をいただきました。今回の事件で亡くなられたお子さまのご冥福をお祈りし、ご家族に心よりお悔やみを申し上げるとともに被害に遭われた方々、関係者の皆さんにお見舞い申し上げます。(晋)


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6月14日 婦人等が議会を傍聴 森吉町議会 

 6月定例町議会が開会されている森吉町議会で13日、町婦人団体連合会(北林カヅ会長)会員が議会を傍聴した。
2日目の昨日は、一般質問が行われ、庄司・板垣・春日の3議員が登壇して、松橋町長に対して町政に関わる諸問題を質したが、婦人等は熱心にメモを取りながら聞き入っていた。町婦人会は毎年数回議会を傍聴するなど、熱心な活動を続けている。

町村合併「4町村が現実的」 森吉町定例会一般質問で松橋町長

 森吉町の6月定例議会は13日、本会議を再開し、3氏が一般質問を行った。町観光開発公社と森吉山観光開発株式会社の合併について、松橋久太郎町長は「(合併により)運営コストの大幅な削減や営業効率の向上が図れる」とし、「年内にできるよう進めている」との考えを示した。また、町村合併については「財政面などのメリットを考えれば(合併を)進めるべきとの考え」とし、「広域圏の議論が必要だが」と前置きした上で、具体的な合併の形として「県で示しているように、中山間地域の阿仁部4ヵ町村が現実的ではないか」との認識を示した。

 質問したのは、庄司憲三郎、板垣淳、春日一文の3議員。観光開発公社と森吉山観光株式会社の合併や赤字解消策、役場庁舎の改善、町村合併などについての考えなどを質した。
 12年度に約2千万円の赤字を出した観光開発公社について庄司議員が質問。町長は「主力となる森吉山荘の収益性を高めるとともに、(厳しい経営状況の)妖精の森コテージを季節運営にするか、民間委託にするかなどして、改革を図りたい」と述べた。また、両社の合併については「一本化するのが緊急の課題。県や関係者の了解を得て、具体的な段階にきている。運営コストの大幅削減や営業効率の向上が図れることから、年内を目標に進めていきたい」との考えを示した。
 春日議員は詳細な財政資料を提示しながら町村合併について質問。合併特例法による特例債など多額の財政支援や改正された住民発議制度、広域的な行政課題(公病・米高など)の解決を図れるのでは-との質問に対して、町長は「近隣町村でも合併に対する機運が強まっていると感じている。(合併で)米内沢病院の効率的運営や米内沢高校存続が可能になる」などとした上で、自らの認識として「合併を進めるべきという考え。可否は住民の総意で決めるもので、住民投票も意思表示の一つ」と述べた。
 また、理想とする合併の形についても問われ、「広域圏の議論が必要だが、基盤を同じくした中山間地域の阿仁部4ヵ町村(森吉、合川、阿仁、上小阿仁)が現実的ではないかと認識している」と述べ、具体的な類型にも言及した。

6月13日 マタギサミットin阿仁 全国から120人

 マタギ文化にゆかりのある全国の猟師や猟友会員らがつどい、伝統文化の継承や自然と人との共生について話し合う「ブナ林と狩人の会-マタギサミットin阿仁」が9,10の両日、阿仁町の打当温泉で開催された。同町ツキノワグマ研究所の小松武志氏による研究発表や、盛岡市周辺で目撃されている白いツキノワグマに関する報告、マタギ文化の今後について討論するなどした。
 マタギサミットは、中部東北地方の豪雪山岳地帯に点在する伝統的狩猟文化の「マタギ」を共通テーマに交流親ぼくを深め、マタギ文化の今後を模索しようというもの。第1回がマタギ発祥の地、阿仁町で開催されており、以来、東北を中心に各地で開かれている。今年で12回目。
 今回は秋田をはじめ岩手、山形、新潟、青森、長野などから約120人が参加。初日に開かれた開会式では、今井乙麿町長が「山と親しみ、自然と共生しながら生活の糧を得るという先人から受け継がれてきた文化のさらなる発展に向け、交流を深めて」などと歓迎のことばを述べたほか、マタギ太鼓の演奏、次回開催地の発表などが行われた。
 2日目は、クマに関する研究発表会を開催。阿仁町ツキノワグマ研究所獣医学博士の小松氏による「熊研究の近況」、農林水産省森林総合研究所東北支所の岡輝樹氏による白いツキノワグマに関する報告、同支所の三浦慎悟氏による「特定鳥獣保護管理制度に対する対応」、狩猟文化研究所の田口洋美氏による「21世紀、新たなるマタギの役割を求めて」と題した発表が行われた。
 小松氏は、ツキノワグマの繁殖に関する研究成果を発表。出産の様子を撮影した貴重な映像などを交えながら詳しく説明した。
 岡氏は、盛岡市近郊で目撃された白いツキノワグマについて報告。「動物の肌や毛の色は2つのメラニンの組み合わせで決まる。白くなるということは、突然変異などでメラニンをつくることができない状態。アルビノといわれ、ほかの動物でも見られる。クマの場合は約17000分の一でアルビノになる」などと説明。
 「取り立てて珍しいことではないが、目撃は北上山系のみに集中しており、出現率も高すぎる。生息地域の分断化などによる近親交配が原因ではと推測される。現在、これらの可能性を含めて調査をしており、次々回のサミットには報告できると思う」と話していた。
 サミットでは、マタギの生活文化継承のため、狩猟シーンなどを収めた写真集を出版することを決め、次回の長野県栄村秋山郷で開催する来年のサミットで披露することになった。

6月12日 タケノコ採りの遭難相次ぐ 奥森吉でも

森吉町の男性無事発見
 10日午後5時ごろ、森吉町浦田字寄延、無職工藤勝司さん(74)が同町奥森吉の山林にタケノコ採りに入山したまま帰らない、と家族が森吉署に届け出た。
 11日早朝から、森吉署や地元山岳会員など総勢60人体制で捜索したところ同日午前11時ごろ発見された。同署の調べでは工藤さんは10日午前7時ごろ、妻や友人とともに5人で入山。予定時間の同11時半になっても待ち合わせ場所に現れなかった。

夫婦で入山妻が不明に 八森・青秋林道付近
 10日午前11時35分ごろ、二ツ井町飛根字羽立、会社員工藤ゆき子さん(51)が八森町の青秋林道終点付近からタケノコ採りに入山したまま戻らないと、一緒に入山した夫の寿さん(51)が能代署に届け出た。同署の調べでは、ゆき子さんは寿さんと2人で同日午前8時ごろに入山したが、同11時半になっても入山地点の駐車場所に戻らなかった。同署員や地元消防団員ら約80人が11日早朝から捜索、無事発見されたが、両足の怪我と疲労で身動きがとれないためヘリコプターでつり上げて救助した。

玉川に入山 鷹巣町の女性救助
 9日午後に田沢湖町玉川のブナ森牧場からタケノコ採りに入ったまま行方が分からなくなっていた鷹巣町綴子字往還下、畠山ユキさん(75)は10日午前8時すぎ、同牧場の林道から西へ600bの山林にいるところを捜索隊が発見し救助した。
 角館署によると、畠山さんは9日午前8時半ごろ、家族ら5人と一緒に入山したが、その後方向を見失った。けがは両足の擦り傷程度だが、大事を取って鷹巣町の病院に搬送した。

小坂町荒川沢で遭難 鷹巣町の女性も無事
 10日午後6時40分ごろ、鷹巣町伊勢町、小松さとさん(72)が小坂町荒川沢の山林にタケノコ採りに入山したまま戻らないと、長男(46)が鷹巣署に届け出た。連絡を受けた鹿角署が鹿角広域行政組合消防本部などと周辺を捜索。11日午前8時、小松さんを発見した。小松さんにけがはなかった。
 鹿角署の調べでは、小松さんは長男夫婦と3人で10日午前8時ごろ入山。10時半ごろ小松さんの姿が見えなくなったという。
 11日、同署員、消防署員、町職員ら計30人態勢で捜索。入山場所から南へ約1.5`離れた山林内を歩いている小松さんを発見した。

栗駒山ろく体調急変で死亡 
山形の男性

 10日午前8時半ごろ、皆瀬村小安奥山の国有林で、早朝からタケノコ採りをしていた山形県の男性(50)が、体調急変で下山し湯沢市内の病院に運ばれたが、同日午後1時40分に脳内出血のため亡くなった。
 増田署によると、男性は前日から家族に頭痛などを訴えていたが、同日早朝に仲間9人と山形を出発し、午前6時ごろから栗駒山ろくに入った。午前8時半ごろ、男性は気分が悪くなり仲間と一緒に下山、仲間が119番通報した。

6月11日 阿仁川のアユ遡上概況 U

 天然遡上の先発隊が阿仁川中流域〜上流部へと遡上って来た。当地区では8日夕刻に先発隊が五味堀橋に到達。10日には大岱地区まで。大きいものだと16〜17aほどか?先発隊は川の流心部の石のコケを盛んに噛んでいる。アユが噛んだ跡の石はピッカピカ。川の色が輝いて見え、すっかり夏の色に変わった。
 中流域最大の難関、根小屋堰堤では夥しい数のアユが盛んに跳ねて、上流を目指している。下流部の能代市や合川町の漁協関係者の話では、過去10年来で見たことがないほど大群の天然遡上だと言う。森吉山の残雪がなくなる頃、アユが阿仁川に充満する。今年も大漁間違いなし!

6月10日 北林上小阿仁村長、県町村会長に就任 

 県内60町村長で構成する県町村会の臨時総会が5日、秋田市の秋田キャッスルホテルで開かれ、任期満了に伴う役員改選で、新会長に北林孝市上小阿仁村長(78)を選出した。任期は10日から2年。
 高橋雄七会長は冒頭、「町村を取り巻く環境がますます厳しくなる中で、21世紀に希望を持てる町村行政を実現してほしい」とあいさつし、今後の町村会の取り組みに期待を寄せた。
 会長人事では、新会長が北地区(衆院旧秋田1区)から選出される番であることから、伊藤憲一雄和町長が北林村長を推薦、満場一致で同意された。北林村長の推薦は、1日に行われた北地区の町村長の会合で決まった。また副会長、監査委員も推薦で選出された。
 北林村長は新役員を代表してあいさつに立ち、「今、町村を取り巻く環境は未曾有(みぞう)の厳しさ。小泉内閣の下での(政治の)安定化と正常化を望む。しかし“聖域なき改革”に盛り込まれた施策のうち、均衡ある発展に逆行するものには同調できない」と、地方交付税の削減などに疑問を呈した。寺田県政に関しては「より連携を深め合い、県民の幸せと県勢の発展のため、共通理解を図っていかなければならない」と述べた。

 上小阿仁村では8日村開発センターで、県町村会長に就任した北林村長の祝賀会を開催、村議と村幹部等約40人余りが出席し、村政初の就任を祝うと共に、村を挙げて支援していくことを誓い合った。

6月9日 共に三つ巴戦か? 阿仁町長選・町議補欠選 

 阿仁町選挙管理委員会は8日、町役場会議室で19日告示、24日執行される町長選挙と町議補欠選挙の立候補者説明会を開き、立候補の届け出、選挙運動期間、選挙用自動車の申請など立候補届の諸手続、届け出書類の確認や説明が行われた。
 町長選に出馬を予定しているのは前助役の小林精一氏(66歳・銀山字下新町)、町議会議員の山田博康氏(51歳・根子字根子又)、前大館市教育長の浜田章氏(75歳・銀山字下新町)の3陣営からそれぞれ二人づつ出席した。
 また小武海芳雄氏の死去で欠員が出、町長選挙と同時に行われる町議補欠選挙には、中島勇氏(59歳・銀山字上新町)、工藤敏雄氏(62歳・水無字湯口内)、伊藤昇一氏(59歳・伏影字水上沢)の3氏が起意を表明、立候補予定者等が出席して説明を受けた。

6月8日 空港〜鷹巣I.C間は2`弱 

 国土交通省が示した日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の基本計画区間になっているルート案は、大館能代空港を起点に大館西道路に接続する16.6`。幅員23.5bの4車線、設計速度は100km。ICは鷹巣町が「あきた北空港IC」と国道105号線との交差地点の「鷹巣IC」。大館市は大館南バイパスとの交差地点の「大館南IC」(いずれも仮称)。鷹巣町の両IC間は「1〜2`」の距離になる見込み。
 ICは20kmに1ヵ所が標準と言われているが、鷹巣の場合、空港からの乗り入れができる空港直結型ICの要望が認められた。さらに国道105号の阿仁部と国道285号の比内方面の利便性が考慮され、至近距離に2ヵ所のICが作られることになった。
 ルート案と環境影響評価(アセスメント)は、大館、鷹巣、比内、森吉、田代、合川の1市5町の担当課窓口と北秋田建設事務所用地課などで、今月12日から7月12日までの1ヵ月間、縦覧する。

6月7日 赤字が初の3億円台に 秋田内陸縦貫鉄道12年度決算

 県などが出資する第三セクター・秋田内陸縦貫鉄道(資本金3億円、社長・今井乙麿阿仁町長)の12年度経常損失(赤字)が、開業以来初めて3億円を突破した。5日、秋田市のみずほ苑で開いた取締役会で報告された。当期未処理損失(欠損)は3億2900万円に上り、初めて欠損金が資本金を上回る債務超過となった。
 利用者減に歯止めがかからず収入が大きく落ち込んだ上、鉄道施設などの維持費が経営を圧迫していることが要因。赤字分は規定により出資する県と関係8町村が負担して解消するが、経営不振は年々深刻化しており、同社は運行車両数の大幅削減や運賃値上げを柱とする抜本的な経営改善計画の策定を急いでいる。
 12年度営業報告書によると、輸送人員は79万7466人(前年度比約4万4000人減)で、初めて80万人台を割り込んだ。定期外利用客の落ち込みが大きく影響し、全線開業した平成元年当時と比較すると74%の水準。
 これにより、鉄道事業収入は2億4592万円(同1330万円減)となり、営業係数(100円の収入を得るのに要する経費)は212。前年度より27ポイント増え、初めて200を超えた。
 一方、営業費用は6億4817万円(同1824万円増)。トンネルや橋りょう補修、レール交換など施設老朽化に伴う修繕費が前年度より2361万円余り増えたことが影響した。
 この結果、経常損失は3億4385万円(前年度比5343万円増)に膨らんだ。
 同社の経常損失は年々膨らんでおり、全線開通した平成元年度は1億4637万円、10年度は2億4872万円で初めて2億円を超え、11年度は2億9041万円だった。
 12年度決算案は28日の株主総会で承認される見込み。

6月6日 県人口9カ月ぶりで増加(5/1現在、県情報統計課)

県人口1,184,037人(前月比 336人増、♂561,733、♀622,304)  

 自然動態…△362人(出生678人、死亡1,040人)
 社会動態…698人増(転入3,699人、転出3,001人)
 世帯数…391,208世帯(前月比 2,230世帯増)
この一年間の累計…△5,700人(12,5,1〜13,4,30)
 自然動態…△2,935人(出生8,855人、死亡11,790人)
 社会動態…△2,765人(転入18,847人、転出21,612人)
森吉町の人口…7,952人(♂3,778、♀4,174)前月比△1人
  世帯数…2,653世帯(前月比 5増)

6月5日 森吉町出身の画家・村田勝美氏、故郷で初の個展

 森吉町出身の画家で、国内外でその才能を発揮している村田勝美さん(東京都福生市、雅号=夢天)の作品展「2001年アート宇宙の旅」が3日から、森吉町コミュニティセンターで始まった。故郷では初の個展で、F240の大作から絵はがき、画集など多彩な様式の作品35点を展示。初日は町内外から多くの人が鑑賞に訪れ、郷土が誇るアーティストの作品を堪能した。
 村田さんは1945年、森吉町米内沢生まれ。地元の米内沢高校を卒業後、画家を目指して上京。FAS(アメリカ総合美術通信教育)で学び、米国アート研修を経て、76年に東京で初の個展を開催した。以後、世界各国で個展を開き、ブロードウエー展や上野の森大賞展、AUインターナショナルメール・アート展などに入選。KFS海外派遣賞やホルベイン・スカラシップ、アートロマン賞などを受賞している。
 専門分野は人物画(油彩、水彩、アクリル画、パステル画)、具象画、抽象画、コンポラリーアート(ミラーアート、ワイヤーアートなど)、手作り絵本。
 現在は、講談社フェーマス・スクールズのインストラクター、NHKの水彩画講師などとしても活躍している。
 今回の個展は、森吉町在住の同級生らが「故郷でも個展を開催してみては」と持ちかけ、実現した。主催は森吉町芸術文化協会。
 会場の町コミュニティセンターには、花や宇宙、人物、風景などをテーマにした大小さまざまの作品が所狭しと並び、町内外から訪れた鑑賞客を迎えた。独自の表現方法を確立して、国内外の絵画展で入賞するなど活躍しているだけあって、訪れた人たちも興味津々の様子。
 17日まで開催(9:30〜17:00)。9、10、11の3日間(11日は午前のみ)は、村田氏本人も訪れる。

6月4日 タケノコが出始めた

 タケノコ(ネマガリタケ)が出始め、県内の産地はタケノコ狩りのマイカーで満杯!
早速、いつもの場所に出掛けてみたが、今出てきたばかりで、まだ一週間程早そうだった。
 しかも今年は丁度手頃なタケノコがほとんどネズミや虫に喰われている。最盛期になれば目立たないのだろうが、まだホンの出始めなので、虫食いなどの比率が高いのだろうか…?
 今度の土日は丁度良さそうで、正に「タケノコ・ホリデイ」となりそう。ところで今年もまた県内ではタケノコ採りの遭難騒ぎが多発しており、早くも死亡者が出た。「自分は大丈夫」と思わずに、充分注意を!
併せてゴミの投げ捨ては御法度!すべて持ち帰りましょう!

6月3日 夢広がる「大ホラ大会」田代町・大鰐町石の塔の交流

 田代町と青森県大鰐町の交流イベント「第6回万国ホラ吹き大会」が30日、大鰐町の雨池スキーセンターで行われた。両町が奇岩「石の塔」を仲立ちに進めているユニークな大会で、今年は11人が出場。ユーモアたっぷりに語り、ふるさとを自慢し合った。優勝は地元大鰐町の山中均さん(39)で、最高位の「超達人」に輝いた。第1回から優勝者を出している田代町は6連覇を阻まれたが、有名な“津軽のほら吹き”に対抗しての連覇だっただけに価値があったと、破れての感慨とか…。
 石の塔は、両町の秋田・青森県境(早瀬野国有林内)にそびえる高さ約25b、周囲約70bの奇岩。山頂に建つ薬師神社の御神体として信仰されている。
 大鰐町では「石塔も見ねェで、大きた話しな!」との言い伝えがあり、石の塔登山で両町民が合流したあと、イベント会場に向かった。田代町からは約25人が参加。大会は田代町の壮年集団・十日会と、大鰐町の活性化グループ・OI計画推進委員会の交流がきっかけとなって8年から行っている。
 この日は、大鰐町の油川和世町長が歓迎のあいさつをしたあと、田代町の田村正己助役が「21世紀に夢と希望のある話を期待したい。交流がさらに盛んになることを願う」と祝辞を述べた。
 続いて田代町越山小5年と地元大鰐小4年の児童らによる朗読劇「石の塔物語」を披露し、大会の火ぶたを切った。
会場には約350人の観客が詰めかけた。出場者は飛び入りも含め、11人。田代町からは3人が出場した。
 持ち時間は一人5分。ホラを吹き合い、内容や話しぶりで仙人や達人などの「段位」が認定される。今回から最高位の「超達人」も加わり、出場者は最高位を目指そうと、奇想天外な話や夢物語を披露。会場は大いに盛り上がり、今後も交流を続けていくことを誓い合った。

6月2日 太平湖湖水開き

 太平湖・小又峡の観光シーズン幕開けを告げる太平湖湖水開きが1日、太平湖グリーンハウスで行われ、訪れた観光客等が遊覧船で小又峡に渡り秘境探訪するなど新緑の奥森吉の自然を堪能した。
 昨日は風が強く、時折小雨が降るなど天候に恵まれなかったため、神事は太平湖グリーンハウスの中で行われ、一般客・町関係者等約20人が参加、松橋町長等が玉串を奉奠、シーズン中の安全を祈願した。

ノロ川牧場放牧開始
 森吉町奥森吉の山麓高原ノロ川牧場で1日から肉用牛の放牧が始まった。初日は委託農家が次々と訪れ、広い牧場に約40頭の牛を放つとともに関係者等が入牧式を行い、10月までの放牧期間中の安全を祈願した。
 同牧場はジャンボリーのため一時40fに縮小したが、終了後は85fに拡張した。今年は来週までに町外からの委託も含め子牛40頭、成牛100頭の放牧が予定されており、最終的には200頭前後が放牧されるものとみている。

6月1日 小泉メルマガ

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