2003,5,15掲載 | 今週の話題バックNo.58 |
2002,4,1〜4,30 |
3ヵ月近く空席となっていた合川町助役は、元役場職員の工藤博氏(65歳,上杉字下屋布岱311-1)に、同収入役には、桜田幸男出納室長(58歳,根田字屋布岱55)に決まった。佐藤修助町長は、28日午後開かれた臨時議会に助役と収入役の選任案を提案。無記名投票の結果、両氏とも選任の同意を得て、ようやく2役が整うことになった。
工藤氏は、平成10年3月に総務課長を最後に役場を退職し、現在は町内の物流企業所長。また、桜田氏は財政、学校教育の各課長を経て、今月から出納室長に着任したばかり。収入役は5月1日付、助役は同7日に発令の予定。
また今臨時会では、合併特例法スケジュールのタイムリミットを目前に控え、否応なく合併協議の必要性に迫られていることを背景に、合併調査特別委員会の設置案も提案され、可決した。委員の顔ぶれは正副議長のほか、各常任委員会から2人ずつの計8人。同特別委員会の設置は、鷹巣阿仁部の議会では最も遅い(多分、県内でもラストではないだろうか…)。
岸部氏は「福祉偏重による他産業への抑圧、下水道施設整備の遅れ、生活環境の悪化、教育施設の放置など、このままでは町は荒廃する一方。町政が一部の部外者と首長主導で進められ、地域も企業も活力を失っている」とし、「鷹巣は外科手術が必要。新たな町政の流れを」と、転換の姿勢を貫いた。
また政策としては、@阿仁部との町村合併を推進し、夢のある町づくりに努めるA高齢者・身障者・子育てなど福祉をはじめ生活環境福祉、医師の経験を生かした健康と命を守る施策を推進するB大学病院に準ずる高度な医療を阿仁・米内沢・北秋中央病院の統合で実現させるC商店街の活性化と共存できる大型店の導入を図り、雇用の拡大を図る、などを掲げた。
若手の経済グループや婦人のボランティアを中心とした“草の根選挙”は、日を追うごとに参加する町民が増え、陣営の士気を高めた。更に長年医療に携わった個人的な人脈を生かした運動も展開し、現職の福祉偏重と独断的な政治手法に対する批判票を取り込んだ。
全国的に知名度の高い現職に3100票余りの大差をつけた圧勝に、祝勝会に集まった支持者等は「やっと鷹巣に夜明けが訪れた」「町民の良識の勝利だ」と、興奮の坩堝と化した。
支持者の割れんばかりの拍手の中、満面の笑みを浮かべた岸部氏は、「今回の選挙はみなさん一人ひとりの選挙だった」と、支持者の力の結集が勝利につながったことを強調。「議会と町民、行政が三位一体となった町政を忠実に誠実に実行したい」と述べ、福祉偏重でないバランスのとれた町政、町村合併推進、地域医療増進のための施設整備などの公約の実現を誓う」と、力強く抱負を述べた。
松橋久太郎森吉町長が「新しい鷹巣の夜明けは鷹巣阿仁部の夜明けでもある」、浜田章阿仁町長が「2年前に1票差当選した時と同じ喜び。鷹巣阿仁部一体となって地域づくりを行おう」と新町長にエールを送り、会場は歓喜の極みに。
一方、「日本一の福祉」を掲げ、3期12年の実績を誇示しながらも落選した岩川徹氏(54)陣営は、旗印の「福祉」が批判される厳しい選挙戦となった。合併には慎重論を唱え、現職の強みを発揮して後援会や建設業界など分厚い組織固めで臨んだが、鷹巣町民の変革を求める「草の根パワー」の勢いに、脆くも崩れ去った。
8年ぶりの一騎打ちとなった鷹巣町長選は、27日投票が行われ、同日午後9時からの開票作業の結果、新人で北秋中央病院名誉院長の岸部陞氏(66、住吉町10-41)が、現職で4選を目指した岩川徹氏(54、栄字中綱97-3)を大差で下し、初陣を飾った。
これで莫大な費用を伴う同町の高齢者福祉偏重に歯止めがかかり、鷹巣阿仁部の町村合併気運が一気に促進されそう!
当選 9,294 岸部 陞 66 無新
次点 6,174 岩川 徹 54 無現
投票総数 15,604票
投票率 87.53%
有効投票数 15,468票
無効 123票
不受理 13票
投票総数 15,604
投票率 87.53%
開票率 91.3%
当確 岸部 陞 66 無所属 新 8,500
岩川 徹 54 無所属 現 5,750
鷹巣町長選は、現職の岩川候補が『守り』の立場を強調すれば、新人の岸部候補は福祉、町村合併、北秋中央病院の新築で現状打破の『変化』を訴え、真っ向から対立。1票をめぐる攻防は、過熱の一途をたどったまま投票日を迎えた。
町政運営などに対する基本的スタンスが対立するため、日を重ねるにつれて町を二分する様相を一層強めている。両陣営の選対本部は、郊外の集票の目処が立ったとして、旧町の票の行方が勝敗を分けるとみている。
しかし旧町の商業関係者の中には、商売上の影響を考慮して表立って支持を明らかにしていない人が多く、若者層の動向も、なかなかつかめない。更に1,000人は下らないといわれるアパート住民の票の行方も気になるところ。結局、南鷹巣を含めた大票田の鷹巣地区約8,200票をめぐる激しいつばぜり合いが展開された。
戦況は全く予断を許さず、どちらに軍配が上がるかは最後まで判断がつきにくい混沌とした状態が続いており、投票率も平成7年の前回88.92%を上回り90%を超えそうな気配だ。
投票は27日午前7時からで、25投票区中7投票区は午後7時、18投票区では同8時に終了する。21日現在の有権者数は、男性8,461人、女性9,625人の合わせて18,086人。
こんな村もあるそうです(うらやましいのか、なさけないのか…?)
10回連続無投票 檜枝岐村長選
22日告示された福島県桧枝岐村長選は、前村助役の星好久さん(63)が、無投票で新村長となった。無投票当選は、これで連続10回となった。人口約640。最後の選挙となった40年前(1963年春)の村長選は、「妻同士が姉妹という現職と元職の親戚対決だった。勝ったのは現職だが、しこりは後々まで尾を引いた」。村民の一人は「住民が毎日顔を合わせる小さな村だけに対立は避けたい」と言う。今回は無投票になった村議選(定数10)について、主婦(52)は「みんな知っている人だから、1人に絞るのは大変。和を考えると、選挙はなじまない」。
村は当面、合併をしない方針を示している。4年後の村長選も、無投票の連続回数を重ねるのだろうか。
5月は、天気が概ね周期的に変わり、東北日本海側は平年と同様に晴れの日が多く、同太平洋側は平年に比べて晴れの日が多い。寒気が南下して低温となる時期があり、遅霜の恐れも。気温は平年並み、降水量は東北日本海側で平年並み、同太平洋側で平年並みか少ない。
6月も天気は概ね周期的に変わるが、前線やオホーツク海高気圧の影響で天気のぐずつく時期があり、平年と同様に曇りや雨の日が多い。気温、降水量はともに平年並み。
7月は低気圧や前線、オホーツク海高気圧の影響で天気がぐずつき、平年に比べて曇りや雨の日が多いものの、太平洋高気圧に覆われ晴れて暑い日もある見込みだ。気温は平年並み、降水量は平年並みか多い。
鷹巣町長選で同町選挙管理委員会は23日までに、病院や老人ホームで行われる不在者投票や代理投票に違法行為がないよう“監視”する「オブザーバー」を派遣することを決めた。
町内の4施設のうちの一つが今月15日、「選管職員をオブザーバーとして施設の投票に同席させてほしい」と町選管に要請。町選管はこれを受けて全施設への派遣を決めたという。県選管によると、2002年7月のやり直し阿仁町長選に次いで2例目。
高齢者施設などでは、選挙の時、投票所に行けない入所者のために施設内で不在者投票が行われる。鷹巣町の不在者投票指定施設は病院と特別養護老人ホームの計4施設があり、町選管は24、25両日に行われる各施設の不在者投票に、選管職員か「明るい選挙推進協議会」委員のどちらか1人を派遣し立ち会わせる。
施設内の不在者投票では施設職員が投票の管理者、代理記載者、立会人を兼務するため、第三者の意思が入り込む恐れも指摘されている。2001年6月の阿仁町長選では、入所者の意思を確認せず投票用紙を請求したとして選挙が無効になる事態も起きている。
鷹巣町長選は、4選を目指す現職・岩川徹氏(54、無所属)と、JA秋田厚生連北秋中央病院名誉院長の新人・岸部陞(すすむ)氏(66、無所属)の一騎打ちが確定。全国に知られる「福祉の先進地」は、福祉水準維持か、合併推進かを問う選挙戦に突入した。
今選挙は24時間のヘルパー派遣、施設入所者の身体拘束を禁じた高齢者安心条例など次々と先駆的な施策を展開し、「福祉のまち鷹巣」を形成した3期12年の岩川町政を、町民がどのように判断するかだ。
岩川氏は、「福祉予算が大きいと批判されているが、日本一の高齢者福祉システムや、子どもたちを支えるための予算は町の神髄」と3期12年の実績を強調。町村合併については「役場の場所や学校の統廃合など情報を示した上で、町民とともに結論を出したい」と訴えた。
岸部候補は、この福祉偏重が町政のバランスを欠いて、教育や産業部門に弊害が出ていることを指摘、政治手法についても「ワーキンググループという名の下で独善的で、町政の流れを変える必要がある」と訴え、鷹巣阿仁部の町村合併、北秋中央病院改築をめぐる中核医療施設の建設問題など岩川氏との政策の違いは明らか。
両者がっぷり四つに組んだ情勢で五分五分と見られ、両候補とも1票の積み重ねに全力を挙げている。最後に勝敗を決するのは、若者層の動向か?
鷹巣町長選挙が22日告示され、現職で4選を目指す岩川徹氏(54歳、栄字中綱)と、新人で医師の岸部陞氏(66歳、住吉町)が届け出た。情勢は両陣営とも五分五分としており、27日の投票日へ向けて町を二分する激しい選挙戦の火蓋を切った。
鷹巣町長選立候補者(届け出順)
(1)岩川 徹 54 町長
(2)岸部 陞 66 医師
上小阿仁村長選、村議選は無競争!
また、上小阿仁村長選は現職の北林孝市氏(80歳、福館字山根23)の6選、うち5回連続無投票当選が決まったほか、同村議選も定数12に対して現職9人、元職1人、新人2人のあわせて12人の無投票当選が確定した。上小阿仁村議選の当選者(届け出順)は下表のとおり。連続6選となった北林氏は、県内首長の最高齢。
村長選、村議選が共に無競争当選となったのは、過疎化と高齢化が進行し、村政が硬直化している証拠だろう…!こんな状況では、市町村合併の適否など判断できないかも知れないなぁ?
当選者 | 年齢 | 所属 | 職業 | 地区 |
武石 善治 | 62 | 無所属・現 | 会社員 | 仏社 |
中田 吉穂 | 52 | 無所属・現 | 会社員 | 沖田面 |
鈴木 米雄 | 63 | 無所属・現 | 会社役員 | 大林 |
小林 俊悦 | 58 | 無所属・現 | 農業 | 大林 |
伊藤 忠夫 | 59 | 無所属・新 | 農業 | 南沢 |
小林 信 | 42 | 無所属・現 | 会社員 | 小沢田 |
北林 甚一 | 61 | 無所属・現 | 農業 | 五反沢 |
石川 富三 | 63 | 無所属・現 | 農業 | 沖田面 |
齊藤 博臣 | 55 | 無所属・現 | 農業 | 仏社 |
北林 繁 | 72 | 無所属・元 | 農業 | 福館 |
小林佳代子 | 62 | 無所属・新 | 主婦 | 五反沢 |
大沢 裕昭 | 58 | 無所属・現 | 農業 | 仏社 |
県北地区で行われている縄文遺跡の発掘調査の報告会が19日、たかのす風土館で開かれ、昨年全国的に注目を集めた森吉町の漆下遺跡や、鷹巣町の伊勢堂岱遺跡などの発掘成果を調査担当者が報告した。この日は、伊勢堂岱遺跡の出土品展示も始まり、考古学ファン約100人が参加した。
縄文後期の祭祀(さいし)場跡と考えられている漆下遺跡は、森吉山ダムの建設現場にあり、石の階段が見つかったことで注目を集めた。石を組んで形を作った配石遺構もバラエティーに富んでおり、発表した埋蔵文化財センターの宇田川浩一さんは、この遺跡が小又川流域の「祭祀センターだったといえる」と語った。
国指定史跡・伊勢堂岱遺跡の調査を報告した鷹巣町教委の榎本剛治さんは、注目される環状列石の全容について「最小限の調査で最大限の成果を出すことと、未来のために保存するということが大切だ」と述べた。
秋田県側の「八幡平アスピーテライン」が18日、開通した。田沢湖町へ通じる国道341号も、同時開通した。
アスピーテラインは、秋田県側16km、岩手県側31.2kmの計47.2km。冬期間は山頂部が閉鎖されるが、規制が解除される春には高さ4〜5bにも及ぶ「雪の回廊」が出現。観光客の人気を集めている。一方の国道341号は、鹿角市トロコ〜田沢湖町の玉川温泉までの約9.5km区間について、冬期間閉鎖されている。
秋田県側では3月24日に、国道341号の除雪をスタート。28日までに郡境の大場谷地までの区間を終えたことから、翌29日からアスピーテラインの除雪作業に着手し、16日までに作業を終了させた。
今年の積雪量はほぼ平年並みで、アスピーテラインの標高1,500b付近での壁の高さは約4bほど。晴天時には青空に高い雪の壁が映え、さわやかな風が心地よい。連休には例年、沢山の行楽客で賑わう。但し、岩手県側は25日まで通行止め。
合川町の臨時議会がこのほど開かれ、佐藤町長は国保診療所の今村明医師が5月いっぱいで退任することを明らかにした。佐藤町長によると、「慰留に努めたが今村医師は千葉の病院に帰る」と言う。後任の医師については、「鋭意探しているが、大変厳しい」と延べた。
また5月中も今村医師が勤務できるのは週3日間で、医師が不在となるあとの2日間は森吉町の公立米内沢病院から週2日対応してもらうことになった。但し、米内沢病院側の支援も5月中に限られ、6月以降の見通しはたっていないと言う。
佐藤町長は「診療所は19ベットあるが、医師がいないと入院患者は困難で、6月以降は入院を休止せざるを得ない。職員態勢も見直す必要がある。後任を急いで決めたいが、大変厳しい」と、語った。
50年以上ににわたって女性教育・人材育成に関わってきた、鷹巣町の学校法人寺田服装専門学校(寺田ヤシ校長)が、3月いっぱいで閉校した。
同校は当時小学校教員をしていた寺田校長が、女性の自立のために女性自身が知識を高め、教養を豊にするには、それを育てる場がなければならないと、昭和26年鷹巣服装生活研究所を設立。昭和28年5月寺田服装学院に改称し、その後数回の増改築を経て41年に労働省の技能検定指定校に、51年4月専修学校の認可を受けて「寺田服装専門学校」と改称した。
教育課程は中卒対象の高等部、中卒および高卒対象の専門部、高卒および専門部卒対象の師範部、ほかに中卒以上対象の夜間部を開設し、半世紀にわたって女性教育を展開してきた。
特に昭和30年代後半から40年代前半のピーク時は300人以上の生徒を有し、卒業生2,742人は国内は勿論、海外でも活躍している。鷹巣阿仁部・二ツ井・藤里・田代町など県北部の女子教育に多大の貢献をした。
2007年秋田国体で、アーチェリー競技の会場となる阿仁町に対し、県が会場整備計画の見直しを要請していることが16日、わかった。国体後の活用方法が決まっていない上、県が約5億3千万円に上る総事業費のほぼ全額を負担しなければならないためで、「国体だけのために巨額の事業費を支出することは避けたい」(県国体準備室)と説明している。一方、今年度予算に設計委託料など約3,300万円を計上するなど、計画を進めていた町は、突然の要請に戸惑いを見せている。
町国体準備室によると、競技会場は同町吉田地区の町有地に今年度に着工予定。町では当初、国体後、総合運動公園として活用する方針だったが、「財政状況が厳しい」として白紙に戻した。その後も活用方法は決まっていない。
県から要請を受け、町では、造成費を抑えられる町内の阿仁河川公園や町民グラウンドを候補地に検討したが、競技会場には最低170b四方の用地が必要であり、練習会場や駐車場などを含めるとほかの候補地は狭く、吉田地区が最適と町は言う。
町は、来月までに競技会場を改めて決定し、県と競技団体の三者で協議する。また、国体後の利用法については「できるだけ早く決めたい」としている。
阿仁部4町村の商工会合併推進協議会は、合併の方法や時期などの基本事項をまとめた合併協定書を6月中に締結する。協定書は4町村の商工会の総会で合意を得て決定となり、合併時期は、16年4月となる見込み。
阿仁部の商工会の合併が動き出したのは13年11月。県商工会連合会が示した合併素案に従い、先ず阿仁と上小阿仁が合併について検討。その結果、阿仁部全体で合併を協議することとなり、4商工会による検討会が開催された。その後、昨年7月に合併推進協議会を設立。組織・事業・財務の専門部会を設置して合併に向けた具体的な検討を行ってきた。
協定書は、合併の時期や方法など基本的な事項をまとめるもので、合併が正式に決定する契約書の前段となる。合併時期については、当初の予定通り「16年4月1日設立」とし、合併方法については、各商工会を解散したあと新たな組織を立ち上げる「新設合併」とする方針。新商工会の名称は公募で決めたいとしている。「合併契約書」の調印は、今年12月を見込んでいる。
鷹巣阿仁広域ごみ処理施設「クリーン・リサイクルセンター」のダイオキシン類恒久対策工事が完成し、14日、鷹巣町坊沢の現地で完工式が行われた。
クリーン・リサイクルセンターは、ごみ焼却施設と粗大ごみ処理施設、リサイクル施設、廃棄物最終処分場を備えた総合的なごみ処理施設で、ダイオキシン排出規制に対応するため、排ガス高度処理施設と灰固形化施設の整備工事を行っていたもの。
総事業費は10億9,326万円。内訳は国庫補助3億808万円、起債7億3,540万円、一般財源4,977万円。
排ガス高度処理施設は排ガス中のダイオキシン濃度を低減。10ナノグラムが法の基準値だが、試運転の結果、1号炉で0.14ナノグラム、2号炉で0.0065ナノグラムまで低下。
灰固形化施設は焼却後に残った煤塵から重金属が溶け出さないようにする。法基準値は3ナノグラムで、試運転の結果、ダイオキシン濃度は0.38ナノグラムと基準値を大幅に下回ったという。
森吉、阿仁両町にまたがる森吉山県立自然公園は、毎年12月から5月にかけて地元のほか岩手、青森など隣県からもスノーモービル愛好者が訪れる人気スポットになっているが、登山者らから騒音などへの苦情が出るようになった。
「森吉山の自然を守る会」(藤本英夫会長)がスノーモービル乗り入れの一部規制を求めたのは▽森吉山山頂▽森吉スキー場▽阿仁スキー場▽連瀬渓谷沿い―など7区域。特に連瀬渓谷は、「守る会」が県版レッドデータブックで、絶滅危ぐ種1A類(近い将来絶滅の危険性が極めて高い)に指定されているイヌワシの生息を確認しており、「抱卵、孵化のため野鳥が敏感になる冬期に付近で騒音が聞こえれば、繁殖にも影響しかねない」と言う。
県自然保護課(青木満課長)も「スノーモービルについては森吉山以外でも問題が顕在化し始めており、情報を集めている段階。関係機関との協議も必要で、対応を検討したい」としている。
13日投開票が行われた県議会議員選挙は、60人が39議席を争う激戦となり、即日開票の結果、各党の当選者(無投票当選を含む)は自民党18人、自民党新生会6人、社民党4人、民主党3人、公明党1人、共産党1人、無所属15人。寺田県政に対する与野党勢力別では、非自民・非共産の与党系が改選前から4人増やし23人、自民党(新生会を除く)と共産党の県政野党は1人減らして19人。与野党とも過半数を下回り、議会会派としては自民党と別行動を取る新生会が引き続きキャスチングボートを握る。
無投票当選を含め新人が14人当選。4人が立候補した女性は3人が当選を果たし、昭和22年以来、56年ぶりに複数の女性議員が誕生した。
今回の県議選は、寺田県政に対する与野党の勢力図がどう変わるかが焦点だったが、野党の自民は過半数を下回る22人の公認候補しか擁立できず、改選前から1人減らして18人となった。
投票率は69・48%で前回を5・22ポイント下回り、過去最低を更新。県議会議員に期待感がないことが、数字上にも現れた。
統一地方選の前半戦は終わり、次はいよいよ鷹巣町長選だ!
統一地方選前半戦の秋田県議選(定数48)は13日、無投票の5選挙区(同9)を除く12選挙区で投票が行われ、即日開票される。60人の候補者は4日の告示後、39議席をめぐり激戦を繰り広げてきた。11議席を15人で争う秋田市、4人がしのぎを削る鹿角市・郡(同2)、現職と新人が激しく競り合う湯沢市(同1)など、最後まで予断を許さない状況だ。
今回の県議選は、寺田知事の与野党勢力の攻防が焦点である。無投票となった5選挙区9人のうち、野党の自民は3人。これまで重要議案で与党の立場をとってきた自民党新生会の3人。無所属の3人は、知事を支持する立場を鮮明にしている。
与野党対決で注目されるのは秋田市、能代市、鹿角市郡、南秋田郡、由利郡、湯沢市、平鹿郡の7選挙区。これらの選挙区では両勢力が紙一重の争いを展開しており、どちらが議席を積み増せるかが、与野党の勝敗を決定づける。
また、女性候補は大館市、南秋田郡、本荘市、湯沢市の4選挙区で、計4人(現職1人、新人3人)が立候補しており、56年ぶりの複数議席確保となるかが注目の的。
大館市餌釣字前田地内(上川沿小学校の隣接地)に約4fの面積をもつ「アクロス大館南」が12日全面オープンする。メインとなるのは、秋田市に本社をもつマックスバリュ東北のマックスバリュ大館南店や青森市に本社をもつホームセンター・サンワドー、クスリのツルハのほか、総合衣料品店、衣料品店、100円ショップ、お好み焼き店などで、建物は鉄骨づくり平屋建て7棟からなる。
10日に先行オープンしたマックスバリュ大館南は、同市内のマックスバリュ店としては4店目を数える大手スーパー。約70人の従業員体制で年商15億円の売上を目指す。同商業施設の駐車場には802台分のスペースがあり、店舗の総面積は10,099uと言う。
所用で大館市に出向いたついでに覗いてみたが、オープン初日の大売り出しとあって大勢の買い物客でごった返していた。驚いたことに森吉町役場農林課職員2人が午後4時頃、店内をうろついていた。奴等は、「仕事をサボって行ったのでは?」と思った…
これまで携帯電話の不通地帯だった阿仁町比立内地区でも、4月から通話が可能になった。昨年12月に羽立地区に通信用鉄塔設置工事に着手、NTTドコモ、J-フォン、KDDI-auの3社が電波試験を行っていたもので、利用可能な個所は長畑、比立内、幸屋、幸屋渡の各地域。
森吉町の森吉山麓高原へ通じる町道大印-ノロ川線の除雪作業が始まった。例年よりも1ヵ月以上ほど早い作業開始で、町では20日頃に開通させたい意向。
例年は5月以降の開通だったが、奥森吉のブナ林の新緑や今月下旬から5月にかけてミズバショウの群生地が見ごろを迎えるため、ゴールデンウイークの誘客も兼ねて除雪を早めたもの。
合川町の4保育園を統合して新たに開設された「町立あいかわ保育園」(安部綱江園長)の入園・開園式が6日、同町李岱の同園で行われ、新入園児44人を含む185人の園児がピカピカの園舎で新たなスタートを切った。
園児数の減少などで、町内4園を統合して建設された新しい保育園は、木造平屋建て一部鉄筋造り、延べ床面積は1801.53u。総事業費約4億6千万円が投じられた。
保育室の形態を年齢に応じた3タイプに分けているのが特徴。親の学習などに使う子育て支援室も配置されている。内装には地元産木材をふんだんに使い、やわらかさを感じさせる雰囲気。
床下にマイナスイオンを発生させる軽石を設置し、床下と室内の空気を常に循環させるシステムを採用するなど、環境面に配慮した構造だ。
昨日のこと、秋田市へ行こうと家を出た直後、横道から一時停止を怠った車が急に飛び出してきて、危うく衝突しそうになった。運転していたのは若い母親で、助手席には幼児が乗っていた。その幼児の目はこれ以上丸くならないほど真ん丸で、如何に驚いたか、正にびっくりした様子が現れていた。「今日は、気をつけないといけないな」と思いつつ、車を走らせた。
五城目町に入り道の駅を過ぎたら、車が渋滞していた。回転する赤色灯が見えたので、「事故かな?」と思った。警察官が交通整理をしており、指示に従って現場に差し掛かったら、乗用車とバイクが道の真中で衝突していた。バイクを運転していた人は救急車で搬送した直後らしく、乗用車の運転手とその妻(だと思ったが)が、傍らに突っ立っていた。
現場は国道285号線と広域農道の交差点で、上小阿仁村側から五城目町市街地へ向かって直進していたバイクに、広域農道から右折しようと飛び出した乗用車が衝突したものだった。車はあの広い道路の真中に止まり、右側前輪の辺りに大型バイクが横転、乗用車は右側前部のフェンダーが著しく損傷、バイクは前輪とハンドル部が完全に捻じ曲がり、壊れていた。明らかに衝突の原因は、乗用車側にあることが、現場の様子から窺えた(バイクの人は病院に搬送されたが、1時間後に亡くなったという)。
特にこの交差点は事故が多いと「道の駅」の売店で話していた。小生も3ヶ月間に2度、事故を目撃した。注意して通行しましょう!
現場から広域農道に左折し、しばらく走行したら、ノロノロ運転の車が道の真中を走り、右に左に蛇行運転しているではないか!後ろにくっついても、一向に気にする様子もない。よく見たら、首に手ぬぐいを巻いた爺さんが、「何か山菜でも無いかな?」と、辺りほとりを眺めながら運転していたのだった!
春先の陽気に誘われて、みんなボンヤリ運転しています。また免許取立ての新卒者が猛スピードで、車を走らせています。皆さん、車の運転には充分、注意しましょう!
4日告示された県議会議員選挙は、同日午後5時で立候補の届け出が締め切られた。午後からの新たな立候補の届け出はなく、17選挙区の定数48に対して69人(うち女性4人)の立候補で確定した。この結果、13日の投票日に向けた選挙戦は、12選挙区の39議席を60人で争うことになった。
このうち北秋田郡(定数3)、男鹿市(同1)、河辺郡(同1)、大曲市(同2)、雄勝郡(同2)の5選挙区合わせて9人が無投票当選となった。
北秋田郡 (定数3−3)
北 林 照 助 74 (森吉町、自民新生会、現)
津 谷 永 光 51 (鷹巣町、自民、現)
菅 原 龍 典 59 (比内町、無所属、現)
仙台管区気象台が発表した4月から向こう3ヵ月間の東北の天気予報によると、4月は天気が周期的に変わり、平年と同様に晴れの日が多くなりそうだが、寒気が一時的に南下して晩霜の降りる恐れも。5月も天気は周期的に変わり、平年と同様に晴れの日が多い見込みだが、寒気が南下して低温の時期がありそうだ。6月も天気がおおむね周期的に変わるが、低気圧や前線の影響で天気のぐずつく時期があり、平年と同様に曇りや雨の日が多い。オホーツク海高気圧の影響で、低温の時期もありそう。各月とも気温、降水量は平年並みの予想。
統一地方選で行われる秋田県大館市長選(20日告示、27日投開票)で、市民グループが1日、4選を目指し立候補を表明している無所属現職の小畑元氏(54歳、自民党推薦)の対抗馬として、無所属新人で元中学校教員の島内重昭氏(60歳、大館市中神明町1-15)を擁立する方針を固め、これを受けて島内氏は2日、市内で記者会見し、正式に出馬表明を行った。
現職の独走状態が一段と強まったが、3期連続の無投票に対する抵抗は根強いものがあり、他の市民団体が人選を詰めていた。大館市長選は、小畑氏が1999年の前回選挙まで2回連続で無投票当選を果たしているが、これで12年ぶりの選挙戦となる。
島内氏は、同日発足した「大館を変える市民の会」(荒川昭一代表)の推薦を受け、無所属で出馬する。同市中央公民館で開かれた同会総会後に会見した島内氏は「選択の権利を奪う3回連続無投票の事態を避け、市民が希望を持てる大館に変えたいと思い、立候補を決意した」と述べた。
運動は同会を母体にボランティアを募って進めるとし、▽市長報酬の30%削減▽市長公用車の廃止▽市長交際費の削減―などを公約に掲げた。
島内氏は大館市生まれ。大館鳳鳴高、秋田大学芸学部卒。同市内の中学校で38年間、国語教諭を務め、3月末で退職した。秋教組大館地区委員長、東北作文の会会長。
民主、社民両党、連合秋田などの革新勢力は候補者の擁立を模索しているが、具体化するまでには至っていない。
厚生労働省が25日公表した「2000年市区町村別生命表」によると、本県の平均寿命は男性が76.8歳(全国平均77.7歳)で全国46位、青森県に次いで2番目に短い。女性は84.3歳(同84.6歳)で全国40位、東北では青森県、福島県に次ぐことがわかった。
県内で平均寿命が最も長い市町村は、男性が十文字町、稲川町で共に78.3歳、女性は昭和町の86.1歳だった。
逆に最も短かったのは男性が琴丘町で74.2歳。全国の男性平均寿命で6番目に低かった。女性は中仙町で82.3歳だった。
前田診療所は、昨年9月末に医師が退職し、10月からは公立米内沢総合病院から医師を派遣して対応していた。しかし、15年度以降も同病院から医師派遣を実施した場合、医師の充足率が規定(60%)を下回る場合が生じ、医療報酬が2割減額となるペナルティーを受ける恐れがあることから、4月以降は医師派遣が困難な状況となっている。
対応策として、北秋中央病院名誉院長の岸部陞氏に診療所の医師と米内沢地区にある老人保健施設もりよし荘の施設長兼医師、施設を運営する団体の理事長への就任を打診し承諾を得ていたが、岸部氏が鷹巣町長選に立候補することとなり、立ち消えとなった。
後任人事については、岸部氏の斡旋で、5月からもりよし荘に新たな医師が赴任することが決まったが、福祉施設と診療所を掛け持ちすることは法律的にできないことがわかり、診療所は4月から医師不在の状態となる。
今後の対応については、医師確保に向け最大限の努力をし、当面は、診療所の外来患者をバスで公立米内沢総合病院に移送する措置を講じて対応することになった。
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