2003,6,30掲載 | 今週の話題バックNo.59 |
2002,5,1〜5,31 |
上小阿仁村の北林孝市村長は、26日に開催された村議会全員協議会で市町村合併問題について、16年度末を期限とする合併には参加せず、当面は単独村として自立していく方針を明示した。北林村長はこれまで、個人的な考えとして合併に否定的な見解を示していたが、今回は議会に対して正式な意思表明となった。最終的な結論は議会や住民との協議を経てからとしているものの、今回の判断がそのまま村の結論となる可能性が高い。
議会全協は非公開で開催され、市町村合併に対するこれまでの村の取り組み、合併に対する住民意識調査の集計結果、村が試算した21年度までの財政見通しに関する説明などが行われた。
現在進められている市町村合併について北林村長は、「メリットは見いだせない」と判断。行財政改革を断行するなどして当面は単独村としてやっていく考えを示したという。
これに対し議会側は、全議員で構成する合併調査特別委員会を、「合併した場合」「合併しない場合」の二つにチーム分けして、これまでよりも踏み込んだ調査を行うことにしている。
合併意識調査(20歳以上の全村民を対象)では、合併の必要性を問う質問に対し「必要がある」が35.4%、「必要はない」が36.8%、「分からない」が27.7%の回答が得られ、賛否はほぼ同数だった。
また単独村としてやっていく場合の財政計画をみると、21年度までに一般会計の規模を15年度比で約4億円減の24億7千万円余りまで段階的に削減する考え。だが、年々深刻化する財源不足を補うカギとされる各種基金も同計画では20年度には残高ゼロとなる見通しで、それ以降の財政は実質、見通しが立っていない状況だと言う。地方紙
千葉隆副知事(63)が三陸南地震が発生した26日夕に公用車を待たせてパチンコを約40分間続けていた問題で、寺田典城知事あてに辞表が提出され、受理された。
千葉副知事は、26日午後6時24分に三陸南地震が発生した際、秋田市内のパチンコ店におり、県庁と携帯電話で連絡を取りながらも約40分間、断続的にパチンコを続けた。午後7時半前になって、災害対策部が設置された県庁にようやく登庁した。
その後に「タクシーで県庁に向かった」との説明がうそで、実際はパチンコ店の駐車場に公用車を待たせていたことが判明。28日にいったん口頭で寺田知事に辞意を伝えたが、慰留されて撤回していた。
三陸南地震が発生した26日夕、県の千葉隆副知事が秋田市内で公用車を待たせたままパチンコを約40分間続けていたことが、28日までに分かった。日本海中部地震20周年の同日、千葉副知事は防災訓練で、海外出張中の寺田典城知事の代わりに災害対策本部長を務めていた。
県秘書課によると、千葉副知事は26日午後5時15分に退庁、知人との会食までの「時間つぶし」(本人の弁)に入った秋田市内のパチンコ店で地震に遭った。パチンコを続けながら携帯電話で県庁に連絡、地震発生から16分後の同6時40分に1回目の連絡が付き、県内で震度4が観測されたと確認した。
その後もパチンコを断続的に続け、午後7時10分に2回目の連絡が付いた。震度5弱と観測された地点があり災害対策部が設置されたことを知り、地震発生から約1時間後の同7時半前に県庁に到着した。
千葉副知事は当初、「タクシーで県庁に向かった」と説明していたが、実際は公用車をパチンコ店の駐車場に待たせていた。今までも4〜5回ほど公用車でパチンコに行ったことがあると言う。千葉副知事は県幹部からの抜擢。
28日森吉町議会全員協議会が開かれ、松橋町長は「国保前田診療所は、医師の確保が出来ず再開できない」と語った。
いきさつは、昨年9月末で同診療所下山所長が辞職したため、公立米内沢総合病院から週5日医師派遣をして診療を続けてきたが、医師の充足率60%(公立米内沢総合病院)が確保出来なくなるため、4月からは医師派遣を止めて、町のマイクロバスを使い、前田地区の患者を公立米内沢総合病院まで輸送している。
この間町当局は、介護老人保健施設「もりよし荘」の千葉医師の着任を待って同医師を週2日、公立米内沢総合病院の医師を週3日派遣する体制で「国保前田診療所」の再開を計画していた。
しかし千葉医師の体調がすぐれないことと、米内沢病院側が医師不在間の医療事故を懸念して派遣を断ってきたことから、国保前田診療所の再開は不可能となったもの。
26日午後6時24分頃、東北地方を中心に強い地震があり、岩手県沿岸南部と内陸南部、宮城県北部で震度6弱を記録した。気象庁によると、震源地は宮城県気仙沼市沖で、震源の深さは約71`。マグニチュード(M)は7・0と推定される。
この地震で県内でも全域で強い揺れを観測、秋田地方気象台によると羽後町で震度5弱を記録したのをはじめ、秋田、横手、湯沢の3市などで震度4を記録した。
この地震で県内では3人が骨折など重軽傷を負い、体調を崩した1人が病院に運ばれた。窓ガラスの破損、塀の倒壊など建造物の被害も出たが、いずれも揺れの大きかった県南部だった。当地方でも強い揺れを感じたが、被害はなかった。
昨日は、合川町立合川南小学校の児童を含む83人の尊い命が奪われた日本海中部地震の悪夢から、満20年を迎えた同じ日。同地震が発生したのは昭和58年5月26日正午頃。社会科見学で男鹿半島の加茂青砂海岸を訪れていた同小4年生、5年生児童あわせて45人のうち、13人が大津波にのまれて帰らぬ人となった。九死に一生を得た児童らの中には、今年30歳を迎え、一家の大黒柱や、母親となり子どもが小学生の人も。同地震を教訓に県は5月26日を「県民防災の日」としており、今年も全県レベルの総合防災訓練が実施されたばかりだった。
第16回マルちゃん杯東北少年柔道大会(東北柔道連盟、東洋水産、秋田魁新報社主催)が25日、東北各地から248チーム1585人が参加して秋田市立体育館で開かれ、中学生の部で北林道場(森吉町)が初優勝を果たした。小学生の部は秋田市勢の土崎道場A、村井道場の8強が最高だった。
最優秀選手賞には、小学生の部で西村真司(青森・五所川原柔道少年団)、中学生の部で細田将継(北林道場)が選ばれた。各部の上位4チームは東京武道館で行われる15年度全日本選抜少年柔道大会(9月28日)に出場する。
秋田市の学校法人秋田経済法科大学(佐々木満理事長)は23日の理事会で、短期大学部(秋田市)と秋田桂城短大(大館市)を統合、17年度に大館市清水にある同短大の施設を活用した4年制の秋田保健福祉大(仮称)を開学する「改組転換計画案」を承認した。これによって短期大学部と秋田桂城短大は、16年4月の入学者を最後に学生募集をやめ、在校生の卒業後に閉鎖する。今後、県や国との協議を経て、来年4月に文部科学省に新大学の設置認可申請を行う。
計画によると、新大学は保健福祉学部に「看護」「社会福祉」「健康栄養」(学部、学科名は仮称)の3学科を置く。入学定員は160人で、現在の短大部と同短大の合計より260人少ない。
今回の見直しは、少子化などの影響で短大部と桂城短大の一部学科で定員割れが続いていたのが大きな要因で、同時に学生の4年制志向に対応する狙いがあると言う。魁紙
仙台管区気象台が22日発表した東北地方の6月から向こう3ヵ月間の長期予報によると、この期間の平均気温は平年並みで、降水量は平年並みか多い見込みだ。
6月は、天気がおおむね周期的に変わるが、前線やオホーツク海高気圧の影響でぐずつく時期があり、平年と同様に曇りや雨の日が多い。気温、降水量はともに平年並み。
7月は低気圧や前線、オホーツク海高気圧の影響で天気がぐずつき、平年に比べて曇りや雨の日が多いものの、太平洋高気圧に覆われ、晴れて暑い日もある見込み。気温は平年並みか低く、降水量は平年並みか多い。
8月は太平洋高気圧に覆われて平年と同様に晴れの日が多いが、太平洋高気圧の勢力が弱まり、寒気や前線が南下して天気のぐずつく時期も。気温、降水量はともに平年並みの予想だ。
森吉町外2ヵ町村生活環境施設組合(管理者:松橋森吉町長)が管理する長下処分場に破砕機が納入され、20日現地で見学会が開催された。
長下処分場は、森吉町と合川町、上小阿仁村の一般家庭ゴミなどを処分してきたが、ダイオキシン問題による同対策特別法の焼却基準を満たすことができないため、昨年11月末に焼却炉を廃止した。
その後は「焼却」に代わって「埋め立て」方式に転換し、4347万円のリース契約で、ドイツのフォーラス社製「2軸シュレッダーHB−180]を導入した。
HB−180は、破砕可能原料の生木、伐根、プラスチック、家屋廃木材、タイヤ、家電薄鋼板、畳など、コンクリートを除いたほとんどに対応。スクラッチ破砕方式で破砕菌が肉盛り再生できるため、多少の土や金属が混入しても破砕が可能。「クローラー」で移動もできると言う。またほとんどの作業は、離れた場所から安全にリモコン操作できるというもの。
ただし、鉄くずが混入すると歯が痛む原因になるので、分別の徹底が課題。また「全量埋め立て」方式では、処分場が直ぐ満杯になるので、木材などを燃料として再利用するなどの対策が必要となる。
昨日GSで洗車していたらカッコウの鳴き声が八幡森の八幡様の方から聞こえた。以前は里山で普通に見られた野鳥で、当地では例年5月20日頃飛来したものだが、7〜8年ほど前からサッパリ見えなくなった。今では、人里離れた山地やごく限られた地域でしかその鳴き声が聞こえなくなってしまった。
カッコウ特有の托卵がうまくいかなくなったことが原因だろうか?同じように他の鳥の巣に托卵するホトトギスも、ほとんどその鳴き声が聞こえなくなった。生息する樹林帯も少なくなったし、托卵する相手の野鳥も少なくなった。
ちなみにウグイスの今年の初鳴きは4月18日だった。ウグイスの過去の初鳴きは、平成14年が8日、13年が9日、12年は21日、11年は16日、10年は8日、9年は14日、8年は16日、7年は21日でした。
※カッコウ…自ら営巣することなく、モズ・アカモズ・オオヨシキリ・コヨシキリ・ホオジロ・アオジ・
キセキレイ・ノビタキ等の巣中へ一卵づつ入れ、抱卵育雛を委ねる。
阿仁町商工会(北林昭男会長)の15年度通常総会が16日、町商工会館で会員124名(委任出席を含む)が出席して開かれ、阿仁部4商工会の合併実現化計画や15年度事業計画など9議案を原案通り承認、可決した。
商工会合併実現化計画は、具体的な合併協議に入る前に各商工会で合併に対する方針を確認するためのもの。計画によると、合併する商工会は阿仁町、合川町、森吉町、上小阿仁。合併方法は4商工会すべてを解散し、同時に新たな組織を設立する新設合併。合併時期は16年4月1日。各商工会の財産や債権債務など権利義務の一切は新設商工会が包括的に承継する。
今後のスケジュールは、今月中に各商工会で同計画が承認された場合、6月に合併推進協議会を開いて合併協定書を締結。9月までに専門部会や役員会を開き、本所の設置場所など具体的事項を協議。10月に地区別座談会を開催して会員に説明し、11月に各商工会ごとに臨時総会を開き合併決議を審議。決議が採択された場合、12月に合併契約書の締結を行う。
ボンナ・アイコ・シドケなどの主な山菜シーズンがほぼ終わり、今後収穫できるのはフキ・ワラビやミズなど限られた山菜だけとなった。替わりにタケノコのシーズンを迎え、田代町では17日から入林者からの料金徴収が開始された。
例年この季節、十和田・八幡平や田代岳、阿仁地域の山々を中心に遭難事故が後を絶たない。またクマとの遭遇による事故も多く、細心の注意が必要だ。
また狭い林道などに所狭しと駐車するマイカーのマナーの悪さやゴミの投げ捨てなど、年々マナーの低下が目立っており、みんなで環境保護を啓発していかねばならない!
溢れるような新緑の下で食べる昼食の味わいと、自然に対する畏敬の心を持ちたいものだ!
今日は日曜日、田植えシーズンで最初の日曜日だ。大規模農家では数日前から始まっているが、ほとんどの農家はこの土日の田植えに合わせて播種しており、小規模農家ほど日曜日に集中している。
昨日は曇天で後半持ち直したものの午前中は寒かったが、今日は晴れで気温も24℃の予報が出ており、格好の「田植えサンディ」となった。
昨夕から苗を運ぶ農家の姿が見られ、今朝も早朝から軽トラが走り回っている。本日中にほとんどの田圃は、早苗で埋め尽くされそうだ!
県内8税務署は16日、14年分の申告所得税額が1千万円を超える高額納税者を公示した。大館税務所管内(北鹿10市町村)の該当者は36人で、前年比3人減となった。このうち鷹巣阿仁部の該当者は、
4位 田村豊一 (鷹巣町・内科医) 2,832万円
6位 小林 真 (鷹巣町・眼科医) 2,685万5千円
16位 北林照助 (森吉町・県議) 1,568万8千円
19位 北林一成 (森吉町・会社役員) 1,467万8千円
25位 松橋富次郎(鷹巣町・会社役員) 1,270万1千円
30位 佐藤重悦 (鷹巣町・農業) 1,101万円
33位 藤本 忠 (鷹巣町・会社役員) 1,040万9千円
34位 相馬又太郎(鷹巣町・会社役員) 1,037万1千円
「さくらづつみ公園」の“シバザクラ”が、見頃を迎えた。 森吉町五味堀地内の阿仁川右岸の護岸内側の法面に植栽されているもので、約1`にもおよぶ。 まだ満開ではないが、堤防法面が帯状の鮮やかな紫色に染まっている。 写真をクリックすると拡大します。 |
鷹巣町長選で当選した岸部陞(すすむ)氏(66)が13日、約300人の支持者と町役場職員に迎えられ初登庁した。
岸部氏は3階大会議室で行われた就任式で職員を前に医師らしく「役場は町の頭脳。協力、連携すれば持っている以上の力を発揮できる。町民の先頭に立って問題解決を」と前置きし、活発な議論が町を活性化する原動力になるとして、「多少はみだしてもいいから活発な議論を。責任は私が持つ。思う存分に力を発揮して欲しい」と語った。
岸部氏を推した議会多数派が3月議会で、公社への補助金約7千万円をカットしたことについても、「5300万円を補正してほしいと(前町長に)言われた。私なりに使途を確かめ、適正かどうか金額を見直した上で再提案する」と柔軟な対応で臨む構えを見せた。
また岸部氏は、選挙で争点になった福祉問題に関連して町福祉公社の約200人が9日、労組を結成したことについて「職場が少し混乱しているようだ。これから一緒に仕事をしていくので、胸襟を開いて話し合いたい」と話し、柔軟さを印象づけた。
特に町村合併は「議会(合併特別委)が動き、周辺町村との話し合いの結果を尊重したい。町民の意向をもう一度聞く必要もあり、6月ごろに結果を出したい」と今後の取り組みの展望を示した。
鷹巣町長選で、岸部陞(すすむ)氏が岩川町政の福祉偏重を批判して当選したことを受けて、財団法人「たかのす福祉公社」の高齢者福祉施設「ケアタウンたかのす」で働く職員約200人が9日、労組を結成した。「高齢者福祉への理解を求めるため」と言うが、岸部氏の町長と公社理事長就任(13日)を前に、自分達の職場を守る狙いが本音のようだ。
同公社職員は臨時、パートを含めて約200人だが、ほぼ全員が労組に加入。支援を受けた自治労、連合秋田への加盟を決めたと言う。
岸部氏は当選後、介護老人保健施設(定員80人)のケアタウンは「(職員は)60人でやれる」と、人数を示して見直しを打ち出している。
同様の介護老人保健施設である森吉町の「もりよし荘」は、入所100床に対して職員は60人で運営、毎年多額の利益を上げている。更に今年度は単独で旧米内沢営林署(施設と敷地)を購入の上、「グループホーム」建設に取り掛かっている。
一方、「ケアタウンたかのす」は入所80床に対して職員は200人もおり、毎年町から多額の助成を得ないと運営できないため、鷹巣町内では高コストと論議の的になっている。
岸部氏の“同公社職員数の見直し”発言は、「もりよし荘」との比較を根拠にしたものの様だ。
先日シバザクラが咲かないと伝えたが、森吉町五味堀地内の阿仁川右岸にある「さくらづつみ公園」の“シバザクラ”がようやく咲き出した。全て咲きそろうのはこの土日頃か?満開を迎えると1`以上にも及ぶ花の絨毯は実に見事です!
昨年は5月3日に満開となったが、今年はかなり遅い。民家のシバザクラは、盛りを過ぎようとしている今日この頃、その分だけ遅くまで花を楽しめると言うこと…
子供連れやお年寄りの散策コースとしても最適な水辺の公園。家族連れの散策に如何ですか?但し、“ゴミは自分で持ち帰りましょう”
10日午前7時頃、上小阿仁村八木沢の山林で、同村沖田面字野中、佐藤勇太郎さん(80)がクマに顔をかまれ、左ほおの骨を折るなどの重傷を負った。
森吉署の調べによると、佐藤さんは同日午前6時頃、萩形ダムから北約2.5`の山林に1人で入山し、山菜採りをしていたところ、笹やぶの中から突然現われたクマに襲われたもの。佐藤さんはクマと遭遇した後、自力で近くの村道まで下山し、通り掛かった車の男性に助けを求めた。佐藤さんは大館市内の病院に入院し、治療を受けていると言う。
田圃の代掻き作業が最盛期を迎えた。田植え時期に合わせての作業だが、ほとんどの農家はこの土日。
一方、鷹巣阿仁部の小中学校の運動会も、ほとんどこの土日に開催される。昨日の森吉中学校の運動会では、若い親達が運動会に出かけ、元気なお祖父さんが独り残って田圃で汗を流す姿も見られた。
今朝も前田小学校では、午前6時に運動会決行を知らせる恒例の“のろし”が2発上がり、普段早起きなどしない“お父さん達”も地区毎に集まって、テントの仮設に出かけた。お母さん達も早起きして、運動会の御馳走作りに精を出していることだろう。
今日の予報は晴れ、気温も昨日より上がって20℃ほどになりそうで、運動会日和。子供のいない農家では、時折スピーカーから聞こえてくる運動会の様子に耳を傾けながら農作業に精を出す…
農作業のスケジュールでは、次の土日あたりが「田植えの最盛期」を迎えそうだ。
鷹巣ー角館間の「秋田内陸路」を結ぶ秋田内陸縦貫鉄道(本社・阿仁町)は平成元年度に全線開業したが、年々赤字が膨らむなど厳しい経営内容。12年度に80万人を割り込んだのに続き、14年度は前年度比87,530人減の645,541人と、ついに70万人を切った。減少率も12年度に同5.2%だったのが13年度は9.3%、そして昨年度は10.7%減という状況だ。
昨年度は、前年を上回った月は1度もなく、プラス実績を確保できずにいる。また、14年度の利用者を定期券と定期外に分けると、観光客など一般の利用者は257,341人で、前年度を22,450人(8%)下回った。
これに対し、全体の約6割を占める定期券利用者は同55,080人(12.4%)減の443,280人と、落ち込みが深刻だ。定期券利用減の大きな原因は、親が高校生を車で学校に送迎するため。一方、車で送迎する親の話によると、内陸線の運賃が高いからと言う。
昨日の昼頃から時々小雨が降りだしたが、今朝は未明から強い風雨に目覚めた。本格的な雨は先月30日以来のこと。今日は米内沢神社の祭典、毎年よく雨が降る。
ソメイヨシノもアッという間に散って終い葉桜となった。次いで山々は新緑の季節を迎えたが、この雨で一層若葉が繁ることだろう。今は“ヤマザクラ”が開花し、新緑の中にまるでピンクの薄墨を引いた様な景観を醸し出している。木々は一本毎に異なる若緑の衣を纏って正に「春紅葉」の名にふさわしい春の競演を迎える。特に雨に煙る新緑は妖艶だ。残念ながら、写真ではその様を伝ることができない。
ところで阿仁川五味堀地内「さくらづつみ公園」の“シバザクラ”が、今年は全く咲かない。例年だと1`以上にも及ぶ花の絨毯は実に見事で、遠くからマイクロバスで訪れるグループもあったのに。
そう言えば、肝心の「さくらづつみ」の桜もチラホラと咲いただけで、全く花を付けなかった木々が多かった。一体どうしたことだろうか…
大館能代空港管理事務所が6日明らかにした大型連休中(4月25日〜5月5日)の実績によると、利用者数(1日東京4便、大阪2便)は前年同期を313人、5.8%上回る5,746人。搭乗率は61.4%だった。
東京便の利用者は3,954人にとどまり、前年同期比26人0.7%減と、わずかながら前年を下回った。搭乗率は69.2%。到着便のピークは連休前半が4月26日、同後半が5月3日、出発便のピークは連休前半が4月29日、同後半が5月5日だった。
一方、大阪便は前年同期を1,792人、23.3%上回った。東京便の半分の便数のため、利用者の絶対数は東京便の半数にも達しないが、20%台の伸び。しかしプラス実績を確保したとはいえ、大阪便の搭乗率は49.1%どまりで、東京便に比べて格段に低い。到着便のピークは連休前半が4月27日、同後半が5月5日、出発便のピークは連休前半が4月29日、同後半が到着便と同じく5月5日だった。
森吉山(1454b)の山開きが4日、8合目の森吉神社で行われ、県内外の登山愛好者ら約130人がシーズン中の安全を祈願した。森吉山は独立峰(隣県と県境を接する山岳を除いた)では県内で最も高い山。
一行は午前8時半すぎに森吉町側5合目のこめつが山荘を出発。硬雪を踏みしめながら約2時間かけて森吉神社に到着した。今年は昨年に比べて残雪が多い。
この日は好天に恵まれたものの、春霞で展望は今ひとつ。それでも参加者は、山頂の景色を楽しみながら弁当を広げたり、スキーで山頂を目指したりと、久々の森吉山の空気を存分に味わった。来月中旬には雪も消え、本格的な登山シーズンを迎える。
森吉町外四カ町村病院組合議会(公立米内沢総合病院)はこのほど、同病院と阿仁町立病院、県厚生連北秋中央病院(鷹巣町)の3病院の統合を求める要望書を県と県厚生連に提出した。
要望書は、同病院組合議会の清水修智議長、同議会特別委員会の多賀谷専一委員長、畠山冨男副委員長、鈴木謙一委員、武石善治委員、中林藤一郎委員の連名。
要望書は、第4次医療法改正による診療報酬のマイナス改正による大幅な減収、少子高齢化に伴う著しい人口減少などを理由に、▽現状のままでは3病院とも存続するための経営は困難になる▽近い将来、2次医療圏である鷹巣阿仁部から総合病院が消える▽3病院とも老朽化により早急な新築が求められる▽医師、医療技術者確保のためにも一定規模の新病院が必要とし、「地域医療を守る観点から鷹巣阿仁部公的病院の統合を要望する」という内容。
県厚生連の菅原稔会長に至急の検討、寺田典城知事には県としての支援を求め提出した。(地方紙より)
病院組合では管理者会が、このままでは3病院とも立ち行かなくなるとの認識から、同病院の「将来の方向付けを目的とした検討委員会」を2月設置。同時に議会も「3病院を統合して地域医療の充実を期するため」特別委員会を設置して検討を進めているが、8月までに結論を出すことになっており、特別委の報告を得た上で議会に諮り、行動を起こすのが手順(ルール)と思われる。
議会の合意を経ない「要望書」は、単なる「議会有志の要望書」でしかないのでは…?
連休に入り、好天に恵まれたため、農家は田起こし作業に精を出している。
4日の県内は全体的に高気圧に覆われて気温が上昇し、7月上旬の暑さになった。秋田地方気象台によると、県内の最高気温は鹿角市湯瀬で27.1℃を記録したほか、横手市26.6℃、鷹巣町25.0℃など県内24観測地点のうち、11地点で夏日(25度以上30度未満)となった。秋田市でも23.1℃で平年に比べ6.4度上回ったと言う。
また連休のため、県外からの帰省客や行楽客の県外ナンバーが目立って増えた。桜は強風に煽られて散り始めたが、若葉が萌え出し、新緑の季節となってきた。
北生協(本部・大館市常盤木町、成田昭子理事長)は、同市の「コープマートときわぎ店」と比内町の「扇田店」を30日の営業を最後に閉鎖した。
同生協は昭和32年に大館生協として設立。最盛期は大館、能代、鷹巣など県北6市町に、9店舗と2給油所を展開していたが、相次ぐ大型ショッピングセンターの進出に経営が悪化し、13年度に店舗閉鎖や人員削減を実施した。
その後も厳しい運営が続いたため、東北の3生協で組織するサンネット事業連合の支援を受けたが、店舗事業については、今後も大幅な改善は見込めないと判断し、撤退を決めた。同店は、昭和43年に旧常盤木町店としてオープンし、34年間親しまれてきた。扇田店、北給油所もこの日で閉鎖した。
今後は黒字の共同購入、灯油、共済の3事業を柱として再建を目指すと言う。
森吉町米内沢松栄地内の国道105号線沿いの桜並木が満開を迎えた。旧阿仁街道に属する同地は松並木だったが、戦時中の松根油採取のため次々と伐採されてしまった。
昭和12年大野台地区への第1次開拓入植で同地区へ入った人達が、往時の松栄の景観をしのび松に替わって、昭和27年から8年間にわたってソメイヨシノ200本を植栽。現在は90本あまりが並木を形成。平成8年には、町の文化財に指定されている。 今では松栄の桜並木として知られるようになった。今年の開花は平年並み。
松栄地内約700b間の桜のトンネルは実に見事で、最近では観光バスの主要ポイントにもなっている。速度を落として景観を楽しみたいものだが、脇見運転は厳禁!写真をクリック⇒拡大
町村名 | 人口計 | 前月比 | 世帯数計 | 前月比 | 社会増減数 |
鷹巣町 | 21,277人 | 188人減 | 7,300世帯 | 39世帯減 | 171人減 |
合川町 | 7,718人 | 29人減 | 2,263世帯 | 15世帯減 | 21人減 |
森吉町 | 7,575人 | 51人減 | 2,490世帯 | 11世帯減 | 40人減 |
阿仁町 | 4,194人 | 15人減 | 1,471世帯 | 6世帯減 | 7人減 |
上小阿仁村 | 3,212人 | 31人減 | 1,109世帯 | 5世帯減 | 26人減 |
県は国勢調査結果を基準に積算しているが、市町村は住民基本台帳をベースにしているため、県の統計結果と市町村が広報などで示す数字との間には差異があります。森吉町の人口データはこちら
TOPに戻る | 話題へ戻る |