2004,4,2掲載 今週の話題バックNo.68
2004,2,1〜2,28

2月28日 15年度赤字は1億8千万円の見通し 米内沢病院

 森吉町外4カ町村病院組合(公立米内沢総合病院・管理者=松橋久太郎森吉町長)の16年第1回定例議会が26日開かれ、16年度病院事業会計予算など議案2件、専決処分3件を原案通り可決・承認し、閉会した。15年度決算は、1億8,100万円(181,012千円)の赤字を見込み、累積赤字は22億8,100万円(2,281,189千円)となる見通しで、入院患者の大幅な減少が主な原因。(当初で既に5千万円を空予算の特別収入として予算計上しているので、正確な単年度赤字は2億3,100万円となる)
 提出議案は、15年度病院事業会計補正予算、16年度同予算。専決処分は、病院事業設置等に関する条例の一部改正、一般職の給与に関する条例の一部改正、病院使用料等徴収条例の一部改正。
 16年度予算は、医業収益に1日平均入院患者数213人、同外来患者数538人を見込んだ24億8,049万1千円、医業外収益は3億4,752万8千円を見込み、病院事業収益を29億2,732万6千円とした。前年度比8,534万9千円の増。
 これに対し、病院事業費用は前年度比2,443万3千円増の29億1,370万5千円とし、差し引き1,362万1千円の純利益を見込んでいる。
 資本的収入は8,636万円、同支出は企業債償還元金などに1億5,568万円を見込み、差し引き6,932万5千円の不足額は、一時借入金で措置する。
 15年度補正予算は、病院事業収益を2億2,827万5千円減額した26億7,435万円、病院事業費用を5,764万4千円減額した28億2,875万9千円。収益的収支は1億5,440万9千円の損失見込みとなっている。不良債務が、273,472千円(12.3%)となったため、県から(10%以内に縮小しないと)起債申請を認めないとの指導を受けており、また県振興資金借り入れ条件が単年度赤字を繰り越さないとの取り決めがあることから、決算が出た時点で5町村が協議して病院会計に繰り入れしなければならないという(95,993千円)。

2月27日 鷹阿の統合病院案提示 合意には至らず

 公立米内沢総合病院を運営する森吉町外4カ町村病院組合の議会全員協議会が26日の定例会後、同院で開かれ、JA秋田厚生連の北秋中央(鷹巣町)、阿仁町立との3病院統合について管理者会の協議内容を提示した。
 管理者案では新設を計画している統合病院は公設民営とし、地域医療支援病院をめざすこと。建設費に町村合併特例債の活用を見込んでいるため、自立する上小阿仁村は新設計画に参加しないが、これまで同組合に支出してきた負担金と同じ基準で協力する。
 病院の規模、診療科、医療機能等は新設する統合準備室で検討協議し、建設場所は空港付近や日沿道沿線などの意見もある、などと説明。
 病床数は一般300床(ほかに米内沢療養病床56床)、精神48床、結核11床、感染4床の計363床、27診療科など。但し、阿仁町から療養病床19床の要望があるとも…
 統合病院の新設に向けては、国と県の認可を得るため16年度中に基本計画をまとめ、17年度に基本設計と実施設計を行う。18年度に着工し、19年度中の開院をめざすとしている。
 また各町村の3月定例議会終了後、鷹巣阿仁地域の全町村民を対象とした住民説明会を森吉町コミュニティーセンターで開催するほか、必要に応じて各地域でも説明会を開きながら、情報開示に努めるという。

この新病院構想に対して議員からは、
 ▽この地域で地域医療支援病院が実現できるのか。
 ▽残る3病院の医師が確保できるか。収支計画は杜撰で赤字になるのは明白。
 ▽この地域は高齢者が多く慢性期の患者が多い。急性期(平均入院日数17日以内、加算では14日以内)だけで対応できるのか。
  退院を余儀なくされた患者は大館市や能代市、秋田市などの病院への転院が必要となるのでは?
 ▽もう一度、地域に必要な病院の姿を検討して欲しい。
などの不安や不満が相次ぎ、公設民営、病院統合準備室については概ね理解が示されたが、肝心の病院の形態については合意できなかった。

2月26日 三セク合理化へ 寺田知事

 25日招集された2月定例県議会で寺田知事は、地方交付税が大幅減となった今回の予算編成を踏まえながら、一層の行革の必要性を強調。「特に経営の継続に大きな問題を抱えている県住宅供給公社や秋田内陸縦貫鉄道などについて、早期に具体的方針を策定して対処したい」と述べ、第3セクターの整理合理化への決意を示した。
 県は来年度、17年度からの次期行革プログラムを策定するが、寺田知事は「既成の制度や考え方にとらわれることなく、施策・事業について廃止も含む抜本的な見直しを行う」と強調。さらに「『地域自立推進プロジェクト』を立ち上げ、規制緩和や市町村への権限移譲を大胆に推進する」と述べたと言う。魁紙より 内陸線の存続も、いよいよ正念場の年となりそう…

2月25日 17年度に県植樹祭 鷹巣町

 鷹巣町の新年度予算に17年度同町での開催が内定している第56回県植樹祭会場を、坊沢地内の慶祝森林自然公園を候補地として、植栽計画設計業務委託費150万円を計上。また16年度内に会場整備を行う必要があり、整備費等の補正措置が予想されるという。
 計画では同公園敷地内の約20eを記念植樹のエリアに充て、16年度に樹種や植栽範囲、関連イベント、事業費などを明確にし、植栽計画に基づく会場整備を行う考え。
 同町での開催は、昭和33年の第9回以来で、47年ぶりとなる。県植樹祭の関連イベント等では町内の既設施設を活用するなど、できるだけ経費節減に務め、コンパクトでも充実した内容に務める方針という。

2月24日 終日強風吹き荒れる

 23日の県内は未明からの強風が終日吹き荒れ、秋田市や県南部を中心に20市町村で、住宅の屋根がはがれたり、電線が垂れ下がるなどの被害が相次いだ。また列車は24本が運休、52本に遅れが出、空の便にも影響が出た。
 また22〜23日は4月並の異常高温となったため、雪解けが急速に進み、時ならぬ雪解け水で川が一気に増水。国土交通省能代河川国道事務所は、米代川河口部で警戒水域を上回ったとして、一時水防警報の「準備」を能代市内の河岸全域に発令した。以上魁紙
 当地方も、台風なみの強風と濁った川の増水に皆驚いたが、列車の遅れや大館能代空港の東京便1便欠航などの影響は出たものの、大きな被害はなかった模様だ。

2月23日 高橋大斗選手阿仁町後援会が発足

 W杯のノルディックスキー複合で日本のエースとして活躍している阿仁町出身の高橋大斗選手(土屋ホーム)を強力に支援しようと、出身地の阿仁町で21日、後援会(会長・小山芳明)が発足した。
 後援会は高橋選手の父・和平さん(森吉中校長、57)の阿仁合中時代の同期生で組織する37会の有志が主体。おもな活動は、シーズン前と終了後の壮行会・報告会開催、ホームページの設置、会報の発行、啓もう活動(応援看板の設置など)、オリンピックのテレビ観戦など。
 募集する会員は一般個人。大斗選手を応援したい人なら誰でも参加できる。年会費は1人1000円。連絡先はTEL0186・82・3252戸嶋さん。

2月21日 壁に配石、縄文中期の祭祀跡 森吉町の深渡遺跡

 多数の石を壁に並べた縄文時代の祭祀(さいし)跡が県内では初めて、森吉町森吉の深渡遺跡から出土した。縄文中期終わりごろ(約4000年前)の遺跡と見られる。県内で見つかる同時代後期のストーンサークルや配石遺構より古く、石を使った祭祀遺跡を調べる上で貴重という。
 県埋蔵文化財センターによると、遺構は昨年9月に小又川から約70b離れた地点で発見した。直径3.5b、深さ約50aの円形で、川原石を積んだと見られる200個以上の大小の石が見つかった。竪穴住居を再利用した祭祀施設と推定しているという。21〜22日の両日能代市で、県埋蔵文化財センターによる発掘調査報告会が開催される。

2月20日 1月の東京便は前年比12.3%減 大館能代空港

 大館能代空港管理事務所が19日までにまとめた利用者数(東京便)は、1月としては5年ぶりの8000人割れとなった。先月は悪天候で欠航が相次いだ(10便欠航)ほか、スキー客の減少によるようだ。
 東京便の1月実績によると、利用者は前年同月を1,086人(12.3%)下回る7,755人にとどまった。12年以降毎年8,000人台を確保していたが、今年はふるわず、搭乗率も53.7%とようやく過半数を確保した。内訳は、同空港で降りた客が3,417人で搭乗率47.3%、乗った客が4,338人で同60%と、降りた客の低迷ぶりが目立った。

2月19日 また正面衝突、2人重軽傷

 18日午前6時10分頃、森吉町米内沢字中道岱(山崎団地付近)の国道105号線で、同町小又字小又20の無職・高田松雄(77歳)さんの乗用車と同町本城字相善岱54-1、会社員・柴田富夫(42)さんの軽自動車が正面衝突。柴田さんが右膝骨折などの重傷、高田さんも頭部打撲などの軽傷を負った。
 森吉署によると高田さんが阿仁町方面から米内沢方面に走行中、対向車線に進入し、対向してきた柴田さんの車と衝突したもの。高田さんは通院途中、柴田さんは通勤途中だったという。役場前の直線道路は事故多発地帯です。慎重運転を…

 森吉署の管内で18日早朝、森吉町・合川町・阿仁町で路面凍結による滑走が原因の車同士の事故が相次いだ。このことから同署では「路面状況をきちんと把握して運転するよう」広報無線などで注意を促すよう、管内4町村に対して要請した。

2月18日 乗用車同士が正面衝突、2人死傷

 17日午前8時15分ごろ、森吉町根森田の県道(堺田の川向かいで、小又川の尽森橋を渡りきった辺り)で、同町根森田字沖ノ又55、団体職員三浦和子さん(55)の乗用車と、同町森吉字二重鳥16-143、無職庄司繁さん(52)の乗用車が正面衝突。三浦さんは腹部を強く打って、同町内の病院に搬送されたが、約2時間半後の10時55分頃、内臓損傷でショック死した。庄司さんも右足骨折の重傷。
 森吉署の調べでは、三浦さんの乗用車が根森田方向から阿仁前田方向に走行中、路面を滑走して対向車線に進入、対向してきた庄司さんがブレーキをかけたが間に合わなかった。
 現場は緩い右カーブで事故当時、路面はシャーベット状の雪に覆われていた。三浦さんは出勤途中、庄司さんは自宅への帰宅途中、共に同乗者はいなかった。同署管内の交通死亡事故は今年初めての発生。

2月17日 高校入試の志願者数決定

 県立高校の16年度一般入学試験の志願先変更が16日正午で締め切られ、志願者数が決まった。大館北秋の全日制9校19科には、一般入学枠1291人に対し、1213人が出願。平均倍率は志願先変更受付前と同じ0.94倍だった。1倍を越えたのは6校10科。入学試験は3月11日、合格発表は同17日。過疎化と高齢化の著しい、鷹巣阿仁部の高校志願者数は下記のとおり。

学校名        学科       性別 定員  志願者数 倍率  昨年倍率

鷹巣農林      農業科学       共   36    39    1.08   1.05
            森林環境       共   37    37    1.00   0.70
            環境土木       共   38    39    1.03   0.94

鷹巣          普通         共  108   113    1.05   1.03
            生活科学       共   39    39    1.00   0.79

米内沢         普通         共   70    48    0.69   0.78
             電子機械      共   35    13    0.37   0.35

合川          普通         共   35    36    1.03   0.33
            情報ビジネス     共   32    23    0.72   0.31
            介護福祉       共   22    19    0.86   0.36

2月16日 男子は鷹巣農林V、女子・米内沢2位

 第26回東北高校スキー選手権が、14日から青森県大鰐町の大鰐温泉スキー場で開幕され、県勢は男子リレーで鷹巣農林が2位に4分30秒差をつけて優勝、花輪が3位に食い込んだ。女子リレーは米内沢が2位に入った。
 15日は男女の距離フリー種目が行われ、男子では鷹巣農林の小山が1位、女子は花輪の大森が2位、米内沢の北林が3位となった。県勢の成績は以下のとおり、

▽男子40`リレー(10`×4) 
  (1)鷹巣農林 1時間57分6秒2 (角31分50秒8、近藤30分2秒2、長岐28分14秒0、小山26分59秒2)
  (3)花輪 2時間1分58秒4 (栗山32分13秒6、千葉33分2秒8、八幡28分2秒9、戸舘28分39秒1)
  (8)小坂 2時間10分3秒0 (池田34分45秒7、澤田大34分8秒8、澤田隼29分36秒7、伊藤31分31秒8)

▽女子15`リレー(5`×3)
  (2)米内沢 48分49秒2 (吉原17分36秒4、北林15分8秒0、梅邑16分4秒8)
  (4)花輪  50分26秒3 (櫻田17分53秒8、大森14分45秒7、阿部17分46秒8)
  (7)大館桂 51分55秒5 (櫻田19分34秒2、高野16分30秒4、加藤15分50秒9)

▽男子15`フリー
 (1)小山高志 鷹巣農林 42分14秒5
 (2)土舘昭広 花輪 42分44秒9
 (4)八幡和樹 花輪 42分59秒8
 (5)角勇治 鷹巣農林 43分4秒4
 (6)近藤一孝 鷹巣農林 43分13秒8

▽女子10`フリー
 (2)大森菜保子 花輪 31分27秒3
 (3)北林亜砂子 米内沢 32分12秒6
 (5)藤田和 大館桂 32分43秒7
 (6)柳館しのぶ 十和田 32分46秒8
 (8)梅邑夕美 米内沢 33分20秒0

2月15日 第10回もちっこ市 鷹巣町

 鷹巣町物産協会主催の第10回「もちっこ市」が14日から2日間の日程で、同町綴子の「道の駅鷹巣」(大太鼓の館)駐車場を会場に始まった。今回は大型テントを設営し、協賛出品店も藤里町や阿仁部まで拡大したこともあって、大勢の人出で賑わった。
 もちっこ市は、冬の観光客が少ない時期に誘客と特産品のPRを図ることを目的に、大館市のアメッコ市に会期を合わせて開催しているもので、昔から農家などで作られている手作りの餅などを販売する地元特産の市。
 昨日は今冬の最高気温を記録した暖かな天候だったため、“大館アメッコ市”も“もちっこ市”も大勢の人出だったが、今日は夜半からの強い風を伴った雨に、時折みぞれが混じる最悪の天候。果たして昨日ほどの誘客が望めるだろうか…

2月14日 大館アメッコ市

 大館市のアメッコ市が大町中央通りを会場に、14日から2日間行われる。初日は午前10時〜午後7時まで、2日目は午前9時〜午後4時まで。
 アメッコ市は大館市の冬の風物詩として知られ、天正16年から続く民俗行事で、市で売られているアメを食べると風邪をひきにくいと言われている。また市の日は、吹雪をついて田代岳の白髭大神がアメを買いに来るという伝説があり、当日は巫女を連れた大神が市の通りを巡行する。
 全国アメ即売会や秋田犬のパレード、太鼓や郷土芸能披露、ミニコンサートなどの企画が用意されている。

2月13日 阿仁部4カ町村商工会合併推進協議会解散

 阿仁部4カ町村商工会合併推進協議会(森澤徳夫会長)が10日、森吉町コミュニテイセンターで開かれ、不調に終わった協議の過程を報告し、同協議会を今月末で解散することを承認した。
 協議会には上小阿仁村を除いた3商工会の正副会長と青年部長等委員20人余りが出席し、上小阿仁村が協議会から離脱した後も3町で協議を続けたが、合併が必要との認識は一致しているものの、合併後の本所の位置や会長人事についての意見が異なることから、これまでの協議を白紙とし「16年度各通常総会で合併の是非を問うこと」を確認した。今後は「会員の理解が得られれば協議を再開し、早期実現を目指す」方針という。

2月12日 男子リレーで鷹巣農林が2年連続3位

 第53回全国高校スキー大会最終日は10日、北海道旭川市の富沢クロスカントリーコースなどで男女3種目を行い、県勢は男子リレーで鷹巣農林が最終種目でやっと本領を発揮し、2年連続となる3位入賞を果たした。女子リレーは大館桂が9位で、7年連続の入賞を果たした。
 このほか男子の花輪、女子の米内沢がそれぞれ11位となり、惜しくも入賞を逃した。女子回転は和田知亜紀(大館桂1年)の45位が最高。学校対抗は男子は鷹巣農が7位、女子は花輪が9位に入った。

2月11日 阿仁町に豪雪対策本部

 阿仁町は9日、先月23日に設置していた豪雪対策警戒部を豪雪対策本部(本部長・吉田茂助役)に切り替えた。
 同日午前11時半時現在、比立内地区の積雪が対策本部設置基準の150aに達した上、今後も1週間は降雪が続くと予想されるため。雪下ろしによる事故防止などを呼び掛けるチラシを全戸配布するほか、主要施設のパトロールなどを継続して行う。比立内地区以外の積雪は阿仁合地区90a、打当地区166aだと言う。同対策本部は昨年に続いての設置。
 今年は暖冬で雪も少ないなと思っていたが、小学校の冬休みが終わったあたりから降雪が続き、立春後も降雪量が多くなった。2月も中旬が過ぎれば、降雪のヤマがすぎるが… ちなみに当地の積雪量は88a。今朝は久しぶりの朝日がまぶしい。

2月10日 鷹巣阿仁地域合併協議会発足

 鷹巣、合川、森吉、阿仁の4町による「鷹巣地域合併協議会」(法定協議会)設置に関する協議書調印式が9日、鷹巣町の鷹巣阿仁広域交流センターで行われ、来年3月の合併に向け具体的な協議がスタートした。県内の法定協議会設置は11例目。
 この日は協議会運営規定や事業計画、新市まちづくり計画策定方針などを協議したが、複数の委員から過密なスケジュールを不安視する意見や協定項目の不備、県の支援体制に不満を訴える強い意見が上がった。今後は実質的な協議に移るが、時間的な余裕がないため、本音の議論が交わされそうだ。

2月9日 鷹巣阿仁部の公立高校志願者数

 県立高校の16年度一般入学願書の受け付けが6日正午で締め切られ、北学区全日制は一般入学定員2,651人に対し2,458人が志願。平均志願倍率は前年度最終を0.05ポイント上回る0.93倍となった。過疎化と高齢化の著しい、鷹巣阿仁部の高校志願者数は下記のとおり。

学校名        学科       性別 定員  志願者数 倍率  昨年倍率

鷹巣農林      農業科学       共   36    41    1.14   1.05
            森林環境       共   37    37    1.00   0.70
            環境土木       共   38    38    1.00   0.94

鷹巣          普通         共  108   119    1.10   1.03
            生活科学       共   39    37    0.95   0.79

米内沢         普通         共   70    47    0.67   0.78
             電子機械      共   35    13    0.37   0.35

合川          普通         共   35    31    0.89   0.33
            情報ビジネス     共   32    23    0.72   0.31
            介護福祉       共   22    18    0.82   0.36

2月8日 秋田の風景をダウンロード

 秋田総合観光サイト「あきたファン・ドットコム」から、パソコンのデスクトップ用壁紙カレンダーを無料ダウンロードできます。
「秋田の祭りとイラスト」
、「秋田の風景」、「秋田の自然」、「秋田の四季と祭り」の4種類から、それぞれ6枚の写真付きカレンダーを選ぶことができます。ふるさとを遠く離れ、都会に住む方に、おすすめ! URLは、http://www.akitafan.com/d_c/index.htmlです。

2月7日 ガンカモ科鳥類生息数調査

 県北秋田地域振興局森づくり推進課がこのほど公表した15年度「ガンカモ科鳥類生息数調査」によると、大館・北秋田地方(8市町村)で確認されたガンカモ科渡り鳥は、3年ぶりに4,000羽を突破したという。同調査は、環境省の委託によって1月15日に県内一斉に実施し、県鳥獣保護員や県担当課職員などが参加して念入りにカウントしたもの。

 このうち今調査で確認されたハクチョウは、オオハクチョウ612羽、コハクチョウ18羽のほか、同管内では珍しいアメリカコハクチョウも大館市で1羽見つかった。オオハクチョウは前年度を127羽上回り、コハクチョウは前年度(16羽)と同数。最近のハクチョウ全体の確認推移をみると、12年度421羽、13年度441羽、14年度501羽、そして本年度は631羽。
 また同管内で本年度確認されたカモ類は4,048羽。過去の確認数は、12年度3,696羽、13年度3,061羽、14年度3,418羽と推移している。
 市町村別のハクチョウとカモ類の全体確認羽数は、大館市が3,448羽(前年度比569羽増)。続いて鷹巣町の753羽(同25羽増)、森吉町の185羽(同114羽増)、合川町の107羽(同66羽増)、比内町の73羽(同2羽増)、上小阿仁村の62羽(同1羽減)、田代町の35羽(同1羽減)、阿仁町の16羽(同14羽減)。

2月6日 冬山遭難救助訓練 阿仁スキー場で森吉署

 冬山での遭難事故を想定した森吉警察署恒例の救助訓練が4日、森吉山の阿仁スキー場で行われ、吹雪のなか菅生署長等14人の署員が参加し、かんじきを使った深雪歩行やスノーボートを使った遭難者の搬送救助訓練を実施した。
 訓練は、森吉山に樹氷撮影のため入山した男性が遭難したという想定で実施。救助活動は、雪洞で倒れている男性を捜索隊が発見し、スノーボートで同スキー場のゴンドラ山頂駅まで搬送するという一連の流れ。
 かんじきを履いて深雪をラッセルしながら遭難者を捜索する班と、遭難者を乗せたスノーボートを運搬する班に分かれて行われ、署員たちは同スキー場パトロール隊員の指導を受け、本番さながらの真剣な表情で取り組んだ、と報道された。

 訓練の模様が何度もTV放映されたが、4日は立春とは言え風雪に見舞われ、ゴンドラ山頂駅舎付近は−10℃だったという。訓練する署員も取材するマスコミも大変な試練だったようだ。雪に埋もれて救出を待った遭難者役が、一番大変だったかも?

2月5日 高校生が高齢者世帯に手作り弁当ボランティア

 鷹巣阿仁地域の高校生がこのほど、手作りの弁当を鷹巣町内のひとり暮らしや夫婦だけで生活するお年寄りの家に届けるボランティア活動を行った。県北秋田地域振興局が7年から主催しているユースアクションセミナー「まごころ調理宅配便」の一環で行っているもので、高校生同士の仲間づくりや、地域社会に関心を高めてもらうのがねらい。
 調理会場となったのは同町中央公民館。参加したのは鷹巣、鷹巣農林、合川、米内沢4校の1、2年男女27人と、同町の調理ボランティアのメンバー。
 メニューはだまこもちや銀ムツのみそ漬け焼き、山菜の煮付け、カボチャのいとこ煮など9品を137食分を作り上げ、民生児童委員と協力しながら計71世帯に配って回った。弁当の宅配を受けたお年寄りは、ボリュームたっぷりの弁当に大喜びだったと言う。

 今朝は10a以上雪が降ったのに除雪車が来なかったため、自宅周囲の除雪に手間取り、更新が遅れました。今の時期、5時頃迄に更新できなければ、除雪後か朝食後となります。ご理解を…

2月4日 病院統合には直接関与せず 上小阿仁村

 上小阿仁村議会の議員全員協議会が2日開かれ、鷹巣阿仁地域の3病院統合問題に対する村の方針について協議したが、村は新病院建設には直接関与せず、一線を画した「準会員」的な立場から協力していく方針を確認、5日に開催される公立米内沢総合病院組合の正副管理者会議で表明することとした。また新たに設置される病院統合準備室への職員派遣についても見送ることを決めた。

 全協では、村当局が病院統合に関するこれまで3回開かれた統合検討協議会の経緯と病院統合の問題点について説明。問題点として「新病院の建設費用として合併特例債が見込まれているが、合併市と村による一部事務組合で建設する場合は合併特例債は適用されない可能性が高い。その場合、村は新病院建設構想から離脱しなければならない」とする見解が示された。
 質疑では議員から「公設民営では将来の負担が大きくなる。一歩引いた立場にとどまり負担を少なくしたほうがよい」など病院統合協議から離脱すべきとする意見が出されたが、一方では「村民の医療や健康管理の面で不利益を被ることも危惧され、離脱できないのではないか」と慎重審議を求める意見もあった。
 議会の意見を受け、北林村長は「合併特例債を見込めない病院建設に参加して負担を求められても、村の財政状況では応じることができない。だが地域医療を考えると離脱というわけにもいかない。準会員のような立場からできる範囲で協力するなど対処したい」との考えを示した。
 また、病院統合に関する検討を専門的に行う準備室への職員出向については、拒否することを決めた。以上、地方各紙より

 金は出したくなし責任も負いたくないが、村民の医療や健康管理は面倒みてもらいたいというが… それじゃ、上小阿仁村出身の公立米内沢病院職員の処遇はどうなるのだろうか?
 以前、合川町の金田前町長が公立病院からの離脱をほのめかした際は、同町出身の病院職員は全員、町が引き取ると明言したことがあったが…

2月3日 鷹巣阿仁部の人口と世帯数 1/1現在

町村 人口計 前月比 世帯数計 前月比
鷹巣町 21,125人 42人減 7,335世帯 4世帯減
合川町  7,688人  9人減 2,283世帯 1世帯減
森吉町  7,540人  8人減 2,498世帯 3世帯減
阿仁町  4,120人 12人減 1,451世帯 8世帯減
上小阿仁村  3,181人  5人増 1,109世帯 3世帯増

1月31日現在の森吉町の年齢別人口とピラミッドはこちら

2月2日 15年の大館能代空港利用状況

 県大館能代空港管理事務所がこのほど発表した昨年1年間の利用状況によると、総利用者数は170,586人で、前年(165,990人)より4,596人(2.8%増加)。搭乗率は61.9%で、開港以来最多の利用者数となった。
 まとめによると、空港着の利用者は86,242人(搭乗率62.5%)で、空港発は84,344人(同61.3%)。運航状況は、予定運航回数2,010回に対し実績1,992回(運航率99.1%)だった。
 路線別では、東京便(1日2便)の利用が123,613人と過去5年間で最も多く、前年比5,328人増加した。搭乗率は67%(前年比8.5増)。
 大阪便(1日1便)は、3月から11月までの9ヵ月間で46,973人と、過去最高の利用者数だった前年を732人下回った。搭乗率は51.4%(前年比5.4減)。
 貨物の取扱量は138.5d(前年比8.5d、5.8%減)。内訳は出荷が28.5d(前年比約12d増)、入荷は110d(同比約20d減)だった。

2月1日 成人式の剰余金を母校に寄付

 合川町の成人式実行委員会は30日、母校の合川中学校を訪れ、式典などの剰余金5万円を寄贈した。剰余金は経費と会費(1人8千円)の精算から出たもので、実行委員会が検討した結果、母校に贈ることで一致したもの。「式典出席者全員が合川中を出たので、母校に恩返ししようと実行委の総意で決めたもので、生徒に役立つように使って欲しい」との代表者の弁が報道されている。
 全国では荒れた成人式が報道され、「七五三のような晴れ着を着た、大きな悪ガキの悪行」が何度もテレビに映し出され、告発騒ぎにまでなっているが、合川町の新成人等のような爽やかな善行こそ、新成人にふさわしい報道ではないだろうか…!

 今日は2月1日、森吉町では恒例の“合同年祝い”が前田(四季美館)、米内沢(コミセン)で開催される。例年吹雪が舞い、大荒れの天気となるが、今年は穏やかな一日となりそうだ。


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