乙見峠


 中頚城郡妙高高原町笹ヶ峰と、長野県小谷温泉を結ぶルート。
標高は1640メートルにもなる険しい峠である。
以前から行ってみたい峠であったが、今回偶然にそのチャンスがやってきた。


↑ 妙高杉の原スキー場から「笹ヶ峰牧場」を目指す。
ヨーロピアンな牧場が拡がっている。



↑ 笹ヶ峰牧場から乙見湖方面へ車を走らす。
途中で乙見湖へ行く道と分岐するが、真っ直ぐ走る。
すると、舗装されていた道は砂利道へと変わる。



↑ しばらく走って、辿り着いたのは「ひこさの滝」遊歩道入り口だった。
今回の目的は、この滝を見ることであったのだ。
ここから滝までは1時間弱歩くとの事。
我々は、コンビニで買ったおにぎりを食べ出発に備えた。

がしかし、おにぎりを食べ始めたとき、今まで快晴だった天気は急変する。
雨だ。

しばらく車内で待機する事となった。



↑ 乙見湖へ注ぐ「真川」
右の写真の上流に「ひこさの滝」がある。


↑ すぐ近くには「赤尾岳」の登山道があった。
が、草ボウボウで、登るのは大変そうだ。


↑ 
雨がやむのを待っていたが、まったく晴れる気配は無い。
残念ながら滝を見るのはあきらめる事にした。
ここまで来て滝を見に行くことができないのはとても悔しい。

こもまま真っ直ぐ帰ってもつまらないので、
県境越えをする事となった。

乙見峠へ向けへ車を走らせる。
砂利道は凸凹が多くなり道はどんどん悪くなっていく。


↑ 途中で道は分岐した。
気になったので、まず県境方面とは違う道に向かってみる。
そこは、行き止まりになっていた。


↑ 県境へ向け、車をグングン走らせる。乙見湖がはるか遠くに見える。
県境は近いぞ。


 県境は何と、トンネルだった。
200メートル程度のトンネルであり、何だか霊気が漂い、不気味である。


↑ 県境越えをしていよいよ長野県に入る。
こちら側の林道は、固められた土であり、砂利道ではない。


↑ 長野県側からの県境付近の展望。
深い緑に霧が舞う。


↑ 雨が降っているからか、斜面に小さな滝が無数に誕生している。

県境から少し下ると、新しい舗装道路が造られていた。


↑ 何だか綺麗な砂防ダム。


↑ 県境を下ると「小谷温泉」がある。
昔ながらの温泉街が広がっていた。


「乙見峠」は、乙見湖(笹ヶ峰ダム)から、それなりな悪路の林道を走らなくてはいけない。
かと言っても、頑張れば、普通車でも十分に走れるレベルではある・・・

長野県側は県境近くまで、舗装道路を最近整備したみたいだ。
新潟県側は、まだまだほとんどが未舗装である。
新潟県の対応に期待したい。


2004.08