「くびきのデジカメフォトライブラリー」が総力を挙げて特集します!
皆さんは「関田山脈」を知っているだろうか?
あまり聞いたことが無いと思うが、
新潟県と長野県の県境を形作っている山脈である。
新潟県側では、中頚城郡と東頚城郡に接し、
長野県側は飯山市と栄村に接している広大な山脈である。
(高田平野から長野県側を見ると山脈が連なっているよね)
関田山脈は1000メートル級の山々が連なり
この山脈が世界でも類を見ない豪雪地帯を造らせたのである。
この山脈には十数個にも及ぶ峠が存在し、昔から
越後と信州を結ぶ交通の要所となっていたのだ。
さて、この特集では、「関田山脈」の峠を中心に
”峠”の今をお見せします。
信越トレイルと称して、今密かに話題の関田山脈です。
「くびきのデジカメフォトライブラリー」管理人が
峠を訪ね 取材に行ってきました!
牧峠
東頚城郡牧村上牧集落から長野県飯山市土倉集落に至る峠。
標高970メートル。上牧集落からおよそ8キロメートルに峠がある。
上牧集落には口留番所が置かれ、信州側と交易がなされた。
昭和52年に旧峠道のやや西側に沿って上牧林道が開通し、以来旧道は廃道化した。
峠道のブナ林は見事で野鳥の種類、数も豊富である。
深坂峠
東頚城郡松代町浦田・中原・田麦集落から長野県栄村平滝集落に至る峠。
標高1080メートル。松之山大厳寺牧場から林道で県境に至る。
葛葉峠
糸魚川市白馬温泉から長野県小谷村湯原集落に通じる峠。
クズの葉群生地に由来。標高約500メートル。
国道148号線「千国街道」上杉謙信が信州に塩を送った
故事「塩の道」で知られる。
関田峠
中頚城郡板倉町上関田集落から長野県飯山市温井集落に至る峠。
標高1120メートル。 古くから上杉謙信の川中島出兵の軍用道路とも伝えられ、
信州交易の道、越後農民の湯峠道(野沢温泉)、親鸞が関東へ向かうときに
越えた峠など、昔から盛んに使用されていた道路である。
伏野峠
東頚城郡安塚町須川集落から長野県飯山市西大滝に至る峠。
標高1080メートル。ふもとの須川集落は先祖が信濃から移住したものが
多いという。別名「信州街道」とも呼ばれ、千曲川沿岸の村との交流が
古くからあった。農民の野沢っへの湯治道でもあった。
平丸峠
野々海峠
東頚城郡大島村菖蒲集落から長野県栄村平滝集落に至る峠。
標高1100メートル。
峠付近には「野々海池」があり、キャンプ場も整備されている。
乙見峠
中頚城郡妙高高原町笹ヶ峰と、長野県小谷村小谷温泉へと通じる峠。
標高1640メートル。
戦国時代に既に使われていたというが、物流のメインルートではなかった。
戸隠参道か?
現在は、旧峠直下にトンネルが開かれていて、峠越えの観光道ともいえる。
<注意>
ここの紹介する峠道は、地すべり、土砂崩れなどが多く、
通行止めである事が非常に多い道路です。
訪れる前には事前に役所などに問い合わせをして
確認した方が無難です。