Discpline(ディシプリン)


ACTIVEと言う会社の18禁ゲーム。最初に知ったのは、アニメの方で、「性の力」による支配うんぬんと言う、あらすじに惹かれて。

で、購入してみると、麻雀幻想曲の会社と言うことで、期待値−50%、でも、ねがぽじの会社でもあるので+10%、バイブルブラックで−10%と、トータル−50%。実際プレイしてみたら、−100%でしたわ。

なんというか、全編において肩透かしと言うか、ここから話が広がるのだろうな。と思ったら、あっさりスルーすると言う繰り返し。せめて、部活動は、どの部に入るか、選ばせてよ・・・そこから、ストーリー分岐しようよ・・・せめて・・・・

あきらかに、CG回収りためと言わんばかりに、通り過ぎていくのは、どうなんですか?AVGで。部活の他にも、せっかくの寄宿舎なのに、生かし切って無いというか・・・行動の自由が無さすぎと言うか・・・

選択肢の98%が無意味。と言うのも、AVGとしてどうなんでしょうか?。意味のある選択肢は、二カ所しかなく、そのほかは、何を選んでも、なにも変わりません(エロシーンではCG変わりますが)。エンディングも5パターン(verupすると一個増えます)が、試験勉強対策の選択で、エンディング分岐直結です。これで、攻略終わるんだもんなぁ。

エンディングも、ハッピーエンド1個に、残りはバッドつーか、鬱になる終わり方です。この会社は、鬱になるエンディングが好きらしく、ハッピーエンドコース、しかも、ヒロインと結ばれる前のシュチュエーションににバグが残っている事が、証明しているかと。

なにより、バージョンアップでエンディングを増やしたからには、リンダ・ハミルトンとの絡みが増えたに違いない。と思ったら、新しい犯られキャラ増やすとは・・・

ジャンル的には、不条理コメディになるんでしょうかね。キャラ特性だけで、持たせているタイプで、ストーリーなんて、無いに等しいものです。ギャグと言えるのかも微妙ですが、基本的に(アニメ・ドラマの)時事ネタです。GTO(グレートティーチャー・オギワラ)とか、名探偵コナン・ザ・バーバリアン、ザガノウィッチプロジェクトなどとなど。

全編通して言えることですが、なんというか、カタログ読み散らして得た表面的な知識を得意げに話している鼻持ちならないオタク臭を感じてしまいます。ストーリーや、シュチュエーションにも言えるのですが、ここからなんぼでも広げられるのに、どうして上辺だけで、流しちゃうかな。と言うのもあります。

ハリアー2とか、フェラーリのスペックを解説するシーンも、どうしてもカタログ丸写しの雰囲気がして・・・先に挙げた、映画アニメのパロディ(?)も、ただ名前を挙げたダケで、ココ笑いどころなん?。と聞きたいぐらい。無意味にミスカトニック大学とか出す当たりで、げんなり。.

ストーリーもドコにも、(盛り上がりの)山がないので、ダラダラと進みます。まぁ、抜きゲーと考えれば、しゃーないかなとも思いますが。

不条理ギャグネタにありがちなんですが、キャラ特性に乗っかるあまり、ストーリーが存在しなくなってますわ。典型例として、天才バカボンを見ているとよく分かります。元祖、平成、レレレと時代が新しくなるたびに、ストーリー性が消え、キャラ特性におんぶにだっこ。そうすると、すぐマンネリ化して飽きてしまうのですわな。レレレの天才バカボンって、全25話ぐらいっしょ?。

同じネタのを元祖と平成でやっているのを見たら、やっぱり、元祖の方が、ストーリーが深いんだよね・・・。このゲームも、キャラ特性だけにのっかているので、上滑り起こしてる感じがする。なんというか、こんな変なキャラ思いついたんで見て下さい。と言う、ただの俗悪奇人変人大集合になってる感じがする。

悪役(?)の森本姉妹も、実は、父親によって、商談まとめたり、各国要人を籠絡させる夜の道具として使われていて、すでに、卒業したら政略結婚決まってる。ってのは、手垢で真っ黒な背景設定だけど、それが故に、暴走しているぐらいの設定無いと、話に深みが出ないと思うんだよねぇ・・・妄想しろって事?。

それとも、私が原因を求めすぎなんでしょうか?。

不条理モノなので、ストーリーは無くても良いけど、登場人物が作り出す物語は生み出して欲しいのぅ。

んで、ビデオ屋いって、あらすじを読んでいたら(ビデオ自体は貸し出し中だった)、三巻で「主人公の性の力を巡る争奪戦に、テニス部水泳部も乗り出してきた」となってました。コレだよ、コレ。このノリ。学園全体の騒動に発展せずして、なにが物語かッ。原作ゲームでは、部活見学だけで、スルーされた水泳部をうまく生かしているッ…と思う。見てないから何とも言えないけど。

しかしながら、フツー、ゲームのアニメ化と言えば、ゲームの良いところ、美味しいところをそぎ落としたようなモノが多いのは、事実。アニメがこのノリならば、ゲームはもっと出来が良いに決まっている。と思うのも無理はないでしょう?。

アニメの脚本を誰が書いたのかは知らないけれど、アニメに越されたゲームってどうなんでしょね・・・実際に、見てないから、期待通りの出来かどうか分からないけど、あらすじのシュチュエーションだけみても、原作ゲームよりは、面白そうだよ・・・。

本来、選択肢から発生するストーリー分岐がある以上、ゲームの方が絶対有利なのに、一本筋のアニメに負ける物語の広がりの無さ。と言う点だけでも、ンコゲーと言っても過言ではないでしょう。

Merdreに持っていっても良いけれど、考えされられたわけではないので、この扱いで。


ちと、話はズレますが、ねがぽじのまひる飛び降りエンド(?)で、一部で「本当に飛び降りたのか」と言う議論が昔ありましたが、あれは、まんま、タロットカード愚者でしょうな。

愚者のカードは大抵、崖に向かって歩いている人が描かれるのですが、アレは「一般人には見えない、天への階段を上ろうとしている」と言う構図になっています。犬ないと人間が、引き留めようとしているのは、現世への執着を意味しているとか、そんな感じだったかと。

つまり、降りた、降りないは、意味のない論じ方なんですわ。彼女/彼は、天使になって天へ帰っていったのかも知れないし、地に落ちたのかも知れない。ただ、彼女は、彼女の信じる一歩を踏み出したのだと。おもってまふ。

天使がその試練として、人間として生まれ、徳を積んで天へ帰る時には、天使の記憶をなくしているが故に、堕天使達の妨害に合い、地に落ちるモノも多いしねー、オカルト的には。



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