八月の夢酔


夏なのでちょっとホラー仕様
 


すそのを広げると落とし穴(2016/08/01)
何でもそうなんだけど、新規顧客開拓と言えば聞こえは良いが、有象無象の人間を取り込む事なので、玉石混淆というか玉はほとんどない。

例えば、ルアーフィッシングが流行った時もそう。それまでは、マナーを守る人のがはるかに多かったのだが、ブームになって、いわゆるニワカの参入によって、漁場が荒らされまくったあげく、人気は衰退していった。ブラックバスを勝手に放流して生態系を破壊するバグ野郎も居たほどだ。

最近だと、いわゆる撮り鉄もそうだよね。まぁ、鉄道オタクは、昔から、ちょいちょいマナーの悪いヤツ紛れ込んでいたが、今ほど酷くはなかった(ただし、これはメディアが取り上げるようになったせいで表面化しただけかも知れない。私は鉄オタではないが、酷いヤツは何回か目撃した事がある)。

キャンプもそうで、たき火厳禁って書いてあるのに、たき火するアホのせいで、無料の無人キャンプ場がいくつ潰された事か。河原でBBQとか言う、ただの屋外調理をアウトドアとか抜かす輩のせいですよ…オートキャンプ場に電気が常備されるようになったのも。設備費が上がったので、オートキャンプ場の料金で、国民宿舎(2食、屋根付き)に泊まれるという。

考えてみれば、岡野さんが提起していたオタク問題でも、根幹は、無知識、不勉強の新規参入者が荒らしていったと言う事なんだよなぁ。まぁ、そう言う新人を、管理育成できなかった我々にも責任はあるのだけど。

んでっ。

イングレスの頃にも、それなりにトラブルはあったんですよ。敷地に入り込むヤツ とかは完全アウトだけど、深夜に集会とかやるわけで。いや、無言だから五月蠅くはしたりしないけど、10人ぐらいの人間が、輪になってスマホかざしているのは、ベントラベントラとかと同レベルですわいな。

それでも、イングレスの頃は、大騒ぎにはならなかった。まあ、知名度の差もあるけど、そこにはプレイヤーの差がある。ポケモンGOは、上記の例と同じく、ニワカを引き寄せて、GPSゲームと言う土壌を荒らして、衰退させる確率のが高い。イングレスの頃は、禁止されていなかったのに、一緒に禁止されちゃったし。まぁ、イングレスokでポケモンダメじゃ、確実に炎上するわな。

サクラ大戦※と同じく、表層的には成功を収めるかも知れないが、その裏側は深刻な被害となるだろう。ガンダムファイトに優勝した東方不敗が、ふと振り替えた時に、背後に、広大な廃墟が広がっている事に愕然としたように。まぁ、愕然とすればマシな方なんですけどね。たいていの人は、気がつかずに通り過ぎていく。

ちなみ、ポケモンGOは、ニンテンドーと思っている人がほとんどだと思うが、実はニンテンドーは、開発・販売には関与していない。キャラを貸し出しただけの原作者扱い。オッサン向け女性週刊誌と貸しているビジネス誌は、そこすらも気がついていない。

任天堂は新たな黄金期とか、任天堂が広告事業を浸食するとか…ゲームへの理解以前の問題だよね。ホントに経済記者なんか?


私は、サクラ大戦こそが、ゲームから体験性を抜いた根源だと思っています。セルアニメ調の豪華なカットインムービー。有名声優を潤沢に使い、人気の作家にキャラクターデザインをさせる。今の基本が全てある事は褒めるべきかも知れませんが、それらは、ゲーム性を排除して(ないし、ゲームとして作れなかった誤魔化しとして)、差し込まれたモノである。と。

実際、サクラ大戦は、ゲームとしては凡庸で、花札やミニゲームのプレイ時間が一番長いと言う人も少なくなかった。何よりも、セルアニメ調ムービーと有名声優の起用は、アニメファンという新規を参入させたが、彼らはゲームシステムには興味がなく、有名声優、人気絵師、ムービーというところへの注視が始まっていく。ゲームとしての体験性よりも、アニメのように傍観というか、観劇するシナリオがもてはやされていく。斯くして、ゲームからゲーム性が消えていったわけである。


強がりか、真実か(2016/08/03)
ポケモンGOを、既存のスマホゲーメーカーは恐れていないという。まぁ、確かに、ガチやなんかの射倖性を求めるような人が、ポケモンでは満足できないだろうし、ゲームとしてプレイしたい人も同様だろう。

確かに、テリトリーが違いすぎて、競合しないかも知れない。あえて、競合するとしたら、時間だろうか。ポケモンやりながら、バズドラは出来ないわけで……いやまぁ、重症者は、スマホ複数持ちでやっちゃうんですけども。


ポケモンをきっかけに、課金ゲーに入ってくれるかも。と言う見立てをしている業界人もいるようだ。

まぁ、確かに、スマホも新しくしたし、ポケモン飽きたし、基本無料だし、テレビでよく宣伝しているし、ちょっとやってみるか…と課金沼に落ちる人は、それなりにいるかも知れないなぁ。

私個人は、ガチャをさせるためのオマケレベルの今のソーシャルゲームは滅びろ。と思っている人間なので、課金沼にはまらないように注意して貰いたい。沼には素人、普段ゲームしない人ほどはまるので。沼で遊んでいる玄人と沈み込んでいる素人は違うのですわ。

ちなみに、バズドラやモンストが、ロングランしている理由は、他にマトモなのが無いからで、ゲームとして耐えうるモノがない。と言う話だと思う。あとは、サンクコスト。重課金者ほど、今までの課金が無駄になると思う率は高い。この重課金者というのは、金額ではなく、依存度による。

要するに、五万ぐらい屁でもない人はいるんですよ。リリース時に、2、3万課金して、すぐに飽きる人って結構いる。まぁ、金銭感覚壊れているからこそ、クソゲーに20万円分のガチャ回しとかやれるわけですけども。

いずれにしても、次の矢が撃てない、バズドラ、モンストのディベロッパたち。コラボネタしかない現状は、息も絶え絶えであることは間違いない。

オマケの都知事選アフター
まぁ、大方の人の予想通り。戦後リベラルとか、オールド左翼とか、団塊左翼とか言われる人々の断末魔でした。

なんかもうアレだよね、テキサスチェーンソーのリメイク元だっけ?、狂気の殺人一家の映画で、もうミイラ寸前の老人が、捕まえた旅行者を殺そうとして、孫だか息子だかにハンマーを持たせて貰おうとするんだけど、握力がなくなってて持てない。何度も渡される、落とすを繰り返すシーンを思い出した。

まぁ、それはそれとして、ネットでどんだけきれい事、マスコミの監視をするとか、報道されない真実を伝えるとか言っても、鳥越氏を支持した人は、完全に中の人というのが露呈したよね。アレだけ支離滅裂の主張、テレビ収録中に口半開きで寝る、とか見て支持できるのは動員かけられている以外、理由が付かんわ。

その件の鳥越氏だが、怨みたっぷりに「都政を監視する」と言ったそうだ。この、自分の過ちや罪状が原因なのに、自分に恥をかかせた人間を許さない姿勢が、じつに戦後リベラルっぽい。本当に、あの人たちは、他人の些細なミスは許さないが、自分の犯した犯罪は許されると思っているよね…まぁ、犯罪ではなく正当な正義の履行なんだけどさ、彼らの脳内では。

一つ意外だったのが、自民党都議のアワの食いよう。昭和の手法のままに生き、まだ通じると思っている。いわば、オールド保守と言ったところか。田中康夫の長野県知事になったころとか、橋下大阪府知事時代の、抵抗のしかたを思わせる。出迎え拒否には笑った(職員が知事の名刺を折ったのはどっちだったっけ?)。音喜多議員のブログみると、この対応は、絵に描いたような昭和バブル時代並のふんぞり返った役所対応だよ…いまや東京都議会が、一番、田舎のオッサン天国なのかもね。 東京だけは黒字だしねぇ…バブルの夜は明けてないのかもね…トーキョーだけ。

オールド左翼とともに、オールド保守にもサヨナラ出来ると良いな。つか、あの年代は、右も左も、成功体験に固執しているのだねぇ…まぁ、年取るとそうなるモノだけども。


ポケモンGOはドコを間違えたか(2016/08/06)
端的には、図鑑要素ってのは、持続力にはならない。と言う事を分かっていなかった。と言う事かな、現状では。

ヘビーゲーマーの中でも、図鑑埋めって言うのは、ごく限られた属性持ちしかやらない事なんだよね。実績で、ポイントが入るならば、やる人はもう少し増えるが、手間なので、図鑑登録系実績はスルーする人も少なくない。ほど。

まぁ、遠からず、大規模パッチでイングレス的な事が出来るようになると思うんだけど、出来なかったから、マジで半年で終わる。真面目に、任天堂がだすポケモンGOのなにかが、間に合わなくなる危険性すらある。

一般のゲームですら、発売の勢い、新作としての売れ行きを持続出来るのは、持って二ヶ月。早いと一ヶ月。エロゲは発売週(ゲームちゃうからね)。と言うのが、だいたいの目安。

本当に、九月では、市場が冷め切っている確率はわりと高いように思う。冷めている可能性は7割を超えそうだが。

というか、そもそも、何故、ロケット団VS一般ジムみたいな形で、イングレス化しなかったのかと。前にもかいたけど、武器の変わりに、ポケモンにすればよく、イングレスのような簡単な焼きで終わらない分、さらに進化する可能性すらあったのに。

もう一方の打開案は、「バーチャルペット化」。ライトユーザーが多い分、こちらの方がウケが良いかもしれない。要は、少し豪華になった「たまごっち」にするわけだ。野良で捕まえたポケモンを、ペットとして飼う。ARとも連動しやすく、公園を背景にすれば、駆け回るピカチュウや、噴水で泳ぐゼニガメとか、展開も多様だ。花や木々、鳥や魚の写真を撮れば、ポケモンフードの材料が取れると言うのも良さそうだ。競い合うのではなく、育成という自己満足の世界は、持続性が高い。

非ゲーマーのポケモン好きは、トレーナーよりも、ブリーダーに憧れていると思う。ここをすでに読み違えていたのかも知れない。
オレに相談してくれていれば(←アホ…ってセルフツッコミしないと、ボケと思わない脳みそ鋼鉄の人は意外と多くて困る)

と言うのが私の見たて。次の大規模パッチで、運命は決まると思って良い。まぁ、課金アイテムの販売で、元はもう取れていると思うけど。余談だけど、自分のためでなく他人のための課金は新しいとか言ってるオッサンメディアあったけど、それって、便乗しやすくなるだけで、実際は、その機能があってもなくても、課金する人はするし、しない人はしない。何も変わらないと思う。まぁ、便乗できるから続けようと思う人はいるかも知れないけど。

で、ちょっと面白かったのが、ポケモンGOを礼賛している人って、ハチロクバズーカとか、クマムシとかエレキテル連合とかを、「すぐ消えるわけ無い」的な発言してた人たちと、だいぶ重なる。と言うところからも、ポケモンGOは苦しいかも知れない。あの層は、極端に熱しやすく冷めやすい…と言うか、次のモノにすぐ飛びつくので。

オマケ:芸人デスノート
トレンディエンジェルは、今年いっぱいかな。下手すると秋の改編で居なくなっている率高い。と言うか、今でもすでに消えかけだが。どっちがどうかすら分からないが、毒舌の方が、キャラではなく、ガチの「痛い勘違い増長オタク」だったので、消えるなと。

サークルとかでも、真っ先に嫌われるタイプの増長勘違いタイプですが、非オタからの嫌われ度はさらに倍加するので。キモカワイイも、もう終わったろうし。ネタもハゲネタから、先がなかったし。毒舌は、尊敬されている人か、愛されキャラでないと、もたない。鼻持ちならない、勘違いオタクは、どっちにもなれないからねぇ…南無。

ハチロクバズーカも、オリエンタルラジオのパーフェクトヒューマンみて、我々も再ブレイクしたい。とか言うインタビューを見たんですが、あの記事見て、再ブレイクは無いな。と。パーフェクトヒューマンは、完全な歌で芸でもコントでもない。芸人止めて、俳優になっちゃったみたいなモンですわいな。

まぁ、近年の芸人さんは、「笑い」と言う一芸を追求しようとしている人はマレで、テレビに出てチヤホヤされたい。と言うのが動機だから、コントや漫才とか関係なく、有名なれれば、何でも良いんだろう。

オリエンタルラジオは、武勇伝の次の引き出しが作れなかっただけで、トークなんかもちゃんとこなしていたが、ハチロクはねぇ…無くした信頼を取り戻すのは、ゼロから築くより難しいのよ。


オリンピックのイヤなトコ(2016/08/09)
私が興味ないせいか、全然、熱を感じない今回のオリンピックですが、これの何がイヤかっていうと、何かと、家族を持ち出して、無理矢理にでも、感動物語を捻りだそうとするマスコミがイヤ。

試合だけで、十分感動ですやんか?。なんで、家族の物語とかのっける必要があるのかと。「甘いスイカに砂糖かけんなよ。by利休」みたいなモンです。

オマケに、試合内容の放送よりも、家族秘話のが尺が長いし。まぁ、オリンピックだけじゃないけどね。世界大会になったら、たいてい、家族を引っ張り出して、こんな感動秘話がっ。てやるけど、ごく当たり前の話ばかり。

地方大会の一回戦で負けちゃうような子の親も、同じ熱量で試合に臨んでいるわけで、秘話でもなんでもない。スポーツに限らず、競技性のあるなにか(ピアノのコンテストとかでも)をやっている子の親ならみんなやってる事。

ホント、ドコにでもある話なんだよ、それに感動する視聴者が多いって事は、意外と何もやってない家庭が多いのだろうか。それとも、知らん顔の親が多いのだろうか?。

高校ン時の同級生の子は、ドッジボールをやっているのだが、練習の送り迎えは当然の事、とうとう審判の資格もとっちゃったそうな。ドコにでも転がってる話だと思うんだけどなぁ…


ジンクスという呪い(2016/08/16)
あ、上げ忘れてた…13日には書いていたのに。
この記事。いままで、好調だったのでジンクス打破か?。と思っていたんですが、逃げ切れなかった模様。

ジンクスってのは、私が提唱している「入団1年目の新人を押さえの切り札にすると早期に潰れる」です。与田剛さんを始め、ルーキーイヤーに守護神的な祭り上げ方をすると、ルーキーイヤーは大活躍するモノの、その後旧失速するという。5年、10年前の広島カープが、ドラ1ルーキーとかを押さえに抜擢し、一年で使い潰すのを見ていたモノで。与田さんはケガですが、広島の選手は、急に活躍できなったイメージが…どっかケガしてたんですかね?。

この山崎康晃投手も飲み込まれなきゃ良いなぁと去年から言ってんですが、ここまでセーブ数2位だっけ?で快調なので、ジンクスさっそく打破か。と思ったんですが。まぁ、まだたかが5試合連続救援失敗ですので、ここから巻き返しは十分可能。

と言っても、2年目の新人が大事な場面で、ここまで連続してミスをすると、イップスになりそう。特に抑えは、勝ちを負けにしてしまうし、先輩の勝ち星を黒星にしてしまうプレッシャーとか底知れぬ。

と言うか、すでにイップス?。大事なところでボール球が投げられなくなっていたりして(四球が怖くて棒球がど真ん中に…的な)。

やはし、野球漬けとは言っても高校大学は、授業が優先だし、試合だって毎週ある訳じゃない。県外移動だってない。リリーフともなれば、毎日、肩作って備えるわけで、新しい環境、しかもプロスポーツと言う特殊な上に、リリーフというさらに得意な環境。そんな環境で、新人にいきなり、毎日ベストを維持しろってキツイ気がする。与田さんのケガも、そうした疲労の蓄積が原因かも知れないねぇ。

単に2年目のジンクスなのかも知れませんが…っていうか、2年目のジンクスの正体はスコアラーだよね。スコアラーが徹底分析、昨年度から進化無し。じゃ、そりゃあ攻略されますわな。

ともあれ、終わるまでは分からないもの、たかが5試合程度の停滞ですから。そう言えば、ルーキーをいきなり守護神にするのって、野手出身監督が多いよなぁ、カープの場合は、野村さんだし、山崎投手は中畑監督時代だし、与田さんの時は監督ダレだったろう?。


世界を救うという日本病(2016/08/18)
別に社会学的な話ではないです。

STEAMのFALLOUT4のユーザーレビューに「従来作では、所詮、ローカルヒーロー止まり」とか「戦前の価値観をもって、息子を捜すというロールプレイ」とかいうのがあって、日本病というか、JRPG病だなぁと。

そもそも、主人公は世界を背負わなくてはならない。と言う時点で、罹患している。小さな町の大きな問題を解決することもヒーローだ。スパイダーマンだって、ニューヨークのヒーローでしかないし、バットマンもゴッサムシティのヒーローでしかない。初代の仮面ライダーだって、ショッカーの日本支部と戦っているローカルヒーローだよね?。

この、主人公は世界を背負うと言うJRPG病で、最後を台無しにしたのがペルソナ4だったし(罹患者たちはそこが良いんだというのだろうけど)。

ロールプレイの認識も誤認で、与えられた役割を演じるのは、ロールのプレイではあるが、ロールブレイングゲームではない。まぁ、人格や名前、性別までも決められて、与えられた役割を、定められた演出をなぞる事が、ロールプレイと思っている層なんだからしかたがない。そして、大多数を占める層でもある。作る側もやる側も、楽だしね。

だが、FALLOUTはそれをしなかった。

小さな町の大きな事件を、放浪者(マレビト)が善かれ悪しかれ解決していく。放浪者は、本当にこの解決策が正解だったのか。と言う思いをかき消すように「Maybe」を口ずさみながら去っていく。その放浪者を見送るのが、町の住民なのか、レイダーの嬌声か、死体の山なのか。

これができるのがFALLOUTだった(TESでも出来るけど)。戦前の価値観をもった善人という役割に固定されるのは、ロールプレイングではない。ただ、与えられた役を演じているにすぎない。

自分で作ったキャラクターが、キャラクターの人格のままに生きるという事。それがロールプレイングゲームであり、キャラメイクである。ちなみに、事前に作成されたキャラクターを、テーブルトークでは「プレロールドキャラクター」と呼びます。市販のシナリオに付いている事がありますが、使われる事は皆無。せっかく自分で作ったキャラクターでなく、「君は、これこれこういう理由で故郷から旅立った戦士ね」とか押しつけられたい?。

世界の危機を訴える少女に一目惚れしたスポーツ選手ね。とか、戦前の倫理を振りかざす、善人もどきね。とか、役を押しつけてくるのは本当のRPGじゃない。 何度も言うけど、ゲームの利点は、プレイヤーが物語に関与できる事。固定された反応を強要されるのは、選択肢が一つしかないADVの様なモノ。ゲームじゃない。

話飛ぶけど、メイクとビルドの違いも認識してない層も多いよなぁ…顔パーツやら、戦闘クラス選ぶのをビルドって思っている人の多い事多い事。それは、メイクでしかない。ビルドって言うのは、TESでいうならば、重装鎧の魔法使いだったり、召喚術を使う軽装の両手ハンマー使いだったりと、スキルの組み合わせによる特性。誰がやっても、同じ戦い方にしかならないのはビルドとは言わない。

まぁ、名前も人格も性別も経歴も、固定され、決まった展開と定められた演出を眺めるFFが、キャラメイクすらさせないのは正しくはある。だがそれは、レベル上げという時間稼ぎが差し込まれた、デジタルノベルでしかない。ゲームじゃない。


ちょっとオマケでこの記事
ナイキの「身の程知らず」と言うCMらしいが、これは「ディストピアのプロパガンダをBGMとして、体制を打破する主人公が走り抜ける」と言うのは、ベタネタであり、出来もそんなによろしくない。

私としては、粗い呼吸音や靴が土を噛む音を要所要所に入れた方が、熱量を感じてよいと思う。無感情で低温な朗読と対比になるし。せめて最後の「JUST DO it」のところで、土を噛む靴の音が欲しいと思う。

ポーチの記事にあるツィッターの否定的コメントは、本当に酷い。小説とかマンガ読んじゃダメレベルの読解力の無さ。特に
>「こんな酷い内容を子どもに復唱させているのがホントに不快です」

いや、セリフですやん?。劇団の子が台本通りにやっているだけですやん?。こういう人が、うっかりはちべえ役の高橋さんに「ほら、コレ食べなさい」とか、家なき子やってる頃の安達祐実に「ほら、コレとっときなさい」とかやるんでしょうな。

こういう、虚構…と言うか、演劇と現実の区別がつかないのって、立派な精神疾病な気がするんだけど。最近、増えてるよね…まぁ、増えているのか、SNSやツィッターで、あぶり出されるようになっただけで、総数に差はないか、分からないけど。昔から、一定数は存在するのは確か。そう言うア・ホイ人は、発信できる機会皆無だったからねぇ…言った瞬間に、確定隔離されるモノ。

昔は、「行間を読め」だったけど、今は「文字通りに受け取るな」と言う事なんですかね。どんだけ退化よ。

「ネットは、新しいコミュニケーションとして、人類に革新をもたらすはずだった。だが、現実はどうだ?。情報の奔流に押し流されて、粗雑な記号のやり取りに」…なんだったっけ…デビルサマナーソウルハッカーズで、カドクラが述べる内容は、現代人にこそ堪えるはずだ。

ソウルハッカーズ、1997年発売(ケータイ電話がようやく普及した頃)。名作は未来を読む。とはいえ、未来を読みすぎ。まぁ、アトラス自体に、往年の面影が残ってないんだけどね。

しかし、如実に精神の幼児退行していると思う現代。アマゾンのレビューで、リアフレの漫画家三人が出している同人誌の、出版社版(ややこしいな)のレビューに「なぜこの人が、他の二人とつるんでいるのか分かりません」と鼻息粗く書いている人がいて、いたたたた。と。

これって、幼稚園児の「僕の好きな○○君が、僕の嫌いな××君と友達なのが許せない」って言っているようなモノ。しかも、○○君とは友達にもなってない片思いという。まぁ、アイドルオタクには、この手合い多いんだよね。私の好きなアイドルの○○君が、私の嫌いな××と仲良しなんて、キーみたいな?。


ああ、なるほど(2016/08/22)
この記事。ジムバトルって、イングレスのポータル戦踏襲だったのか。ポケモンバトルというと、どうしてもニンテンドー64とかの、疑似じゃんけんバトルみたいな、差し向かいでのガチ対戦のイメージを持ってしまっていた。なるほど、そりゃあ、イングレス踏襲しないわけがないよな。いや、申し訳ない。と言うか、お恥ずかしいというか。

とはいえ、インプレスの記事を見るに、防御側はコツコツとトレーニングバトルで名声という名の防御値(つーかヒットポイント)をあげるしかないのかな。まぁ、たしかに防御側が討って出れるとなると、ちょっとリアルファイトに発展しそうなんだが、みるみる削られていく中で、何も打つ手がないと言うのも、さみしい気がする。

んー、やっぱ、イングレスそのままに、ロケット団VSジム連合のが分かりやすいし、共闘もしやすかった気がしなくもない(ロケット団に人数偏りそうだが)。ジムは大型拠点として、ポータルに攻撃してゲージ量を奪い合う方が気軽ではないかと思った次第……しかし、そうするとポケモンバトル風味が無くなるか。ふぅむ。簡易戦のポータルバトルと、本格のジムバトルに分けるとか?。

とまぁ、私がアイディア垂れ流しても無意味なんだが。それはそれとして、実働プレイヤー数は、どうなってんですかね?ポケモンGO。流行に踊らされた非ゲーマーはもう残ってない気がする。まぁ、元々それらは、計算外の存在だから、居なくなっても問題ない数とは思う。

なるほど2
この記事。厳密には、ツィッターの反応なんだけど。オリンピック放送は、なんで家族の話を美談として取り込むのか。と言う答えがあった。

つまり、この生島さんの記事に賛同している人は、競技を見ている。「は?なにいってんの?」と言う人は、家族のドラマを見ている

と言う事なんだろう。そして、オリンピックに関して言えば、ドラマとしてみている人が多数派だ。そりゃそうだ、レスリングなんて、オリンピックでもなければ、テレビ放送なんかないし、そもそも、普段興味の無い人のが多いだろうし。ルールだって知らない人のが多いだろうし。オリンピックが終われば、興味の対象外だろうし。

スポーツの祭典とはよく言ったモノで、祭典としての色合いが強まりすぎているよね。だから、試合の善し悪しよりも、取ったメダルの数や色しか興味がないわけですわな。税金使ってメダル取れないとかなんとか…でしたっけ?。

高校野球の甲子園大会も、同じなんだろう。まだ、甲子園は試合を見ている人が多いハズだが。負けてる学校のチアリーダーとかマネージャーっぽい子が、祈ってるシーンとか抜くの大嫌いだった…試合映せよと。今もやってんなのかなぁ…

ちなみに、私の高校時代、ウチの高校が負けてる終盤、祈ってるシーンを抜いて、アナウンサーが良い事言った瞬間に、祈ってる子が「なんちてー、よくあるよねこんなシーン、感動した?」って感じで、ふざけあってるところまで映って、アナウンサー を絶句させた子がいる。

当人は、映っている事を知らず、あとで皆に突っ込まれて「うそーーーーー」ってなってた。あ、地方大会の話ね。しかも、2回戦ぐらいだったか、公立の進学校で強くなかったし…たまたま、メイン球場での試合だったので、テレビが入っていたという。

水を差す
メダル獲得数過去最高と騒いでいるが、ロシアが居ないせいだろう。ロシアがいれば、少なくとも10個は減っているはず。まぁ、そのロシアもクスリが無いと弱かったりしてな。ともあれ、ちゃんとパラリンピックの放送もしてくれると良いのだが。











 



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