野球ネタの見極め方(2008/12/02)
と、言うのを、しばらく書いて…もう十二月じゃん。と思った次第です。年取るとホントに一年が速いよなぁ。
さてまぁ、元々のネタを続けます。ゲームとかテレビとかの野球ネタで、脚本やシナリオを書いた人が、野球の事を知っているかどうかの、一番簡単な見極め方は、キャッチャーをどう扱っているかです。添え物だったり、魔球の受け手だけだったりすると、あまり詳しくない。と言っても過言ではないでしょう。
と言うのも、実際にゲームメイクするのは、キャッチャーであり、チームの司令塔であり、配球などで、投手をリードする訳ですから、良いキャッチャーがいるチームは、投手力が割り増しになるわけですよ。分かりやすいのは、ドカベンとか、近頃のだと、メジャーとか。
リアル路線をうたっている割に、こうした面が弱いと、ホントは詳しくないんだなぁ。とか思ってしまいます。逆に、ドラマの道具として野球を使っている場合、細かい事を言うと、ドラマに水を差してしまうので、投手がズバーン、ストラックアウトで良いと思います。アストロ球団とか、巨人の星とか、リアルなようで実は、ドラマ主力の作品だったりします。まぁ、魔球投げる時点で、リアルな訳あるかいとも言えますが。
で、lプリティーリーグovelyStarなんですが、キャッチャーの出番、ほぼありません。魔球もありません。デッドボールから、崩れかけているのに、タイムも取りません。8点取られて、マウンド行って、爪が割れている。とかオカシイです。返球時に、血が付いてる事に気がつきましょう。そして、明らかに、乱れているのですから、タイムを取りましょう。
なにより、主人公。デッドボールで崩れなきゃ良いけど>押し出し含めて8点。もう絶望だな。で、マウンドに行く。って遅すぎるだろ!。もうこれだけで、100%野球を知らない。というか、スポーツそのものを知らないのではないかという疑惑さえ。つーか、ドラマの盛り上げ方としても、最終回に8失点は、取らせすぎだろ!。ちなみに、裏の回で9点取って勝ちます。勝ち方、メッセージ欄で3行で終わり。アホやで。
チーム内対決のシーンでも、一球目(ヒロインセリフ独白)>効果音>ストラーイク。二球目(同じく独白)>効果音の繰り返し。ちょっとでも、野球知ってたら、コースとか記述して、配球とかで魅せる努力するよねぇ?。全くなし。決着は、失投を打ったけど、人に当たってノーコンテスト。理由は「ファールかも知れないし、ホームランだったかも」……マテコラ。ホームラン性の打球が、人に当たるってどういう軌道だ。三萩野球五の加速度打法か、コラ。ってぐらい野球知らないのが、見え見えのlovelystar。メルドルに入れる価値すらない、駄。
まぁ、意外と文武両道ってのは、いないからなぁ。セガサターンのタクティカルファイターも、明らかにスポーツを知らないで作ってたし。スポーツやってました。とか言っても、ずっと補欠とか、幽霊部員とか、三ヶ月で止めたりとか、そんなレベル多いからねぇ。知識だけの人と、体験のある人では、やっぱり臨場感の醸し方に差があるのよねぇ。ドカベンのあとに、アストロ球団読むと、差がよく分かるし。
鼻につく自慢かつ過去の栄光で、私は、県の柔道協会会長から「高校大学世話してやるから国体出ろ」と再三言われてたんですが、さらに、その実、周りの人間に「あいつ頭いいのか?」と、散々聞きまくってたようでス。妬み半分に、周りから伝え聞きました。一応、両立できてたのかねぇ、私。つっても、部活連中内での頭いいなんで、たかが知れてますけどね。
あ、元相撲取りの父兄から、「その気があるなら、部屋紹介しちゃる」とも言われてたんですが、その父兄は、自分の息子に「あいつ頭いいのか?」って、やっぱり聞いてたなぁ。声デカイよ、おじさんと思った記憶が。今の生活見たら、確実に頭悪いというか、要領悪い生き方してますがね。
アストロ球団(2008/12/06)
少し前まで、落ち込むと見ていたのは、モンティパイソン&ホーリーグレイルだったのですが、最近ではアストロ球団です。で、よくよく考えると、映画ネタでアストロ書いてないなぁ。あんなレアな映画のレビューしか書いてないのに、映画系ブログでリンクに乗せてくれてるところがあったりとか。
で、アストロのドラマの方なんですが、ジャンプの連載にありがちな、迷走期をバッサリ切り捨て、主要メンバーに吸収させたり、偏りがちな活躍を上手く配分している、中々に上出来な脚本だと思います。特に、球三郎へのスライディングを、球二にやらせたのは、素晴らしい。原作マンガでは球七が滑り込みます。
ただ、肝であるはずの大門がらみで、セリフを削りすぎて、はてなマークが飛ぶシーンがあります。球三郎と大門の和解シーン。ドラマでは「優しさを押しつけるな。優しさでは、人は救えん。余計に惨めにさせる事もあるのだ」…なんかちょっともやっとするセリフでしょ?。
原作マンガでは「優しさを押しつけるな。例え命をかけていようとも、見返りをもとめての優しさなど、偽善と言うものだ。優しさでは人は救えん。」となっていて、これだと非の打ち所がないセリでしょ?。フィルムの時間か、セリフのテンポのために削ったと思うんですけど、それは失敗だったかなぁと。
もう一つ、大門が歪んでいった原因が、ドラマだと、総帥の座を球三郎に取られたから。ダケなんだけど、それじゃ、元から変なヤツというか、嫌なヤツになっちゃう。原作だと、自分から、総帥の座を辞退し、東京へ空手の修行に出たモノの、病気で入院。入院費用が払えなくなって、実家に電話したら「病は気からだ。自分で治せ」と言いつつ、球三郎にバイクを買い与えていた事が判明。そんな扱いの差があるかと、歪んでいく。
この二点は、外しちゃ行けないポイントだったと思うんだけどねぇ?。ちなみに、統合されたキャラは、リョウ坂本>球四郎へ。ドラマ版の球四郎は、とさ〜のこぉちぃの〜はりまや橋で〜♪とうたいながら登場するのは、サカモトが、浪曲敦森を歌う事にかけてあるのだと。無七志>球六。L字投法使うから、これは簡単。知念は、ドコなんだろうなぁ?。
ノックシーンで、球五と球三郎の二人は、軽やかなフィールディングをみてせ、この二人は経験者、しかもそれなりのレベル(それこそ、前回分のずっと補欠レベルとか、三ヶ月で退部でなく)と、思ったら、球五役は、今をときめく羞恥心の、上地ゆうすけさん。横浜高校で松坂大輔とバッテリー組んでたバリバリのトップクラス高校球児ではないですか。お見それしました。しかし、球五とのギャップが…
逆に、野球経験がないのが、球四郎の金子さん。ノックシーンでも腰がひけてたり、投球シーンでも肩が入ってなかったり。その反面、格闘シーンは凄く上手かったので、球技に適正無い人なんだなぁと。私の同級生にも居ました。スポーツは得意なんだけど、野球だけ肩が入らなくて、肘から先で投げる人。そのタイプなんであろうと。球三郎と大門は、殺陣のシーンもこなしているのでかなりの人かと〜。
で、なんとなくクイズヘキサゴン見てたら、球五とダイナマイト拳と、あと一人は、大門さんだったかなぁ。が出てて、アストロメンバーじゃーとか思ったことがありまス。
ダメだコリャ(2008/12/06)
ノクターンマニアクス。追加シナリオ分クリアしました。ダメだコリャ。どうにもここから、摩擦係数ゼロの下り坂が始まっていた模様。まぁ、完成しているシナリオに手を加えないように、追加って難しいとは思うんですけども。ぶっちゃけて言うと、デビルマン(原作マンガ)+ゴッドサイダー。光と闇の悪魔って言い出した瞬間から、やすっぽ。とは思ってたんですけど…。最後のカットなんて、デビルマン軍団を率いる不動明のポーズそのまんま。
終わり方も、ドコの打ち切りマンガですか。みたいな終わり方だし。さぁ、行こう。みたいな終わり方。喪服の淑女の正体も、まぁ、分かるけど、黙ったままだしなぁ。
ゲーム全体としてみれば、バックアタック率とクリティカル率の調整で、ギンザ大地下道からイケブクロ当たりまでの理不尽な難易度は解消されてます。いや、ホントにラフィンスカルの地獄突き(クリティカル)>自爆とか即死コンボでしたから。カグツチ塔3のターミナル周りの登場悪魔も調整されてて、ランダの登場率が下がってたなぁ。
共通点(2008/12/09)
この二つの記事は、共通した問題がある。これとこれ。日本人が、いかに歴史というモノに弱いかを露呈している。田母神論文での騒動と、ヒトラーを偉人と呼ぶ事。その根底には、感情論を差し引いた、冷静な歴史認識が出来ていないと言う事がある。本当に情け無い。
ヒトラーは、間違いなく偉人である。何度も言うが、あの混乱期を立て直した政治家であり、奴隷と言って差し支えなかった労働者に、余暇と人間らしい生活を与えた人であり、あの当時なのに、駐車場を地下に作り、地上部は緑地公園とする事と取り決めた環境家でもある。くわえて言うならば、小学校に体育の時間とか、子供がほぼ無償で学校に行けるように決めたのも彼だったはずだ。
これだけの業績をもっていれば、チャーチルやスターリンなど足元にも及ぶまい。だが、唯一の失敗はユダヤ資本を敵に回したこと。考えてみれば、イスラエルとパレスチナの戦いなど、神話の時代からの遺恨なワケで、世界一執念深い民族と言えるのかも知れないなぁ。
田母神論文にしても、内容云々よりもまず、「侵略国家ではない」と言った事への、感情的な反発が先に出ているわけだし。ヒトラーにしても、喧伝されている、しかも、やや歪曲された評価を否定する事は悪と言わんばかりだ。
確かに、虐殺を行ったのも事実であるが、業績を残したのも事実。それを併記してこそ、真の歴史評価ではないのか。
……でも、日本軍ってなんか業績残したっけ?。
追加でコレ。まぁ、確かにナニをやりたかったのか、分からないところはありますけど、この著者のクーデターと言う暴力革命まで、飛躍する脳味噌も分かりません。そして、そうした発想の方が危険と思います。ただ言いたかっただけでも良いじゃないか。言論の自由がありながらも、声をあげられない事も問題だし。日本だけが、そんなに卑下する必要はない。そう言いたかっただけでナニが悪いのか。民俗学の気鋭のセンセイらしいけど…そんな感覚で、風俗を理解できるのかしら?。
もいっちょコレ。内容はごもっとも。特にインターネット時代になってから、情報が無料になりすぎている。ンですけど、アウシュビッツにガス室がなかったかどうかは知りませんけど、焼却炉がなかった事、それから、アウシュビッツは成人の収容所だった事は、秘匿されている事実だったりします。
開眼(2008/12/12)
はこまるを持っているクセに、FPSは今ひとつ好きじゃない。と言う変人指数200%(by武蔵小金井くん)な私ですが、ノクターンマニアクスが、予想外に持たなかったので、フェイブル2まで間が空いてしまいました。
はこまるの体験版でなんか無いかなぁと、まぁ、せっかくのはこまるだしFPSでも、と。取っつきの悪さ(はこまるの体験版は、ボタンの説明すら無い事が多い)耐えつつ、死にまくりつつ、ようやく気がついた。シングルのオフのFPSは、マップと敵の配置を覚えて、少しずつ詰めていくゲームだと。それに気がつくと、ほふく前進まで装備しているゲームもあったりで、解法が数多くある詰め将棋みたいに思えると面白くなってきました。
そうして慣れてくると、ちょっと強引に突っ込んで、手榴弾投げ込んで一気に打破したりとか、攻略の幅も広がってきて、余計に面白い。敵と味方のAIの動きで、展開が微妙に変わるため、何回も楽しめるのも良いところ。
今までは、何を勘違いしていたのか、無双系のようなやや強引に突っ込んで、バリバリやるようなイメージを持っていたようです。近距離AIMが下手なので、必然的に遠距離射撃がベースになるわけですが、オンラインでやったら、芋虫と言われるスタイルですな。まぁ、動きますけど。でもまぁ、こういうゲームやると痛感するのが、私が視覚にあまり頼ってないという事。当然ながら、ゲーム内の敵なので、気配が全くないので、悠然と部屋に入って、返り討ちに遭う事しばし。
やはり、私は感覚の人だったんだなぁと痛感します。柔道の時でも、相手の呼吸のリズムと、筋肉の収縮で、かけてくる技が高確率で読めたので、投げられない男として有名でした。逆に新人とかだと、妙ちくりんな動きをしてくるので、読み切れずに負けた事も。読みが鋭い分、読めない相手には非常に脆かったという。
まぁ、それはそれとして、なんぞFPSを買いますかねぇ。とは言え、フェイブル来るしなー。