七月の夢酔


 


ぬぅぇてぇたあぁぁぁ?!(2009/07/04)
と言うところで、真説猟奇の檻第二章にどっぷりです。98版、win95版(98版に声入っただけ)、そして真説と三つも買ってるクソマニアでございます。由佳里のこの絶叫は真説のがいいわぁ。たまみの「シャイアァァァ」も真のがいい。それにしても、声優さんって凄いねぇ。よもや、京とモエミを同じ人がやっているとは…キャラの性格的には、真逆ですよ。たまみ役のみるさんも、人工3のU型なんだけど、年齢差をきっちり感じさせるしなぁ。美雪役の深井さんも、人工3でT型なんだけど、全く気がつかなかった。クレジットで認識。みるさんの声は分かりました。高音域に、角がある声なので。

ホントに久々にゲームやってる実感のあるゲームですわ。ストーリー組み立てるっても、どうせ正解順序にイベント見るだけだろうと思っているあなた。甘いです。例えば、和子を送っていった翌日、京>梶原と話を聞いた時のテキストと、梶原>京と聞いたときでは、テキストの一部に変更があります。要は、事前に入手した情報のあるなしで、展開が少しずつ変わっていく。少しだろ。と言う人もいるかも知れないが、最初のズレが、数ミリでも、少し進めば、数センチの歪みになるのですよ。どういう順序で回ろうとも、固定化されたイベントしか起きない、そんじょそこらのゲームとの違い、分かって欲しいなぁ。

ゆえに難しすぎて、三つも買ってるのに、トゥルーエンド見てないという所もありますが、そこはそれ、作業プレイでなく、何度も繰り返しプレイが出来る深さって奴です。フラグ立てが煩雑すぎて、立て忘れる事も多いのですけども。

全体のテキスト量もかなり増えてて、吸血鬼伝説に関する掘り下げもかなり進んでいます。98版では、ただなぞらえただけレベルになってましたが、真説ではかなり深くなってます。吸血鬼伝説って元をたどるとゾンビつーか、蘇る死者に行き着くから、しょーがないんだけど、我がのゾンビネタ同人本ネタとかぶるぅぅぅ。大学時代の教授も言ってたけど、先に発表したモノ勝ちよね。って比べられるレベルじゃないけどねぇーん。

サービスショットも増えてるし、簡易化もされてるし、98版だと、森にはいるだけで、問答無用で15分経過してたんだぜ。真説では、イベントがないときに森に行っても時間経過無し。ただ、和子のイベント増えてるけど、美雪と千代はぁぁぁぁぁぁ。マツツマぁぁぁぁぁ。

などと絶叫しつつ、快楽殺人者の脳内では、防御反応なのだろうという洞察をしてみた。つまり、殺人という高負荷状態、高ストレス状態を緩和するために、脳は脳内麻薬を大量に出す訳ですな。人を殺したという悔恨、恐怖、罪の意識。それらを何とかすり替えようとして、脳内麻薬を、耳からあふれるほどに出す。そして、虚栄を飾る物ほど、殺人という許されざる罪を犯した失態ではなく、いい加減な理由(多くの場合は、相手を殺しても良い存在と見なしていたり、自分は殺人をしても良い存在と思いこんだり)を付けて殺人を正当化しようとする。こうした脳と精神の利害の一致が、快楽殺人という精神状態を引き起こすのではないか。

しかし、こうした枯渇状態の快楽は、決して満たされる事が無く、飢えと渇きが酷くなる。逆に、大量の脳内麻薬による快楽が忘れられず、追い求めるようになる。殺人に限らず、性犯罪にも言える事で、特に性犯罪は、快楽に直結するため、再犯率が高いのも、肉体的快楽のみならず、犯罪行為という高負荷状態で分泌される大量の脳内麻薬を求めての二重の渇望がある気がしてならない。一説には、殺人を犯した後に性欲求が高まる殺人者は意外と居るようだし。公的な殺人と言える軍務でも同じで、戦闘経験後の女性兵士の妊娠率が高いとか、何かで見た気がする。

私は、脳科学主義者ではないので、殺人者や犯罪者を脳機能障害とは認めたくないのだが、犯罪という高負荷状態が、脳のシナプスの数万本を焼き切ってる事は間違いなさそうだなぁ。自営のために出した脳内麻薬。それを求めて、また高負荷状態に身を置こうとする悪循環。リスクジャンキーもそうなのかなぁ。

シナリオ的には、最後の説得に、宇治拾遺物語の鬼の話を持ってきてたら、もうメロメロですな。「敵の子孫は絶え果てた。されど、私の命には際限はない。自分だけが尽きぬ瞋恚(怒り)の炎に燃え焦がれてせんかたない苦しみを受けている」。吸血鬼伝承のなかには、真の愛に目覚めたとき、その呪縛が解ける物語もある。永遠の恨みの業火にさいなまれる前に、あの人を救い出そう。夢の世界の裏側に取り込まれたあの人を。


暗愚政治(2009/07/16)
政治が末期と言われて、もう10年にはなる訳ですが、断末魔になってきましたなぁ。執行部を取り替えたって、総裁選前倒ししたって、イメージが変わる訳じゃない。と言うか、前回総裁戦時の麻生さん以上の顔は今の自民党には無い訳で、どっちにしてもこじんまり。小泉総理の取った、選挙イメージ戦法はもう使えない事を、福田さんの時に悟るべきだった。東国原知事の擁立に見られるように、選挙用の顔、広告塔に頼る選挙は、もう限界。こんな簡単な方針転換も出来ないのでは、さすがに自民党だめだなぁ。

政権の座にしがみつくだけで、周りが全く見えていない。暗愚も甚だしい状況。やっぱ、一度野に下って、たまった埃と泥を洗い流すべきだねぇ。ただ、この何十年だかに一度の不況のおりに、空想好きな民主党に政権を任せるのは、正直不安すぎる。それこそ、ゆとり教育という幻想によって、崩壊した教育行政のようになる予感がヒシヒシとします。なにぶん、きれい事を言ってても、裏じゃ金に汚い民主党みたいなイメージになりつつありますし。

と言うところで、牧子エンド到達。よもや、和子死亡ルートからの派生とは。オペレーターズとのイベントが発生しないんだよなぁ。ひかるのエンドパターンのもう一個も見つからないしなぁ。エンディングナンバーリストとか付けて欲しかったなぁ。

イリュージョンの新作が、あまりにアレだったので、とうとう人工3の改造に手を付ける事に。メタセコとかぞろぞろ落として、衣装いじりから着手中。


選挙屋(2009/07/19)
前にも一度書いたのですが、政治家は居なくなり、政治屋ばかりだ。と20年ぐらい前は、言われてました。しかし現在では、こう言い換えるべきでしょう「政治屋すら居なくなった。選挙屋ばかりだ」と。特に酷いのが、小泉チルドレン。基本的に、比例代表でまともな選挙活動ほとんど無し。だから、政治理念も全く伝わってこない。中学の生徒会選挙みたいに、日本を住みよくとか、日本を明るく。とか言うのだけど、じゃあ、どういう方策考えているの?とか、どういう理念で、どういう信念で日本の舵を取るの?というのは全く伝わらない。ま、一期限りの捨て駒を自覚できてない時点でダメなんだけどね。

本当に、自分の保身や出世しか見ていないくせに、時流が全く読めないと言う、野心だけは一人前。な人が、小泉派には多いですなぁ。ぶっちゃけ、小はタイゾー議員。大は中川秀直議員。タイゾー議員は、なにをどう増長したのか、選挙区に関して党に噛みつく始末。例えるなら、地方営業所の新人が、突然、本社の重役に面会して「オレを本社勤務にしろ」と言うのに近い。下っ端は、あっちへ転勤って言われたら、ハイハイとしか言いようがないのに。

中川氏は…同郷人として本当に情けないが、立ち上がるタイミングも間違え、踏ん張る場所も間違え、体を張るところも見失うと言う、情勢が見えてないにもほどがある。もう少し、あと一、二年黙って耐えていれば、幹事長経験者というところで、党の重鎮になれたモノを。死すべき時に死ねずに恥をさらしたのが、加藤紘一氏ですが、中川氏は、完全に犬死ですなぁ。マジで、今更総会開いて、総裁取り替えて、どういう展開になると思っているのだろう?。総裁変えたら、国民が、きゃーやっぱり自民よね。と言ってくれると思っているのか。内ゲバをコンだけ見せられて、さらに内ゲバを泥沼化させているのに。総裁変えたら、支持率が戻ると思っているのなら、国民をなめている。

その点、武部さんは、したたか。要所要所で、自分の存在を印象づけながら、失点がつかないように上手く立ち回ってる。分からないのが、加藤紘一氏。福田政権までは、確実に反小泉の立場にいたのに、いまじゃ、反麻生。麻生さんて、小泉政策からの脱却を一応売りにしていたはず。だとしたら、仲間とは言えなくても、友軍なハズ。社民・共産みたいに、とりあえず、体制に反対!で存在感出してるつもりの人になっちゃったのかしら…やっぱ、加藤の乱の時に、腹を切っておくべきだった。あそこが死に場所だった。急激な老けをみるに、なんか死に場所探してさまよってる感じが。

さて、小泉さんが叫び続けた痛みを伴う改革。単なる痛みを通り越して、致命傷になりつつあります。まぁ、おそらく、無知蒙昧な民衆が、甘言に乗せられて、民主政権が成立させるでしょう。日本初かな、自民以外での単独政権運営する党が出るのは。たぶん、民主政権は、出だしから傾くでしょう。村山総理がそうだったように。足を引っ張るのに労力はいらないけれど、足を引っ張られながら、進むのがどれだけ困難か知る事でしょう。

かといって、自民政権が良いとも追わないのですが、まぁ、一度、民主に切り替わって、官僚との癒着パイプを切断する事で、澄んだ目を取り戻してくれるでしょう。官僚のパイプは、絶対に民主も腐らせるし。あとは、大荒れの4年に耐えられるだけの体力が、今の日本に、企業に、国民にあるかという事。

てゆーか、政党政治だからしょうがないけど、党を見て個人を決める今の選挙制度はどうにかならんかなぁ。この人が所属している党だから、応援しよう。じゃなくて、この党の公認だから、この人を応援しようだもんねぇ。あー、あれか、王、長嶋がいるから巨人を応援しよう。から、巨人の選手だから、応援しようになっていったようなモノか?。そして、今、巨人がどうなったか。個が集まって全体を作るのだけど、全体から個を作るのは無理って事なんですかねぇ?。

思い返せば、角栄がいるから自民党を、小泉が居るから自民党を。であって、自民党にいるから角栄を。ではなかったよなぁ。今の自民党の中核。自民党という看板を取ったら、何が残るだろう?


私も釣られてみた(2009/07/21)
この記事に。ぶっちゃけ、都市伝説と言い切る奴は、想像力がない。もしくは、自身が実践者で、暗い過去を認めたくないかのどちらかだ。存在しないと言う奴の言い分は、ほとんど「パンがなければお菓子を食べればいいのに」と言うのに等しい。だからこそ、想像力が無いと言っている訳ですが。

私が学生の頃は、さすがにトイレで。というのは見た事無いけれど、わざわざ、体育館の裏とか、講堂の裏とか、高校になると、部室に食べに行ったりと、わざわざ人が来ない場所に出かけて弁当を一人で食べている奴は、何度か見た事がある。これも、トイレではないモノの、行動原理としては、全く同一と言っても良い。さらに完全なプライベート空間を持とうと思えば、トイレの個室しか無いのが学校である。

一人で外食できない。というのは、お一人様なんちゃらとか言うのが、一時期流行しかけた事からも分かる。個、すなわち、孤である事は、そんなにも恥ずかしい事なんだろうか。まぁ、基本野宿人で、一人でふらふらする私なんで、群衆という衣をまとってないと落ち着かない人の心理は今ひとつ分からないのですが。

そういえば、人生の師匠から「友達が少ない。と言われてむっとするのは、友達は多ければ良い。と言う価値観にとらわれている」と言われた事があるなぁ。確かに、どこまで友達か、非常に曖昧で、現代では非常にすそ野が広がっている。と10年ぐらい前から言われてた。例えば、なにかのドキュメンタリー番組で、ケータイの電話帳に、何百人と登録してある事を自慢するが、そのウチの一人にかけて貰ったところ、相手から「誰?」と言われたのを見た記憶がある。知り合い、顔見知りレベルが、現代では友達と呼ばれ、現代の親友は、かつての友達。という感じだろうか。では、現代の真の親友は、どのくらいの付き合いなのだろうか。名刺交換したら、友達。と言われそうな気もしなくもないなぁ。

ふと、こうした友人関係、交友関係に渇望している人と、そうでない人の温度差は非常に激しく、それがストーカー行為とか、同級生の殺害とかの事件に発展する一因なのかも知れないなぁ。軽い気持ちで渡した電話番号、渇望している人にとっては、友達の証。だけど、渡した方にとっては、ただの名刺交換。うーん、ありそうな気がする。

それはそれとして、中川氏と麻生総理の握手。前回分、見られたのかしら。と思うほどの方針転換ですな。まぁ、FNNの世論調査でも、五割超が総裁の変更不要。と言うのを受けて。でしょうね。ホントに、総裁変えれば、自民に追い風と思ってたらしい。反麻生というか、小泉派のやってるのは、運営方針の転換でなく、単なる内ゲバやって。


空腹にまずいものなし(2009/07/22)
というのは、嘘。正しくは、普段なら、残しちゃうほどまずいけど、腹減ってるから、我慢して食べちゃう。が正しい。むしろ腹減ってるときに、半端なモノを喰うと、人心地ついた後に、余計に、旨いモノが食べたくなると言う。

と言うところで、だいそうなん。が予想以上のまずさだったので、空腹感が倍加しております。同系列の水スペ、川野口ノブ探検隊(ライアーソフト)の体験版をDL。いやぁ、元が、ボードゲーマーなので、こういうタイプのゲームは、どうしても手が伸びる。

まぁ、ライアーだけに、だいそうなんよりは、ちゃんとゲーム性がありますが…半端。実に半端。ぶっちゃけ、モンスターメーカー1かっ、って言う感じで、踏破距離のカードを並べていくのはどうかと…D&Dの1レベルがベテランとか、マニア過ぎるっ。戦士の1レベルの称号がベテランなんですー。と言うところで、ボードゲーマー居るんでしょうね。で、何が半端かつて言うと、やっぱ、探検中でも、ビジュアル差し込みイベント起こして欲しい訳ですよ。ランダムイベント的に。Hイベント込みで。まぁ、カードに書かれた小イベントはあるんですけど、それだけだと弱いと思うデス。絵付きのイベントで、どどーん。とポイント増えるってあってもいーじゃん。スクープ的な!。淡々とカードだけ処理していくので単調すぎる。インパクトも弱いしね。あと、カードの字がちっちゃい。せっかく面白い事書いてるのに、読みにくいったら、ありゃしない。

キャラ配分も、内容も、ぶっちゃけ、あろひろしの「とっても少年探検隊」の大学バージョン。ノブ>ほむら。弘>武道。まぁ、それを期待してやってみたんだけども。体験版だけだから、本編だとそうなのかも知れないけど、パラノイア学園なみに、何でも有りの、無理を通せば道理は引っ込む的な世界の方が良かったなぁ。植物園の奥に、マヤチックな遺跡がある時点で、パラノイア学園っちゃ、パラノイア学園ではあるんだけど。そう言った意味でも半端。

何よりも、探検パートとアドベンチャーパートの分け方がまた半端。アドベンチャーパートって言うけど、結局イベントパートで、セリフをクリックで送るだけなのね。せめて、下調べとか、事前調査パートにして、調査に成功すると、探検パートが縮小されるとか、なんかあった方が良いと思うのですよ。謎の古文書を見つけて、隠し通路が、冒険パート踏破率15%からスタート。とかね。んで、主人公の能力を調査型にして、事前調査で短縮するか、運動型にして、探検に強くする。とか。

主人公は、新入生で、うやむやのウチに仲間に入れられて。とかの方が良いと思うんだけどなぁ。人格も背景もカッチリ決まってるんじゃなぁ。選択肢も無いしねぇ。出来の良いだいそうなんな予感がするので、安かったら買っても良いかなーレベル。とかく、単調すぎるよのぅ。もっとこう、能動行動したいのよね。眺めるだけでなく!。

そんで、ぼーっとネット界を漂っていたら、ひっさびさに、エルフのサイトに漂着。河原崎家の一族2完全版やて(笑)。シナリオに蛭田さんの名前が挙がってたから、かなりテコ入れされたのか。ファン会報のおまけゲームが、蛭田製なのか。まぁ、でもエルフが、シナリオ書き直す訳もないので、アニメーション入れて、システム手直ししただけだろうなぁ。きちんと、謎解きしてるなら、買っても良いけど、望みは薄いだろうねぇ。

なんか、愛のカタチぐらいから、完全に方向性見失ってるよね。まぁ、だから、往時のような一大ブームをつくる作品が出てないのだろうけど。それを見かねて、蛭田さん復活?。だったら嬉しいけど。御神楽の人とか、無印の河原崎2の人とか、たぶん肩書きだけは立派な人を雇い入れて、ダメになっておりますな。元メージャーリーガーの肩書きの外国人選手連れてきては、ハズしてる巨人の国外スカウト見たいな。

まぁ、しかし、アニメーションが当たり前になってきて、ますますピクチャーショーが激しくなっております。つーか、ニトロプラスみたいに読みごたえあればいいけど、無印河原崎2のままだとしたら、たんなる不出来な18禁アニメと大差ない。DVDPGとエロアニメの境界がメッチャ曖昧に。ホンに、話は書けるけど、シナリオ書けない人が大手を振りすぎだー。ちゃんとしたゲームがやりてぇなぁ。


文化コード(2009/07/23)
この記事。私もてっきり、アン王女の休日だから、ローマの休日と思っていたら、そんなスラングというか、熟語であったとは。

とはいえ、私は、感性で楽しめばいいと思う。こうした、タイトルの遊びとか、仕込んだ小ネタは、のめり込んでから探せばいい。最初の一回や二回は、見たまま、感じたままで良いと思う。そうした内に、あの行動には、こんな意図が。このタイトルには、こんな含みが。とか言うのを探す楽しみになっていく。と思います。さらに、突き詰めると、翻訳者が上手く訳せてないこともたまに気がつくようになります。リンクした記事なんてのもそうですね。有名なのは「 born to kill」でしょうか。初期は「殺すために生まれてきた」と直訳でしたが「見敵必殺」が正しいようで、このbornは、自分が生まれた。ではなく、敵が生まれた=発生した=見つけたと言う事のようで。

しかしながら、こうしたスラングというか、原題に含まれているちょっとしたシャレの解説は、ネット界では結構嫌われるようですねぇ。ナゼかというと、特に巨大掲示板の住人となると、一家言有り。と自負している人たちが多く、オタク特有の心理である、「知らない事があるのは恥」と言うのが働くのか、脊椎反射で噛みついてくる事が多いようです。その割りに、パロディとかいって、元ネタの割り出しに必死になっていたり。まぁ、割り出しに必死で、シャレとしてとか、オマージュとしてとか、そう言う意図は全く汲めていないのが、日本人らしさ丸出しなんですけども。

かくいう私も、実績まとめwikiで、フェイブル2の実績「くるみ割り人形」原題「nutcracker」で、nutsは卑語で睾丸だから、狙うのは股間。って書いたら、執拗に削除されました。急所攻撃の場所を見つけて嬉しかったのに、そんなんタイトルですぐに分かるやろ。的に取られ(まぁ、実際にそう思いましたが。根本的に、急所を狙え。で、頭を連想するのは、FPSやり過ぎかと。)、ムキーとなってたようですな。まぁ、たんなる粘着が居たんですけど。wiki参照って書いたら消す奴と同じでしたし。制作側のせっかくのシャレをねぇ。

現代の日本人は、基本的にシャレが理解できない人がとても多い。だからこそ、ストレートな笑い。奇抜なコスチュームや、突飛なキャラクター、何となくおかしい言い回し、手ひどいバツゲームなどが受ける訳ですが。こういう直接的な笑いは、突き詰めれば子供番組の笑いと同等で、結構飽きるハズなんだけど、変わらず続いているよね。飛ぶクスリ。はねるのとびらとかの系譜。ウンナン&ダウンタウンでやってたのは何だったっけ。ニョロ警官の出る奴。まぁ、視聴層が入れ替わってるから、一定の需要は確実にある訳だけど。年取ってくると、なんでこんな無意味なキャラ付けする必要あるのか。とか、思ってしまいます。まぁ、思わない人もたくさん…大多数ですけど。なんかまぁ、日本国内の文化コードも、知らない間に、書き換えられてて、従来のは古くて使えなくなりつつある気がするワケです。

落語は、シャレの固まり。下手すると、オヤジギャグみたいなのもありますが、江戸期には、こうしたシャレとか、伏線から導かれるオチが非常にうけた訳で、そこの人も、ちょっと落語味見してみません?。奇声上げるとか、言い方だけとかでない、ふかーい滋味のあるクスって笑いとか、アレが伏線やったんか?と言う驚きのある笑いを試してみません?。


ファッショナブル反体制派(2009/07/28)
ようこそシネマハウスへのべべの肩書き忘れちゃった。さてこの記事

私の第一印象、寺沢武一のデザイン見てぇ。コブラとか、和テイストの星の衣装がこんなんでしたな。和服パンクって格好いいと思うんだけどね。MSNの記事の2ページめに、デザイナーとかのコメントが引用されて居るんだけど、たぶん、その通りだと思う。フッションショーみても、乳首透けてるような服とか、服か下着がようわからんデザインの服は五万とあるのに、コレにだけ反応するのは、たぶん、業界の危機センサーが反応したのだろう。つーか、前々回の知花くららさんの、下着の上に鎧着てる感じの方が、よっぽどエロイと思うんですけどねぇ。

たいていの場合、革命的な事が起こる、もしくは天才的な人物が現れると、旧体制の人間は、一斉に非難をする。と言うのも、自分のアイデンティティが崩壊する危惧と、自分では発想も出来なかった事をする相手への嫉妬と恐怖、自分が立場を失うかも知れない焦り。そんなものが、一気にどどっとやってくる。今回は、一般人からのクレームも多かったようだけど、コレは、和服に対する自分の固定観念を破壊された事に尽きる。まぁ、ネットだとよく起こるよね、ボクの○○のイメージを壊すな!。ってアホウども。まぁ、神聖なミスユニバースをとか言う感じかなぁ。

大体、1920年代のフラッパーズなんて、膝が出るスカート丈をはくだけで、下品だの、ポルノだの言われて…ポルノまでは言われてないかな。他にも、映画でも、昔は、キスシーンが放送コードにかかったり、膝丈、半袖の水着でも、過激すぎるとかクレームが来たり。

そんな訳で、脳みそ恐竜の、堅焼きパンなみにガチガチの人には、変革は悪なんでしょうな。逆にこうした人から、クレームが来る事こそ、革新を起こしている、トップレベルのファッションリーダーと言えるのかも。そうでなきゃ、単なる定番商品となった、時代遅れの代物だし。本物のファッションリーダーは、エッジに居なきゃねぇ。刃物(エッジ)を向けられた一般人が恐怖するように、最先端(エッジ)にいる人間を、自称モラリストの一般人は恐怖するのさ。

とはいえ、デザイナーの緒方義志さん、ピンヒールは下品じゃないかなぁ?。花魁のはく、ぽっくりつーの?。厚底のハイヒール下駄のが良いんじゃないかなぁ?。トータルコーディネートはイネス氏の方か?。

美輪明宏さんが、よく言うけど、大正時代とか、和服をワザと着崩して、肩を露出させたりとかしてた訳だし。そもそも、地味な色合いになったのは、軍部の統制が入る昭和になってから。大正までの着物って、艶やかだよね。朱色とかばんばん使うし。フンドシも、実は、今で言う、見せパンだったらしく、「オレは、はやりのフンドシはいてるぜ」って事で、ワザと着物をめくって、フンドシを見せて走ってたそうだ、江戸の洒落者は。自分の常識が、いかに何者かの誘導(洗脳でも可)をうけていたかを気づくのは大事。行頭一段落としてないと、その文は信憑性がないとか言う妄言も同じこった。活版印刷までは、落とさないのが普通だったの。って、まだ、言うか、オレ。便利ではあるが、使いすぎて、オチにならなくなってきたなぁ。そして思い出した、完全なる一般の友人に、その話をすると「コピペの煽りだろう」とか「そんな奴おる訳無い」とか言われた事を記そう。


誤植と誤訳(2009/07/30)
洋ゲーメインにやっているので、情報サイトを見ていると、誤植と誤訳を混同している人が存外に多い。

誤訳って言うのは、文字通り、翻訳ミス。誤植って言うのは、文字の入れ間違い。まぁ、本来、誤植というのは、活版印刷でしか起きない現象なので、現在のような電子入稿や、DTPでは、誤入力というのが正しい。ちなみに、ポイント(文字の大きさ)の間違いも誤植なんだけど、電子入稿で、まず起きない誤植になりましたなぁ。手早く組んでると、7ポイントと6ポイント間違えたりするものでしたよ。「あ」の棚には、3から15ポイントぐらいまでの「あ」が並んでるんだもん、取り間違えるって。

ので、活字の組み間違い。つまり、植字の誤りが、本来の意味の誤植なんだけど、現代ではもはや、入力ミスや誤変換も内包しつつある言葉に進化しておりますな。活版印刷つーのは、まぁ、1文字がハンコにのようになっている物を組み合わせて版面を作る方法。ミスがあっても、組み直せるという利点がある反面、いろいろな制約がついて回るという。

例えば、句読点。これは、半ポイント(文字の大きさね)として、組み込むしかないので、句読点の数が多いと、文の体裁が崩れていく。概算で、句読点二個で、1文字文のサイズになるので、多いほど、文が長くなっていく。だからこそ、句読点を打ちすぎるなって昔は言っていた訳。文頭を一段落として書き始めるのも、実は、この活版制約での調整のため。理由は忘れたけど、句読点とかのずれ込み対策の保険だったと思う。かなりうろ覚え。

何回も言うけど、文頭の一段落としは、活版の制約のためのルールが、形式化したもの。今では、遵守すべきルールでも、マナーでもない。活版じゃなかった頃は、文頭落とさないのが普通だったし。と、ずっと、これ以上かみ砕けないほど、簡便に書いているはずなのに、理解できないあの人は…まぁ、頭に血が上って、話聞いてない状態だったんだろうけども。

ちなみに、常用漢字とかで、ギャーつく言うのも、活字(文字のハンコ)の数に直結するからで、旧字体がダメなのも、ハンコにするとき、あまりに画数多いと潰れて、印刷できないから。と言う、結構単純な理由。そんなのが、慣習化しているだけなのに、得意げに、マナーとかルールとか言っちゃうのは、結構恥ずかしいと思うのですが。

ま、そんな訳で、現状で起こっているのは、殆どが、誤訳。誤植と言った方が格好いい(と言うか、専門家っぽい?)と思っているのか、単なる誤訳を誤植、誤植と騒いでいる人が多いなぁと。最悪、誤入力や変換ミスを誤植と騒いで欲しいものだけども。

まぁ、そんなこんなで、Cod4。ベテランの難易度なめてました。基本的に性格がチキンなので、クリアしないと進みたくないから、時間制限あるとこ無理。と言うか、確実にクリアリングしないと、一発二発でゲームオーバーになる威力だし、難易度ベテラン。

でも、ステージ構成とか、マップ構成とか、やっぱ上手いわ、向こうの人。オペレーショントロイも、ちったあ考えてステージ作れよなぁ。ぶっちゃけ、連邦のMSを奪取せよ。見たいな潜入ミッション(帰りはMSで強引に脱出)とか、なんぼでもネタころがっとるヤーン。やっぱ、センスなんやろねぇ。



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