いつかの夢酔にも書いたのだけど、コンシューマーにしろ、テーブルトークにしろ、RPGの武器として銃器が出てくると、武器の固有名詞ごとに威力やダメージの値が設定されています。ほとんどの人が、受け入れていますが、果たしてコレは、理にかなっているのでしょうか?。
銃器のダメージは、口径と炸薬量に依存します。これは、誰も疑わないでしょう。そして、ここに誤解があります。口径と炸薬量、それはつまり、弾丸がもつ能力値であり、銃器の持つデータではない。と言うことです。
開発事情はどうなっているか知りませんけど、この銃で撃てる弾を開発。と言うよりも、この弾を撃てる銃を開発。と言うスタイルなのでは無いでしょうか?。
私が提起したいのは、同じ弾丸を別の銃で使った場合、ダメージに差が出るのか?と言うことです。
A社の作った9oパラベラム弾があります。これをベレッタで撃った時と、グロックで撃った時で、破壊力に明確な差が出るでしょうか?。まぁ、弾丸メーカーが複数社あるのか、同一規格の弾を作っているかどうか、私は知りませんけども。
そんなわけで、銃の固有名詞ごとに、詳細なデータを作るのは、あまり意味のないことだと思います。 9o拳銃とか、45口径拳銃とか、そんなおおざっぱな分類とデータで良いのでは無いでしょうかね。
テフロン弾とかAP弾使うと、相手の装甲値−1だけど、与ダメージも−1。とか、ホローポイントだと、装甲に対して弱いけど、ダメージはアップとか、そう言う変更で済ますと。
と言うのも、銃弾を受けて人間が死ぬときの医学的理由は、体細胞を一気に死滅してしまうことによるショック死なんだとか。弾丸が潰れるのは、潰れやすく出来ているんですね。潰れた方が面積広くなるから。
少し話がそれました。口径ごとにおおざっぱ分類をしておき、購入なり装備したPLの趣味にあった名称を付ければいい。9o拳銃なら、買った人がベレッタ92Fとしようが、ザウエルP220と呼ぼうが自由と言うことです。
コレに近いシステムを、新世黙示録が採用しているのだけど、やはり、アイテムが少ない。と言う声があがっているようで、買い物と言うのは、普遍的な欲求なんですかねぇ?
ただし、命中精度や装弾数、耐久力、安全度などと言うデータは、銃本体に依存する能力です(実際はかなり射手に影響される能力ではありますが)。詳細なアイテムを売りにするのならば、こうしたデータを設定することになるかと思います。
それでも、ベースの能力値を決めておいて、増減させた方が手間がかからないとは思います。
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