RX−79EZ3


水陸両用MS。カリフォルニア基地を無傷で制圧されてしまい、潜水艦を接収されたことから、制海権を失った連邦が、巻き返しのために開発を急いでいた機体。

ただし、ジオンのように水中活動を主眼においた設計ではなく、水中を航行し、上陸作戦を行う海兵隊の様な目的で制作されている。ジオンの水陸両用MSが、連邦の洋上艦撃破を主眼に制作されたこととは異なり、連邦はあくまで、要所、基地の攻略を主眼においているからである。むろん、EZシリーズ共通フレームに制限されていたことは言うまでもない。

地球の7割が海である以上、通常の物資輸送の主力は、洋上艦であり、連邦軍の地球部隊の主戦力も、洋上艦隊であり、空母であった。しかしながら、ジオン側に潜水艦と水中活動可能なMSの登場。洋上艦艇は練習目標以下に成り下がったのである。

基本的にハイドロジェットで稼働する水陸両用MSは常に無音航行であり、従来のパッシブソナーでは探知不可能。なにより、魚雷並の高機動を誇るMSには、魚雷、爆雷は、無力であった。

文字通り、水陸両用MSの開発に水をあけられた連邦軍は、神出鬼没の潜水艦を一つ一つ撃破して行くより、潜水艦が寄港できる港を制圧した方が効率的。との判断により、EZ3の開発コンセプトを陸戦重視に設定。

元来、EZV計画の主眼は、この水陸両用モデルの開発にあったと言っても過言ではない。
電子機器の塊であり、多数の間接を持つMSを水に沈めて戦闘するという難題を背負い、もっとも難航したプロジェクトでもある。そのため、思うような成果が上げられず、予算、人員ともに苦しい状況での開発となった。

なお、EZ3の技術、データのフィードバックを行い、急場しのぎとしてジムを再設計したのがアクアジムである。

EZ3は深々度実験中、関節部より漏水。システムダウン。コクピットブロックの緊急脱出機構により、テストパイロットは救出されたが、軽い酸素欠乏症により、入院。


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