水陸両用の第二弾。EZ3廃棄後、急遽、データをフィードバックさせ、初期生産分のジムを水中対応にした、アクアジムが配備されたが、母体が、粗悪な初期生産分だった事に加え、技術者、指揮官、パイロットともに水中活動のノウハウを持たないまま、運用されたため、戦果はほとんど挙がらなかった。
アクアジムの上位機種であるガンダイバーも投入されたが、絶対数不足と能力不足は否めず、その重責を果たせなかった。
アクアジム、ガンダイバーからのデータ、技術のフィードバックを受けて、EZ3再設計。
バックパックシステムによる、共通フレームを使用する事。と言う足枷を取り払われたおかげで、専用のフレームを設計でき、機体強度、運用面でもゆとりが出来た。いわば、本当の意味での、連邦軍水中用MS第一号といえる機体。
EZ3が、関節部の浸水から、全システムダウンと言う失敗を教訓に、ブロック機構が取り入れられ、浸水したとしても、その部分だけにとどめる工夫がされている。
バックパックシステムを流用して、防水の兵装コンテナを搭載し、上陸作戦時に柔軟な運用を狙っている。評価試験、運用試験とも順調で、好成績を残したが、ジオンのズゴックタイプと水中で遭遇戦になり、破壊された。
従来なら、このまま量産化をしても遜色のない性能であったが、ジオン潜水艦部隊マッドアングラー隊との戦闘は、全く先が見えておらず、また、ジオンもハイゴックやズゴックEなど、高性能新型を投入してきたため、さらなる開発が認可された。
なお、EZ6の技術、データを運用して、アクアジムの改良機、アクアコマンドが開発される運びとなる。
【戻る】