シナリオ


比較的自由度が高いため、運営は意外と手間取るかも知れません。
ですが、ショートショートシナリオが連続しているマイクロキャンペーンと考えていただければ、分かりやすいかと思います。


放課後の怪談

フェイズ0:召集

新聞部に所属しているPCがいれば、その人の前に。いなければ、オカルトや怪奇現象に詳しいPC(専門知識オカルトや、コンピューター使い、カルトマジック魔道、などの技能者です)、麻生奈津美が現れます。
「文化祭の特別号は、怪奇特集でいくわ。準備してッ」
有無を言わせない表情です。
「善良な生徒を惑わす、七不思議を解明して、平穏な学生生活を取り戻すのよ」

PC全員が新聞部員では無い場合は、専門家の意見も必要。と言うことで、部員PCに人手を集めてくるように命令します。

PCに新聞部員が居ない場合は、オカルト研所属PC、コンピューター使い、カルトマジック(魔道)の順で話を持ちかけます。

この際、学生ですから、金銭による交渉は御法度です。食券や、PCのあこがれの異性(同性でも可)の(体育祭やクラスマッチなどの)隠し撮り写真なんかを、引き合いに出します。

部室からの去り際、新聞部部長が「頼む、文化祭まで、麻生君を預かっていてくれ。これで仕事がはかどるよ」


フェイズ1:情報収集

◆新聞部の部室で、ミーテイングを開きます。

「七不思議と言っても、実際は七つじゃないのよ」
七不思議は厳密には、七つではなく、伝えられていくウチに、統廃合や新規増加もあり、少なくとも十数個は確認されている。その手の事件、学生や教師が、事故や事件に巻き込まれると、増えて行くが、ほとんどが消えていくため、七不思議として定着するものは、数年に一つである。

「と言うわけで、実地調査を始める夜までに、出来るだけ七不思議を集めて欲しいのよ。まぁ、主なヤツは分かっているから、あくまで保険ってコトだから。調査の準備にあてて貰って結構よ。」

◆実際には、準備時間です。夜に潜入すると言うことを踏まえ、懐中電灯や、その他、必要と思える一般アイテムを準備して下さい。PCから明かりを準備すると言う発現がない限り、ペナルティーとなります。授業終了後の放課後から、準備、情報収集をはじめ、集合時間は教師や他の生徒が減る夜9時ごろの開始を想定しています。文化祭の準備期間なので、夜10時まで学校は開いています。

「あ、七不思議の定番で、七つ目を知ってしまった人間は、死んでしまう。とって言うのもあるから、なるべく個人行動して、得た七不思議は口外しないようにね。」


◆情報
◎男子生徒「七不思議?、止めた方がいいぜ。何年か前に調べてた新聞部のヤツ、呪われたらしいぜ」

麻生の答え「え、その先輩。たしか交通事故にあって、離島に転勤になった両親について、転校したわ。んなもん、伝説よ、伝説。脚色されたに決まっているじゃない。ま、いい記事書いてたけど、掲載されなかったのは事実だけどね。」

◎教師「あん?、妙なコトして問題起こすなよ。」

◎女生徒「呪われたくないから、ゴメンね」

◎オカルト研「七不思議?、ほとんどは、ただの脚色された怪談話さ。でも、気を付けた方がいい。本物が含まれているのも事実さ」


◆以下の七不思議を各PCに得た情報として、渡して下さい。PC人数が6人以上居る場合は、ダミーの情報を増やして下さい。
最初の怪異は「増える階段」、最後が「映らない鏡」で固定。と言うことを守っていただければ、あとは順不同です。

怪異1:増える階段。下りるときは12段、登るときは13段になる階段。
ダミー情報。


怪異2:歌うピアノ:誰もいないのにピアノが鳴り始める。

怪異3:喋るアナトミー(骨格標本でも可):人体模型が喋る?

怪異4:トイレのうめき声:奥から三番目の個室からうめき声が

怪異5:飛び交う図書室の本:図書室から羽ばたくような音が、そしていつも本棚から堕ちている本

怪異6:少女の哭き声:廊下に座り込んですすり泣く少女


◆6つめの怪異を解決したのち、6つしかないコトにPCが気づくでしょう。
「大丈夫よ、こんなコトもあろうかと、生徒に協力して貰って、知ってる七不思議をテープに吹き込んで貰ったの。20分テープが、二本と片面。コレだけあれば、七つ目に行き当たるでしょう?」

と言って、時季はずれの怪談大会になります。質の悪い内蔵スピーカーから再生される、かすれた声が否が応でも、雰囲気を盛り上げます。中でも、中央階段踊り場の鏡の話には、真実みがあり、コレに決定します。


怪異7:映らない鏡:割れて除去されたはずの鏡が存在する?。
映らない鏡が、本体です。最後に設定して下さい。


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