MT5ドラグーン


このゲームが、テラネッツ転換期とも言えるでしょう。ホビーデータの崩壊により、多くのホビデ系プレイヤーが流入した。と言う噂もあり、私なんかにしてみれば、ゲルマン人が侵入して崩壊したローマ帝国の感があります。

実際に、それまで見られなかった「やたら勝敗に、こだわるプレイヤー」を直接目にしたのもこの時期ですし、「マスター介入するな」とのマスターへの直訴に、マスター通信で、マスターが反論していたのもこの時期です。

当たり前と思っていた、「マスターを含めた全員で一つの物語を創る」というのは、PBMのスタンダードでも、共通事項でもなかったのだと認識しました。

上記二点は、同時に起こりました。つまりは、人類サイドの大敗により、人類側を全滅させて、我々の勝利とするべきだ。と言う趣旨だったのです。実際に、悪魔側の動きに及ばず、大敗・全滅していたところを、マスターのさじ加減で敗走に留めてもらったのです。そのときのマスターの返事が『マスターを含めた参加者全員で一つの物語を創る』だったわけです。

でもまぁ、負けて当然だったのですが…魔界へ捨て駒として遠征されられていたのですから。しかも、正規の騎士は数人。残りはリザードマンの男娼とか、普通の娼婦とか。補給もなく、敵性地で、土地勘もなく、相手は、デビノマニ(悪魔人間)だぞ。

ともかく、この方の意見を採用して、人類側死滅。参加者死亡再登録。となったところで、残った悪魔側の人たちは、どうするつもりだったのでしょう。相手のいない土俵で、なにをするつもりだったのでしょう。聞いてみたかった気もします。

アクション(プレイング)によって、惑星や、国家を易々と崩壊、滅亡させるホビーデータ系プレイヤーにしてみれば、この保護に対して当惑するのも無理はないでしょう。まぁ、逆にテラネッツは保護しすぎと言う感じもしますけどね。

ともあれ、それまでの不動館(テラネッツ)系プレイヤーに取っては、ゲーム内での勝敗なんてものは無意味であり、物語を創りあげていく喜びを求めてのプレイだったものですから、こちらも困惑していました。我々(不動館系プレイヤー)は、ゲーム内での勢力の勝敗や趨勢は、二の次で、美しいシーンを生み出すとか、自分たちのプレイングによって物語の織り上がる瞬間が楽しいのですから。

プライベに行った知人の話によると、その場で話した事を、二行だけプレイングにして書き、その場で投函したした人もいるとか。やる気がないなら、辞めなさいっての。ちなみに、その二行プレイングの人、人類側の義勇軍司令官でした…。

しかし、規模としてはもっとも小さい運営規模だったテラネッツは、次第に流入するホビデ系(ひいては遊演体系プレイヤー)の数に逆らえず、次第にホビデ色に染まっていきます。そしてこの人員増加を、勘違いしてしまった、会社の悲劇ですね。

この時期は、まだ実力均衡と言うより、テラ系プレイヤーが地元で有利だったので、比較的マシでした。逆に、何割かを啓蒙できたことも、事実です。

しかし、ローマ帝国の例を見るまでもなく、そんなのはごく一部でしかありません。
その証拠に、現状(Mt12)では、30人プレイングや無意味なイベントを持ち込んだりする人が大発生です。
まぁ、テラネッツの崩壊も近いでしょうね。バブル時代の経営戦略しかもってないので。

新規客の獲得より、今はリピーターの確保が業績を伸ばすというのに。

ゲームの内容に関しては、チチハラ師のやる気の無さが随所に感じられ、非常に辛いものでした。そら、二行プレイングなんてもらったマスターが、燃えるわけはないですわな。チチハラ師の数少ない忌むべき欠点、身内びいき、女性びいきだけが目立った回となりました。

私もどちらかというと、ひいきしてもらった側なので、あまり文句は言えないのですが…

牛山さんの方も、シリアスなんだか、コメディーなんだかわからない展開で、ついていけなくなったので途中で抜けました。話の主軸も全く見えてこない、またっりとした展開に、いらいらしてました。逆に今、こういう日常をのんびりと出来るゲームに参加したくてしょうがないのですが(笑)。


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