Over the Cocytus
(嘆きの河を越えて)

自分自身から逃げ出しておきながら、きわめて大きい円弧を描いて自分自身に追いつく魂

最も賢明でありながら、愚痴な言葉を最も甘美にかき口説く魂
−ニーチェ『ツァラトゥストラかく語りき』より


PBMについて語ります。いろんな意味で、けじめを付けるために書きますので、説教くさいと思います。
そのため「PBMってナニ?」と言う人は、おいて行ってしまいます。申し訳ありません。
検索でもかけて、親切な人を捜して下さい。

ゲーム履歴なんかも少し。


PBMをやる上で、基本的な事を注記します。これから参加しようと思う人、今も参加している人。一度、考えてみて下さい。至極、当たり前の事なんですがねぇ。知らない、と言うより考えてない人が多いので。プレイヤーだけでなく、マスターにも読んで欲しいです。

プレイヤーの責任マスターの責任:当たり前の事だと、思っていたのだけど、意外と通じないので。
集団プレイングの事:数の暴力だけじゃないと思うんだよね。
集団と合同プレイングの違い:上記の集団プレイングの事の補足です。

プレイングとリプレイの循環:私の個人的な価値観ですので、賛否は各人の判断次第
交流のこと:マナーと言うか、モラルというか、MTやる上での最低条件だと思うのよ


総意と暗黙の了解(特に、MT12C1参加者に読んで貰いたい一文)
それぞれのプレイヤー、つまり参加者は、期待、もしくは希望し、思い描いている物語があり、それを求めて、ゲームにエントリーしています。そして、なるべく自分の期待をかなえてくれそうな物語(もしくはマスター)を捜します。

その指標となるのが、MTで言うならば、オープニングリプレイ(以降、OPリプレイ)であり、シナリオ傾向表であり、マスター通信だと思うのです。それらを吟味した上で、参加を決めたのなら、その物語設定に同意したと言うことです。そうした、マスターとの同意事項、プレイヤー間での同意事項が、総意(コンセンサス)だと思うのです。

そして、これらはほとんどが暗黙の了解として、執り行われてきました。OPリプレイが、コメディータッチであったなら、参加者はコメディーを前提としたプレイングを書くでしょうし、最前線の戦場が舞台ならば、戦術を主に組み立てるでしょう。

まずは、マスターとプレイヤーの間で、どういうゲームに、どういうシナリオにしたいか?。と言う条件付けこそが、参加者の総意、コンセンサスであり、それに答えることが、マスターの唯一の規範であると考えます。

過去のゲームで、上手いと言われたプレイヤーと、最近の自分の意向だけを通そうとするテロリストプレイヤーの違いは、このコンセンサスを踏まえた上で、常人には容易に思いつかない行動をするか否か。と言うことになるでしょう。コンセンサスを踏まえなければ、ただの我が侭で、独りよがりな行動でしかなく、コンセンサスに基づいていれば、突飛だが面白い行動となるのです。

振り返って見て、MT12C1はどうでしたでしょうか?。殺人、襲撃、格闘大会、選挙の開催、領主の座を狙う、戦争、銀を連れてくる。これらのことは、C1で活躍した(と言うか、マスターに採用されたイベントに過ぎない)人たちの行動です。

殺人、襲撃は、OPリプレイやマスター通信でマスターが、提示したモノから大きく離れています。マスターが希望したのは、誘拐犯であり、殺人犯ではありません。格闘大会は、言語道断で語る価値もありません。選挙の開催、領主の座、戦争。私は、マスターではないので、全員のプレイングや私信を見たわけではありません。もしかしたら、大多数の方は、こうした権力闘争を望んでいたのかも知れません。見えないところで、ゲームの主導権を争う醜い闘争があったようですし。

しかし、これらは総スカンを喰らいました。多くの人が反感を買った。この時点で、参加者のコンセンサスを得ていないことだけは確かです。そして何より、目先の派手さに囚われて、龍河マスター自体が、参加者の総意、コンセンサスを踏みにじった結果と言えましょう。なんで採用するかな?。

殺人、襲撃、選挙、権力闘争、コンセンサスを踏まえた行動であったならば、どんなにか素晴らしい行動であったでしょうか。推理、調査を主としたゲームだったなら、政治を主として取り扱ったゲームならば、私は、ただ「上手い」と唸り、諸手をあげて賞賛したことでしょう。

つまり、コンセンサスさえ踏まえていれば、突飛ではた迷惑な行動も、上手いプレイングとして処理される可能性が高いと言うことです。逆に言えば、どんなに常識的な行動であっても、コンセンサスからかけ離れた行動であれば、それは独りよがりの困ったちゃん。と言うことになるのです。

結論として、コンセンサス、総意を共有できるかが、ゲームの出来、不出来を決定づけるものであり、その総意をマスターも踏まえた参加者全員が、認識できたとき、あの奇妙なほどの一体感を産むことが出来るのかも知れません。

十分な対話の出来ないPBMで、コンセンサスを認識することは、とても難しいかも知れません。しかし、不可能ではないのです。先達に出来て、我々に出来ないはずがありません。


駄文
個別システムの退化:現在(MT12段階)のテラネッツの個別は、システムとして機能しているのか?

PBMこれだけは言っておきたい:PBMをプレイするに際して、考えて貰いたいこと


PBM歴(参加順)
ゲームやディヴのストーリー解説はしていません。あらすじ書いたって無意味でしょう?。
あらすじ書いて、感想文にする小学生じゃあるまいし。

そのときの環境や、システムについて触れています。


MT2退魔戦記(不動館/現テラネッツ)N2div:担当マスター乳原象氏

エルハーダの秘宝アラベスク2(ホビーデータ):担当マスター多すぎて不明

MT3ドラグーン(不動館/現テラネッツ)B1B2div:担当マスター牛山ひろかず氏
                         P1P2div:担当マスターちちはらぞう氏

MT4サイコマスターズ(コスモエンジニアリング/現テラネッツ)W1:担当マスター菅田真矢氏

真・女神転生PBM(M2):担当マスター多すぎて不明

MT5ドラグーン(コスモエンジニアリング/現テラネッツ)A5:担当マスター牛山ひろかず氏
                                  K7:担当マスターちちはらぞう氏

MT7真・退魔戦記大和武尊(コスモエンジニアリング/現テラネッツ):H5如月甲斐マスター

MT9真・退魔戦記(コスモエンジニアリング/現テラネッツ):K1担当マスター龍河流マスター
                                    :K5担当マスター瀧川瀬狼女史

MT10サイコマスターズ(テラネッツ):B2担当マスター観音崎くらら氏
                      :B3担当マスター切磋巧実マスター

MT11ドラグーンブレード(テラネッツ):P1担当マスター緑一マスター
                       :P2担当マスター内藤明亜マスター

クロニクル異聞バニシングツイン(P.A.S):C1担当マスター尾形 陽マスター

MT12エターナルヴォイス(テラネッツ):C1担当マスター龍河流マスター:最悪が故に読んで欲しい一文。

MT13竜創騎兵ドラグーン(テラネッツ):R4担当マスター『岡本伝説』実行委員マスター

MT14サイコマスターズ(テラネッツ):E2白龍マスター


〜氏や女史は、私の知る限り、現在マスター業から離れている人たちです。
逆に、敬称がマスターになっている人は、現在も活躍中の方です。



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