宇宙空間での戦闘

(修正中:「宇宙は明るい」)


少し、グレートメカニクス2に対抗して(笑)。グレートメカニクスでは、センサーとは目視、すなわち、カメラの解析度。という扱いになっているようですが、それは少し疑問です。

私は、宇宙に出たことがないので、よく分かりませんが、そもそも宇宙空間で、機動兵器の目視は可能なのでしょうか。

空想科学読本2の『宇宙での戦闘』にも、ふれられていないのですが、宇宙空間での光源は、自身が光源を所持しない限り、太陽(恒星)のみです。現代の宇宙服(船外活動服)にも、確かライトが装備されていたはずです。まあ、作業の効率を上げるためかも知れませんけど。

スペースシャトルやなんかで、十分に映像が撮れてるじゃないか。と言う反論があるかと思いますが、スーペスシャトルの到達高度は、上空500q程度の電離圏なんだそうです。地球の勢力圏、つまり重力が及ぶ範囲が、約93万q。500qなんざ、玄関にも到達していない距離です。人工衛星の静止軌道ですら高度約三万qです。

全長30qのスペースコロニーを、ラグランジュポイントに浮かべるだけの技術を持った時代で、21世紀なみに、高度30q以上を宇宙空間とは、言わないでしょう。地球圏と言う表現も、地球の勢力圏の略語と思いますので。

まぁ、月と地球は目視できるでしょう。しかし、そこから、宇宙空間に存在するMSを発見できるのでしょうか。細かく想定すると、月と太陽と地球にに背を向けて、月の公転面より外側で戦闘があった場合、目視できるほど光量は十分なのでしょうか。

星明かりだけの山奥で、遙か上空を飛ぶ飛行機でさえ、目視は困難です。それどころか、無灯火で走る自転車でさえ、発見しづらいのが実状です。

以上のことから、宇宙空間での有視界戦闘が可能なエリアは、地球と月の間。地球と月の照り返しで、かなりの光量があるポイントに限定される。と思われます。まぁ、各ラグランジュポイント程度なら、太陽光で十分な光量が得られるのかもしれませんけど。少なくとも、外宇宙で有視界戦闘するヤマトはダメでしょうな。

訂正
上記のような事を考えていたのですが、掲示板でご指摘頂き、間違いに気がつきました。単純に考えて、探査衛星は、ライトやフラッシュ無しで、火星や木星の映像を映す事が可能ですし、火星探査の映像が、中継されました。

よって太陽光は火星まで、目視可能な光量が届いている事になります。ラグランジュポイント程度では、遮光が必要なほどの光量でしょう。事実、月面では遮光が必要とご指摘頂きました。

抹消した方が手っ取り早いレベルの記事なのですが、私の間抜けぶりを露呈するためにも、こういう形にしました。

なお、正しい知識は下記の通り。掲示板書き込みより拝借

宇宙は「黒い」ということで、大気圏内の夜と混同して勘違いしがちですが、あれは大気圏内のように空気を反射して青色を出す大気がないからで、地球や月の陰に隠れない限り、宇宙空間は常時「昼」です。
 むしろ、大気の反射による減衰がない分、大気圏内よりずっと、強力に照らし出されて、太陽光熱も強烈です(ただし熱を伝播する大気が無いので急激な温度変化はしない)。


実例を挙げれば、地球軌道上や月面探査で撮影された写真。あれも基本的には、昼の側で撮影されているのですが、空は夜のように真っ黒で、それなのに強烈な太陽光で宇宙飛行士や宇宙船などが照らし出されていて、陰影差も強烈、星空は太陽光にかき消されて全く見えないという姿が、写し出されています。

と言うぐらい、強烈に眩しい模様。これだけ眩しいと、モビルスーツ同士の戦闘での目視距離ってどれぐらいなんでしょうかねぇ。


初代ガンダムで「太陽を背にして戦うとは、素人のクセにやるな。」という台詞がありますが、直接目視しているわけではないので、実は、無意味ではないでしょうか。パイロットの保護や、MSのカメラの焼き付きを防ぐためにも、自動露光ぐらいついてるでしょうし。そもそも、コクピットに映し出される映像は、コンピューターが処理して映像のハズですから。それ以前に、ノーマルスーツのヘルメットに、閃光の防御策が施されていると思います。

という考察から、太陽を背にすると、逆にシルエットが浮かび上がり、危険なのではないでしょうか。
宇宙空間での射撃の基本は、自機と太陽の間に敵機を入れること。だったりして(笑)。

訂正2
よって、上記の事も根底から勘違いしている事になります。まぁ、宇宙世紀の話しですから、未来科学で光量が自動調節可能になっているかも知れませんが。


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