『さっちゃんのまほうのて』


たばたせいいち 先天性四肢障害父母の会
のべあきこ しざわさよこ 共同制作
偕成社の絵本より

さっちゃんはおかあさんになりたかったのです。
だから幼稚園のままごと遊びのときにおかあさんの役をやると言ったら友達のマリちゃんが「さっちゃんはおかあさんになれないよ! だって、手のないおかあさんなんてへんだもん。」と言われてしまいました。さっちゃんはくやしくて悲しくてその場を立ち去り、家に帰って、おかあさんに尋ねました。
「おかあさん、さちこの手はどうしてみんなとちがうの? どうしてみんなみたいにゆびがないの?」

誰もが主人公のさっちゃんが障害を受け入れてたくましくなっていく姿に感動されるおはなしです。子どもたちも静かに聴いていました。


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