←クリックするとiTunesが開き、そのまま「労働者M(Remastering)」のダウンロードページに飛びます。価格は250円。
ダイヤモンドはただの石 一万円札はただの紙
アンモナイトはただの貝 人間とは石ころのようなものだ
※働け 働け 働け 働け
ダイヤモンドはただの石 一万円札はただの紙
アンモナイトはただの貝 人間とは海のようなものだ
ゼニゲバ ゼニゲバ ゼニゲバ ゼニゲバ
死んじゃったならただの肉 死んじゃったならただの肉
死んじゃったならただの肉 生きていてもただの肉だ
ゲバゲバ ゲバゲバ ゲバゲバ ゲバゲバ
生きていたってただの肉 生きていたってただの肉
生きていたってただの肉 死んじゃったんだってただの肉だ
ドバドバ ドバドバ ドバドバ ドバドバ
ダイヤモンドはただの石 一万円札はただの紙
アンモナイトはただの貝 人間とは石ころのようなものだ
※×4
筋肉少女帯のメジャー4thアルバム「サーカス団、パノラマ島へ帰る」収録のインダストリアル・ナンバー「労働者M」の原型。歌詞が多少変化しているのに加え、Aメロのキーも全然違うものになっている。
どうやらこの曲、オリジナルはドテチンズ時代にまで遡るらしく、作詞作曲のクレジットを見ると
空バカの三人と並んで前島明博なる謎の人物が記されているのだが、
詳しくは不明。ひょっとしてタイトルのMは前島の頭文字なのか?
(追記)
2006年2月1日発売の「TVBros. 2006年03号(2/4〜2/17)」に掲載されたケラ及び大槻ケンヂのインタビューにより、「労働者M」の「M」が大槻・内田の同級生前島明博氏であること、並びに給食当番で懸命に働く彼の姿がまるで労働者であったこと等が明らかになった。
以下、同誌から空バカ関連記事のみ抜粋。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ 『労働者M』を語る
(舞台『労働者M』の話題の後で)
――ちなみに『労働者M』ってKERAさんが大槻ケンヂさん、内田雄一郎さんとやってた空手バカボンの曲名ですよね。
「うん、今度久々に空手バカボンやるんですよ。いまザ・シンセサイザーズのベースを内田が弾いてるんだけど、リハーサル中にタイトル決めなきゃって時に曲目リストの中に『労働者M』があって、いまあるシノプシスにぴったりだなと思ってね。歌詞も哲学的かつバカバカしくていいでしょ(笑)。オリジナルは大槻たちの中学校の時の同級生で、前島くんって人のことを歌ったものなんだよね。僕は会ったこともないんだけど」
――ひょっとして、そのMって・・・?
「そう、前島くんのM。給食当番で懸命に働く姿が労働者Mだったみたい(笑)」
――給食当番でかいがいしく働く姿が四半世紀を経てレジスタンス・コメディに昇華するとは、実にイイ話だなあ(笑)。
(以下略)
大槻ケンヂ 『労働者M』を語る
「そもそも小学校6年生の時、同級生に前島明博くん――マエちゃんって友達がいてね。よく♪ダイアモンドはただの石〜って歌ってたんですよ。その彼が給食当番でよく働いてたんで、『いやあマエちゃんはよく働くね。労働者Mだね』って言ったのが、いま水戸華之介 3-10chainでベース弾いてる内田雄一郎。中一の時、僕と内田くんがザ・ドテチンズってバンドを組んで、あの曲をやろうっていうことになり、その後KERAさんとやったテクノ・カラオケユニット、空手バカボンでカバーし、最終的にはメジャー・デビュー後の筋肉少女帯でもやりましたからね。で、もはや曲の存在すら忘れてた '05年、KERAさんから新しい芝居のタイトルを『労働者M』にしたと聞いた時は、マエちゃんそんなことまったく知らないんだろうなと感慨深くなりました。まあ、こっちも連絡とろうとしてないんですけど(笑)」
――『労働者M』のMが前島さんのイニシャルとは、知るすべも無いですね(笑)
「彼はスポーツも勉強もできる生徒で、負けん気が強くてね。一回、相撲をとって明らかに僕が勝ったんですけど、『危ない時は先に手ぇついていいんだ!』とか言い出して(笑)。みんな釈然としない中、マエちゃんが言うんじゃしょうがないって僕が負けてあげたこともありました。いま思えば大人だなあ・・・これ、全然KERAさんの芝居とは関係ない話でしたね(笑)。ドテチンズ及び空手バカボンバージョンは石野真子の『日曜日はストレンジャー』をアレンジ面で参考にしてるんです。それを筋少でレコーディングする時、ギターの橘高文彦くんが”これはKISSの『ラヴィング・ユー・ベイビー』だ”ってアレンジし直したから、聴き比べるとかなり違ってますね。ちなみに”アンモナイトはただの貝”って歌ってますけど、正しくはアンモナイトって貝じゃないんです!(笑)これは筋少時代いろんな人から指摘されました」
――KERAさんによると、この曲はちゃんと今回の舞台でも流れるそうです。
「しかも空手バカボンバージョンらしいじゃないですか! いやあ、空バカの曲が小泉今日子さんの出る芝居に使われるなんてねえ・・・。そういえば、こないだ東京新聞で10回に渡り『わが街わが友』ってエッセイを書いたんですけど、リレー形式で僕の次がピエール瀧で、しかもその次が町山(智浩)さんなんですよ! これは絶対東京新聞にサブカルがいるぞ(笑)ってところで腑に落ちたんですけど、じゃあ、僕の前に書いてた高見恭子さんはなんだったんだろうか?(笑)」
(中略)
――2/26には10年ぶりとなる空手バカボンの復活ライブも行われますが。
「KERAさんとはたまに会ってたけど、内田くんとは彼が特撮を脱退する際のちょっとした遺恨からしばらく会えない時期がありまして。今回もシンセサイザーズのミューさんから”KERAさんと内田が空バカやりたがってるよ”って聞いて、彼にじゃあよろしくってメールしたら”なんのこと?”って返ってきまして(笑)。復活っていうのは間に誰か入ってくれると実現するもんなんですね。しかし、KERAさん芝居中だしリハとはどうするのかな? まあ、当時からカセットテープを
バックに20分ぐらいしかやんなかったんですけどね。いやはや伝説の底が抜けるというか(笑)、しょうもないものなんですけどねえ。当時もYMOの『ライディーン』に勝手な歌詞つけたあげく、”作詞作曲/空手バカボン”なんてとんでもないことやってたし(笑)」
(以下略)
(2009年9月5日追記)ニコニコ動画にて動画を見つけたので下にリンクを貼っておく。
(2010年2月10日追記)
2月8日(ハヤブサのユウの誕生日!)行われたケラさん&緒川さん(緒川たまき)結婚パーティーにおいて空手バカボンが登場、「労働者M」を演奏したとのこと。
二人の馴れ初めに肖り、演劇つながりで芝居のタイトルにもなっているこの曲を……という選曲と思われるが、当然祝いの席で唄うような曲ではないし、そんなことを言い出したらほとんどの曲が演奏不可である(「あの素晴らしい愛をもう一度」もしくは「パヤパヤ」辺りが比較的無難か。前者は他人の曲だけど)。
空手バカボンとしての登場は2006年2月26日渋谷Club Quattroでのシンセサイザーズライヴ以来、4年ぶり。
オーケンブログにも記載あり→オーケンブログ: 「ご結婚おめでとうございます」
Togetter(トゥギャッター)へのリンクは→まとめ「2/8 ケラさん&緒川さん結婚パーティー」
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