WEEKLY INTERVIEW 再録

 

(毎週土曜or日曜更新)時々臨時休業


               
   

  第19回 1996年  出典:11月30日東京、銀座
   山野楽器で行われたアルバム「KEY」発売記念のトー
   クショーで美奈子さんと萩原健太さんの対談形式のショ
   ーで当日来場の方からの質問にも答えています。
   その 4回目

  (お詫び:前回予告で、このトークショーの”完全再録”と銘打ち
       ましたが、一部こういうメディアに載せては、問題のあ
       る発言が数カ所ありました。また、雑誌、放送インタビ
       ューの著作権以上に気を使わねばならないイベントの物
       なので、当日の質問者の名前、住所は削除させて頂きま
       す。結果的には90%再録となります。
       今回忠告くださったT.Sさん、某FM局のT.Oさん
       ありがとうございました。)

     注意: ×は文字を伏せました(中傷と取られ兼ねないので)  



萩原(以下H)「好きなお酒は? ないですよね。」

吉田(以下M)「お酒、ないです。」
H 「飲んだことはあるんでしょう?」
M 「あります。アレルギーと言われるまで知らないで飲んでました」
H 「最近の作品は、アルファ時代ような、ファルセット(裏声)を楽しむものが少
   ないような気がします、って言ってるんですけど」
M 「音域の話もありましたよね。音域は広がっています。上よりも下が広がってい
   るんですよ。だから、低い音をワザと使っている曲もあるんですけど、ローの
   線よりかなり出ててきてる」
H 「同じような音域で歌っていても下の方に聞こえるという…」
M 「そうなんです。”わあ!こんな高い声で歌ってる”といっても、はやりもある
   じゃないですか、さっきの人(××ファミリーの人?)みたいに高い声だなっ
   て思って、真似して歌ってみると、全然そうでもない」
H 「あれ。××じゃないですね」
M 「×××ですね、あれは」(一同 爆笑)
H 「たぶん、このお店でも売れてんでしょうけど」
M 「そのおかげで、東京では伸びてるんですけど、地方ではCDの(量が売れなく
   て)取り寄せられられなくなってるんですよ。」
H 「”売れるのは、ああゆうもんだ”ってことでね」
M 「だから、しょうがないかなあ」
H 「×××さんの作品は法律で禁止した方がいいんじゃないのかなあ!」(←暴言
   )(大拍手、笑い)
H 「200万枚以上売れたらダメとかね。(笑)売りすぎちゃダメとかね」
M 「イリーガルすることで健全な感じするね(笑)」
H 「禁止でしょう?」
M 「禁止ですね(笑)」
H 「次。最近の若いモンをどう思いますか(笑)」(爆笑)
M 「最近の若いもんですか?よく言ってるんですけど、選択肢が個性だと思ってし
   まうところがあるんで、そうすると大人になったら苦労するんで最初から自分
   の頭で考えて欲しいね」
H 「最近、”アタシって変わってるしぃ〜”って自分で言うなよ!全然変わってね
   えよ」
M 「”かなり 変わってるしぃ〜”(笑)」
H 「変わってる人、あんまりそんなこと言わないよ」
M 「でも、前みたいに変わっているモノが潰されるんじゃなくて、変わっているモ
   ノが面白いってドンドン先に出ていける時代を利用してアイデンティティーも
   って出ていけばイイ訳。そうやって頭良くなって欲しい」
H 「ああ、なるほど、… だそうです。え〜、ファンクラブ設立の動機について」
M 「やらせてくださいって人が1人いて、それですごく熱心に来たもので、それで
   ”いいですよ”ってことで作ったんですよ」
H 「美奈子さん、その会報でいいものかぶって…」
M 「今度、トナカイのカチューシャかぶって(笑)」
H 「着ぐるみかと思ってたんですけど、そこまでは」
M 「段階を追わないと。 ボク、一番着たいのが肉襦袢なの」(爆笑)
H 「え〜、お相撲さんの?ドリフとかがやってる?」(笑)
M 「そうそう、あれ面白いじゃないですか。あれで運動会で…」
H 「フンドシとオッパイつけて」
M 「そうそう。それで、カツラかぶって今度ライブやりたいって言ったら(笑)”
   それだけはやめてくれ”って (笑)」
H 「いいっすねえ みんなビックリしちゃう。さてさて次の質問。もし、明日突然
   声が出なくなったらどうしますか?って」
M 「他のことできるから、歌はなくてすむってことあります」
H 「ず〜と、歌えなくなっちゃうかもしれませんけど?」
M 「それでもいい」
H 「今、歌が歌えちゃうから歌ってるってことですか?」
M 「あるかもしれない(笑)。そんなことはないですけど、音楽って歌うことばか
   りじゃなく、すごくいろんなことあるでしょう?そのそれぞれすべてに責任も
   ってやっていきたいと思っているので、その中の1つ、声はすごく大切ですけ
   ど、もしなくなったとしたら、声を出さなくていい音楽の枠の中の事がまた、
   やれるから、いいよ」
H 「もちろん、裏方として美奈子さんの仕事ってたくさんある訳で、そこらへんも
   当然できる、ってことですね」
H 「さて、出ました!この質問。達郎さんのプロデュースしてくれませんか?(笑
   )そうすれば、たくさんリリースできるのに、だって」(一同笑い)
M 「このプロデューサーはきっちり予算と期日を守りますからねえ(笑)」
H 「やってくださいよ、1回」
M 「山下くん絡みの質問多いね」
H 「たぶんね、達郎さんを仕切れるのはこの世で美奈子さんしかいない と(笑、
   拍手)あれを野放しにしておいちゃいけない!という声なんでしょうねえ。な
   んとかするでしょうけど、レコード会社の取締役なんだし、あの人」
M 「レコード会社の役員って感じになってきちゃったもんね」
H 「でも、”オレやめる!”とか言ってましたよ、オレ、アーティストになるって
   」
M 「じゃあ いままでアーティストじゃなかったんだ!(爆笑)そうかあ(思い出
   し笑い)…」
H 「え〜と、あと1枚CD出すと、当分出ないのでは?という心配の噂があります
   が?真相はいかがでしょう」
M 「あと1枚契約が残ってるんですけど、その先はどうでしょうね?今のところ、
   契約の内容は1年毎に更新されることになっているんですが、MCAビクター
   の方、今日来てるんで、お願いしてください」
H 「みんなが熱く支持してくれればってことで。美奈子さん、一時の契約がなくな
   ったって音楽はできるんだって主張は、その通りだと思うし、自分でやらなき
   ゃならないことが増えて、大変だとは思いますけど、自分に素直な音楽活動は
   できると思いますけど」
M 「重複して適当にやれないんで、人のと自分のを一緒にやるのってすごく難しい
   んですよ」
H 「最近、読んだもので気に入ったもの教えてくださいって質問」
M 「実は、けっこう目が悪いんです。乱視で、右と左とで視力の度合いが違って、
   タテ書きの文章を読んでると、同じ行が手前の行を読んじゃうんです。本読ん
   でる時、メガネ取っているんで。最近、老眼が出てきちゃってるんですよ」
H 「ヤバイですねえ」
M 「読書がピントが合わなくなってきちゃった」
H 「もう、本なんてこの世にないと思っちゃえば?」
M 「そうですねえ(笑)もう全部読み切るだけの忍耐力がなくなっちゃって…」
H 「それから、次。声のために日頃、気をつけていることはありますか?」
M 「ぜ〜んぜんありません」(笑)
H 「全然ないの?」
M 「うん、リハーサル中に、ジャージャーメン食べたりしてる。」
H 「辛口の?平気なの?」
M 「ジャージャーメン食べ終わった後、”失敗したな”と思うけど頼む時は忘れて
   る。全然やってないんです。だから、イベントがないと声を出さない。レコー
   ディングとコンサートの時」
H 「普段は急に歌うことないですか」
M 「ないですよ、そんな」
H 「おかしい人みたいですもんね。あとカラオケとかは?」
M 「カラオケは2回やった」
H 「行ったことあるの?」
M 「1回は、西城秀樹に連れていかれてねえ(笑)」
H 「かつてのレーベルメイト(RCA)として?」
M 「彼のアルバムの曲を作って、何年か後なんですが、新宿でモノマネのショウも
   あって。でもああいう人たちって自分の持ち歌を歌うんですよね!」
H 「カラオケで?」
M 「そう!」
H 「すごいねえ」
M 「ここまでやらなきゃ、ならないんだって」
H 「美奈子さん、何歌ったんですか?」
M 「ボクは”津軽海峡冬景色”を」
H 「聴いてみたいねえ(笑)」(拍手、笑い)
M 「シーンとして、シャレになんなかった」
H 「みんな聞き込んじゃって。もう1回の時は?」
M 「チャネリングの人がいたんですけど(笑)その人の誕生日に」
H 「まわりにまともな人、いないの??(笑)」
M 「パーティーがあってそこで何か歌えって。知ってる歌がなくて”明日に架ける
   橋”をカラオケで歌いました」
H 「ああ、まあいちおう持ち歌みたいなものですからねえ」
M 「その2回だけ」




     〜 以下 次回 〜

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