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〜The Professional Nikon〜
Nikon F2 Photomic AS (1987.6〜)

F2+50mmF1.4S

Ai Nikkor 50mm F1.4S装着。やはり,これがベストバランスかも。


 日本光学(現潟jコン)が世に送り出した一眼レフの名機です。初代のFの陰でやや地味な印象を受けた機種ですが,Fシリーズ最後のメカニカルシャッター機であり,1980年の生産中止から現在に至るまで愛用している人が多いです。最近はデジカメに代表される電子制御カメラばかりが脚光を浴びていますが,「シュパッ!」と切れるメカニカルシャッターの音と手応えは,正に「
カ・イ・カ・ン…!(昔の薬師丸ひろ子調でお読み下さい)」そのもの。その後のNikonのどの機種よりも心地よいフィーリングと言ってもいいと思います。
 

35-105mm


Ai Zoom Nikkor 35-105mm F3.5-4.5S装着。やや貧相ですね。
 


 レンズをつけると軽く1kgを超えてしまう重量もまた,このカメラの魅力の一つです。重いので撮影の際は自然に脇が締まります。結果的に手ブレの減少に貢献しているのかも知れません。

 私の元に嫁いできて早23年。最近はデジカメの便利さに押され,活躍の場面が減ってきていますが,これからも大切にしていこうと思っています。


F2専用Speed Light SB-7

SB−7装着!


 F2専用スピードライト“SB−7”を入手しました!! 機能的には決して優れたものとは言えませんが,赤目防止のため光軸からオフセットされた発光部が何とも言えず格好いいと思いませんか?
 GNは25ってことで決して大光量ではありませんが,なかなか使い勝手がいいモノです。やっぱり専用品はいい!


Moter Drive MD−2+MB−1


 F2を購入してから18年目にして,遂にMD−2をゲットしました。以前使っていたFM2用のMD−12以来のモードラです。単三乾電池8本で駆動(当時はニッカド電池も売られていたが…)します。連写速度は4コマ/秒程度でしょうか。ミラーアップするとさらに速くなる模様です。ただ,36枚撮りフィルムを9秒で取り終えちゃうんですね。気をつけなくっちゃ。
 それにしても重いです。70年代,これに加えてグリップ型のスピードライトSB−5をつけて現場に駆けつけていたカメラマンって…体力勝負だったんだなあ。私にはとても無理です(笑)


 

初めてのデジタル一眼 Nikon D200
初号機 2008.3〜2011.6
弐号機 2019.9〜
2023.5


 2008年3月末,とうとうデジイチに手を出してしまいました。チョイスしたのはNikon D200です。初めてのデジイチとしてならD40辺りの方がよかったのかも知れませんが,既存のMFニッコールレンズを十分に活用するためには,D三桁シリーズである必要がありました。
 それにしても,1970年代のカメラと2006年発売のカメラでレンズが共用できるってすごいことですよね。さすがNikon! まだ娘の写真を撮り始めたばかりなのですが,一眼レフ特有の動作(ミラーの上下動とシャッター幕の走行感)がたまらなく嬉しいです。レンズについても,これまで使っていたコンデジのそれとの違いは明らか。ちょっと高かったけど買ってよかったです。

Carl Zeiss T* Planar 50mm F1.4」
 装着されているレンズは,カールツァイスのプラナー。長野県中野市のコシナカメラがライセンス生産しているものです。同スペックのニッコールレンズを持っているのに敢えて購入しました。開放で使うとピント合わせが難しく,周辺部で若干像が乱れますが,F2まで絞るとほとんど気にならない状態になります。背景のボケが非常に柔らかく,D200に装着した際はポートレートレンズとして活躍しそうです。


マルチパワーバッテリーパック MB-D200


 私にとって,十分以上の性能を誇るD200ですが,唯一気になっていたのがバッテリー消費の早いこと。撮影後に画像の確認をしたり,フラッシュの使用頻度が少し高かったりすると,実に速やかに(?)バッテリーゲージが減っていきます。充電池は完全に使い切ってから充電した方がいいと聞きますが,正直バッテリー切れが怖くて,早め早めに充電せざるを得ませんでした。

 そこで購入したのが,この「MB-D200」です。専用バッテリーを2本収容でき,減っている方から消費していくのだとか。また,縦位置用のシャッターボタンも装備しているのがうれしいです。緊急時に単三乾電池駆動が出来るのもありがたいです。
 反面,気に入らないところとしては,ボディと質感が全く異なること。縦位置用グリップを握っていると非常に脆い感じがします。また,上に載っているボディが重い分,重心が高くなって安定が悪いのも欠点と言えましょう。

その他のアクセサリー


「Speedlight SB-16B(左)」
 16年ほど前に購入したニコン純正スピードライトSB-16Bです。これは下部コントロールユニットを交換することで,NikonF3と一般的なホットシュー装備タイプのカメラ(FE2,FA等)の双方に対応するようになっています。当時としてはかなり高機能を誇った機種です。
 しかし,F2と組み合わせる際はガンカプラーAS-1を併用しなければならず,しかもレディライトすら点灯しません。
てて加えてD200との組み合わせでは,TTL自動調光は使えませんし,当然のことながらAF補助光もありません。でも…上下左右へのバウンスが利きますし,補助発光部があるため,バウンス時にキャッチライトを入れることも出来ます。何より格好いいじゃないですか。ただ,重たいので出番は多くありません。F2にはSB-7があるし,D200と併せてSB-400も買っちゃったしね。でも,大光量が必要になる時のためにキープしてあるのです。

【SB-16B諸元】
o GN:最大42(ズームヘッド85mm,ISO100の場合)
o 調光:TTL自動調光,外部自動調光,M,MD(連写)
o バウンス:上方90°左右時計方向90°反時計方向180°

「接眼部丸型変換(右:上下)」
 D200の接眼部は純正状態では角型です。これまで私が使ってきたNikonの一眼レフ(FM2,F2,EM:購入順)で角型だったのは最廉価版のEMのみでした。何となく,角形接眼部っていうだけでチープなイメージを受けてしまうのです。そこで,ニコンのアイピースアダプタや接眼目当てゴム,FM2用アイピースを組み合わせて丸型っぽくしてみました。視野がケラレることもなく ,見た目もグッと格好よくなりました。ええ,分かっていますとも。機能的にはなんの変化もありません。単なる自己満足です。


「Speedlight SB-400」

 D200と一緒に購入した小型スピードライトです。最近のニコン製デジタル一眼レフと非常に融和性が高い機種のようで,背面にあるのは電源スイッチとレディライトのみです。GN21と決して大光量ではない(…内蔵スピードライトに毛が生えた程度)ですが,発光位置が高くなることや,上方向だけではありますがバウンスが出来るというのは大きなメリットだと思います。何よりも軽いってのが最高。

【SB-400諸元】
o GN:21(ISO100) o 調光:i-TTL調光 o バウンス:上方向90°

 

「HAKUBA 液晶シェード DMH-ND200」

 すっかりデジイチの魅力に取り付かれた私ですが,銀塩カメラで撮影した後の「どんな仕上がりかな?」という高揚感を味わいたくなることもあります。とは言え,枚数を気にせずに撮影に没頭できること,仕上がった写真を簡単にレタッチできることを考えると,デジカメメインの生活を改めることは困難。それなら,デジカメを銀塩カメラっぽく演出しようということで購入したのがこのシェード。背面の液晶モニタを完全に隠すことができるため,パッと見は銀塩カメラ風〜♪

 ついでに,接眼部にNikonF3用のアイピースを装着。FM2用アイピースよりも一回り大きいので,目当てゴムがなくても貧相な感じはしませんね。実用面はともかく,なかなかいい雰囲気です。


フルサイズデジタル一眼 初号機 Nikon D700
2011.6〜

念願のフルサイズデジイチD700!


 D200と出会って丸三年が経過し,遂に禁断の領域(フルサイズデジイチ)に踏み込んでしまいました。D200は私にとっては過ぎた機種でしたが,銀塩カメラ時代のレンズを使う際,焦点距離が1.5Xになるのがどうにも我慢ができなくなったんです。
 


 D200では使いにくかった標準ズーム35-105mmも,D700に装着すれば本来の画角で使うことができます。決して使い勝手がよくはありませんが,不便を楽しむというのも面白いものです…多分。
 
 D700も発売から三年が経とうとしていますし,後継機種についての噂もず〜っと囁かれ続けていますが,D200から乗り換えるのだから不満などあろうはずがありません。高感度特性を生かして,星の日周運動の写真など,D200ではうまく撮れなかった写真を撮っていこうと思います。


禁断の互換バッテリーグリップ BP-D10

D700とBP-D10 レンズは35mmF1.4s


 11月,ニコンからD700ディスコンのニュースが入りました。分かっていたことではあるのですが,ちょっと残念ですね。まあ,旧製品になったからといって使えなくなるわけではないのですが,専用バッテリーの形状が改正電気製品安全法に抵触するため,ゆくゆくは販売できなくなるってのは問題です。

 そんなわけで買ってしまったのが写真のバッテリーグリップ。本来は純正品を買うべきところですが,純正品は品薄&価格高騰。どうせ使用頻度も高くないだろうってことで…互換品に手を出しました。

 見た感じは割と本物っぽいですよね。互換品の中にはラバーが貼ってなくて,指の形に凹凸が付いたものもあるんですが,そういうおもちゃっぽさがないのが救いです。


※商品名:「Aputure BP-D10」
 入手先:ヤフオク 購入価格:6,848円(送料,手数料,保険込)

 

 左の写真のように,単三電池ホルダー,EN-EL3eホルダー,そしてバッテリーカバーBL-3の代替品も付いています。心配していた動作不良もなく, 右写真のようにきちんとBPマークが点灯しました。
 
 今のところ,全てのボタン,スイッチ類が正常に作動しています。ただ,まだ単三電池を入れていないので,8コマ/秒の連写ができるかどうかは分かりません。 (2012年1月検証) もっとも,このグリップは将来的に専用バッテリーが入手できなくなったときの保険として購入したので,あんまり拘るつもりはありません。激しい動きモノを撮る機会も多くないですしね。

※互換バッテリーグリップ使用を推奨しているわけではありません。
お金がある人は純正を選ぶのが無難。購入は自己責任で!



フルサイズデジタル一眼 弐号機 Nikon Df
2018.12〜

Nikon Df


 D700を使い始めて7年半…。2台目のフルサイズデジイチに手を出してしまった。その名もNikon Df。往年の銀塩カメラFM2風のデザインのカメラである。直立フォントのメーカーロゴが格好良い! 今はどうだか分からないが、発売時点ではフルサイズ一眼レフ最軽量モデルだったようだ。
 

with 50mmF1.2s


 カメラ小僧だった頃、ずっと憧れていた「50mmF1.2s」を装着したところ。前玉の大きさと、手にしたときのずっしりとした重さが気分を盛り上げてくれる。それにしても、MFニッコールが実によく似合うカメラである。
 





初のミラーレス一眼 Nikon Z fc
2022.10〜

Z fc


 気がつけば時代はミラーレス全盛。我が敬愛するニコンも、今や黒歴史扱いの「Nikon 1」を経て、Zシリーズなるカメラをラインナップし始めた。しかし、大きすぎるマウント径が災いしてか、デザインがイマイチ。高価格であることに加え、ひょっとこなどと揶揄されていたため手を出す気にはなれなかった。そんな中デビューしたのがこのZ fcだ。Df同様のFM2風デザイン、直立フォントのNikonロゴ、APS-Cフォーマット故に実現できた銀塩カメラ然としたサイズ感。1年ほど物欲に抗ってみたが、所詮抗いきれるものではなかった。

 装着しているレンズは28mmf/2.8SE。オールドニッコール風に仕上げられたキットレンズ。前玉の小ささがちょっとアレだが、かなりFM2時代の雰囲気に寄せてきている感じ。

FTZ

 Zマウントという新しい規格のため、当然Fマウントレンズをそのまま付けることは出来ない。上の写真はFTZという純正アダプターを介してプラナーを装着した様子である。このプラナー、タンポポチップで疑似CPUレンズとなっているため、フォーカスエイドやプログラムAEなども使用できる。

 レンズとカメラは似合っているのだが、FTZが全体の雰囲気を台無しにしているのは事実だ。しかし、Zマウントのレンズは「高い」「でかい」「Z fcに似合わない」と三拍子揃っているんだよなあ…。当分の間はFマウントのレンズで凌いでいくことになるだろう。