SONY VAIO PCG-U101購入話

・２００３年３月１２日

• VAIO U101
  　今日はPentium MとCentrinoの発表日。実は最近あまりCentrinoには興味がわいていなかった。その低消費電力や高性能さには注目できるのだが、結局のところまずは普通のノートPC（今までPen3-Mで出ていた程度の）しか出なそうだったからである。その理由はIntelのCPUラインナップにあり、1.6G〜1.3ＧHzとさほど性能差がない通常版と、1.1G、900MHzというちょっと低めのクロックの低電圧版しかなかったからだ。
  　ところがSONYはなんとVAIO-UでこのCPU（Baniasコア）を採用、しかも600MHz固定で2次キャッシュ半減というもので出してきたのだ。600MHzというのはPenitum-Mの最低動作クロックである。ちなみにCPUはCeleron Aと呼ばれてるし、CPUが違うのでCentrinoでもない。当然Pentium-MロゴもCentrinoロゴも入らない。（IntelInsideCeleronくらいは付くのだろうが。）
  
  　実はここ半年ほど、VAIO-Uが欲しかったのだが、Crusoe CPU(というよりはTM5800)であることと、USB2.0サポートでないことが気に入らなかったので手を出さなかった。それはU3になっても当然改善されず、Interlink(こっちはPentium3-M)の方がいいかなぁなんて考えているうちに、うやむやになっていたところだった。
  　そこにこのU101の登場。当然SonyStyleに即購入エントリーした。もちろん気になる点もあるわけで、ツートンのカラーとか（色違いのバッテリを出して欲しい．．．）、4wayマルチコントローラーの回りの円形とか、白くて目立つVAIOロゴとか（デザインはU3の方がよかった）、802.11bにしか対応していない点とか、600MHzとクロックが結構低いとか、メモリースティックPROはどうしたとか、まあ気にしだすといつまでたっても買えないわけで。買うタイミングとしては「初代が出てすぐ買う」か「十分改善されたところで買う」かのどちらかになり、このVAIO Uの場合の終わりとしては802.11b/g/a対応、Dothan搭載の1GHz近く、bluetooth搭載、PCカードスロット位置改善といったものだろうが、そういうものはおそらく１年くらいたたないと出てこないだろう。ちなみにU3とよーく比べてみると、1600*1200のときに1600万色から65536色に減っていたり、メモリスロットが1つしかなかったり、キーピッチが14mm→13mmに小さくなっていたり、4mmほど厚くなっていたり、全体にわずかながら大柄になっていたりするのだ。
  　私の場合は気になっていた２点（くるーそーとUSB1.1）が改善されたというだけで買いなのであった。３ヵ月後には802.11a対応、半年後には11g、9ヵ月後にはDothan搭載、あるいは途中でTM8000シリーズ開始になるんだろうけど、無線LANに関してはMiniPCIのカードになっているわけで、うまくすると交換するだけで11aや11gに変更できたりしないのだろうか．．．いやそれよりもどうせCentrinoでないんならば、はじめから11a/11b両対応でもよかったのではなかろうか。
  

・２００３年４月１５日

• 875P
  （途中まで略）
  　というわけで私は875Pマザーを買おうとしている。ちょっと前まではVAIO U101を買おうと思っていたのだが、発表から一月以上待たされ、入手するにはもっと時間がかかりそうなことと、それ以上にソニーファイナンスの非常にのんびりした対応（クレジット会社としては当然かもしれない）に嫌気がさしたからだ。未だにカードは届いていない。発表の頃に注文可能だったり、出荷可能になった頃に発表してすぐに注文可能だったりしたら、勢いよく注文していたに違いないのだが。なまじ時間があったので3%安くなるというMySonyCardを作ろうなどと思ったのが間違いだったのかもしれない。今回買わないことにしたので、次のチャンスはDothanかTM8000になったときだろう。
  

・２００３年４月２１日

• VAIO U101発注
  　もうVAIO U101は買わない！と言って数日。それを見透かしたかのように先週の金曜日に値段が発表されて予約は月曜日（すなわち今日）から開始となった。それでも私の気は変わらずにいた。だが、土曜日にたまたま電気屋に行き、先代のVAIO U3が安く売っているのを見て、「やっぱVAIO Uは小さいなぁ」と感心し、突然むくむくと買う気が起きてしまった。「VAIOもPen4もCantarwoodもみんな買えばいいじゃん」なんて考えて。困ったもんだ。
  　というわけで予約初日である今日、早速予約してしまった。普通のVAIO U101。メモリ256MでWindowsXP HomeEditionのやつ、追加としてキャリングポーチとディスプレイアダプターも予約した。始めはメモリ512Mモデルがいいかとか思ったが、私にとっての利点はメモリが増えることのみであり、メモリは1万強で売っているので差額の２万はもったいない。そしてバッテリー(L)も買おうと思っていたのだが、3.5万もするのを見て躊躇してしまった。２万台だと思っていた。必要そうだったら時期を見て店頭で購入することにした。メモリはともかくバッテリーは待ってても安くはならないのだが。
  　無線LANを使うためにアクセスポイントも欲しいので検討し、機能が充実しているようなI/OデータのWN-B11/LANを購入予定。当然512Mメモリも。しかしディスプレイアダプターと無線LANアクセスポイントが同じくらいの値段してていいのだろうか。
  
  　一方Pen4（私にとっては875Pの方が重要だが）は見送ることにした。知人の「今の環境と大差ないじゃん」「別に購入しても何も目新しいものがない」（そんなことはないと思うが．．．こんなに変更されるのはあまりないのでは？）と説得されてしまった。まあちょっと（１．５倍くらい？）速くなって、ちょっと機能が増えた（S-ATA、1394、GbEとか）くらいで今とあまり変わりないと言えなくはないし。
  　というわけで今のnForce2+Athlon1700+の環境は当分使うことになりそうだ。このままI/Oデバイスなどを追加しつつ徐々にパワーアップをはかっていくことになるだろう。次回は１年後くらいにPrescottかAthlon64かといった感じだろうか。

・２００３年４月２７日

• 無線LAN Corega WLAP-54GT
  　VAIO U関連。予約を入れたときには確かに5/3発売予定といっていた。予約だけした状態だったのだが、先日料金を振り込んだ。そしてSONY STYLEを確認してみると、なんと発送予定が5/10になっていた。振り込むのが遅すぎたか．．．そりゃぁ月曜日に注文しながら金曜日に振り込んでいちゃぁねぇなんて思っていたら、実際に発売が5/10に延期されていたのだった。
  
  　それとはあまり関係なく、無線LANのアクセスポイントが欲しかった。802.11bで安いものを探していて、I/OデータのWN-B11/LANを考えていた。実売で7500円ほどだ。本当は実売で5000円しないような安いやつでいいのだが、今のところそこまで安くはなっていないようだ。
  　で実際に店頭を見てみると、802.11g(54Mbps)のCoregaのWLAP-54GTが意外に安く、11000円程で売っていた。この位の差ならば802.11g対応の方が後で使えるかなぁと判断して、WLAP-54GT(PCカードなし)を購入してみた。メルコとかLinksysとかI/Oデータとかも出しているのだが、I/Oデータのはまだ売っていなかった。前２社のはデザイン的に×で、検討もしなかった。Coregaは無線LAN専用筐体なのがいい。
  　本来なら802.11aにするか802.11gにするかとか、BroadcomにするかIntersilにするかアセロスにするかとか悩んだりするのかもしれないが、私はただ単純に「安かった」というだけで11g（しかもドラフト状態）にしてしまった。まあ11aのほうが素性がよさそうではあるがまだ値段が高い。5G帯は、11aよりも更に速いもの（100Mbps越えとか）が出てきたときに日の目を見るのではないのだろうか。
  
  　今のところ接続相手はないのだが、一応ルーターに接続して設定ページくらいは見てみようと思った。だが、アクセスポイントの設定アドレス(デフォルトの192.168.1.230)にアクセスしてもつながらない。PINGも届かない。いろいろ考えた末、ルーターのVLAN機能で分断されているからでは？という結論に達して、BA8000PROのVLANグループをLAN1とLAN2を同じグループにしてみたらつながった。とはいえ結局はVAIO Uが来るまではなにも使えない状態である。
  　このアクセスポイントの難点を言えばLEDが正面から見づらいことであるが、そもそもLEDなんか普段は見る必要はないわけでそれでもOKである。
  
  
• パソリ
  　ソニーファイナンスからようやくパソリを送ってきた。（当初は）3月末までに申し込めばパソリ（1000円相当）をもらえたのだ。申し込んだのは3/30頃だったのでぎりぎりかと思っていたが、この期限はいつの間にか9/30にまで伸ばされていた。
  　それはともかく既にVAIOは注文しちゃったし、当然3%引きにはならなかったし、未だにカードは来てないし、どうも3/31までのポイントサービスキャンペーンには間に合わなかったようだし、この件に関する心象は最悪である。
  

・２００３年４月２８日

• Bluetoothと無線LAN(2.4GHz帯)の干渉
  　私は今Bluetoothマウスを使っているし、いずれは802.11bまたは802.11gの2.4GHz帯の無線LANを使うつもりでいる。すると気になるのがBluetoothと無線LANとの干渉である。そこでちょっと調べてみた。
  
  　まずこの２者の使い分けは明らかで、それぞれがシェアを食い合う感じではない（今はBluetoothデバイスはほとんどないのだが）。選択のポイントとしては速度と、使用電力量・実装サイズ・プログラム（ROM）サイズ・価格とのトレードオフとなる。PC間の接続の時には無線LANを避ける理由は考えられないが、PDAや携帯電話、マウスやジョイスティック、ヘッドホンなど、かつてシリアルやUSB1.1などを使っていたような領域ではBluetoothが入り込む可能性は十分にあるだろう。
  
  　そして本題の電波の干渉について。実は私は無線LANのチャンネルを選べば干渉なんかしないものだと思っていた。しかし実際にはそうではない。
  
  　BluetoothはFH（周波数ホッピング）方式を採用していて、ある程度の周波数帯域（2.402GHz〜2.480GHz）を1MHzごとに79に分けて、使用する周波数を高速に変更（1600ホップ/秒）するようになっている。
  　一方802.11bでは2.412GHzから2.484GHzの5MHzおきを中心周波数とした14のチャンネルに分け、それぞれのチャンネルは20MHzほどの帯域をDS（直接拡散）によって占有して使うようになっている。（だから無線LANでは隣接するアクセスポイントは4チャンネル以上離せと言われる）
  
  　従って両方が通信中は20/79位の確率でぶつかる可能性がある。802.11bではCSMA/CDを使っているので、先にBluetoothで使われているのがわかると送信が一瞬遅らされる。逆に先に802.11bで使用中にBluetoothが割り込むと、802.11b側ではデータは破棄されて再送となり、Bluetooth側ではそのタイムスロットのデータが失われることになる。通信できないという事態には陥らないが、速度が多少遅くなったり、Bluetoothのデータの一部が欠けたりとった影響が出るはずであり、これは避けることができない。
  
  　ところでこれらの使用周波数をよく見ると、802.11bで第14チャンネルを使うと、Bluetoothの使う帯域とぶつかる部分が少ないのでわずかながら干渉を減らせそうである。しかし日本では第14チャンネルを使えるものの、海外では1〜13チャンネルや1〜11チャンネルしか使えない国が多く、無線LANアクセスポイントでも第14チャンネルを使えないものがよくある。（私が買ったCoregaのものもそうである）
  
  　ちなみに日本でISM（Industry,Science,Medical）バンドとして使える周波数帯域は2.400GHz〜2.4835GHzであり、更に小電力データ通信用として2.471GHz〜2.497GHzまで使えるようになっている。また802.11gでは802.11bのDS-SS方式に代わってOFDM方式（直交周波数分割多重方式）を使って高速化されている。
  

・２００３年５月７日

• eLIO到着
  　SONYファイナンスが発行するクレジットカード。このカード決済だと3%割引になるというので、VAIOの購入エントリーをしたとき(3/12)に一緒に申し込んでいたのだ。だが手続きは遅々として進まず、結局は間に合わずにVAIOは銀行振り込み決済として注文した。
  
  　私はGWには帰省していたのだが休み明け5/5に戻ってくると、郵便局から「5/2まで預かる荷物があるがまだ取りに来ていない。期限を過ぎたら送り主に返送する。」という葉書が来ていた。そんな連絡あったっけと探してみると、なんと4/27のパソリが届いたその日に郵便局からのお知らせも一緒に届いていたのであった。すっかりそれはヤマト便からの連絡だと思い込んでいて、パソリを受け取って安心してしまっていた。
  　郵便局に行っても物は送り返されていた後だったのでカードはどうなるのかなぁと思っていたら、今日ヤマト便から不在通知が届いていた。平日には受け取れないので、VAIO U受け取りと同じ5/10を指定した。
  　届いてみるとやはりクレジットカードだった。もちろん郵便局の受け取り拒否されたという返送メモ付き。どうやらソニーファイナンスは郵便局をあきらめてヤマト便で送ってくれたもよう。
  　このeLIOカードをパソリにセットして、SONY STYLEにいくとその場でクレジット決済が可能．．．という代物。元々VAIO Uの決済のために入ったようなものなので、パソリもeLIOも今となっては無用のものとなってしまった。既に押入れ行きとなっている。
  

・２００３年５月１０日

• VAIO PCG-U101本体到着
  　予定通りに本日到着。初期の起動などは問題なく進み、無事にデスクトップを拝めた。あまり速さは感じないのだが、決して遅いわけでもない。小さいのは確かだが、モバイルグリップスタイルで使い続けるにはちょっと重いかも。キーピッチが狭いのでブラインドタッチは（私には）不能だし机に置いていてはポインタも使いにくい。まあ小さいことを主目的に買っているので、その辺は私にはあまり問題ではない。
  
  　次に既にWebに上がっている修正情報をダウンロードしようと思い、無線LAN設定を行う。のだが、どうしてもつながってくれない。アクセスポイントは見つけてくれるものの、「使用不可」とのつれない返事ばかり。既に入れていたアクセスポイントの設定をあれこれいじり、最後に設定をリセットして全て筒抜け状態で試したところようやく接続できた。だいたいこのアクセスポイント（Corega WLAP-54GT）の設定は、いくら設定しても次の表示時には表示がリセットされていたりする。たとえWEP設定をしても、再起動後にはチェックが外れている。なんかおかしいのではないだろうか。ただ今はなぜかちゃんと表示されていたりする。
  　接続できたのでMACアドレス制限とか接続端末数とかWEP設定とかを入れた。最終的にはブリアンブルタイプをShortにしていたのがつながらなかった原因だったのではないか．．．という感じである。
  
  　その後Updateパッチを適用したり、WindowsUpdateをやって何もなかったり、デスクトップマシンとファイル共有したり、リモートデスクトップ接続したり、必要なプログラムをちょろっとインストールしたり、au携帯電話でプロバイダ接続したり、マイドキュメントをDドライブに移したり、デフラグしたり、BootVisしたり．．．でほぼ終了。
  
  　使ってみた結果、バッテリーSでは使い続けると持続時間は2.5時間〜3時間くらい。バッテリーの裏は熱くはならないが、充電しているときには熱を持つ。静かな部屋で使っているとファンの音がちょっと耳につくが、この回転量はなぜか調整可能（SpeedStepのないこのCPUで、排出されない熱はどうなるのだろう）。デフォルトではAC時には最大風量、バッテリー時には並となっている。当然起動直後の冷えているときにはファンは回らない。
  　Pentium-Mデータシートによれば、オンダイサーマルセンサーが過熱を検出すると、クロック・動作電圧を自動的に落とすようである。このときのクロック・電圧はMSRで指定できる．．．のような説明がある。この説明はEnhanced Speed Stepの中にある。CeleronAではSpeedStepはなくしてあるというが、この機能は生きているようである。ファン回転数を最低にしていたところ、マイコンピュータのプロパティに出てくるクロックが220MHzに落とされ、ベンチマーク（HDベンチのCPU,メモリ、スーパーπなど）も軒並み1/3近くに落ちていたことがあった。おそらくこれが効いたのではないかと思う。しばらく使っていてもクロックは元には戻らなかった。使っていても「ものすごく遅い」状態であった。少なくともファンの回転数を最低に落としていてはまずそうである。（クロックが落ちることで、バッテリーの持ちがよくなるのかも知れないが。）
  
  　最後にベンチマークを少し走らせてみたのでその結果。これはAC電源での結果。
  スーパーπ
  　　　　　　　　　　3:43
  HDD3.40b6
        CPU  　Int   27371
                  Float 27794
        MEM   Read 23548
  　              Write 24004
                  R/W  44516
        HDD    Read 15192
                  Write 15375
                  RR    5809
                  RW    5275
  FinalReality
  　　　　　　 all 7.73
  　　　　　　2d 10.20
  　　　　　　3d 4.87
  　　　　　　bus 13.28
  3D2000.11
  　　　　　　　　　2289
  3D2001SE
  　　　　　　　　　1373
  FFXI
  　　　　　　　　　1074
  
  　それにしてもベンチマークはあまりふるわない。体感速度としても上記の通り。今までノートPCを使ったことがないのでこれでもいいほうなのかどうか判断できないが、私の感覚としては「使えるが速くない」といったところ。３Ｄ周りはPen3 866に815にTNT2を使っていた時（デスクトップ）のほうがなんとなく快適だったような気がする。テキストスクロールとかウインドウ移動とかは快適に動いているので、通常のWindows操作にはストレスはあまり感じない。まあこのサイズでこの速度ということで、さほど問題ではないのだが。（しかしこれより遅いと評判のU1/U3とは．．．）
  　ところで上記の通り3D関連ベンチは皆ふるわない。FinalRealityはかなり速く動くのだが、その他のH/W T&L系のものはさっぱりである。3DMark2000.11は見かけはそんなにひどくはないがスコアは伸びず、3D2001SEはこまが落ち気味。FFXIに至っては始まってすぐにこま落ちが見えて明らかに遅い（あれではゲームにならない）し、3DMark03はDirectX9が必要といわれて起動できず。
  前の資料がないのではっきりとは言えないが、なんか815内蔵ビデオとあまり変わらない（もしかしたら逆に遅い）パフォーマンスの気がする．．．
  
  　今後H/W的にほとんど変化はないと思われるので、もしかしたらこのページの更新はこれで終わりという可能性ある。いつものようなデバイスマネージャ画面も今回はなしである。
  

・２００３年５月１１日

• 無線LANとBluetooth
  　前にちょっと書いた無線LANとBluetoothの干渉についての実践編。無線LANでファイル転送中にBluetoothマウスを使うと．．．マウスの動きがかなりぎこちなくなる。飛び飛びに動いたり、あらぬ方向に飛んでいったり。一方ファイル転送はあまり変わらない気がする。マウスごときのわずかな(?)データではそれほど影響はないということだろうか。
  　ちなみに無線LAN(802.11b)の速度は、同じ部屋の中で電波の状態が「非常に強い」状態では、タスクマネージャでほぼ50%をキープ（=約5Mbps）する。ちょっと離れてトイレの中に入ると電波状態が「中」になって30%〜40%くらい、壁ひとつ隔てた隣の部屋（10m近く離れている）では「強」で40%前後であった。

・２００３年５月１２日

• 一言コメント追加
  

  ドット欠け	うちのでは見当たらない。気づきたくないのでちゃんと調べていないだけかもしれないが。
  クリック音	左側のボタンはカチカチと結構音が大きい。右のポインタのタップでクリックになるのだが、私はどうも慣れない。特にダブルクリックが苦手。左クリックの下のほう（７時の位置）をクリックすると音がしない。
  ポインタドリフト	たまーにドリフトする。静電気が溜まっているからで、指を離しているとじきに収まるらしい。
  モバイルブックスタイル	確かに文書を見るにはいいのかもしれないが、重量バランスやポインタの場所やACアダプタの位置や液晶を横から見ることの見づらさなどで使い勝手が悪い。ジョグダイアルなどを活用した次回作に期待。
  サスペンド・休止状態	どちらでも移行も復帰もえらく早い。私はほとんど休止状態を使っている。バッテリでふたを閉めれば休止状態に、またバッテリ残量1%で勝手に休止状態になるように設定している。
  立ち上げ時間	デフラグしてBootVisしたことでかなり速くなったと思うのだが、最近起動していないので詳細不明。端的に言って「決して速くない。」
  Enterに手のひらが当たる	モバイルグリップスタイルでは右手の腹がEnterに触れ、意図せず押してしまうことがたまにある。
  右下Ctrl/Shift/Fn/Alt	この部分をカーソルにしたがる人がいるようだが、モバイルグリップスタイルでは右下にもこれらのキーがあるのはありがたい。Ctrl+Tab（ウインドウ切り替え）は右下Ctrl+左上Tabの方がよっぽど押しやすい。 　と思っていたのだが、結局は右手で支えて左手フリーで押すのがメインとなり、左手でCtrl+Wなどを押すようになってしまった。まあ右下カーソルの必要性は（私には）ない。
  RGB出力	RGBディスプレイアダプタ経由にはセカンダリ出力が出る。Fn+F7で液晶のみ−両方ミラー出力−RGB外部のみを切り替えられるが、画面のプロパティを使えばデュアルモニタにできる。残念ながらビデオオーバレイをセカンダリに出力（いわゆるシアターモード）にはならないようである。
  無線LAN接続不可	接続不可になることがまま発生するが、理由がはっきりしない。スイッチがオフなのか、電波が弱いのか、802.1Xで定期的に切れているのか、WEPキーが合わないのか。原因を明示して欲しい。
  USBと1394	後ろのUSBポートはカバーがないが脇にあるUSBと1394にはカバーがある。当然カバーがないほうが使い勝手がいい。
  キャリングポーチ	バッテリーL付きでも収まるというソフトケース。標準バッテリー時には隙間ができるので、その隙間にミニ光マウスにディスプレイアダプタに携帯接続ケーブルにLANケーブルにLANクロス変換アダプタなどを突っ込んでいる。背面にはマジックテープ付きポケットがあるのだが、マジックテープがきつくて物の出し入れは困難を極める。3.5インチフロッピーくらいならば何とか収めることができる。 ストラップ（あるいはショルダーベルト）は付いていない。別途購入予定。
  ミニポーチ	ACアダプタを入れられる。逆に入れると満杯で別のものは入れられない。そもそもアダプタを入れるのも結構大変。よくやる「アダプタの周りにケーブルをぐるぐる巻きにする」をやっちゃうと入らない。

・２００３年５月１８日

• メモリ増設
  　これを買うときに[WORKS]というモデルも２万円アップで注文できた。違いはメモリが512Mバイトになることと、WindowsがXP Professionalになること。私にとってはProfessionalはどうでもよかったし、メモリなんて今では1万5000円ほどで売ってるだろう．．．と思って通常のモデルにしていた。が、どうやらこいつは通常のSO-DIMMではなく、 もっと小さなMicroDIMMというものだった。カタログなどに出ていないのですっかり誤解していた。調べてみるとこのMicroDIMMでDDRというのはまだほとんど売っていない。SONY純正（4万する）の他はMelcoが256Mを2万くらいで売っているのみ。しばらくしたら512Mも売られるだろうし、今後はMicroDIMMを使うモデルも増えそうなので、時間が経てば安くなってきそうなのだが．．．512Mにしたい人には[WORKS]を勧めておく。ただ512Mモデルはあまり評判がよくないようである。（メモリーにエラーがあるんじゃなかろうか？）
  　私の場合は512Mにしたいのだが、結局は上記のことに加えて「それほど必要としていない（なくても何とかなる）」レベルなので当分は我慢することにした。どうしても欲しくなる場面は、Webページを大量に開いたとき（そのまま休止状態で保存して必要なときに復帰させて見る）位だし。ゲームをこれでやろうという向きには必須かも。

・２００３年５月１９日

• 液晶モニタ
  　最近は液晶モニタを見ることが非常に多くなった。会社PCでも家PCでも携帯電話も先日買ったVAIO Uでも。液晶は目に優しいなんてCMがかつてはあったのだが、私にはそうは思えない。高リフレッシュレートのCRTの方が目が疲れない気がする。液晶には必ずある格子縞がどうも気になってしまい、目がちらちらしてしまうのだ。最近の高密度な液晶（VAIO Uの7.1インチで1024*768とか）なんかでも気になり、当然ドットのでかいデスクトップの14型1024*768や携帯電話（2.2型160*120）なんかは言うまでもない。皆はこの辺気にならないのかねぇと思って探してみると、AVまにあな間では液晶プロジェクタの格子縞が問題にされているようだ。また階調の悪さ（色範囲の狭さ）も問題にされている。こういったまにあっくな人々はともかく、私はどうにも液晶の格子縞が気になって仕方ないのであった。この格子縞があるのでドットの区切りがはっきりして解像度が上がったように見えるのも確かなのだが。今後有機ELが流行ればこんな悩みもなくなるのだろうが、しばらくは無理そうである。
  
  
• 無線LAN
  　「使用不可」状態になることが多い。通知領域やマイネットワークでは「使用不可」なのに実際には使えていることも多い。通知領域の反応が悪いだけだと思うのだが、いつまで経っても「使用不可」のこともしばしば。休止状態から復帰時に多い気もする（私はほとんど休止状態しか使ってないが）。
  
  

・２００３年６月５日

• U101最近の評価
  　あまり書くことはないのですが．．．例によってポインタの頭がはげてツルツルになってしまいました。換え用の頭も２つ付属しているのですが､また２週間程ではげることは確実なのでツルツルのまま使ってます。ポインタが傾きに応じて移動速度が変わらない（あるいはストロークがほとんどない）ので、ポインタの移動速度にいらつくことがままあります。最高速にしてもあまり改善されません。よってポインタ移動が大きいときにキーボードで操作したくなることがよくあります。メニュー操作後にタスクバーでアプリケーションを選択するとか（スタートメニューを上に持ってくればいいのかも）。
  　左側の３つのボタンのうち真中はスクロール機能が働くボタンなのですが､特殊なアプリでコントロールしてるらしく､普通のセンターボタンとは異なる操作性を提供してくれています。これにより普通のホイールならばできる操作ができないことがしばしばあります。例えばズーム機能とか、タブブラウザのタブ切り替えとか、センターボタンを押してのウインドウ選択（普通はクリックされないがフォーカスは移ってくれる）とかができなくなっています。これだったらばジョグを付けてくれた方がよっぽどうれしかったんですが。
  　サムフレーズはやっぱり使っていません。まあ文章をガンガン入力しない人にはどうでもいい機能ではあります。逆にモバイルグリップで日本語文章を打つには適しているとも思います。
  　モバイルブックスタイル（縦画面）は面白いのですが、それだけです。液晶というデバイスの性格上､横から見るのには向いていません。目が疲れることおびただしいです。液晶が変わり､持ちやすく操作しやすくなれば、もうちょっと使えると思うのですが。
  　RGB出力がビデオ出力対応（しかもシアターモード）になればまた違った使い方も考えられそうです。無線LANはやっぱり802.11g対応になって欲しいです。できればminiPCIを交換して、現行機(U101)でも対応になって欲しいのですが。
  
  
• モバイルグリップ
  　結局寝転がって使うときには、右手で本体を保持しつつ親指はポインタに置いてポインタ移動とクリックとカーソルでのスクロールを､左手はフリーにしてCtrl-Tab、F2/F3、Ctrl-W、Alt-Tab、ESC、Fn(+カーソルのPageUp/Down)、右クリック辺りで使うようになっている。よくカーソルでメニュー選択後にクリックしてメニューがキャンセルされてしまった（本当はEnterを押す必要がある）り、Shift+カーソル移動（範囲選択）のつもりでクリック＋カーソル移動（何も起こらない）をしちゃったりというのは困りものだが。
  
  
• キーボード
  　小さすぎるしちゃちいと評判のキーボード。私はキータッチにはこだわらないのでちゃちいのはどうでもいいのだが、このサイズではタッチタイプはできない．．．と思っていたのだが、やってみると意外に打てるようになってきた。最初はデスクトップマシンの1/2位の速度でしか打てなかったのだが、今では２割り落ち位の速度に。しかし、これ以上はどうも無理っぽい。デスクトップマシンのように「考えずに打てる（あるいは考えどおりに打てる）」にはまだまだ遠い。ShiftやCtrlなどとのコンビネーションがかなり怪しい。カーソルキーが遠くにあるので、代わりにCtrl+Xとか打とうとするのはかなり無理がある。右Ctrlの出番かもしれない。ついでに得意の親指シフトもつらいので、今は使っていない。
  　まだ一度も使ったことのないサムフレーズなのだが、モバイルグリップでは使い込めば結構使えるという意見が見られる。そうかもしれないと思い、今後は使ってみることにした。ただ私はモバイルグリップで日本文を打つことはほとんどないのだが。せいぜいgoogleサーチで単語を入れるときくらいだろうか。
  
  

・２００３年１２月１１日

• 近況
  　うちのVAIO Uはコンスタントに使用中であり、充電回数も100回を超えました。バッテリーのへたりは4%と測定されています。
  
  
• MobileMeter
  　MobileMeterはノートPC用の諸情報表示プログラムです。クロックや温度、バッテリーの充放電、HDDの温度の状況をグラフ表示してくれます。ACPIで情報を得ているらしく、それなりにマシンが対応している必要があります。デスクトップマシンでも使えますが、CPU温度やバッテリー状況は表示されません。うちのデスクトップでもCPUクロックとHDD温度（２台分）しか出ず、CPU温度は常に22℃になっています。CPUクロックはなぜか2.00Gと2.03Gの間を変動しています。HDD温度は20℃くらいから40℃くらいまで変動しています。
  
  　これをVAIO Uに入れてみた。VAIO UではCPUクロックは600MHz固定だが、CPU温度やバッテリー状況の表示はきちんとされている。これによれば、40℃を超えるとファンが回りだすことや、CPU温度とHDD温度はほとんど同期して上下していることなどが見て取れる。
  　バッテリー状況によれば、バッテリーで使用時の消費は8W台をうろうろしている。この辺りがこのマシンの通常の消費電力らしい。液晶輝度をいじったり無線LANをオフにしてもこの数値はあまり変わらない。標準バッテリーは24.4Whなので、およそ3時間持つという状況と一致する。これをバッテリーL(63.3Wh)にすると7.5時間ということになる。そしてAC電源につなぐと充電状況を表示するようになり、13W辺りからだんだん減ってきて、徐々に充電量が減っていることが見て取れる。
  
  　とはいえわかるのはそれだけ。クロックが変動するマシンではまたいろいろと変化がありそうだし、他のマシンと比べたりしたら面白いのかも知れないが。
  
  　というわけでバッテリー状況を測定してみた。
  
  　まずは充電時。横軸の１メモリは３０分。75%充電までは12W位で一定だが、その後徐々に充電電力が落ちていっている。途中ACケーブルをいったん抜いてしまった（バッテリー駆動となった）ところで山ができている。充電時間は３時間。
  
  
  　続いてバッテリー駆動時。電源オンしてWindowsを起動している。通常の使用状況では8W前後をうろつくことになるが、画面の省電力モードをオンにして明るさを一番暗く（オフではない）してあったので、7W前後となっている。
  　45分あたりで一度休止状態にして立ち上げなおしたところで、ちょっと上がってから徐々に7W前後に戻っている。。
  　1時間45分辺りで一度スタンバイになって復旧してみたところ以後は6W付近に落ちた状態が続いた。なぜかスタンバイ復旧後は下がるのだ。特に無線LANオフ時。
  　最後はバッテリー5%位になったので止めている。通常は２時間あまりしか持たないのだが、このときにはおよそ3時間持った。
  

・２００４年３月１１日

• バッテリー(L)購入
  　あまりの値段の高さに敬遠していたのだが、結局は購入。ふつーに重くなってふつーにバッテリーの持ちがよくなった。今までも持って使うにはちょっと重かったので、ちょっと重くなったくらいでは使い勝手はあまり変わらない。逆にバッテリーが８時間くらい持つようになり、バッテリー切れを気にしつつ使う必要がなくなった方がずっとうれしい。今までは２時間半くらいしか持たなかったからねぇ。
  　今まで充電は２〜３時間かかっていて使用時間と同じくらいかかっていたのだが、バッテリーLの充電は５時間。思ったよりも充電が早い。
  　総じて満足度は高い．．．３万５千円する値段を考えなければ。
  

・２００４年９月６日

• ディスクがPIO転送になる
  　いつのまにか休止状態に入るのが遅くなった。今まではディスクへの保存はものの５秒くらいで終わって電源が落ちていたのに、ふと気づくと３０秒くらいかかるようになった（正確には測っていないが感覚として）。そもそもWindowsの起動もアプリの起動も遅くなったような．．．
  
  　調べてみると、デバイスマネージャのプライマリIDEチャネルの現在の転送モードがPIOに落ちている。原因はわからない。SP2を当てたからなのか、エラーが出ているのか、最近フリーズしたので電池を抜いて電源を落としたからなのか、デフラグをかけたからなのか。ともかくこれをDMAにしてやる必要がありそうだ。（当然転送モードは「DMA(利用可能な場合)」になっている）
  
  　Webで探してみるとタイムアウトエラーが出ていると自動的にDMAモードを落としていき、最終的にPIOになるという話を発見。これのようだ。直し方は「パッチを当てる」「レジストリの変更」「デバイスマネージャでプライマリIDEチャネルを削除」「再起動」らしい。しかし当然ながらパッチなんかない。そこでレジストリの変更と削除のみを行って再起動してみた。IDEチャネルという重要なものを削除して本当に起動できるのか不安だったが、起動でき、ディスクを見つけて、再起動すると普通に使えるようになった。更に転送モードもウルトラDMAモード5に復活してくれた。SP2を当ててあったからよかったのか、Windows Updateかなんかで当たっていたからか、普通でも削除して再起動で復活するのかは不明だが。
  
  　もちろん休止状態にもすぐに入ってくれるようになった。
  

・２００４年１１月７日

• 512MBメモリ
  　前に買った液晶モニタのポイントが7500円分貯まっていたので、思わずメモリを購入。それにしてもメモリーは全然安くならないねぇ。説明書どおりに分解してメモリを交換。予想通りに速くなってくれた。まあ今までメモリの使用量が400MBとかいうときがザラにあったので当然なのだが。休止状態に入るとき、戻るときの時間も５秒増えた程度でそれほど待たされる感じではないし、使用電力も大して増えていない（というよりも全然変わっていないような．．．）。
  　概して満足度は高い。これならばもっと早く買っておけばよかったね。
  

・2006年4月19日

• 802.11g/USB
  　VAIO-Uの通信速度を上げようと、USB接続の802.11gのアダプタを購入。サイズが小さいことだけをポイントにIO DATAのWN-WAG/USLにした。WPA-EAP、SuperA/Gには非対応である。
  
  　インストール後、設定を入れて接続を試すが、つながらない。ユーティリティを消してWindows標準の設定を使って（※）設定し、アクセスポイントでSSIDステルスをオフ、WEPなしにしたときにはつながった。
  ※ユーティリティがインストールしてあるとWindowsでの設定ができない。
  
  　IO DATAサイトを見るとドライバ・ユーティリティが更新されていたので更新してみたところ、ユーティリティがアダプタすら見失うような状況に。さしなおしたり再起動したりドライバを入れなおしてみたが効果なし。ドライバ・ユーティリティを消して、最初のバージョンを入れて、消して、最新版を入れなおしたらようやくつながった。
  
  　WEPありではつながるが、ステルスオンにするとだめだったが、最初の設定でデフォルトの「ネットワークを自動検索する」ではなくて「手動で設定する」にしてみたらようやくちゃんとつながるようになった。
  
  　休止状態から復旧したときにも、無線LANは自動的には接続してくれない。一度USBを抜いて挿しなおすとつながってくれる。内蔵LANでは勝手に再接続してくれたので、手間が増えている。
  
  　そしてVAIO内蔵のLANでつなごうとすると．．．IOデータのユーティリティは内蔵無線LANを無視してくれる。もちろんユーティリティがインストールされているのでWindows標準の設定機能も使えない。従って設定不能で内蔵無線LANも使用不能。結局はアンインストールしてWindowsで設定することにした。
  　また内蔵LAN←→USB無線LANを切り替えるとき、なぜかそのままでは接続してくれない。一度設定に入ってWEPキーを入れなおさないといけない。これも謎。
  
  　元々802.11bの11Mbpsでも不満がなかったので、11gになったところでそれほどうれしいわけでもない。そもそもVAIO-U101ではCPUが遅いので、通信速度が上がってもメリットが少ない。FEATHERを使ってTVが見られればいいと思っていたが、結局はCPUパワーが足りなくてだめだという結論になった。
  　逆に電気を食うようになり、今まで7W〜10W位（液晶の明るさによる）の電力消費が、9W〜12Wと2.0W位増える結果に。確かに触るとちょっと温かい。リモートデスクトップが微妙にレスポンスがよくなったような気がするが、そんな程度。これからもあまり使わなそうである。
  

・2006年5月18日

• VAIO TYPE-U
  　typeUの新型が発表された。UX50/UX90だ。もちろんエントリーした。3年ぶりにMy Sony IDを使用することになったが、当然パスワードを忘れていた。私はU101を使っているが、もっと軽くて速いやつが欲しかったのだ。
  　が実はTYPE Uは余り欲しがっていなかったりする。やっぱりU101とは別物なのである。買えばビデオプレイヤーとか簡単な情報ツールとかとして使えそうではあるが、ノートPC代わりとして、あるいはリモートデスクトップクライアントとして使うにはきつそうである。というわけでもうちょっと別の使い方をできそうなフラッシュ版か次機種かVistaモデルまで待つことにする。
  　それよりもUMPCの方がちょっと気になっていたりする。
  
  
• VAIO U101でのMPEG2再生
  　前にU101では性能が低くてMPEG2のデコードもできないようなことを書いたが、そういうわけではなかった。
  
  　VAIOではPowerProfileというSONYツールでPCのパフォーマンス（とバッテリーの持ち）の設定を変更できるようになっている。Windows標準にある電源の管理の高機能版だ。私はバッテリー使用時には「スタミナ」にしていたが、これが間違いだった。スタミナだとCPU負荷が90%〜100%になって音が途切れ途切れになったり、最初は50%位だったのが徐々に負荷が高まって100%になってやっぱりダメだったりする。
  
  　しかし「ノーマル」にすれば50%前後で普通に再生できるのであった。こんなことに3年間も気づかなかったとは．．．CeleronはSpeedStepがないので常にパフォーマンスが一定であると思い込んでいたのが敗因か。CPUではなく別のもののパフォーマンスが変化していたのだろうか。
  　ちなみにPowerProfileの編集で見ても、パフォーマンスの差が出そうな項目が見当たらない。強いて言えばファンの制御なのだが、これをLevel5に変えてもMPEG2再生状況には変化がない。Level1（サイレント）にしていると極端に遅くなる（クロック71MHzとかになる）ことは知っていたが．．．
  
  　一方で無線LANでMPEG2再生するにはビットレートの問題もある。802.11bではせいぜい5Mbps位しか出ないのでそれを超えるようなビットレートのファイルはやっぱり途切れ途切れになる。4.5Mbps+384Kbpsは私がよく使うレートだが、これでも不足する。先日購入した802.11gのアダプタを使えばちゃんと再生できることもわかった。「ノーマル」+USB LANアダプタでMPEG2再生しているとバッテリー消費が倍くらいに増えるのだがこれは仕方ない。
  
  　というわけでU101での問題の１つはクリアできたのだった。（他の問題としては「重いこと」と「暗闇ではキー打てない」ことだが、これはどうしようもない。）
  

・2007年3月14日

• VAIO UのHDD
  　今年の始め頃からどうもHDDの調子が悪かった。なんか遅かったのだが、あまり使っていなかったこともあって気にしていなかった。しかし最近になって気になりだした。調べてみるとHDDの転送がPIOにされていた。以前にもあった現象である。同様にデバイスの削除→再起動→自動的にドライバインストール→レジストリを変更を行ってみた。以前に非公開だったドライバはSP2に入るようになったもよう。
  

・2007年5月8日

• Sony Card
  　4年前にVAIO-Uを買ったときにMy Sony Cardというクレカを作った。これでSony Styleで購入すると数パーセント引きだったのだ。ところがカード発行は間に合わず、結局VAIOを買ったときは現金決済とした。その後もいくつかSony Styleで購入したことがあったが、このカードはほとんど使っていなかった。
  　ところがソニーは何を思ったか、「今度Sony Cardに変更する、規約が変更になって年会費を払っていただく。」などと横暴なことを言ってきた。年一度以上の利用でそれは無料になるというが、メインカードでないので「使ったかどうか管理するのが面倒」という理由で解約した。
  　HPによれば電話で解約届けを請求して、それに記述してカードを折って同封して送ればいいようだった。しかし電話して解約すると言うと、一部の個人情報を聞いたことで本人確認とされて、その場で解約成立だった。本当にできているのかどうかちょっと疑問である。
  

・2007年5月25日

• UMPC
  　昨年発表されたものの評判はイマイチだったUMPC。まあこれ用のちゃんとしたCPUがなかったので仕方ない部分もあっただろう。そして07年版はA110という少しはマシなCPUになり、不評だった部分（多分重さとか液晶の解像度とかキーボードとかバッテリーの持ちとか）が改良されたものが出てきた。今私はVAIO-U101を使っているが、重いことや802.11gとBluetoothに対応していないことやHDDが遅いことには不満があった。
  　そこで私の注目はQ1 UltraとFMV-U8240(LIFEBOOK U)である。どちらも全てを満たしてくれるわけではないが、とりあえず軽く薄くなってタッチバネルなのはうれしい。とはいえ無線LAN・Bluetoothへの対応とかQ1はそれほど軽くないこととかSSDを使っていないこととか来年にはもっとよくなることが明らか（Silverthorneが出るから）とか、ちょっと微妙である。
  
  　富士通には来年もSilverthorneを使ってSSDにして802.11n/Bluetoothが入ったやつを（同じ筐体でもいいので）出してもらいたいなぁと願うのであった。多分もっと軽くてバッテリーが持つようになっていると思うので。
  　ところでSilverthorneは何者かという話がある。Pentium-MかCoreSoloをより低電力向けに改良したものと言われているが、Intelはパフォーマンス変わらずに低電力でと言っているのでクロックは上がっても性能は変わらないようで、クロック性能比は結構落ちていそうである。
  

・2007年6月25日

• SEG CLIP GV-SC200
  　うちでは放送電波はまともに入らないだろうと思いつつ購入。VAIO-U101に付けてみたが付属ロッドアンテナではやっぱり一つも入らず。それでも付属の外部アンテナではNHK総合+地方局１局のみは何とか入った。CATVのアンテナ線をつなげばちゃんと10局ほど入る。まあ電波状況に関しては予想通り。
  
  　VAIO-Uでも性能的に特に問題なく動いている。どっかに行ったときにTVが見れるのがうれしい．．．かもしれないが、PC必須なところはつらい。それなら携帯でOKだし。そもそも地上波をリアルタイムでほとんど見ていない（見たいものはまず予約録画してる）ので、はじめから必要ないものではあったのだが。
  
  

・2008年5月6日

• VAIO U101無線LAN死亡
  　最近VAIO Uの無線LANの調子が悪かった。休止状態から復帰させてもAPに自動的に接続してくれない。一覧は出るので選択すれば一応接続はできるような状態だった。その前には無線LANの使用を示すLEDがつかなくなってもいたが、動作には影響なかったので全く気にしていなかった。
  　ところが今日は一覧から選んでも接続不能に。いろいろいじってみたもの解決せず。どうやら内蔵無線LANがおかしくなったもよう。USB外付け無線LANアダプタを付けてみると問題なくつながる。しばらくはこれでしのぐことになりそうである。ただこれを付けると1〜2Wも消費電力が上がるのが気になる。通常で6〜8W位なのでかなりの消費電力増となる。
  　その他の壊れそうな部分（HDDとかキーボードとかポインタとか）はまだ大丈夫なのだが。
  

・2008年9月25日

• VAIO U101 内蔵無線LAN
  　上の無線LAN設定を見直しているついでに、VAIO Uの内蔵無線LANの設定も見なおしてみる。内蔵が壊れたので、外付けアダプタを付けて使っていたものである。
  　でいろいろいじっていると．．．普通に使えるようになってしまった。デバイスマネージャでアダプタの詳細設定で値をすべてデフォルト値を入れたのがよかったのだろうか。これがおかしかったことがLOOX Uを買った理由のひとつだったのだが。
  

http://www10.plala.or.jp/p205tb16/vaionew.html

坂井瑞穂