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ワンチップマイコン | ![]() ![]() ![]() |
< Microchip Technology DsPIC 30F2012 > |
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◎ パソコン側の準備 ・パソコンのCOMポートとDsPICトレーニングボード間をRS-232Cストレートケーブルで接続する。 ・HEXCONV.COM および loadspic.exe を付録CDからコマンド・プロンプトのカレントディレクトリにコピーする。 ・MPLABで生成した、*.hexファイルをコマンド・プロンプトのカレントディレクトリにコピーする。 (*.hexの"*"はMPLABで生成されるファイル名。MPLAB上でのプログラム開発時、任意に指定できる。) ◎ DsPIC側の受信準備 ・DsPIC基板のSW2をLD(LOAD)側にする。 ・トレーニングボードの電源ON(DsPIC基板のLED赤点灯) ・トレーニングボードのRESETスイッチ押す ・DsPIC基板のSW1押す(LED緑点灯・受信準備完了) ---この時点で今まであったDsPICメモリ上のユーザプログラムは消去されます--- ◎ パソコン側のコマンド操作 @スタート→すべてのプログラム→アクセサリ→コマンド・プロンプト ・コマンド・プロンプト画面が開きカーソルが点滅、コマンド待ち状態になる。 Ahexconv < *.hex > *.txt コマンドを実行(hexファイルをtxtファイルに変換・生成される。) *.hexの"*"はMPLABで生成されるファイル名。(MPLAB上でのプログラム開発時、任意に指定できる。) *.txtの"*"はhexconvにより生成させるファイル名。(このコマンド上で任意に指定できる。ただし拡張子はtxt ) Bloadspic -c4 < *.txt コマンドを実行(ファイル転送) -c4の"4"はDsPIC基板と接続されたCOMポート番号(この例はCOM4ポートに接続) *.txtはAで生成されたtxtファイル名 ↓ コマンドを実行すると、*.txtの内容(すなわちプログラム)がDsPICに転送(ダウンロード)される。 ◎ DsPIC側の振る舞い ・ダウンロード開始時、DsPIC基板のLED赤が消える。 ・ダウンロード中、DsPIC基板のLED緑が点滅する。 ・ダウンロードが完了するとDsPIC基板のLED緑は点灯状態になる ↓ ◎ DsPIC側の操作 DsPIC基板のSW2をRUN側にする。(ダウンロードしたプログラムがDsPICで実行される。) |
とまあ、いろいろ問題もありましたが、なんとかDsPICマイコンをガラクタにしないで済みました。とはいっても最初から初心者にC言語でプログラムを作れと言われても無理な話です。そこで付録CDにはサンプルプログラムが多数収録されていますのでこれを利用して動作実験を行います。既にビルド(コンパイル&リンク)された*.hexファイルも用意されていますのでMPLABによるビルド操作なしで意外と簡単に動かすことができます。冒頭のデジタル時計プログラムはサンプルプログラム(CLOCK.hex)を上記操作手順でダウンロードし、実行させたものです。ソースコード(*.c)も収録されていますのでプログラムの改良もできますよ。手先を使って基板を組み立て、頭をつかってプログラムを書き、実行させて感激する。まじめな話、ワンチップマイコンをいじっていると間違いなく痴呆症防止になりますね〜。 (^^; | ||
◎ このコーナーで公開した自作品は、筆者の単なる個人的な趣味で製作したものです。
本機製作により発生したいかなる不具合もしくは損害について、筆者が責任を負うものではありません。
◎参考文献:トランジスタ技術 2007年8月号・9月号(CQ出版社)