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          ワンチップマイコン
   
ゲジゲジ虫(ICチップ)を見ると血が騒ぎます。いつからこのような習性になったのかと記憶を辿ってみると、たしか小学校1年生ぐらいのとき乾電池に豆電球をつないだらパッと点灯して大感激した想いがあります。 夢中になってリード線を乾電池に付けたり離したりして豆電球を点滅させ遊んでいました。今にして思えば、これって"0"と"1"の世界で、デジタル理論そのものだったんですね。もちろん当時はゲジゲジ虫なんていませんでしたが、その後、真空管やトランジスタなどを学んでいるうちに、どこからかICというムカデのような虫が湧いて出てきたわけです。この虫の進化は凄まじく、ICからLSI、超LSIへと進化し、アッという間に一昔前の大型コンピュータの能力をも上回るワンチップマイコンなるものが現われました。価格も年々低下し、なんと雑誌の付録に付いてくるというとんでもない時代になったのです。おまけに、これも一昔前までは高額な有料ソフトであった"C"やアセンブラなど言語系ソフトも「ドーゾ、ドーゾ、遊んでください。」とばかり無償CDで供給されてきます。幼年期、豆電球で遊んでいた者としてこれを黙して見過ごすことはできません。ブール代数や論理回路など難解なことをあまり知らなくても、ハードを組み立てる半田付けの技術と、サンプルプログラムを流し込むことさえできれば、とりあえず動かすことができます。で、「動かすことに成功したあとは、どうするの?」などとヤボなことは言わず、ゲジゲジ虫がモソモソと動き出す時の感動を味わうため、好奇心に目を輝かせ、セッセと製作したものです。まあ、暇つぶしといわれれば、そのとおりですが・・・。 (^^;

ワンチップマイコン DsPIC-30F2012 【 Microchip Technology 】
ワンチップマイコン μPD78F0730 【 NEC Electronics 】



◎ このコーナーで公開した自作品は、筆者の単なる個人的な趣味で製作したものです。
本機製作により発生したいかなる不具合もしくは損害について、筆者が責任を負うものではありません。