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ワンチップマイコン | ![]() ![]() ![]() |
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< NEC Electronics μPD78F0730 > |
![]() 1:Osc (オシロスコープ) 2:Func (ファンクション・ジェネレータ) 3:mV (電圧計) 4:mA (電流計) 5:kΩ (抵抗計) 6:μF (容量計) 7:kHz (周波数カウンタ) 8:Pout (パルス出力) |
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メニュー画面 | 1:Osc (オシロスコープ) | 2:Func (ファンクション・ジェネレータ) | ||||
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3:mV (電圧計) | 4:mA (電流計) | 5:kΩ (抵抗計) | ||||
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6:μF (容量計) | 7:kHz (周波数カウンタ) | 8:Pout (パルス出力) |
付録の78F0730には、あらかじめトラ技BIOSというプログラムが書き込まれています。このプログラムのお陰でパソコンのハイパーターミナルやTera
Term などターミナルソフトからCOMポートを介して自由に78F0730にアクセスできます。ん? COMポート? 78F0730はUSBポートで接続されているんじゃないの?
実はUSBを認識させるためには専用のドライバソフトをインストールしなければなりません。ドライバはトランジスタ技術の付録CDに入っていますので、これをインストールします。正常にインストールが完了するとパソコン(Windows)側からはUSBポートがCOMポートとして認識されます。このためUSBポートに接続されているにもかかわらず、ハイパーターミナルや
Tera Term といったターミナルソフトウェアが使用できるのです。下の画面は、78F0730基板を Tera Termから COM8ポートを介してコマンド操作をしている画面例です。dumpコマンドでアドレスF000番地から32バイト(HEXでは20)バイトのデータを読み出し、wr
コマンドでアドレスF000番地にAB(H)データを上書きしています。再度、アドレスF000番地から32バイトデータを読み出して、確かに指定アドレスに指定データが上書きされていることを確認しています。 |
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トラ技BIOSは、以下のコマンドを受け付け実行します。 コマンド : 機能 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------- load : HEXファイルをRAM上にダウンロードする。(アドレス:F000-F7FF 約2Kバイト 何度でも書き換え可能) flash : HEXファイルをフラッシュメモリ上にダウンロードする。(アドレス:2000-3FFF 約8Kバイト 書き換え回数約100回の制限あり) wr アドレス データ : 任意のアドレスに任意のデータを書き込む。 dump アドレス バイト数 : 任意のアドレスから任意のバイト数、ダンプする。(データ読み出し表示) jmp アドレス : 任意のアドレスにジャンプする。(プログラムの実行) マルチテスターのプログラムは、frash コマンドを使って78F0730にダウンロードしました。ダウンロードしたファイルは付録CDに収録されている、78k0_Tester097.hex です。トランジスタ技術付録のCDにはユーザ自身が78F0730のプログラム開発できるように、PM+という統合開発環境とともにCコンパイラやアセンブラが収録されています。詳細は同誌を参照してください。サンプルプログラムを動かすのも面白いですが、PM+をインストールして独自プログラムを製作するのも頭の体操にいいですね。うまくいくか否かは別にして・・・。 (^^; |
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◎ このコーナーで公開した自作品は、筆者の単なる個人的な趣味で製作したものです。
本機製作により発生したいかなる不具合もしくは損害について、筆者が責任を負うものではありません。
◎参考文献:トランジスタ技術 2008年8月号・9月号(CQ出版社)