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RF コモンモード電流検出計
< RF Common Mode Current Probe >
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2002.03.31 TNX N5SV , JA8JCR | ||
回路図
部品表
記号 | 概算価格 | 品名・仕様等 |
D1〜D4 | 30円X4=120円 | 1N60ゲルマニュームダイオード(シリコン不可) |
R1〜R5 | 20円X5=100円 | 22Ω(なるべく高精度のもの。) |
M | 2,000円X1=2,000円 | 100μA(FUJI−FA38) |
C | 30円X1=30円 | 0.1μF セラミックコンデンサ(積層でも可) |
L | 450円X1=450円 | フェライトコア(2分割開閉できるもの。被測定ラインが通る口径のもの。 |
RT | 360円X1=360円 | 2回路6接点ロータリSW(アルプス M26) 1回路6接点でもOK |
N | 200円X1=200円 | RT切替ツマミ(適当な大きさのもの) |
CASE | 480円X1=480円 | アルミなど金属製(シールドのため。) |
透明アクリル板 | 580円X1=580円 | 前面スケール、裏面換算表の挟み込み用 |
合 計 | 4,320円 |
もっと簡単に作りたい人は・・・
紹介したコモンモード電流計は、部品ひとつひとつを揃えて作成します。回路はいたって簡単ですが、作ってみると以外に面倒です。特にケースの加工が結構大変です。そこで、もっと簡単に作りたいという人には、市販キットの利用をお勧めします。写真は(有限会社)大進無線で販売されているもの(写真左)で、大型のセンタクバサミを利用し、ハサミ部に2分割フェライトコアが装着されたものです。電流検出回路はセンタクバサミの握り部内側に組み込みこまれ(写真中)、ミノムシクリップのついた測定リードを外部に出します。キットの内容はここまでで、実際の電流値は手持ちのデジタルマルチメータなどに接続して(写真右)読み取ります。写真は本格的なデジタルマルチメーターを使用してしますが、安価なデジタルテスターなどで十分です。大型のフェライトコアを使用していますので、10Dクラスの同軸ケーブルでも使用可能です。測定電流の正確な絶対値が読めるのもFBです。検出部(センタクバサミ部)と表示部(デジタルマルチメーター部)が分離されるため、使い勝手も大変FBです。 (2005年2月) * キット製作:JA8JCR(松田OM) TNX |
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内部にフェライトコアが見える | 握り部に組込まれた検出回路 | デジタルマルチメーターと接続 |
◎ このコーナーで公開した自作品は、筆者の単なる個人的な趣味で製作したものです。
本機製作により発生したいかなる不具合もしくは損害について、筆者が責任を負うものではありません。