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Rocky について
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RockyはVE7NEA・Alexさんが開発したSDR用ソフトウェアで、インターネットからフリーでダウンロードし利用することができます。(TNX Alex) ダウンロード元のURLやインストール方法などはCQ ham radio 2006年12月号に掲載されてます。今回使用したのはRocky3.4 です。例として14MHz受信の画面構成を下図に示します。バンドスコープ中心周波数付近の信号が強いのはローカル発振の高調波を拾っているためだそうで、全バンドでこの傾向が見られます。製作したSDRはバンドバスフィルタなどが省略されているた簡易版のため、この現象は我慢しなければなりません。Rockyの操作はボタンクリックのほか画面上でのドラッグ操作もあります。いたってシンプルな画面構成なので操作は遊んでいるうちに習得できます。 | ||||
デフォルト | 修正 | ||||||||
ところでRocky3.4のデフォルト設定では、受信バンドが 3.5MHz・3.9MHz・7MHz・10MHzが表示されます。(他のバンドは表示されません。)また周波数表示も実際の交信周波数とずれています。今回製作したSDRの基本発振周波数は14.120MHzであるため、この周波数をベースにしたデータを設定しなければなりません。アマチュア無線5バンドを正しく表示させるためには、RockyのプログラムフォルダにあるRocky.iniファイルを右のように修正設定する必要があります。設定するデータは受信を希望するバンドの中心周波数です。参考までにブロックダイヤグラムと周波数の関係の表中に、基本発振周波数 14.120MHzをベースにして作成される各バンドの中心周波数を示してあります。 | [Bands] 3.5_MHz=3579525 3.9_MHz=3937500 7_MHz=7056000 10_MHz=10125000 |
[Bands] 3.5_MHz=3530000 7_MHz=7060000 14_MHz=14120000 21_MHz=21180000 28_MHz=28240000 |
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◎ このコーナーで公開した自作品は、筆者の単なる個人的な趣味で製作したものです。
本機製作により発生したいかなる不具合もしくは損害について、筆者が責任を負うものではありません。
◎参考文献:CQ ham radio 2006年12月号 簡易版ソフトウェア・ラジオの実験(CQ出版社)