10月30日

FENCEレビュー

このアルバムと出会ったのは今から5,6年前でした。多分。

TOM☆CATにハマリ、アルバムを聴き続けほかの曲を聴きたい!と、思い

日々レコード屋巡りをしていた時期がありました。あまり多くのものが見つからず

あきらめかけてた頃、近くのCD屋で見つけたものでした。

そのときの感動と嬉しさいったらもうなんと言っていいのか!宝を探し当てたと言うか、

一生に2度しか訪れない奇跡の一回目が来たというか、会社に隕石が落ちたというか、

とにかくそれくらい嬉しかったです


TOM☆CATミニアルバム「FENCE」


1、SO WHAT?(WE ARE TOM☆CAT)

2、ひとりぼっちの反乱軍

3、京葉レトロライン

4、FENCE

5、BIRTHDAY SONG


2,4曲は他のアルバムにも入ってるのでそれの写しになってしまうのですが、とにかく「京葉レトロライン」「BIRTHDAYSONG」の2曲を中心に。


「SO WHAT? WE ARE TOM☆CAT」

ざっとメンバー紹介のようなものでした。これはおいといて・・・


「ひとりぼっちの反乱軍」

ぶっちゃけ、ほかの曲が素晴らしすぎてこの曲が霞んでしまうような気がします。
ちょっと早口っぽく歌っています。このメロディーにこの歌詞を入れて不自然じゃないところがいいですね。
この曲の良さがわかるまではまだ時間がかかりそうです。


「京葉レトロライン」

♪みんななんかもう遊んでやんないよ 走り続ければどっかでまた会えるでしょう

さよならセンチメンタル 長すぎた青い春 したたかな夏がもうすぐ始まる

町中の憂鬱を炊きつけてburning burning思い出は作らない主義


私はTOM☆CATの曲を聴くときその歌詞の内容のワンシーンごとを創造しながら聞くのが好きで

す。

例えば「ON THE STREET」だと市街地の交差点で雨の中立ち尽くしてるシーンとか、「FENC

E」だと退屈な午後の授業で窓の外をボーっと眺めてる学生とか・・。

この京葉レトロラインは他のアルバムの「生まれついてのCRAZY」や「パークエリアに今夜9時」、

久松史奈さんの「死ぬのはこわい」などに雰囲気が類似しているような気がします。

好きなとこは”走り続ければどっかでまた会えるでしょう”と”思い出は作らない主義”という言葉。

この言葉の使い方は「IJIWARU」に似ているような気がします。わたしはどちらかというと

思い出にすがって生きているようです。こんな人間だから心のどこかで”思い出は作らない主義”

に強く引かれたんでしょうね。


「FENCE」

このミニアルバムのタイトルでもある「FENCE」。やっぱりこの曲ですよね。アルバムのタイトルに相応しい曲だと思います。

TOMさんはこの曲をどう思ってらっしゃるのでしょうか?自分の作った曲ですもんね、かなりの思い入れがあるでしょう。

以下他レビューからの引用になります。

来ました!「FENCE」です。TOM☆CATの中で一番好きな曲です。もう何万回と聞いてます。
あんまりいい曲なので歌詞全のせ!


眠たげな午後とバス停のベンチ 陽の当たる暖かな場所 君たちが走る向かいのグランド さっきから見つめたまま
胸が痛くなる すべてが楽しくて はしゃぎすぎた追憶の日々 君たちを待ってる 未来の姿をほんの少しだけ知ってる
Oh kids in fence glory for you 君はフェンスの中 Oh kids in fence glory for you 僕もまたそこにいる
君たちが大きくなったらやっぱり僕らを恨むだろうか 非力な僕らと同じように君も戦うのだろうか
ああ信じよう 力及ばずに僕らが倒れたとしても やがてやってくる君らの時代の確かな礎になろう
Oh kids in fence glory for you 君はフェンスの中 Oh kids in fence glory for you 僕もまたそこにいる
Oh kids in fence glory for you 沈黙の子供たち Oh kids in fence glory for you 僕もまたそこにいる

はいそこ!棒読みしないでそのワンシーンをよく考えながら読んでください(笑
最初の1行はなんとなく高校時代の昼食後のようなホンワカした雰囲気が漂っています。
しかしそれがすべて過去の自分の出来事であったこと、その行く先がどうなるかを知ってしまっている自分。
次の行でそれを打ち消すかのような歌詞に変わっています。
そして2番。ここがいいんだ!学生時代の反抗期というわけではないけど世の中に矛盾や疑問を持ち出した自分。
過去自分たちがやってきたように疑問に対して反抗し抵抗してきた。たとえ無駄な抵抗だったとしてもそれは必然であり避けては通れない。
彼らがやがて大きくなりそれに気付いたときの道しるべでいようとする自分。因果応報を表現しているのかなと思っています。
私自身が漠然と思っていたことをここまで簡潔で丁寧に訴えるTOMさんの作詞に尊敬です。
やはりミュージシャンは表現する側であり、自分の中にあるものを研ぎ澄まし歌詞や音楽で表現する素晴らしく大変な職業かと実感しました。

私は「FENCE」を一生聴き続けます。
皆に判って欲しい曲であり、あんまりメジャーであって欲しくない曲です。
有線とかであんまり流さないで欲しいですね。崩れ落ちるから。自分の世界に入っちゃうから。逝っちゃいそうだから。


「BIRTHDAYSONG」

この曲と出会って本当に良かった。私は自分の誕生日を人に祝福してもらったことは一度もありま

せん。

これから先はこの曲をかけて自分を祝福してあげようかと。(笑)


♪悲しいニュースばかり数えるこのごろだけど we are waiting for you君は世界の為に生まれたAngel

わけのわからない事星の数ほどあるけど we are waiting for you君は歴史を操る不思議なWizard

君の名前はMr,LOVE世界のなぞを解く鍵さ we are waiting for you君は光ふりまく素敵なFiarly

ちょっと大げさで仮想的なんだけど、・・・それでも祝福されているというか、そのくらい祝福されてる

と思い込んでしまう曲です。

いつもひとりぼっちの自分を励ましてくれる曲です。私の存在を肯定してくれるこの曲に何度励まさ

れたことか!


このアルバムに関しては・・・・売ってたらすぐに買え!他に見るものがあっても手放すな!ってとこ

ろです。

私はCD選書で手に入れたけどあんまり見たことが無い。見かけたらすぐに買うか私に連絡ください

(笑)

TOM☆CATのCDは見つけるとすぐ買ってしまいます。おかげで「BEST」3枚、「TOM☆CAT」2枚、「FENCE」1枚持ってます。

BESTのうち1枚は未開封だったり。

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