Ahornカエデ
<誕生日>
4月11日〜4月20日
10月14日〜10月23日
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  樹の言葉は「自由」「自信」
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  カエデ生れの人は自由を愛する人です。 躊躇することなく速やかに物事を決め、大胆に前へ進んでいきます。 自信があり、果敢に困難なことに挑戦していきますが、妥協はありません。 カエデ生まれの人にとって一番大切なことは、自由で独立していることです。 しかし一方で、仲間とともに計画を練り、それをともに実行するのも好きな人です。

カエデにまつわるお話

  カエデは一年を通して美しく変化する葉の色、紅葉が特徴です。 また、その堅く丈夫な木材は家具や台所用品に使われてきました。トロヤ戦争の木馬もこの丈夫なカエデの材で作られたといわれています。 そしてまた、弦楽器の美しい音色はカエデの材がつくりだしています。カエデは年輪の幅が細かいため、ギター、ヴァイオリン、ビオラ、チェロなど弦楽器に使われています。 弦楽器の胴体の裏と側板はカエデで、表はマツの材が使われています。
  ところで、カエデはカナダの国旗のデザインにもなっていますが、 この樹(メープルツリー)の樹液からつくるシロップはとても有名です。 ヨーロッパでも、飢饉の時や戦時中、この樹液から作った砂糖は重宝しました。 かつてナポレオンが大陸封鎖令(1806年)を出し、イギリス商品をヨーロッパ大陸からしめだしました。 このためイギリス植民地からの砂糖が途絶えてしまいましたが、カエデの樹液から作った砂糖でしのいだといいます。
  メープルシロップは、春、カエデの幹に穴をあけてとった樹液から作ります。 約2週間、毎日2リットルくらいとります。この樹液を煮詰め、シロップ、もしくは砂糖にします。 100リットルの樹液から1kgの砂糖がとれます。

 日本ではカエデの仲間、イロハカエデやオオモミジは紅葉する木の代表として古くから愛されてきました。 カエデの名は、葉がカエルの手に似ていることから、モミジの名は、色が揉みだすようだからとも、 「紅絹地」という赤い布からきたとも言われています。
  ところで、秋、美しく色づいた葉の間をよくみてみると、翼のついた実がたくさんぶら下がっているのに気づきます。 プロペラ形の実は風に乗ってクルクルと回りながら軽やかにダンスをしながら落ちていきます。 面白いことに、カエデの種類によって2枚のプロペラの翼の角度が違うので、そのダンスのしかたに個性があるのです。

Ahornカエデ