Lindeボダイジュ
<誕生日>
3月11日〜3月20日
9月13日〜9月22日
i
樹の言葉は「調和」「真実の追究」
i
  ボダイジュ生まれの人はとりわけ正義感が強く、また、周りの人と調和していく力に長けています。 どんな小さい不正もこの人には隠すことができません。また、いかなる状況でも適切な解決策を人々に示します。 ボダイジュ生まれの人は天性の社交家であり、人と人とを結びつけます。 苦楽を仲間と分かち合い、信頼できる良き友人や伴侶とともにあなたは人生を送ることでしょう。

ボダイジュにまつわるお話

  ドイツの広葉樹の中でボダイジュは一番長生きする樹です。 千年も生き、高さ40m、幹の太さは周囲5mに達するほどです。 葉はハート型をしています。そして、実は細長いさじの形をしたほう(葉の変わったもの)の先につきます。 風でくるくる回りながら落ちるさまは、まるで軽やかな舞を踊っているかのようです。
  ギリシャ神話にはボダイジュにまつわる次のようなお話があります。 ある村でヘルメスとゼウスが旅の一夜の宿を求めた際、老夫婦のフィレモンとバウシスだけが快く受け入れました。 そこで、老夫婦の厚情にたいし神々は二人の願いをかなえてやる事にしました。二人の願いは"死ぬときは一緒に"、ということ。 その願いはかなえられ、フィレモンはカシの樹に、バウシスはボダイジュの樹になったといわれています。
  ケルトやゲルマン人にとって、ボダイジュは「裁きの樹」でした。 この樹の下で集会や審理がとり行われたのです。この樹によって、真実が明らかにされると信じられていたからです。
  またボダイジュは、コミュニケーションや喜びの場でもありました。愛と豊穣の女神フライヤの樹の下に、人々は集い、飲んだり、踊ったり、村の祭りを行ったり、情報を交換したりしました。
  そしてまた、ボダイジュは長い間聖なる木材として考えられてきました。今でも多くの聖なる像がこの樹から彫られています。 あの有名なリーメンシュナイダーも、聖像、祭壇、キリスト降誕像をボダイジュで刻みました。 木靴や、鍵、さじなどの日用品なども、しばしばこの樹で作られました。

Lindeボダイジュ<西洋菩提樹、シナノキ>