Walnussクルミ
<誕生日>
4月21日〜4月30日
10月24日〜11月11日
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樹の言葉は「新生」「忍耐」
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  クルミの木生まれの人の特徴は常に変わっていくことです。 新しい世界、面白いことを次々に見つけ、まるでクルミの木の枝が広がるように、その興味の対象が広がっていくのです。 そして、いつも物事の本質、背後にある本当の原因をつきとめようと探っていきます。 過去にとらわれず、常に新しい、未知なることに魅かれる人です。 この生まれの人は、新しいことに詳しいので、仲間にとって頼りになるアドヴァイザーとなります。

クルミにまつわるお話

  クルミの木は高さ25mくらいに生長しますが、寿命は
150年ほどであまり長いほうではありません。 15年くらいで実がつくようになり、30年から60年くらいたつと1本のクルミの木から年50kgくらいの実を収穫することができます。 9月から10月に熟すクルミの実には脂質が60%も含まれています。
  古代ギリシャでは、クルミの実は結婚式の際、幸運と豊穣を約束するお守りとしてお客に振るまわれました。
ギリシャ神話にはクルミの木にまつわる悲しい話があります。 酒と祝祭の神デイオニッソス(ローマ神話ではバッカス)はラコニアの王女カリアと恋に落ちました。 彼女には二人の姉がいましたが、嫉妬のあまりこの二人の恋を父の王に告げ口します。 怒ったデイオニッソスは姉たちを石像に変えてしまいました。 しかし姉たちを愛する優しい妹のカリアは悲しみのあまり死んでしまったのです。 デイオニッソスはカリアの体をクルミの木に変えてしのびました。 この後、ラコニアの人々は、神殿の柱にはクルミの材でつくった女性像を作りました。 今日も見ることのできる古代ギリシャ建築の梁を支える石の女性像の柱(カリアテイード)の元は、クルミの木材だったのです。
  ところで、クルミの木は西洋では恋占いに使われました。 この木の下で恋人たちはこっそりと出会い、愛を誓いました。 オーストリアには、独身の女性がクルミの木にいくつかの棒を投げたとき、 枝に引っかかれば結婚は近い、という占いがありました。

Walnussクルミ