Weideヤナギ
<誕生日>
3月1日〜3月10日
9月3日〜9月12日
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  樹の言葉は「生命力」「柔軟」
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  ヤナギの樹生まれの人は実にエネルギッシュ。 この生まれの人の根気、粘り強さは皆が知るところですが、その行動力にも驚嘆させられます。 普通の人には不可能と思えることも、その行動力でやすやすと成し遂げてしまうのです。 また、困難な状況での柔軟な対応には驚くべきものがあります。 ヤナギ生まれの人はこうした能力で直面する問題を克服し、充実した人生を送ることになるでしょう。

ヤナギにまつわるお話

  中世、人々は魔女はヤナギの枝できたほうきに乗って空を飛ぶと信じていました。 また、ヤナギの樹には欲望を冷ます力があると考えられていました。つまり、男女の情欲を抑える働きがあるというのです。 このためヤナギは避妊の薬に使われていました(実際にはそういった働きはありません。) また、敬虔なキリスト教徒にとって、この樹はけがれなき処女マリアの樹でもありました。修道院の庭にヤナギが植えらたのはこのためです。
  ボヘミア地方にはこんな言い伝えがあります。 ある男が美しい女と結婚しました。夫が眠ってしまうと妻は毎晩忍び出て、小川の古い大きなヤナギの樹に座っていました。 そこである晩、夫は妻の後をつけました。妻が何をしているのか知りたかったのです。 次の日、彼は斧でそのヤナギの樹を切り倒してしまいました。すると、その樹が倒れるや否や、妻は地面に倒れて死んでしまいました。 妻はヤナギの精だったのです。子どもたちはその枝で笛を作りました。笛を吹くたびに、お母さんの声が聞こえたといいます。
  また、シェイクスピアのハムレットには、美しいオフェリアが小川のほとりに立つ柳の枝に花輪をかけようとしたとき、枝が折れて溺れて命を落としてしまう、という悲しい場面があります。

  日本にはシダレヤナギ(枝垂柳)が街路樹や並木としてよく植えられています。 そのしなやかな姿から幽霊を連想する人も多いのですが、野山に自生するヤナギはたくましく育ちます。 こうしたヤナギの種類は多く、100種類以上あるといいます。 梓川の清流と、穂高連峰の展望のすばらしいことで有名な長野県の上高地には、川沿いにケショウヤナギがたくさん見かけます。 枝や葉が白っぽいことから化粧柳と名づけらたのです。このケショウヤナギは北海道と上高地にしか生えていません。

Weideヤナギ