実生(種蒔き)によって自分だけの新しい花を作ることは、花を育てる楽しみの一つです。 ところが蘭科植物の種は、普通の植物の種のように自身での発芽能力を持っていません。共生菌と呼ばれるもののを取り入れて初めて発芽出来るのです。
  そこで、一昔前まで、蘭菌が繁殖している親株の側に種を蒔くことが簡単な方法として行われていました。
 現在では、共生菌が無くても無菌状態にすれば発芽することが判って、いわゆる無菌実生、培養が主流として行われています。また、ダンボールを使うと擬似共生菌の環境ができることも判って、簡易な方法としてダンボール実生も行われています。
 通常、実生から羽蝶蘭は3年、岩チドリは4年で初花を見ることが出来ます。自分だけの新しい花を夢見て、是非一度挑戦してみられてはいかがでしょうか。
 このコーナーは、私が行っているこれらの実生について紹介しています。
 
 
(Since 2003/01/08)  




簡単にできる
ダンボール実生
本格的にするなら
無菌実生(準備中)



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