丸山 1426m大雪・十勝への展望
          
2006.05.20/単独

白金野鳥の森(探勝路)〜美瑛林道〜丸山〜1426m(往復)


 丸山は、大雪山主稜線から西方に外れた位置にある1200m級の山であり、特に「扇沼山」と十勝連峰の勇峰「オプタテシケ山」等への展望に優れている山である。
 丸山の山名は、道内に数多くあり、過去、特に印象深いのは北大雪の1617m1691mであるが、この山も1000m超えの一山であり又展望にも優れており今回計画する。
 ルートは、アプローチの容易性から白金温泉側の西方から、西尾根を辿り山頂に至るのが一般的であるが、今回、アプローチに差は無いが南側の尾根を伝い頂きに至った記録である。
 春も遅き5月末、周辺の山麓には雪肌も消えて「山桜」が満開となり、尾根取付き点の残雪が気になる時期である。
 登山口へと白金温泉から美瑛川沿いに進むと「国設 白金野鳥の森」探勝路の林道が二股となり、左股「美瑛林道」、右股「水楽林道」で両方共にゲート(施錠)がある。
 美瑛林道に入ると周辺の斜面には残雪片も見当たらない景観、3Km程の林道終点である尾根取付き点の残雪が気になると春爛漫の景観に歩く。
 C750林道二股を左股へと高度を多少上げると、林道の「緑苔」の柔らかさを足元に感じ、春の暖かさを実感する。
 林道は、C810にて地形図通りに消え、短距離の林道高度による残雪への景観変化に驚きつつ、山頂まで雪面を踏めると広斜面に取り付く。
 中密度の樹林帯に一定に続く勾配斜面に高度を上げ、1135Pは狭小尾根の一部であり、オプタテシケ山・美瑛富士等への展望が抜群であり、特にオプタテシケ山北西斜面の地形が詳細に眺められる。
 尾根筋も広くなり、勾配も緩くなると扇沼山との分岐尾根C1210であり、一旦高度を下げコルから再びハイマツが露出している尾根筋に上がると丸山山頂である。
 山頂部西側は樹木に遮られ展望は得られないが、好都合な事に東側に広がる大雪山連峰を望む事ができる。
 快晴下、扇沼山へと延びる1384m峰が端正で魅力あり又「硫黄沼」も眺めたいと分岐尾根C1210まで引き返す。
 1154コルから尾根南半分は緑濃いハイマツが続き、北斜面の雪面を拾いつつ、ハイマツを多少漕ぐと尾根筋の一部である1426Pに到着。
 山容は、途中通過の1384m峰の方が遙かに優れているが、展望は実に素晴らしく、扇沼山、トムラウシ山等への展望は雄大であるが、肝心な硫黄沼は一部表面が溶けているが雪面に覆われ時期早々であった。
 更に扇沼山へと足を延ばしたいが、尾根筋はハイマツが露出しており、下山とする。

美瑛林道ゲート
登り
3時間45分
50分 2時間25分
C810林道終点
1時間35分
丸 山
1時間20分
1426P

1 1134コルから丸山山容
2 山頂付近から扇沼山と1384mP
3 1384mP付近から1426mと扇沼山
4 1426mから三川台方向と硫黄沼
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