3日目:2002/10/21

モーニングコールは7:00。
 
体温は37.2度。昨日よりは少し低め。昨夜は21:00に寝て、今朝は5:00に目を覚ました。
 ほぼノンストップで8時間も寝たよ。
 やはり、お風呂に浸かって毛布をかけて寝た甲斐があった。エアコン壊れているのか
 ちっとも部屋は暖かくならないからね。
9:00、バスにてホテルを後にする。
 今日はブルゴーニュのブドウ畑をまず回る。
 
シャンベルタンクロ・ド・ヴォージョ、そして憧れのロマネコンティ畑へ!!
 あいにくの雨模様だったけれど、そんなのを抜きにしてしまうほどにみんな興奮気味。
 収穫を過ぎて残されたブドウを黙って失敬してみたり、記念写真を撮ったりと思い思いの時間を過ごす。
ブルゴーニュの畑の風景
ロマネコンティの目印 石垣にはこのように名前が ロマネの畑 畑には取り残されたブドウが
この辺りは名前だけで高価なワインになる地域です。まさにブランド品。
 その中でも、ロマネコンティでは年間5000本しかワインが作られず、日本での販売価格は
1本50万円ほど。
 原価はたった5000円くらいだというのに!! それでも納得させられてしまいそうなほどに素晴らしいワインなのだそうだ。
 ミクロクリマ(小さな気候)と呼ばれる小さな違いが影響するそうだ。畑ごとに味が違う。
 ほんのちょっとの垣根がミクロクリマを生み、味や価格が変わってくるのだという。
 相続税が高いせいで、段々と畑を分割していったことも造り手が細かく分かれてしまい、味が変わってしまう要因だろう。
 逆に、ブルゴーニュではモノポール(単独所有)は珍しいのだ。
 この辺は赤ワイン用のピノ・ノワールという品種ばかりの畑。

11:00ボーヌへ到着。
 ブルゴーニュの畑を巡る間の雨はどこへ行ったのか、ボーヌではすっかり晴れていた。
 ボーヌの名物?
オテル・デュウ(神の館)というホスピスの中を見学した。
 モザイク模様の屋根がとても美しい建物だ。
 その後キャフェで昼食。クロック・ムッシュを食べた。チーズがたっぷりでボリュームもあり
 少し胃もたれしそうだったなぁ。オニオンスープも注文したけど、おいしくなかった;
 その後は自由行動となり、街中を散策した。ポストカード等のお土産も購入^^
 それにしても、迷路のような街だ。路地がいっぱいあり、すぐに迷いそうになる。
 実際、添乗員がついていながらも見事に集団迷子となり30分近くさまよった。
 今となってはいい思い出だけど、そのときはなかなかみんながイラついていて殺気立っていた
 のが怖かったな。

16:00頃、リヨンへ。
 途中、熱が上がるのを感じた。体が熱くてだるかった。
 しかし、リヨンの旧市街へ降り立って少しだけ周囲を見学したのだけれど、
 その気分転換が効いたのか、その後は体も楽になっていた。
 そして、この日はホテルへチェックインした後に1大イベントが待っていた!

20:00、三ツ星レストラン「
ポール・ボキューズ」にて晩餐。
 リヨンにあるのは、古典フランス料理を蘇らせた、世界で最も有名ともいえるシェフ
 ポール・ボキューズのレストランのひとつ。カラフルな概観の建物は落ち着いた内装でまとめられていた。
 エストラゴンというハーブをコースのすべての料理に使用していて独特の香りがあった。
 日本人好みの味とはいえない。これがフランスの古典的な味付けなのか? と驚いた。
 また、ポール・ボキューズ本人が店に出ていて一緒に記念撮影をしてくれたのでビックリ!
 夜はまたしても雨。ホテルに到着したのは23:30頃だった。さすがに疲れた。


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