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スクール紹介


スクール紹介
1.ラグビースクールの開設の趣旨
 「健全な身体には健全な精神が宿る」文明の発達進歩はわれわれの生活をより豊かに、便利なものとしてきた反面、子供達にしてみれば、生活の大半である遊戯と運動の中で健やかに育とうとするその活動の場を自然に奪われてきています。
 子供達は、それが原因で都会子の肥満児の問題や、また統計が示しているように胸のうすい、背丈だけ高いもやしっ子の増加をきたしております。
 子供達はすがすがしい青空のもと、緑と土のうえで飛びはね、汗を流すことを忘れ、心までも忘れかけている感じがいたします。発達途上にある子供のないがしろにされたトレーニングは、時期を誤ると再びとりかえすことはできないといわれております。又、子供達の環境は家庭から学校へ、そして社会へと自然に移り変わります。
 それはいずれも大切な教育環境でありますが。その中で子供達に最も協力してやらねばならないのは社会環境ではないでしょうか。そこで、運動する機会や環境から遠ざかっている子供達に、一つの楕円のボールを通じて、安全で明るく正しい遊びや運動の横会を与え、わずかであれ心身の調和的発達を願いここにラグビースクールを開設した次第です。
2.指導の精神
 クーペルタンが人類の理想を目指して、オリンピックの再考を思いたったのは、イギリスのパブリックスクールにおける少年たちのスポーツに感動したためであると言われています。そのイギリスのスポーツは、ラグビースクール(パブリックスクール)における時の校長、トーマアーノルド少年達に試みたラグビーフットボールグループの育成に端緒になったのであります。
 当時のイギリスは、産業革命の波が社会生活の混迷を招き青少年の中にも大きな影響を与えていました。そのときに社会の悪い環境から子供達を守りさらにその悪い風潮にも負けない、力強い精神力をもたせようとしたのであります。
 そして、スポーツを通じて行なった彼の革新の成功が、イギリスのスポーツを世界のスポーツたらしめたゆえんであります。然し、彼の試みも当時の牧師さん達は精神を育むためにスポーツをするのはおかど違いであるといい先生達は学力が低下するとして容認しなかったし、又、お医者さんたちは軽率であるといって反対したのであります。然も、新聞は一斉にこの反対論を支持するなど、およそ賛意を表する人は何所にも見当たらなかったのでありますが、この世論の壁を打ち破ったのは、子供達自信の熱狂的な歓迎とたくましい青年に成長することを希った母親の賛成だったのであります。
 アーノルドは少年達がグランドでやっている自由な努力に信頼をおいてスポーツグループの取締りを彼らに一任していました。そして、規律の維持やその中の責任については彼等自信の自立を尊重したのであります。それがフェアプレイを語る子供達の自負となり「ノーサイド」(NoSide)の精神を世界に拡げる基になっていたのであります。
 ラグビーは試合が終わるとレフリーは「ノーサイド」を宣します。それは今までの敵味方を解いてもう何れの側でもなくみんなが一つの友情で結ばれたグループであるという意味であります。そして全員が一同に会しても必ずミーティングを行うのがならわしになっています。又、ラグビーが雨の中でも日程を変更しないでどろんこになってゲームをしているのは、いったん結んだ約束はそれがどんなにつらくとも必ず実行するということであり、そのためには雨の日も風の中といわず何時、如何なる事態になっても対応できるように鍛練を積み、日常の心掛けをおこたらないのが人としての誠意であるという意味であります。このようにして、汗と泥にまみれた子供たちは楽しい遊戯の中で、知らず知らずの間に自主自立の精神を自ら学びとっていったのであります。これが、ラグビーの中で育っていった心身一如の教育でありスポーツの真の姿でもあります。
3.指導の方針
 ラグビーは周知のとおり、勇壮なスポーツであります、しかし、子供達の主導権を尊重し行き届いた指導によって子供達相互で行う限り、他の運動種目と比較して特別に危険なことはありません。何よりまず健康と安全が出発点であることは変わりありません。そして子供達の心身に過重な負担にならないように慎重な配慮をすることが最も肝要なことであります。そのために適時身体検査とスポーツテストを行い、年齢に適応するように競技規則や運動量を合理化し、しかも子供達にラグビーの面白さとスポーツが持っている公正、忍耐、沈着、自立、寛容、協力などの好ましい性格や社会性を養うことと併行して、心身の調和的発達と将来への伸展性を養うことを目標にします。そして春、秋のラグビーの実技の外に季節に応じ或いは子供達のコンデションに応じて水泳やその他のレクリエーションを適時組み入れ、年間を通じての調和も十分に考慮し、家庭とも連結して子供達の健全な成長を希うものであります。
 そして一人一人の子供達の生活の中にスポーツが楽しく溶けこむことを期待いたします。